四神獣って何?【青龍・朱雀・玄武・白虎】が持つ意味とご利益を得る方法
更新:2021.05.20
四神獣ってどういうものか、みなさんはご存知でしょうか?神話や、ゲームなどで出てくることがある青龍・朱雀・玄武・白虎ですが、実はとっても尊い神様。それぞれに意味があり、パワー満載。私たち人間にたくさんのご利益をもたらしてくれるんです。四神獣が持つ意味とご利益を得る方法を説明します。四神占いが出来るサイトも併せてご紹介しますので、ぜひご覧ください。
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。
INDEX
四神獣とはどんな神様?その意味は?
中国古来の四神獣は風水と深いかかわりがある
そもそも四神獣とは中国の神話に登場する天を司る神様のこと。青龍・朱雀・玄武・白虎にはそれぞれ決まった色や守っている方角、季節があります。四神獣は元々、中国の天文思想の神様に、木・火・土・金・水という万物は5つの元素から成り立つという五行思想が加わったもので、風水とも深いつながりを持っています。
風水では、この四神獣が司るのは、東が青龍・南が朱雀・西が白虎・北が玄武です。そのため東に川、南に大池や海、西に道、北に山がある都市は繁栄するといわれています。この考え方は風水の本場中国のみならず、古くから日本でも信じられてきました。
四神獣は陰陽道とも深いかかわりを持つ
日本では、平安京などは四神獣に守られた都といわれています。平安京は桓武天皇が四神獣に守られる都にふさわしい場所として長岡京から遷都しています。また、桓武天皇祀られている平安神宮は、建物内の配置で各方向の池や建物に四神獣の名前が付けられていて、東には青龍・西には白虎が鎮座しています。
また有名な陰陽師・安倍晴明は四神獣を式神として使役していたといわれています。十二神将と呼ばれる12人の神様のうち4人が四神獣、つまり陰陽道とも深いかかわりがあるんです。
四神獣は吉将と凶将に分かれている
安倍晴明が使役していた陰陽道における十二神将は「陽」を司る吉将と「陰」を司る凶将に分かれます吉将は青龍、そのほか朱雀・玄武・白虎は凶将で、それぞれ意味があります。
四神獣・吉将・凶将のもつ意味
青龍(吉将) | 清廉潔白で富と権力・開運を意味する |
朱雀(凶将) | 美と知性・恋愛成就・自尊心の高さ・社会性の乏しさを意味する |
玄武(凶将) | 狡猾・冷血・陰険・長寿・健康を意味する |
白虎(凶将) | 移動・変化・疾病・権威・子宝・を意味する |
四神獣は五行説にも変化している
日本古来の陰陽道にも四神獣は深いかかわりを持っていますが、陰陽五行の中では、青龍・朱雀・玄武・白虎に麒麟か黄龍が加わります。陰陽道で 四神相応(しじんそうおう)と呼ばれるものは、四神獣に守られるのにふさわしい地相などを表しているのです。
四神獣・春を司る霊獣【青龍】
川の流れを象徴する青龍は富の象徴
春を司る青龍が守る方角は東です。陰陽五行説では「木」で、色はその名の通り「青」。鹿の角と蛇の尾を持つ聖なる龍で、川の流れを象徴しています。そのため川や滝などに「青龍」の名前が付けられているところもあります。東を守るということは、太陽が上がる方向を示しているので、物事のスタートなども意味します。
交友運アップ&富をもたらす青龍
大河を悠然と泳ぐ青龍は人間関係に悩んだときなどに効果を発揮します。水を泳ぐとは、乾いた人間関係に潤いを与えてくれるからなんです。また富の象徴でもある青龍は、潤いある人間関係から人脈を広げることができ、富を得ることができるといわれています。つまり、風水で東の方向の気を高めればいいということです。
長男の守り神・青龍
風水では、東は長男の位置。そのため青龍は長男の守り神ともいわれています。風水では「青龍」を重要視していて、青龍に守られた長男は活発で人付き合いが良いともいいます。青龍に守られた長男に悪い人はいないともいわれてます。
青龍の気を得るために置きたいアイテム
人間関係を潤わせ、富をもたらしてくれる青龍。ぜひともその気を得たいもの。青龍の守護する東を意識してアイテムの配置をしましょう。ただし、基本的に物があふれている部屋はNG。できるだけ物が少ないシンプルな部屋作りをしてください。
東方向に置いても良いアイテム
木製のテーブル(五行では木を意味するため) |
テレビ、オーディオ、PCなど情報アイテム(情報機器は東を意味) |
東方向に置いてはいけないアイテム
皮のソファーなど皮製品 |
金属製品(特に家族が揃うテーブル) |
まずは人間関係運アップのブルーアゲートを持って
