結婚式のお車代は上司と友人で違う!相場金額と正しい渡し方とは?
更新:2020.02.13
結婚式のお車代って、耳にはするけど細かいルールは分からない…。そんなプレ花嫁さんのために、お車代の相場金額や友人・上司等立場による渡し方・相場の決まりを分かりやすくまとめました。素敵な結婚式になるように、お車代マナーもしっかり身につけておきましょう。
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INDEX
結婚式でよく聞く「お車代」って何?
お車代は招待客への「お礼」の気持ち
お車代とは、自分たちの結婚式にお金と時間をかけて参加してくれたゲストに対して、「ありがとう」の気持ちを込めて渡すお礼です。お車代はゲスト全員に渡すわけではなく、スピーチや主賓、仲人をお願いした相手や遠いところから来てくれた人にお渡しするのが一般的です。
また、例え近くに住んでいる友人だとしても、受付や余興を依頼した場合にはお礼としてお車代を包むことになります。「お車代」という名前から、純粋な交通費なのかな?と誤解する人も少なくありませんが、あくまで交通費という建前の謝礼だということを忘れないようにしましょう。
お車代マナーを身につけよう
お車代がどんなものかは理解いただけたでしょうか。しかし、これだけではどんな風にお車代を包めばいいのか、その予算などが分かりにくいですよね。お車代を綺麗に用意するのも、プレ花嫁の大切な役割の一つ。これから説明していく正式なお車代マナーを身につけて、相手が感心するような結婚式を成功させましょう。
結婚式のお車代の相場はいくら?
基本相場は交通費の半額~全額
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お車代の基本的な相場は、ゲストが会場まで来るのにかかる交通費の半額~全額と言われています。例えば、新幹線で3万円かかる距離から参加してくれたゲストに対しては、1万5千円から3万円程度が相場となります。予算に余裕がある場合はなるべく全額包めるように調節しましょう。
POINT
交通費は一番高い金額を参考に!
お車代の参考にする交通費は、相手の家から会場までの交通費の中で最も高いものを想定しましょう。例えば新幹線より飛行機が高ければ、飛行機の料金を基準に考えてください。
渡す金額は立場や役割で変わる!
基本的な相場は交通費の半額~全額と説明しましたが、この金額でOKなケースは、相手が遠方から来た通常の招待客の場合のみ。お車代の相場は相手の立場や役割によって微妙に異なるのです。次にまとめた、お車代を渡すべき相手による相場金額をチェックしてみましょう。
上司や友人はいくら?立場別お車代の相場金額
友人へのお車代は「半額~全額」が相場
友人や同期・同僚に対するお車代は基本の半額~全額で大丈夫です。ただし、相手の結婚式にすでに出席している経験があり、その時にお車代を全額頂いていたという場合は自分の結婚式でも全額渡せるようにしましょう。
POINT
受付を頼んだ友人には近場でも「お車代」を
ゲストの記帳などを受け持つ「受付係」を友人に頼んだ場合には、例え近場の相手でも、交通費にプラス2~3千円程度プラスした額をお礼として渡すようにしましょう。
上司へのお車代は「全額」が相場
上司へのお車代は基本的には交通費の全額を渡しておけば問題ありません。上司や目上の立場の人は、ご祝儀も通常より多めに入れてくれている可能性が高いものです。その為、お車代も全額お渡しすることでバランスが取れるのです。
主賓や祝辞を依頼した相手もお車代は必須
主賓や祝辞を依頼した相手というのは、こちらから依頼して出席してもらっているゲストということになります。そのため、お車代も必ずお渡しするようにしてください。この場合の相場は1万円からとされています。交通費が往復で2万5千円かかるなら、1万5千円をプラスして4万円にするなどキリがいい数字を包みましょう。
宿泊もする場合「交通費と宿泊代の全額」が基本
ゲストが遠方から結婚式に参加する場合、スケジュールの関係で会場のそばに宿泊しなければならないこともあります。そういった場合は、予算に余裕があれば「往復交通費+宿泊代」の全額をお渡しするのが理想のお車代相場です。
けれど、用意していた予算と相談した時、どうしても全額は無理…という場合もありますよね。宿泊代まで負担できない時には、必ず予め相手にその旨を伝え、交通費のみでもかまわないか確認するようにしましょう。
結婚式のお車代を包む袋は何を用意するべき?
