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寝る時の手袋は手荒れ対策になる?あかぎれの原因や保湿は?

更新:2021.04.20

寝る間につける手袋はかえって手荒れ・乾燥を招く原因になっているかもしれません。保湿できるハンドクリームの選び方を紹介します。いつも頭を悩ませていた、手のひび割れや手のカサカサ、ささくれなどの治し方を知って対策をとりましょう。

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手荒れの原因は?

手荒れの原因|乾燥による肌のバリア機能の低下

乾燥

手荒れの原因はいくつかありますが、その中でも多くの方が思い浮かべる原因は乾燥でしょう。乾燥すると肌のバリア機能が低下し、刺激に敏感になります。特に手には皮脂を分泌する腺が少ないので乾燥しやすいのです。日常的に使う手は摩擦などの刺激にさらされることも多い部分で、衣類にも守られていません。

そのため、気が付かないうちに肌への負担がかかっているのでしょう。軽い乾燥であれば指先がかさつく程度で済みますが、悪化すると、全体のかさつきや皮むけ、ひび割でができてしまいます。出血や痒みを感じることもあるので毎日のケアが大切なのです。

手荒れの原因|炊事洗濯などの水仕事や洗剤

洗濯

炊事洗濯などの水仕事や洗剤も手荒れの原因になります。主婦や一人暮らしの方は特に水仕事をする機会が多いでしょう。洗剤は油を落とすためのもので、洗浄力があります。その洗浄力によって手の必要な皮脂まで落としてしまったり、科学的な成分が刺激を与えたりするのです。

また、油が落としやすくなるという理由でお湯を使う方も多いと思います。しかし、そのお湯は食器や調理器具についている油だけではなく、手の皮脂まで落としています。手に優しい洗剤を選ぶと手荒れが改善できるかもしれません。

フロッシュは環境にも人にも配慮した洗剤です。カエルのマークを一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?食器用洗剤は7種類もあり、そのほかに洗濯用洗剤や柔軟剤も販売しています。フロッシュの洗剤にしてから手荒れが収まったという人もいるので、下の関連記事から詳しい情報を確認しましょう。

手荒れの原因|汗が出る腺の異常

夏

手荒れの原因で乾燥を思い浮かべる方が多いと、手荒れは秋や冬になうrものという印象が強くなるでしょう。しかし、手荒れは季節を問わずに起こります。夏におこる手荒れは汗が原因になることが多く、1mm程度の小さな水ぶくれができるのです。

本来であれば汗腺から汗が出るのですが、そこに異常があり汗が正常に分泌・排出できなくなった汗が角質で溜まっておこるようです。水ぶくれがつぶれると乾燥し、あかぎれに変化します。

この手荒れは指湿疹や異汗腺湿疹とも呼ばれ、自然に治っていくことが多い手荒れです。しかし、ひどい場合や悪化した場合は速やかに医師に相談しましょう。

寝る時の手袋の手荒れ対策の効果やデメリットは?

手袋の効果やデメリット|眠っている間に引っ掻かない

爪

寝る時の手袋の手荒れ対策の効果として、眠っている間に手を掻かないように予防できることがあげられます。乾燥などで肌に痒みを感じていると、無意識のうちに掻いてしまうこともあるでしょう。

しかし、爪でガリガリと掻き壊すと肌へのダメージとなり、手荒れが悪化する可能性があります。寝る時に手袋をすることで悪化を予防できるというメリットがあるのです。


手袋の効果やデメリット|寝る時の手袋はかえって乾燥を招く可能性も

落ち込み

保湿効果があると言われている手袋ですが、湿度が高くなり蒸れるというデメリットがあります。蒸れると肌がふやけ、余計に肌荒れを起こしてしまうのです。保湿するだけなら、わざわざ手袋をしなくてもハンドクリームを厚めに塗れば十分。バリア機能が低下することで肌荒れもなかなか治らなくなります。

寝る時の手荒れ対策のクリームや手袋の選び方は?

