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水引の結び方は簡単!結婚式のオリジナルデザインお祝儀袋の作り方って?

更新:2020.02.08

水引を言えば結婚式を想像する方が多いでしょう。水引には結び方や本数、色に意味があります。水引のマナーを知ったうえで、オリジナルのお祝儀袋を作ってみましょう。今回は、簡単に結ぶことができる水引の結び方やお祝儀袋のデザインや作り方をご紹介します。

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水引とは?

水引の歴史

結婚式や葬式など冠婚葬祭に欠かせな医のが、水引です。最近では100均でも買うことができるほど、気軽に水引に触れることが多くなりました。お祝儀袋だけでなく、最近では水引を使ったアートやアクセサリが人気になっています。和紙で出来ている水引はとても丈夫で、日本の伝統産業になっています。

色とりどりで華やかな印象を与えてくれる水引の歴史はとても古いです。もともと日本には水引というものはありませんでした。607年ごろに聖徳太子が隋の国に小野妹子を派遣しました。歴史の教科書でも学んだ遣隋使です。その小野妹子が日本に帰国する際に紅白に染め上がった麻ひもを持ち帰り献上しました。

以降、紅白の麻ひもは和紙の産地である長野県飯田市で元結の技術を応用して現在の水引のような形になりました。高度経済成長期の結婚式で水引が使われるようなりました。現在は飯田水引が日本全国の約70%をシェアしています。そして、現在ではアートなど様々なものに水引が使われるようになりました。

水引のマナー

結婚式などお祝儀を渡す機会は1年に何度かあると思います。何気なく渡しているお祝儀袋についている水引ですが、気にしたことはありますか?気にしていない方も多いと思いますが、水引の色や本数、結び方にもマナーがあります。冠婚葬祭で水引のマナーも違うので、間違えて渡してしまわないようにしましょう。

最近ではおしゃれなデザインのお祝儀袋が多く水引の結び方も様々だと思います。お祝いや結婚式のときは「赤白」「赤銀」「赤金」といった明るい色を選びます。水引の結び方ですが、お祝いは「何度あっても良い」意味の蝶々結びを、結婚式は「繰り替えることなないように」の意味の結び切りを選び、本数は5本が基本です。

弔事のときは、「黒白」「青白」「銀」「黒」の水引を選びましょう。結び方は、「何度も繰り替えることがないように」や「今回の一度で終わりますように」という意味の結び切りにします。また、慶事にも使える「鮑結び」でも大丈夫です。本数は5本が基本となります。また、冠婚葬祭に関わらず色の濃い水引を右側にします。

水引の結び方

【結び方の種類】結び切り

「結び切り」は、堅結びとも言いますが、堅結びをして結ぶことから、「二度と繰り返すことのないように」という願いを込められて婚礼などの慶事関係や葬式など弔事関係のどちらでも使われる結び方です。結び切りは堅結びをするので、結び直しができないと考えられ、二度も起こってほしくないときに使う結び方です。

【結び方の種類】蝶々結び


蝶々結びは、結び切りと違い何度も結び直せることから「何度あってもうれしい」お祝いごとに使う結び方です。花結びとも言われています。出産や進学など何度も繰り返してもうれしいときには蝶々結びの水引でお祝いをしましょう。結婚式に関しては、何度も繰り返すと困るので蝶々結びは向いていません。

最近では、水引のデザインを気にしない方もいますが、蝶々結びは意味合いからも結婚式には向いていません。どんなにかわいいデザインでも、蝶々結びは避けたほうがマナーです。

水引の簡単な結び方

あわじ結びの作り方

水引は、結んだり編んだりして模様を作っていきます。結び方の中でもあわじ結びは基本中の基本となるもんです。水引を使った小物やお祝儀袋を作ろうと考えている方は、一番初めにこのあわじ結びの結び方を練習しましょう。

あわじ結びの作り方は、水引を絡めるような結び方なので結婚式に最適の結び方でもあります。お祝儀を渡す相手と「末永くお付き合いをしたい」と考えているのであれば、あわじ結びと結び切りを組み合わせた結び方がおすすめです。

あわじ結びは1本から作ることができます。作り方はとても簡単です。1本で作るのが慣れてきたら本数を増やしていくとより作りやすくなるようです。慣れるまでは、形のバランスが整うことが少ないかもしれませんが、あわじ結びができるとほかの結び方もすぐに結ぶことができるようになります。

また、あわじ結びは本数を変えるなどアレンジが自由に効くので、水引を使った小物作りが楽しくなりますよ。あわじ結びだけで、コースターなどの小物を作ることが可能なので結び方に慣れてきたら小物作りにもチャレンジしてみましょう。

玉結びの作り方

覚えておくと小物作りに便利な玉結びです。コロンとしたデザインがかわいい玉結びは、水引アクセサリーにするととてもかわいいです。また、人気でもあるので水引を使ったアクセサリーを作りたいと考えている方にぜひ覚えてほしい結び方です。


玉結びは、コロンと丸い形を作らなければいけないので難しい結び方かもしれません。しかしあわじ結びを結べるようであれば、玉結びも何回か練習すれば結べるようになります。

玉結びを作るコツは、1回水引を通すごとに形を整えることです。あわじ結びを繰り返していくような作り方をする玉結びは、丁寧に形を整えることで、かわいいコロンとした形を作ることができます。玉結びが作れるようになると小物作りだけでなく、和風のラッピングにも活用できます。

梅結びの作り方

玉結びと同じようにあわじ結びを応用した結び方の梅結びは、ワンポイントとしてもたくさんつけてもかわいく華やかな印象を与えてくれます。ラッピングや小物、水引アクセサリーに活躍してくれる梅結びは覚えておいて損はありません。動画では、平梅結びの作り方をご紹介します。