透き通るようなブルーが特徴のブルーアゲート(青メノウ)はコミュニケーション能力をあげる石といわれています。つまり人間関係運をアップさせてくれる青龍にピッタリなパワーストーンです。青龍の気を得たい人はぜひブルーアゲートを身に着けてください。
四神獣・夏を司る霊獣【朱雀】
5色の羽を持つ美しい不死鳥・朱雀
夏を司る朱雀が守る方角は南です。陰陽五行説では「火」で、色は火を表す「赤」。フェニックスや鳳凰、ガルーダなどと同一視されていて、火を操り色の美しい羽を持っているといわれています。手塚治虫の漫画「火の鳥」のモデルとしても有名ですね。朱雀の炎は「邪」を焼き尽くすといわれている神聖な霊獣です。
美と知性の高さをもたらす朱雀
5色の羽を持つその美しさから朱雀は美と知性の象徴といわれていますが、一方で自尊心が高く、社会性が乏しいという面もあるんです。美と知性を求めている人は朱雀が守護する南側から気を貰いましょう。一方で社会性の乏しさをカバーするには、東の青龍で人間関係をアップすればカバーできますね。
汚名返上や信頼回復・家運アップにも
五行説で朱雀が属しているのは「火」。朱雀はその火で悪運などを焼き払ってくれるといわれています。家族がギクシャクしている、何らかの失敗をして信頼回復したい人などは朱雀の気を得られるようにしましょう。朱雀は太陽の象徴でもあるので、太陽光が何よりも有効です。
朱雀の気を得るために置きたいアイテム
青龍と同じように朱雀の気を得たい場合は、部屋の南方向をシンプルなインテリアにまとめることが大切です。そして、5色の羽を持つ朱雀ですから、「派手なアイテム」を好みます。朱雀を表すカラー赤を意識して置いてみましょう。
南方向に置いても良いアイテム
テレビ、オーディオ、PC(刺激となるアイテム) |
ゲーム機器(刺激となるアイテム) |
照明・太陽光があたるように |
南方向に置いてはいけないアイテム
水に関連するアイテム(火と対極にあるため) |
窓から水辺が見える場合はカーテンなどでカバー |
朱雀はガーネットやロードナイトなどを持って
朱雀の気を得るために持っておきたいパワーストーンは、象徴カラーでもある「赤」の石。ガーネットやロードナイト(ばら輝石)、ローズクオーツなどです。ロードナイトやローズクオーツは派手なことを好む朱雀なので、色がはっきりしているものがおすすめです。
四神獣・秋を司る霊獣【白虎】
唯一現存する動物がモデルとなっている白虎
秋を司る白虎が守る方角は西です。陰陽五行説では「金」で、色はその名の通り「白」。青龍や朱雀、玄武が完全に想像の産物なのに対して、白虎は現存する動物がモデルになっている霊獣です。中国では500年生きたトラは霊力を得て霊獣になるといわれていて、白虎はまさにその象徴なのです。
また中国では百獣の王はライオンではなく虎を意味します。そんな虎の頂点となっている白虎はスペシャルな神様。またインドでも白い虎は神聖な動物としてあがめられています。
変化や権威を司ると同時に子守の神でもある白虎
白虎は東の青龍の対極の存在です。東の青龍がスタートを意味するため、対極の西にいる白虎は、ゴールです。でもそのゴールは常に勝利で終わりたいですよね。まさに白虎はその勝利することで手にする「権威」などの神様です。他にも虎らしく移動や変化なども意味しています。
実は白虎は月の女神の化身ともいわれていて、そのため子守や安産の神様という面ももっています。つまり家族を守ってくれるということです。リーダーシップを発揮したい人や家族を守りたい人などは白虎の気を得るといいでしょう。
白虎の気を得るために置きたいアイテム
陰陽五行説で白虎は「金」です。そのため、白虎の気を得るためには西の方向に金色のものや金をイメージさせるものを置くようにしてください。お金をためたい人はタンス預金なども運を招くアイテムです。ただし食品関係はNGです。
西方向に置いても良いアイテム
宝石、貴金属(高価な物)、トロフィー、現金など(金をイメージさせるアイテム) |
本だな、収納棚など(収納は置いた方が運気アップにつながる) |
西方向に置いてはいけないアイテム
食品関係(金と対極にあるので腐りやすい) |
照明、TV、日光など(月の化身なので光はNG) |
白虎は水晶やタイガーアイなどを持って
白虎の気を得るために持っておきたいパワーストーンは、白虎のカラーでもある白をイメージさせる水晶です。または、虎の目を意味するタイガーアイなども良いでしょう。白虎のイメージカラーや虎を彷彿させるものを選んでください。
四神獣・冬を司る霊獣【玄武】
暗闇を意味する玄武
冬を司る玄武が守る方角は北です。陰陽五行説では「水」で、色は暗闇を表す「黒」。冥界や冥途を表していて、宇宙の心理を表すといわれているその姿は、足が長い亀に蛇が絡ったものです。なんとも奇妙な姿ですが、それもそのはず。黒や冥界ということから姿がはっきりと見えない霊獣だからなのです。
