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エニアグラム・タイプ4の性格の特徴
ロマンティスト
エニアグラムの9つあるタイプの中で、もっともロマンティックな空想を好むのがタイプ4です。神秘的な出来事や占いなどを好みます。また、家具や身の回りのものにも、自分が好む空想的な風合いを求めます。
自分の空間を大切にする
エニアグラム・タイプ4は家具や壁紙の色、毎日使う食器やブックカバーなど、身の回りのあらゆるものに自分らしい雰囲気を求めます。タイプ4が暮らす部屋はたいていの場合、上品で趣味の良い雰囲気を持っています。
タイプ4は人に自慢をするために空間の雰囲気を整えているのではありません。自分が楽しむためにそうしています。そのため、無遠慮に自分が管理している空間に人が入ってくることを嫌います。タイプ4は気に入っている相手以外は決して部屋に招きません。
洞察力に優れている
タイプ4は仕事上の問題点やどうすれば評価が上がるか、目標を達成する方法は?などには気づかないことが多いです。しかし、その相手がどんな人なのか。良い人か危険な人か。何を大切にしているか。何処に才能があるか。などは良く見ています。
エニアグラム・タイプ4は相手が「何を言えば怒るか」「何を言えばやる気を出すか」「何を言えば挫けてしまうか」「相手の人格の弱点はどこか」などを他のタイプよりも早く見抜くことが多いです。しかし、たいていの場合、それを利用して相手を動かそうとはしません。
エニアグラム・タイプ4の長所・短所
長所:忍耐力がある
タイプ4は「そうする必要がある」と自分が納得していることであれば、忍耐強く行い続けます。「治る見込みのない病人の看護」や、「全くやる気がない子供の勉強を見る」などのことも、自分が納得すれば生涯にわたって続けることがあります。
長所:芸術を理解する
エニアグラム・タイプ4は「本質は何か」を大切に考えています。芸術は本質は何かを求めて作られているものが多いため、タイプ4は芸術を愛している場合が多いです。タイプ4は前衛的な小説や抽象画なども、何を描こうとしたものなのか理解していることが多いです。
短所:ルールを守らない
エニアグラム・タイプ4の人は、社会的な規範や細かいマニュアルなどを嫌う傾向があります。タイプ4は物事を見る時に「本質は何か」を考えます。このため、表面的な規範や細かい規定などは「本質的ではない」と考えて重視しないことが多いです。
逆に「本質的な規範である」と受け入れた場合は、周囲がそれを求めていなくても守り通そうとすることがあります。例えば、「人を殺すべきではない」という規範を受け入れている場合、タイプ4は戦争が起こったとしても兵役を拒否する可能性が高いです。
短所:身勝手
タイプ4は多くの場合「自分は人よりも優れている」と考えています。また、「自分の考えを人はたいていの場合理解することは出来ない」とも考えています。このため、チームで動いている時でもメンバーに説明したり、話し合ったりせずに勝手な行動を取ることがあります。
エニアグラム・タイプ4が嫌う事
やりたくないことを強制される
誰でも嫌なのではないか、と思うかもしれません。しかし、タイプ3の場合は「評価される」のであればやりたくないことを強制されても苦になりません。タイプ9の場合も「それがみんなの役に立つ」のであれば喜んでやることがあります。
タイプ4の場合は「評価される」ことであっても「みんなの役に立つ」ことであっても、やりたがりません。自分の「やりたくない」という気持ちの方を大切にします。
自分の空間に勝手に入って来られる
タイプ4は自分だけの空間を必要としています。部屋が無い場合は日記帳やパソコンやスマホのデータなどが部屋の代用になっていることもあります。
他のタイプからは「勝手にみられるのを嫌がる」「勝手に入って来られるのを嫌がる」というようなタイプ4の行動は「何か見られたくないものがある」「やましいことがある」というように見えることがあります。