動画では、平梅結びをご紹介していますが、丸梅結びというものもあります。丸梅結びは、輪っかを5つ絡ませるように作ったものです。どうしても平梅結びがうまくいかないときは、丸梅結びにチャレンジしてみましょう。平梅結びよりは比較的簡単なのですぐに結べるようになります。

こちらの動画は、立体的な梅結びの結び方です。この動画の初めに紹介されている結び方が、丸梅結びになります。丸梅結びだけでも充分かわいいので、平梅結び、立体的な梅結びが難しい場合は、丸梅結びから慣れていきましょう。

結婚式で使える水引のデザインと作り方

結婚式におすすめの色

最近は100均でもかわいいお祝儀袋が売っているので、それを利用している方も多いと思います。お祝儀袋一応マナーはあるもののデザインが多様化しているので、最低限のマナーを守れば大丈夫です。水引ですが、基本的には5本ですが結婚式の場合は、両家を祝うという意味で10本がマナーです。

色は、先ほどもご紹介しましたが「金白」「赤白」「金赤」というようにおめでたい席になじみのある色が基本です。最近では新婦側にはピンクや赤などの暖色系、新郎側は青や緑などの寒色系が人気です。ただし黒や灰色といった色は使わないように注意しましょう。

お祝儀袋の水引を手作りする際は、蝶々結びはNGです。どんなにかわいいデザインでも蝶々結びは避けましょう。また、水引のむずび方になれると鶴や亀を作れるようになるかもしれません。鶴は新婦向け、亀は新郎向けと覚えておくと良いでしょう。


結婚式におすすめの水引の結び方とデザイン例

平梅結びを3つ重ねたデザインのお祝儀袋です。作り方はとてもシンプルですが、平梅をいくつもつけることで華やかになります。色違いの平梅結びを作ってアレンジしてもかわいいですよ。結婚式の場では、偶数は懸念されるので平梅結びをいくつも作る場合は、奇数の方が良いかもしれません。

平梅結びと結び切りを組み合わせた結び方になります。画像のようにお祝儀袋も梅柄で作ってもかわいいですし、無地に平梅結びと結び切りでも良いと思います。お祝儀袋は基本的には白いがマナーとされていますが、最近は気にしない方も多いので、明るい色で作りましょう。

あわじ結びを結び切りしたデザインのお祝儀袋です。結婚式でよく見るデザイン且つ、新郎新婦と末永くお付き合いしたいと考えているなら、おすすめの結び方です。あわじ結びは、水引の結び方の基本でもあるので、初めてお祝儀袋を手作りする方におすすめです。結び方も比較的簡単です。

簡単に結べる!水引の小物と結び方

亀結びの作り方

小物作りでもアクセサリーを作ろうと思っているなら、「亀結び」も覚えておくと良いです!写真のような素敵なバレッタを作ることができます。

水引の結び方の基本あわじ結び、平梅結び、玉結びに慣れてきたら「亀結び」にチャレンジしましょう。この結び方を覚えると、小物作りの幅が広がります。動画では5本の水引を使って作っていますが、はじめから5本だと結びにくいです。はじめは3本など本数を少なくして練習していきましょう。

亀結びもあわじ結びの応用になります。結び方は簡単ですが、平梅結びや玉結びと同じように形を作ることが難しいです。一つ一つの結び目を整えながら作るときれいな亀結びが完成します。亀結びはお正月の飾りやバレッタなどの髪飾りにおすすめの結び方です。

水引アクセサリー

玉結びができるようになったらぜひ作りたい水引アクセサリー。玉結びは、ブレスレットやピアス、イヤリングなどのアクセサリーに大活躍してくれます。玉結ぶだけでも充分かわいいアクセサリーが作れます。

コロンとした玉結びは、揺れるデザインにするととてもかわいくなります。ピアスやイヤリングのときは揺れるデザインにすると良いでしょう。また、玉結びだけでなく平梅結びなどほかの結び方を組み合わせると華やかなデザインになります。玉結びと水引を輪っかにしただけのデザインも簡単ながら大人っぽさが演出できます。

亀結びを使った髪飾りです。写真のようにパールなどを組み合わせると華やかさが演出できます。亀結びは着物の帯飾りにも応用できるので、和装をする方はぜひ覚えると良いでしょう。

ご紹介した結び方ではないですが、基本の結び方になれてたら上級者向けの結び方にチャレンジしましょう。そうすると写真のようね素敵なデザインの小物を作ることもできます。写真の水引は竹結びという結び方をアレンジしたものになります。竹結びも形を整えながら作ると仕上がりがきれいになります。

基本の結び方をマスターして水引アレンジを楽しもう!

ご紹介した基本の結び方4つを覚えておけば、結婚式のお祝儀袋だけではなく、小物作りやアクセサリー作りもできます。また、同じ結び方でも水引の本数の違いで印象が違って見えるのも、水引アートの楽しい部分になります。一見難しいデザインでも、基本的にはあわじ結びをアレンジしたものが多いです。

つまりあわじ結びさえマスターしていれば、自分でアレンジし放題になります。個人のセンスにもよると思いますが、和紙の紐といえど丈夫にできているので、丁寧に扱えば長持ちします。基本の結び方は形を整えなけらば行けない部分もありますが、比較的簡単なので誰でもチャレンジすることができます。

自分のアレンジも加えてオリジナルデザインを楽しんでくださいね。ネットで検索するとお祝儀袋の水引の結び方のデザインをはじめ、小物やアクセサリーの作り方も出てきます。100均でも水引は買うことができるので、気軽に水引アートを楽しんでくださいね。

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