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エニアグラムとは?
人間を9つのタイプに分ける性格診断
エニアグラムとは人間の性格を大きく9つに分けて、人間をより深く理解する方法のことです。カバラの影響を受けた思想だとも言われています。1950年代からアメリカで流行し始め、1970年代の終わりに日本に入って来ました。
タイプ8の基本性格
タイプ8は「挑戦する人」だとされています。9つのタイプの中で最もエネルギッシュなタイプです。心が安定している時のタイプ8は独立心と自尊心に満ちていて、公正で、勇敢です。親分肌で人に慕われます。決断力、実行力がともに優れています。タイプ8は天性のリーダー気質の持ち主でもあります。
調子が悪い時、タイプ8は独善的になります。偉そうな態度をとってしまったり、反発する必要がないようなことに反発したりすることもあります。冷淡になり、孤立を望むような態度を取ることもあります。
エニアグラム・タイプ8にはどんな特徴があるの?
エネルギッシュ
タイプ8はエネルギッシュで衝突を恐れません。タイプ8は声が大きい人が多いです。また、スポーツやゲームなどの勝負事を好む傾向があります。ちょっとしたゲームにも本気で取り組むような面を持っています。ゲームに負けた場合、勝つまで相手に挑み続けて相手を驚かせてしまうこともあります。
タイプ8は相手と仲良くやっていこう、と考えるのではなく、相手と戦ったりぶつかり合ったりする中で相手を知っていこうとします。そのため、相手を怒らせてしまう可能性があるようなことでも、必要だと判断したら恐れずにはっきりと告ます。
英雄的な気質
タイプ8の人は「周囲の人は大抵の場合自分よりも弱い」と考えることが多いです。また、「助けを必要としている人がいるとしたら、その人を助けるのは自分の役目だ」とも考えています。
人からの尊敬を集める
タイプ8の人は、主張してもどうにもならないような事でも「自分がこういう意見を持っているということは表明しておくべきだ」という考え方をします。また、臆病で言いたいことが言えないような人を見かけると代わりに声を上げることも多いです。煙たがられることもありますが、多くの場合、周囲の人に尊敬されます。
率直で怖がらない
他のタイプの多くは人と関わる時、「相手を理解しよう」「相手に協力しよう」「うまく協調しよう」あるいは「自分の得意な部分で相手を支える努力をしよう」というように考えます。しかし、タイプ8の人は「相手とぶつかり合う中で互いを知っていこう」と考えます。
このため、タイプ8の人は率直な物言いをします。また、相手にも自分に対して率直に物を言うことを求めます。衝突を恐れないため、小さな喧嘩は多いです。しかし後を引くことはありません。
正反対の性格を持つのはタイプ2
タイプ8と正反対の性格を持っているのはタイプ2です。タイプ2は「愛と相手への奉仕・協調」が特徴です。タイプ2は穏やかで常に友好的です。協調性を大切にし、衝突を恐れます。穏やかですが、喧嘩が後を引いてしまうことが多いタイプでもあります。仕事をするときには方針よりもチームの雰囲気を大切に考えます。
エニアグラム・タイプ8の方のストレス要因
細かい指示を嫌う
タイプ8の人は箇条書きにされたマニュアルを渡されても読まないことが多いです。実地で作業を行いながら、自分の意見を言い、相手の意見を聞いて、方針を見出していくことを好みます。「規定違反だ」「マニュアルに反している」というような指摘を他のタイプよりも嫌う傾向があります。
方向性が曖昧な方針を嫌う
タイプ8の人が重視するのは「あなたは何がしたいのか。どの部分を自分にやってもらいたいのか。どこまで任せてくれるのか」です。「チームで頑張って、良い雰囲気のまま仕事をしよう」というような方針には反発することが多いです。
秘密で何かされることが苦手
タイプ8の人は相手にあまり嘘をつきません。怒らせるだろうな、というようなことでも、「怒らせることによって相手の心情を知ろう」というような考えからあえて口にすることもあります。
タイプ8は、相手に「怒らせたら面倒だから黙ってやってしまおう」「知らせても煩わせるだけだから知らせないでおこう」というような振る舞いをされると非常に苛立ちます。
相手に反抗されること
タイプ8の人は、相手に対しては割合反抗的な態度で接するのですが、相手が反抗的な態度を取ると腹を立ててしまうことがあります。周囲の人は自分よりも弱い、自分が守ってあげなくてはならない、と考えている場合が多いため反抗されるとプライドを傷つけられたと感じることが多いです。
エニアグラム・タイプ8の方の適職は?