手袋は通気性の良いものを選ぶ

手袋

寝る時に手袋をするとふやけて手荒れが悪化するというデメリットがあります。そのデメリットを避けるためには通気性の良い手袋を選ぶということです。シルクや綿素材の手袋は通気性が良く、手触りも良いので手荒れした方にもおすすめです。素材によって手触りが異なるので、好みの素材を探してみてください。

クリームと手袋は保湿成分が入っているものを選ぶ

保湿

ハンドクリームを選ぶ際には、乾燥した肌を潤してくれるような保湿成分が入っているものを選びましょう。コラーゲン・ヒアルロン酸・セラミド・シアバター・グリセリンなどがハンドクリームに配合されることの多い保湿成分です。成分表示などをチェックすれば保湿力のあるハンドクリームを見分けることができるでしょう。

ヒアルロン酸はとても保湿力がある成分で、少量でもたくさんの水分を保つことができます。ヒアルロン酸が不足すると、それだけ維持できる水分量も減るので肌が乾燥してしまいます。乾燥しやすい手には高い保湿力のあるヒアルロン酸が入っている物がおすすめです。また、セラミドも人間の肌に存在する成分です。

外部の刺激から肌を守る細胞間脂質という場所にあり約5割を占めています。シアの実から作られる植物性のシアバターは保湿力が高いだけではなくビタミンも含んでいるので保湿しながら美しい肌を目指せます。手袋にもスクワランや椿油配合のものがあり、合わせてる買うことでより効果を実感できるでしょう。

保湿成分

  • コラーゲン
  • ヒアルロン酸
  • セラミド
  • シアバター
  • グリセリン
  • 椿油

尿素入りのクリームもおすすめ

はだし

尿素は天然の保湿成分でうるおいが逃げ出すのを防いでくれます。水分を引き寄せるので、乾燥した肌にうるおいを取り戻してくれるのです。また、たんぱく質を分解する働きがあり硬くなった角質を柔らかくしてくれます。手荒れだけではなく、乾燥して固くなったかかとや肘、膝の改善にもおすすめです。

しかし、傷にはしみるのであかぎれやひび割れしている肌につけるとしみるので肌の状態に合わせてハンドクリームを選んでください。また、敏感肌の方は尿素のクリームが肌に合わない可能性があります。刺激を感じた場合は使用を中止して、低刺激のハンドクリームに切り替えてみてください。

ガサガサかかとやひび割れしたかかとにおすすめのクリームは下の関連記事でご紹介しています。荒れたかかとを人に見られるのは恥ずかしいものです。ストッキングが伝線したり、痛みを感じたりとトラブルも起こります。どのようなクリームで保湿するのが効果的なのかチェックして改善に役立ててください。

POINT

尿素のハンドクリームは子どもの肌に向かない

固くなった角質をうるおし、手荒れの改善が期待できる尿素のハンドクリームですが子どもには使用しない方が良いでしょう。まだ肌が薄くてデリケートなので、尿素を使うと必要な角質まで取れてしまうことがあるのです。


手袋以外の手荒れの治し方|おすすめのハンドクリーム6選!

手荒れの治し方|おすすめのハンドクリーム①尿素10%クリーム

1個目のおすすめのハンドクリームは尿素10%クリームです。ハンドクリームの中には尿素が20%配合されているものもありますが、それらは第3医薬品に分類され刺激も強くなります。尿素のハンドクリームは使いすぎるとかえって肌荒れを悪化させることもあるのです。

尿素を配合したハンドクリームは肌の状態や年齢によって合わないことがあります。まずは10%配合のハンドクリームを使った治し方を実践してみてください。

資生堂の尿素10%クリームはジャータイプとチューブタイプがあります。チューブタイプならカバンに入れて持ちあるくこともできるでしょう。香りに少々クセがあるようですが、ヒアルロン酸とスクワランも配合されているので乾燥している手のケアにはおすすめです。