あるいは嫌われているのではないか、と感じる可能性もあります。しかし、タイプ4はひとりだけの空間で自分だけの空想にひたる時間を必要としているだけです。説明しても他のタイプには分かったもらえないことが多い特徴だと言えます。
空想の邪魔をされる
エニアグラム・タイプ4には空想癖があります。映画を見たり、本を読んだりした後は、自分でその内容を改変して楽しんだり、主人公を頭の中で自分の好きなように動かして楽しむことがあります。
そういう時のタイプ4は傍から見ると、同じところを歩き回っていたり、座ったままじっと一点を見ている場合が多いです。そういう時に「どうしたの?」「何をぼうっとしているの?」などの声掛けをされることをタイプ4は嫌います。
エニアグラム・タイプ4の適職
芸術家肌。クリエイティブな仕事に向いている
タイプ4は「物事の本質をとらえたい」という欲求を持っています。また、他者からの評価を気にせずに、独特の世界観を構築することを得意としています。芸術家肌なタイプです。
タイプ4の適職は「画家」「作家」「詩人」などです。「職人」「システムエンジニア」など自分のペースでできる仕事も適職です。
作家
タイプ4には「自分や相手の人生を俯瞰したい」という願望があります。また、空想癖があるタイプでもあります。作家はタイプ4の適職です。
カウンセラー
カウンセラーもエニアグラム・タイプ4の適職のひとつです。タイプ4は相手の本質を素早く見抜くことができ、相手の苦しみに深く共感する力を持っています。また、早急な結果を求めず、忍耐強いです。心理系の仕事、カウンセラーなどはこれらの特性がうまく発揮できる分野です。
デザイナー
タイプ4は独特の魅力的な感性を持っていることが多いです。また、タイプ4はそういった部分を人に認められた時に喜びを感じます。このため、デザイン関係の仕事などはタイプ4の適職です。
主婦
タイプ4は大勢の人と広く浅く付き合ったり、仕事上の成績をあげようとすることなどにはあまり向いていません。狭く深い人間関係を好みます。また、一過性の成績ではなく、もっと長いスパンの目標を求めることが多いです。
家族の毎日を支える主婦はタイプ4の適職といえます。タイプ4は家族のことを深く理解し、良い時も悪い時も忍耐強く支え続ける力を持っています。
向かない仕事:事務、営業、店長職
マニュアルに沿って行う細かい仕事や、相手の規定通りに書類を作る事などはタイプ4が楽しめない仕事です。このため、事務はタイプ4の適職とはいえません。成績を上げることに喜びを見いだせないことが多いので、営業職にも向きません。チームをひっぱっていくことも好まない場合が多いです。
エニアグラム・タイプ4の男性の恋愛
詩をプレゼント
タイプ4の男性はロマンティックな恋愛を好みます。相手に自作の詩をプレゼントしたり、相手のために歌を作って歌ったり、ということをしたがる人が多いです。
手紙を書く
「メールではなく手書きの手紙を送ろう」などのことを思いついて実行することが多いのもタイプ4の男性の特徴です。好きな詩の一節を引用したり、手紙の中で小説の主人公とヒロインに自分達を見立てたりすることも好みます。
急に連絡が取れなくなる
タイプ4の男性は自分の時間を大切にしています。恋人の情緒が安定していて、少しぐらいなら放っておいても問題ないだろう、と判断した場合は、恋人からのメールや電話を無視することもあります。
タイプ4の男性と連絡が取れなくなるのは、「浮気」「気持ちが離れた」などではなく、単に「ちょっとひとりになりたかった」ということが理由のことが多いです。
相手を経済的に支えようとはしない
タイプ4は社会的な評価をあまり重視しないタイプです。このため、タイプ4の男性は他のタイプの男性に比べて、ステータス性のある職業についていなかったり、給与が低かったりすることが多いです。また多くの場合、本人はそのことをあまり気にしていません。
タイプ4の男性は「恋人を経済的に支えよう」というような気持を持っていないことも多いです。恋愛になった時には、自分の生活は自分で支えて、人生の中の楽しみとして相手と付き合う、というような考え方をした方が良いと言えます。
一途