自分の裁量で動き自分で責任をとることができる仕事が適職
エニアグラム、タイプ8の人は物怖じせず、エネルギッシュで独立心に富んでいます。半面、協調性はあまりないので、相手のペースに合わせながら行うような仕事は苦手です。タイプ8には、自営業やフリーランス、会社員であればある程度自分の裁量で物事を決められるような職種が向いています。
起業家
エニアグラム、タイプ8はリーダー気質です。人の尊敬を集めますし、人から考えを聞き出しやる気を引き出すことも上手です。また、些細なことを気にせず、不必要に人を恐れることもありません。「やりたい」ということが見つかれば起業家は適職です。
会社役員
エニアグラム、タイプ8の人は細かい指示をされると苛立ってしまうことが多いです。また、自分で全体像が分からず必要性を理解できないような作業をすることを嫌う傾向があります。このため、会社員になった場合、出世するまでは辛い思いをすることも多い可能性があります。
しかし、ある程度の立場になると自分の特性を生かせるようになります。人をまとめるのも非常に上手ですし、タイプ8は分かりやすい方針・目標を立てることができます。また、チームの雰囲気によって方針・目標を動かすことなく、チームをそちらへ寄せていく力を持っています。出世することができれば会社員は適職です。
コンサルタント
エニアグラム、タイプ8の人は、全体像を把握して「何をしたいのか。どうすべきなのか」をはっきりとさせるのが得意です。また、相手の心証を害するようなことでもはっきりと口にして相手の考えを引き出す胆力を持っています。コンサルタントなどの職種は適職だといえます。
向いていない仕事:秘書、カウンセラー、販売員
エニアグラム、タイプ8の人は「何をしたいのか。どうすべきなのか」などをはっきりとさせ、相手からその考えを引き出すようなコミュニケーションは得意です。しかし相手を良い気分にさせたり、自分に漠然とした好意を持ってもらえるような働きかけをしたりするのは非常に苦手です。
相手の心境を理解して共感することが求められるカウンセラーや販売員はタイプ8が苦手とする仕事と言えます。また、秘書などの従者的な仕事は「全体像をつかめない」「自分の裁量で動けない」という点でストレスがたまる可能性があります。
エニアグラム・タイプ8の方との職場での接し方は?
方針をはっきりさせる
エニアグラム、タイプ8の人は「役員のAさんはこういうのが好きだから、もっとこうした方が好感を持ってもらえる」というような形の仕事を嫌います。「この仕事で、そもそも何がしたいのか」を追求して、きっちりとした方針を立てようとするところがあります。
タイプ8の人と仕事をするときには、方針をしっかりと伝えることが重要です。また、その方針が気に入らない様子を示した場合、腰を据えて話し合うようにすると「この人は話が分かる」というような信頼を得ることができます。
相手が喧嘩腰になっていてもひるまない
他のタイプの多くは人と関わるとき「相手に好かれたい」「相手と良い雰囲気で過ごしたい」と考えて動きます。このため、相手と衝突するのは嫌がります。しかし、タイプ8は嫌がらず、むしろ喧嘩になると燃えるようなところがあります。「言い合ってこそ相手の意向を知ることができる」という考え方を持っているためです。
タイプ8の人の怒りの表現は他の協調的なタイプの人の「ため込んでため込んでキレた」というようなものとは質が違います。ひるまずに向かい合う事が大切です。
曖昧な言葉を使わない
「この仕事では駄目だ。初めから作り直すべきだ」というようなことになった場合、他のタイプであれば、「ここは良いのだけれど、もう少しこうして欲しい」「良い部分もあるのだけれど、ここをもう少し」というように曖昧に伝えます。タイプ8は「初めから作り直せ」とそのまま言うことが多いです。
タイプ8の人は相手にも同じことを求めています。気を使って曖昧な言い方をすると「何を言っているのか分からない」「何を求めているのか理解できない」と、かえって苛立たせる可能性があります。
相手の実力を認める