商品情報

  • メーカー 資生堂
  • 内容量 チューブタイプ60g/ジャータイプ100g

手荒れの治し方|おすすめのハンドクリーム②ヴァセリンハンド&ネイル

2個目のおすすめのハンドクリームは、ヴァセリンのハンド&ネイルです。ヴァセリンというとピュアスキンジェリーを思い浮かべる方が多いと思います。肌の表面をコーティングすることで潤いを守ってくれるのですが、ボトルが大きく重たいので持ち運びにくいというデメリットもあります。

そこでおすすめしたいのがハンド&ネイルを使った治し方です。手の乾燥を改善するためにはこまめな保湿がポイントとなります。外出先でもさっと塗れるようなチューブタイプのヴァセリンなら持ち運びもしやすいでしょう。さらに、保湿成分であるケラチンとスクワランも配合しています。

商品情報

  • メーカー ユニリーバ・ジャパン
  • 内容量 50g

手荒れの治し方|おすすめのハンドクリーム③アトリックス

3個目のおすすめのハンドクリームはアトリックスです。ベタインが配合されているのでべたつかず、角質までしっかり浸透します。ベタインとは植物から抽出される天然の成分です。アミノ酸系の保湿成分で、臭いもありません。この成分によって乾燥した手を保湿し、水分を維持した手荒れの治し方ができるのです。

ラウロイルグルタミン酸ジも配合しているので、肌のバリア機能を守ることもできるでしょう。カモミールエキス、月下香エキスなどの保湿成分で乾燥した肌もしっかり潤してくれるハンドクリームです。

商品情報

  • メーカー ニベア花王
  • 内容量 50g

手荒れの治し方|おすすめのハンドクリーム④ニベア

4個目のおすすめのハンドクリームはニベアです。ミネラルオイルやワセリン、グリセリンの他、保湿力の高いスクワランやホホバオイルが配合されています。油分が多いニベアを使用することで肌の潤いを逃がさないように保護する効果も期待できるでしょう。


手荒れの治し方はそのまま使用するだけではなく、他の保湿アイテムと合わせて使うのもおすすめ。化粧水などで潤いを与えてから、それを逃がさないための蓋のような役割をしてくれるのです。

また、ニベアはハンドクリーム以外の使い方もできるアイテムです。顔や体の保湿、髪のお手入れにも使えるのです。ニベアは青缶以外にもさまざまなアイテムがあるので、その違いや特徴を知り、自分にぴったりのニベアを使用しましょう。詳しい方法は下の関連記事からチェックしてください。

商品情報

  • メーカー 花王
  • 内容量 50g/169g

手荒れの治し方|おすすめのハンドクリーム⑤ユースキンA

5個目のおすすめのハンドクリームはユースキンAです。特にあかぎれやひび割れ、しもやけなどの症状に悩まされている方はユースキンを使用した治し方を試してみてください。グリチルレチン酸とdl-カンフルが炎症を抑え、手荒れを改善していきます。

さらに、ユースキンにはビタミンが配合されており、保湿や血行を促す働きをするのです。ユースキンAは黄色いクリームなのですが、この色もビタミンによるもの。潤い成分であるビタミンCとヒアルロン酸のも配合されているので、乾燥にもしっかり働きかけてくれそうです。

家族で使えるジャータイプや、持ち運びしやすいチューブタイプの他、衛生的なポンプタイプのユースキンAがありました。ポンプタイプのものはカートリッジも販売しているので経済的です。

商品情報

  • メーカー ユースキン製薬
  • 内容量 30g/60g/70g/120g/260g

手荒れの治し方|おすすめのハンドクリーム⑥ボタニスト

6個目のおすすめのハンドクリームはボタニストのハンドクリームです。植物由来のエキスを配合したボタニカルなハンドクリームで、香りが選べるのもポイントです。香りはグレープフルーツ&カモミール、ラベンダー&フリージア、ライム&リリーの3種類。自分好みの香りを選んで毎日のケアも楽しく行いましょう。

持ち運びしやすいサイズのチューブなので外出先でもこまめに保湿できます。香りが良ければおしゃれの1つにもなるでしょう。鞄に忍ばせておきたくなるようなおしゃれなパッケージデザインも素敵です。

商品情報

  • メーカー I-ne
  • 内容量 30g

手袋以外の手荒れ対策6選!