1万円以上の場合は「のし袋」
お車代が1万円以上になる場合は、ご祝儀袋に入れてお渡しするのが一般的です。この場合、一度きりを意味する「結びきり」の水引で、本数は10本の物を選びましょう。
5万円以上の場合はのし袋の種類も変えよう
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お車代が5万円以上になる場合、祝儀袋も通常のものよりも高価なものを選びましょう。そうすることで見た目にも分かりやすく、渡す人が間違える心配も少なくなります。
POINT
ご祝儀袋の選び方
どの程度の祝儀袋を選べばいいか悩んだ時は、中に入れる金額の1/100程度のものを選ぶとよいとされています。例えば5万円包む場合は500円程度の祝儀袋が理想。あまり高価なもの過ぎると中の金額と釣り合いが取れないので、上手く選びましょうね。
1万円以下の場合は「ぽち袋」でOK
1万円以下のお車代やちょっとしたお礼を包む場合には、ぽち袋を利用すればOKです。プレ花嫁さんの中には、自分で手作りしたぽち袋でお車代を渡している方も多いようです。お礼の気持ちを込めてぽち袋を自作するなんて、結婚式までの楽しみが増えそうですね。
お車代は誰から渡す?相手によって異なる渡し方とは
方法1.式の前に「受付担当者」に渡してもらう
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お車代の一番スムーズな渡し方は、当日ゲストが受付で記帳を行う際、受付係から手渡してもらう方法です。結婚式当日というのは、様々な人が集まるためバタバタしてしまいがち。本来なら、新郎新婦が直接お渡しできるのが理想なのですが、主役である2人は落ち着いた時間も取れないかもしれません。
忙しくて渡し忘れてしまった!なんてことが起こるよりは、一番落ち着いてやりとりができる式の開始前、受付で渡してもらうのが一番確実にお渡しできるタイミングなのです。上司等に対しては直接お礼を言いたいかもしれませんが、それは後で歓談中などにゆっくり行うようにしましょう。
方法2.式中に「親・兄弟姉妹」から渡してもらう
主賓や仲人など、どうしても直接お渡ししたいという相手に対しては、両親や兄弟・姉妹から手渡してもらうという方法があります。この場合、新郎新婦が途中退席している歓談中などに渡してもらうのが一般的ですが、あまり目立ち過ぎるともらっていない人の気を悪くしてしまう可能性もあります。
直接渡す場合にも、なるべく目立たないようにそっと手渡しできるタイミングを見計らいましょう。両親はお酌や挨拶などに忙しいため、兄弟・姉妹に依頼するという人も増えているようですよ。
プレ花嫁必見!結婚式前のお車代準備ポイント
1.まずは渡す相手のリストを作ろう
まず、結婚式に参加してくれる全ゲストの中から、お車代を渡すべき相手をリストアップしましょう。移動距離や立場、役割をチェックして漏れの無いように気をつけてリストを作成してください。
お車代を渡す相手リスト(例)
氏名 | 交通費(往復) | 立場 | 役割 | お車代 |
○村 太郎 | 29,800円 | 上司 | ゲスト | あり |
△田 花子 | 3,000円 | 大学同期 | ゲスト | なし |
△山 次郎 | 3,500円 | 高校友人 | 受付依頼 | あり |
… | … | … | … | … |
おすすめの方法は、このような表を作ることです。まずは、招待客全員の交通費と立場・役割を表にし、横にお車代が必要かいらないかを記入していくのです。そして全ての人をチェックし終えたら、お車代ありの人だけを表にしたリストを作り直せば、渡すべき人を見逃してしまう心配がありません。
2.必要な新札とのし袋・ぽち袋を用意しよう
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お車代を渡す相手リストが完成したら、次はお金を用意する番です。この時役に立つのは、お札をリスト化した以下のような表です。
お車代に必要なお札一覧
氏名 | お車代 | 1万円札 | 5千円札 | 1千円札 |
△元 太郎 | 30,000円 | 3 | ||
△崎 一郎 | 10,000円 | 1 | ||
□村 由美 | 25,000円 | 2 | 1 | |
… | … | … | … | … |
6枚 | 1枚 |
このように、それぞれのお車代に対してお札が何枚づつ必要なのかを書き出し、合計の枚数をまとめると銀行で新札を用意する時に数を間違えたり、手間取って時間がかかるリスクを抑えられます。
POINT
当日の予備を多めに用意しよう
当日、予定していなかったお礼やお車代が発生する可能性もあります。新札やぽち袋は大目に用意しておきましょう。特にちょっとしたお礼には千円札の診察が便利です。
3.のし袋・ぽち袋に表書きをしよう
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お金の準備ができたら、ご祝儀袋やぽち袋に表書きをしていきましょう。表書きは、まず水引の上部分、中央に「御車代」または「御車料」と記載します。そしてその下に、自分の名前を書くのですがこの時、新婦のゲストには新婦の名字・新郎のゲストには新郎の名字を書きましょう。共通のゲストの場合には両名字を記載します。
POINT
袋に相手の名前は記載しない!