タイプ4はエニアグラムの9つのタイプの中で、もっとも一途なタイプです。タイプ4の男性は一度恋愛関係になった相手のことを完全に忘れたり、嫌いになることはありません。別れたとしても、出会った頃のときめきや、付き合い始めた後の楽しかったことなどをいつまでも大切に覚えています。
エニアグラム・タイプ4の女性の恋愛
現実的なタイプを好きになる
タイプ4の女性は「自分はあまり働く事に向いていないのではないか」と考えていることが多いです。また、バリバリ働いているようなタイプの人に対して憧れを持っています。このため、タイプ4の女性は自分とは逆の現実的な仕事人間タイプの人を好きになることが多いです。
相手が失業しても別れないことが多い
タイプ4の女性は仕事人間タイプの男性を好きになることが多いです。しかし、一度恋愛関係になると「相手の仕事」「社会的な立場」よりは相手の人格や相手の本質を見るようになります。
このため、「相手の本質が好きだ」と認識した場合、相手が病気になったり失業したりしても、思いが冷めることは少ないです。添い遂げようとすることが多いです。
メールが長い
メールがものすごく長い、というのがエニアグラム・タイプ4の女性の特徴です。短編小説並みの量の文章を書くことも珍しくありません。「長いメールを相手は嫌う」と認識している場合は、意識して短くすることもあります。しかし、その場合は推敲を重ねたメールであることが多いです。
恋人を深く理解する
エニアグラム・タイプ4の女性は、なかなか相手と恋愛関係にならない傾向があります。自分の時間や空間を大切にしますし、相手をそこに招くことをためらいがちです。しかし、一度気に入った相手のことは一途に思い続けます。そして他のタイプよりも深く相手を理解することが多いです。
エニアグラム・タイプ4との付き合い方
相手の空間に立ち入らない
エニアグラム・タイプ4の人は独特の上品な雰囲気を持っていることが多いです。また、やや気だるげな雰囲気を持っていて、プライベートがあまり見えません。
恋愛関係になった時は、相手のプライベートを知りたい。相手の部屋に行ってみたい、と思うかもしれません。しかし、相手が招いてくれるまでは踏み込まないようにしましょう。「招いても居ないのに部屋に来る」というのはタイプ4がもっとも嫌うことです。
共感してみせる
エニアグラム・タイプ4の人は、押しが強いという訳ではありませんが、独特の在り方で自立しているように見えることが多いです。「分かってもらえなくても別に構わないけれど」という態度を取ることも多いです。
しかし、タイプ4の人が人間関係に求めているのは「共感」です。「何を言っているか分からない」と言われると案外深く傷つきます。よく分からない空想を話し始めた。というような場合も「何を言ってるの」とは言わず、「分かるよ」「自分もそう思うよ」と言っておく方が良いです。
ひとりの時間を尊重する
タイプ4の人には「恋愛中、突然連絡が取れなくなることがある」という特徴があります。他のタイプであれば「何かあった」「嫌われた」などが原因だと考えられますが、タイプ4の場合は違います。おそらく、単にひとりになりたいから連絡を断っています。
「急に連絡が取れなくなると困る」「なんのつもりなんだ」などと責めずに、「ひとりになりたかったんだね。分かるよ」と言っておくのが良いです。
タイプ1と気が合う
タイプ4の人と相性が良いのは「完璧主義」を信条とするタイプ1です。「自分に与えられた仕事を完璧にこなしたい」というタイプ1の姿勢は、タイプ4の「本質を見極めたい」という信条に通じるものがあります。
また、タイプ1の「完璧にこなしたい」という欲求から来る丁寧な仕事ぶりや現実的な行動は、タイプ4の気持ちを落ち着かせます。
エニアグラム・タイプ4の魅力を知ろう!
タイプ4の特徴と魅力を分かっていただけましたでしょうか?神秘的でセンスが良いことと、こうと決めたらてこでも動かないような一途な性格がタイプ4の魅力です。他のどのタイプよりも忍耐強くもあります。タイプ4の人は自分の魅力と長所を知って活かしていきましょう!
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