「周囲の人は自分よりも弱い」「自分が周りを助けなくては」というように考えることが多いタイプ8ですが、相手のことを評価することもあります。また、この人は素晴らしいと思った場合、非常に素直に相手の指示に従います。タイプ8が評価するのは自分と同タイプのタイプ8の人物であることが多いです。
「タイプ8を部下に持って困ってしまっている」という場合は、職場に他にタイプ8の人がいないか探してみて、その人の助けを借りた方が良いこともあります。
エニアグラム・タイプ8の男性の恋愛傾向
秘密を嫌う
エニアグラム、タイプ8の男性は、恋人が秘密を作ることを嫌います。タイプ8の男性は恋愛においては、やや束縛的な部分があります。知らないうちに彼女が何かのサークルに入っていた、ジムに入会した、という程度のことでも怒ることがあります。
亭主関白なところがある
エニアグラム、タイプ8の男性は、恋人を大切に扱います。「彼女は自分が守って行かなくては」という風に考えます。金銭面、生活面で支えようと考えることも多いです。半面、恋愛においては相手は自分の思うように動くものだ、と考えているような部分もあります。
独占欲が強い
エニアグラム、タイプ8の男性は「自分の恋人が自分の知らないところで、自分の知らない考えをもって行動している」という状況を他のタイプよりも嫌います。彼女が自分の知らないうちに新しい趣味を持っていた、というようなことを、浮気でもしたかのように責めることがあります。
相手を守ろうとする
タイプ8の男性は、すぐに喧嘩腰になったり些細なことで怒ってしまうような部分もあります。しかし、他のタイプよりも「相手を守らなくてはならない」という意識が強いのも特徴です。
「相手の気持ちを理解してよい雰囲気を保とう」などの守り方ではなく、社会的に守ろうとするのがタイプ8の特徴です。結婚した方が相手の女性の社会的な立場がよくなると考えると結婚に動く事も多いです。また、経済的に支えなくては、という考えも強いです。
エニアグラム・タイプ8の女性の恋愛傾向
リードする形の恋愛を好む
エニアグラム、タイプ8の女性は、金銭的に男性に頼ることを嫌うのが特徴です。結婚した後も仕事を続けたいと考える場合が多いです。また、デートコースなども相手に任せません。エスコートするのではなく、自分が相手をエスコートしたがります。
頼りない相手を好きになることも
年下に好かれることが多いのがエニアグラム、タイプ8の女性の特徴です。頼りない雰囲気の男性に好かれることもあります。タイプ8の女性は頼られるのが好きですし、相手をリードしたり相手に物を教えたりすることを好みます。
タイプ8の女性はバリバリ仕事をする行動的な男性を自分に似ているから好きだ、と感じることもあります。しかし、多くの場合、自分よりも頼りない男性のことを好きになります。
喧嘩になると自分からは引かない
エニアグラム、タイプ8の女性の特徴は、喧嘩になると決して引かないことです。特に、自分よりも弱い、そこが可愛いと感じて付き合い始めた様な男性と喧嘩になった場合は一歩も引きません。相手が謝らない場合は、そのまま別れてしまうことも多いです。
献身的な部分もある
タイプ8の女性は恋人が「何をしたいと思っている人物なのか」を大切なことだと考えます。「音楽家になりたいから会社を辞める」などのことを言い出しても「音楽をしたいと思っている人物であったのか」と理解を示し、応援しようとすることがあります。
半面、真面目に働いているような人であっても、「何がしたいのか分からない」というような男性のことを軽蔑することもあります。タイプ8の女性は、同タイプの男性の場合とは違い、恋人を経済的に支えようという意識を持っていることは少ないです。
もっともエネルギッシュなタイプ。自分の魅力を生かそう!
タイプ8はエニアグラムの中でもっともエネルギッシュなタイプです。「挑戦すること」を大切にしています。また、他のタイプとは異なり相手との衝突も恐れません。
他のタイプからは「カッコいいけど、ちょっととっつきにくい怖い人」というイメージを持たれることが多いのですが、タイプ8の人の場合、そういうイメージを持たれることを好んでいることが多いです。エネルギッシュでひるまない、英雄的な気質を活かしていきましょう!
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