お車代を入れるのし袋やぽち袋には、渡す相手の名前は記載しません。そのため、受付で誰にどれを渡すのか分からなくならないよう、付箋などで相手の名前を書いて貼っておくことをおすすめします。
4.金額・相手を確認しながら袋分けしよう
ご祝儀袋・ぽち袋の準備ができたら、金額と相手を確認しながら包んでいきましょう。この時、名前と金額を間違えたり別の人のお金を包んでしまわないよう十分に注意してください。
5.受付表の備考欄に「渡す」マークを付けておこう
お車代が完成したら、最後に当日受付に依頼する「受付表」の横に、お車代を渡すマークを決めて書きこんでください。新郎新婦は誰にお車代を渡すか把握していたとしても、受付係は顔も知らない相手にお金を渡さなければなりません。
受付係をしてくれる友人に手間をかけさせないためにも、スムーズにお車代の受け渡しが行えるような工夫をしておくことが、相手に対する心遣いとなります。
ここが気になる!結婚式のお車代質問集
【Q1】お車代は新札じゃないとダメ?
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結婚式に参加する時に包むご祝儀には、一度も使用されていない新札を用意することがマナーとなっています。これは二人の新しい門出を祝うという意味+結婚式が楽しみで前もって準備したよ!という気持ちを表した風習です。それでは、新郎新婦側が用意するお車代は新札と古札どちらを用意するべきなのでしょうか?
【A1】お車代には必ず新札を用意して包みましょう!
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結婚式のお車代に包むお金は古札ではなく、新札を用意するのがベターです。ぽち袋に入れる場合は折るんだし古札でも…と思う方もいるかもしれませんが、古札と新札はぱっと見ですぐに区別できてしまいます。相手に対するお礼の気持ちなのですから、綺麗なお札を用意しましょう。
【Q2】お車代はお互いにやめようって友達と約束しちゃだめ?
仲の良い友達同士の間で、「お互いの結婚式に参加する時はお車代とかはやめようね」と約束を交わす女性は少なくありません。しかし、この約束、正式に交わすことで何か問題が起きることは無いのでしょうか?
【A2】約束そのものはOK!でも口約束の怖さも忘れずに…
「お互いの結婚式に出席するのだからお車代はやめよう!」という約束をしている場合には、お車代を渡さないという選択も問題ありません。しかし、自分が先に相手の結婚式に出てお車代を受け取らず、いざ自分の番!となった時に相手が約束を忘れている場合もあります。相手が約束を忘れていたら気まずくなってしまうかも。
また、必ずお互いが想定している場所で結婚式を開くかどうかも分かりません。それぞれの結婚式をまとめて考えず、一つ一つのお祝い事としてきっちりとお礼やお車代をやりとりするのも、その後の関係を良好なものにするコツなのでは?
【Q3】相場って絶対に守らないといけないの?
今まで相場について見てきたけれど、相場って絶対に守らなきゃいけないの?高く入れる分にはいいんじゃないの?と疑問に感じている方もいるでしょう。相場はなぜ決まっていて、守る必要があるのでしょうか。
【A3】相場より低すぎるのも高すぎるのもNG
相場というのは、長い歴史の中で人々が作り上げてきた「ちょうどいい」金額のこと。相場より低すぎる、というのは問題外ですが、相場より高くするなら良いんじゃない?という考え方も気をつけた方がいいでしょう。
あまりにも相場から逸脱して高価なお車代を渡してしまうと、相手は「せっかくお祝いするために結婚式に参加したのに、却って気を使わせてしまった」と思ってしまうかもしれません。お互い、おもてなしの心とお祝いの心を尊重し合えるためにも、お車代の相場はなるべく守るようにしましょう。
POINT
どうしても多く渡したい相手には…
恩人や恩師など、どうしても多めにお車代を渡したい相手には手紙などで感謝の気持ちと、受け取ってほしい思いを綴って受け取ってほしい思いを伝えれば、相手も気まずくならずにお車代を受け渡しできるでしょう。
【Q4】お車代が用意できない時はどうしたらいい?
お車代を用意しなければならないのは分かってるけど、予算の都合でどうしても用意できない…という時は、どんな方法を取ればいいのでしょうか?相手に失礼にならないように予算の調整をする方法をチェックしましょう。
【A4】早めにゲストに「お車代が出せない」と相談しよう
新郎新婦の年齢や経済状況によっては、どうしてもお車代が用意できないという場合もあるかもしれません。そんな時には、黙って無視するのではなく、必ず相手にお伺いを立ててから招待するようにしましょう。
相手にしてみれば、別にお金をもらうために結婚式に参加するのではありません。新郎新婦の新たな門出を祝うために参加するのですから、あらかじめ「○○円しかお渡しできないのですが」といった情報を受け取っていれば、お車代が少ない・無いことに気を悪くせずに結婚式に参加してくれるはずです。
お車代に感謝の心を込めよう
結婚式というのは、新郎新婦が夫婦として歩み出す門出を祝う大切な行事。もちろん、結婚式の主役は新郎新婦なのですが、主役と同じくらい大切なのは2人の幸せを祝うためにわざわざ足を運んでくれるゲストの皆様です。
ゲストは新郎新婦を祝福するために、新郎新婦はゲストをもてなし、感謝するために。お互いがお互いを思いやる心を忘れなければ、きっと素晴らしい結婚式になることでしょう。そのためにも、相手への感謝を表すお車代は忘れずに準備するようにしてくださいね。
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