狡猾で冷血だが病気から守る長寿の象徴・玄武
狡猾で冷血なのに病気から守ってくれるというのは相反している気がしますが玄武は亀に蛇が絡まった姿といわれていますから、長寿の象徴亀にずるさの象徴の蛇ということで、相反する意味があるのは仕方ないのかもしれません。健康に心配がある人、災難から逃れたい人などは玄武の気を得るのがいいでしょう。
玄武の気を得るために置きたいアイテム
玄武が司っているのは「北」。北は元々陽の光があたらず暗い場所です。一方、暗い場所だからこそ、見逃してはいけないといわれているので、神様にまつわる物や、荘厳なアイテムを置くのに適しています。玄武のカラーは黒ですから、明るい物は置かず、常に清潔にすることが大事です。
北方向に置きたいアイテム
神だな、遺影、時計など(神様や時間に関するアイテム) |
書や尊敬する人のグッズや本など(気持ちを落ち着かせ荘厳にするもの) |
北方向に置いてはいけないアイテム
派手なアイテム・明るいアイテム(玄武は冥界を意味するため) |
玄武はオニキスの様に黒いパワーストーンを持って
玄武の気を得るために持っておきたいパワーストーンは、イメージカラーの黒を象徴するオニキスです。もしくは免疫力アップや健康維持の意味を持つ琥珀やブラックトルマリンがいいでしょう。そのほかヒスイやマラカイトなども長寿のお守りの代表的なパワーストーンです。
日本文化にも根付いている四神獣
キトラ古墳には四神獣が描かれている
奈良県明にある7~8世紀ごろに作られたとみられているキトラ古墳の壁画にはそれぞれの方向に四神獣が描かれています。極彩色で描かれていて、国内で四神獣がすべてそろった壁画のある古墳はキトラ古墳のみ。現在壁画は保存のためはぎとられていて、複製を保存管理施設で見ることができます。
弘法大師ゆかりの青龍神社
栃木県・日光にある青龍神社は、弘法大師の弟子が京都にいた青龍を移動させ祀った神社といわれています。ここの青龍は弘法大師が中国から帰国するときに一緒に連れてきた青龍という伝説があります。神社の入り口にも青龍の清らかなパワーがあふれた神社です。
京都の南の守り朱雀門
平城京の南の門といえば朱雀門です。現在では復元されていますよね。四神獣の朱雀の守護方向でもある南に作られた朱雀門は京の街の出入り口の門とつながっていたといわれています。朱雀門は平城宮の正門でもありました。
身近なアイテムで四神獣のご利益を得る
いつでも身に着けられるブレスレット
四神獣の気やパワーを得たいなら、常に身に着けられるアイテムを持っておくのがいいでしょう。パワーストーンのブレスレットを作っている専門店では、四神獣を彫ったパワーストーンを手に入れることができます。四神獣が意味するパワーストーンは家に、普段は身に着けられるブレスレットはおすすめです。
スマホケースにつけるストラップもおすすめアイテム
パワーストーンブレスは通勤の時などにちょっと…という人はスマホケースなどにつけるストラップでもいいでしょう。ストラップならあまりファッションの邪魔にもならず、常に持ち歩くので気を得るのにピッタリです。
四神占いが出来るサイトは?
四神占いが出来るサイト|四神調べ
四神占いが出来るサイトを調べてみたところ「四神調べ」というサイトが該当しました。自分の生年月日から四神占いが出来るようです。リンクを貼っておきますので、ぜひアクセスしてみてくださいね。
四神占い四神占いが出来るサイトで分かること
四神占いが出来るとご紹介した「四神調べ」のサイトで筆者の生年月日を占ってみました。四神占いの結果として出てくる項目は「自分に当てはまる四神」「四神の持つ意味」「ラッキーストーン」「「基本的な性格」「男女別の性格」「一言アドバイス」「誕生石」でした。気になる方はぜひ四神占いしてみましょう。
四神獣の意味を知ってパワーを得る
四神獣のパワーを得るのは風水を意識して
四神獣、それぞれの意味と与えてくれるご利益の違いは分かったと思います。どれか1つでもいいですし、すべてのパワーが欲しい!という人もいるでしょう。四神獣から気を得るのは難しいことではありません。ほんの少しインテリアを工夫すれば大丈夫。
今、何かの悩みがある人は、四神獣のパワーが得られるインテリアに変えてみませんか。きっと新しい道が開けてくることではないでしょうか。
ゆかりのある場所に行くのも1つの方法
何よりパワーを得られるのは、四神獣ゆかりの場所に行くこと。ゆかりの場所で心を静めて願い事をしてみてください。きっと心が落ち着いてくるはすです。四神獣のパワーで、新しい道をぜひ切り開いてみてください。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。