手袋以外の手荒れ対策①ビニール・ゴム手袋で肌を守る

ゴム手袋

手袋以外の手荒れ対策1つ目はビニール・ゴム手袋で肌を守るということです。洗剤や水仕事で手が荒れてしまう場合は、その原因に肌が触れないように対策を取りましょう。食器を洗ったり掃除をする際には、洗剤や水を触っても肌荒れが悪化しないように手袋を付けてから作業をしてください。

手荒れしている手で料理を作ると食中毒などを起こす危険もあるので、衛生的にも手荒れがひどいときは手袋をするよう心がけてください。

手袋以外の手荒れ対策③お風呂や水仕事の後の保湿

風呂

手袋以外の手荒れ対策3つ目はお風呂や水仕事の後など、こまめに保湿をするということです。洗剤などによって皮脂が落ちてしまうと肌は無防備な状態になります。水分がどんどん逃げてさらに乾燥が悪化する可能性もあるでしょう。水を触ったらハンドクリームを塗る癖をつけるよう意識してください。

乾燥しやすい時期というと秋や冬の印象が強いかもしれませんが、冷暖房などを使っている環境では1年中肌が乾燥します。また、日々のケアが大切なので、肌荒れを予防するという意味でも毎日のケアをおこないましょう。

手袋以外の手荒れ対策③あかぎれには冷え対策

くつした

手袋以外の手荒れ対策3つ目は、冷え対策をするということです。もちろん乾燥が原因であかぎれになることもあるので保湿は必要です。しかし、血行が悪いと栄養のめぐりが悪くなり、肌の再生が間に合わなくなってしまいます。そのため、肌がダメージを受け続け、あかぎれなどを引き起こすのです。

血行を促進するために指先などもハンドクリームを塗りながらマッサージしてみてください。指先を温めるだけではなく、体全体を温めるのもポイントなので適度な運動もおすすめです。冷え性は手荒れ以外に、肩こりなどの体調不良を招くことがあります。首を温めることで改善できるので、下の関連記事を参考にしてください。

手袋以外の手荒れ対策④紫外線対策

紫外線

手袋以外の手荒れ対策4つ目は紫外線対策をするということです。紫外線によって活性酸素が増えると肌が老化してしまいます。紫外線によるダメージで肌が乾燥しやすくなるので、手荒れだけではなく美肌を保つためには日焼け対策は欠かせません。まや、メラニン色素が作られてシミやそばかすの原因になることもあるのです。

手袋以外の手荒れ対策⑤バランスの良い食事

食事

手袋以外の手荒れ対策5つ目はバランスの良い食事を心がけるということです。健やかな肌を保つためにはクリームなどで外側からアプローチするだけではなく、体の中からのアプローチも必要です。食べるものは肌の健康にも大きく関係しています。たんぱく質やビタミン、食物繊維などをバランスよくとるよう心がけてください。

手袋以外の手荒れ対策⑥規則正しい生活リズム

生活リズム

手袋以外の手荒れ対策・治し方6つ目は規則正しい生活リズムを心がけるということです。生活リズムや食事、紫外線対策は手荒れだけではなく、肌全体のコンディションを整えるためにも役立ちます。免疫力が低下すると肌の菌のバランスが崩れて手荒れを起こすこともあるので注意が必要です。

正しい治し方で綺麗な手を目指そう

手袋を使った手荒れの治し方は、間違っているとかえって悪化させる可能性があります。ハンドクリームや手袋の素材にこだわって自分に合うものを選びましょう。正しい治し方で綺麗な手を目指してください。

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