「凶」「半凶」「大凶」の意味は悪くない?凶の確率と出た時の対処法
更新:2022.02.03
凶って嫌な感じですよね。イメージからか言葉からか…。 おみくじを引いて凶が出たら「木に縛ってきな!」と言われた経験あると思います。 そもそも凶の意味って何なのでしょう。 そんなに悪い事なの?そこで今回は凶・半凶・大凶についてまとめていきたいと思います。そして出て来る確率についてもまとめていきますので今年のおみくじで悲しい思いをした人はぜひご覧ください!
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おみくじを引いたら…。
初詣に行って、毎年恒例のおみくじを引こう!と意気揚々と引きに行って「今年の運勢はどうかな?」とおみくじを見ると…。凶!これはショックでまだ1年始まったばっかりで?と何だか今年が悪い1年になる予感しかしないという経験ありませんか?
人によっては大吉以外は嬉しくない!と思う人もいるようで、そんな人が凶を引いたらと思うと心中お察し致します。一緒に居た人におみくじを見せると「どんまい」と苦笑いされる事もしばしば…。悲しいです。
すがそもそも、おみくじってなんなの意味は??あの色々な種類は元々あったの?などあまり考えずに運試しで引いている人も多いのでは?それに凶ってそんなに悪い意味があるの?詳しく意味が知りたい!と思う方もいらっしゃるかと思います。
なので今回はおみくじについてや歴史、そして凶・半凶・大凶の意味についてしっかりまとめていきたいと思います。引いた場合の対処法や気を付けることも書いていきますので今年凶を引いてしまった人も、来年の予習としてもぜひご覧ください!
おみくじとは
おみくじとは「みくじ」に「お」がついたものです。おみくじは神社などで運勢を占うものですが、元々は吉と凶しかありませんでした。
吉=良いor凶=悪いという風ですね。ですがそれだとあまりにも運勢がザックリし過ぎだという事で、グラデーションのように派生しました。
なので今のように吉と凶以外のものは元々はなかったものなんですね。ただ問題は、大吉大凶は良いとしても中、小はどの位置に入れるわけ?とある意味難しい選択を迫られていた時代もありました。
現代では普段皆さんが知っている種類よりも多く約20種類のおみくじが入っている神社もあるんです。どうなっちゃうの?ですね。
おみくじの意味は神様からの言葉?
おみくじって「~せよ」「~べし」と悪い言い方だと上から目線が多いですよね。やはり神様からの言葉なのかと気になったのでそこについても調べてみました。おみくじの意味は神様の御言葉でそれを簡単に表してくれたのが運勢でした。
そして大吉だからと言って調子に乗らないで慢心してね!という意味も含まれています。だとするならば凶って凄く悲しく最悪な気分になっちゃいますね…。
おみくじの歴史
古代では、祭政に関する重要な事や後継者を選ぶ際に用いられていました。本格的におみくじが行われるようになったのは鎌倉時代の初期で、今のおみくじの原型は原元三慈恵大師良源上人という人が創始しました。
その当時はおみくじは自分で用意して引いていたそうで、戦国時代には戦の日取りや戦い方を決める重要なものとされていました。元々は運勢占おう!という感じではなくて国や戦いの重要な事を神様に聞いてみよう=占いのような感じだったんですね。
おみくじの順番が違う!?
実は現代では神社ごとにおみくじの順番が違うので、初めての神社に行くと「えー」となる事件が多発しています。例えば伏見稲荷大社では、大吉>中吉>小吉>吉>半吉>末吉>末小吉>凶>小凶>半凶>末凶>大凶の順番。成田山では、大吉>吉>半吉>小吉>末吉>凶の順番となっています。
行く場所で違うって解釈に困りますね。最後に浅草寺では、大吉>吉>半吉>小吉>末小吉>末吉>凶で他の神社ではまた違う順番があるようです。
これ以上に種類があるっておみくじというか今日の1日を占う感覚になってしまいそうです。そう考えるとおみくじの種類って数や順番に規定がないフリーダムな存在という事ですね!
凶の意味と確率を徹底的にまとめてみた!
なんだかおみくじの世界もとても複雑なんだという事がわかりましたね。それでは次は本題「凶」の意味を解説していこうと思います。
凶の意味身を引き締めてね!確率17~30%
凶を引いたらその1年もう無理だ…。と思う人やこれから何か悪いことが起きるのか…。と落胆する人が大勢います。浅草寺によると凶の確率は30%とかなりハイ。ですが神社によって違ってくるようです。
ただ凶の意味は悪いことが起きるよ!という意味ではなくて事故やトラブルに合わないように身を引き締めてね!という神様からのアドバイス。
凶を引くという事は精神的にも身がたるんでしまっている状態なのを神様が見ています。なのでトラブルや事故を引き起こしやすい状態であることを神様が見ていて「気をつけてよ!」と注意してくれている結果なんです。
例えば「大好きな恋人と別れる」「家庭内に問題」「仕事にトラブル」「事故」など色々と妄想してしまうと思いますが、違います。何かが起きるよ!ということが伝えたいのではなくて、自分が今のままたるんでいるとそうなっちゃうよ!と伝えたいんですね。
この凶のおみくじを見てちゃんと身を引き締めれば良い事もあるよ。と神様は親切に伝えてくれていたのです。おみくじについている説明を見て「このジャンルがたるんでるのか」と気づいてほしいわけです。
半凶の意味凶よりは悪くないけど気を抜かないで!確率13%より下
半凶はかなりのレアなおみくじで、確率もはっきりとしたものが公開されていません。見た目的に凶よりは悪くないけど一応凶なんだ…。というイメージを持ちますね。微妙なラインです。
半凶の意味は中規模の災いが来る兆しがあるよ!気を抜かないでね!というメッセージです。そして半凶は波があるので「うわー大きいトラブルー」と思ったら落ち着いて、また気を抜くと「わー小さいけどトラブルー」という具合。
中凶と呼んでいる神社もあって意味は同じです。そこまで大変なトラブルではないが凶と同じくたるんでいると悪い事起きるよ!です。これも書いてある説明をよく読んで何に気を付けるのか、どこがたるんでいるのかしっかり再認識する必要性を教えてくれています。
大凶の意味これ以上にない…。確率かなりの強運の持ち主
大凶は一言で言えば「これ以上ない不幸、大規模な凶が来る」です。そして引く人は滅多にいないレアおみくじ。もし引いたとするならばそれはある意味かなりの強運の持ち主であると語られています。実際に引いてかなりのショックを受けてしまう参拝者が多発したので大凶は置かない神社もあるそうです。
神様は何が言いたいの?となりますが「今以上に悪くなる事はないからこれから運勢をあげていこうね!」と伝えたいのです。大きな凶が来るけれどそれ以上に悪い事はない。だからこそ、その大凶をどう乗り越えるかを神様は考えて欲しいのだと思います。
あまりにレア過ぎて大凶の意味を教えている神社もあまりないのですが、もし出てしまってもめげない強さを持ってください。おみくじ通りになって病んでしまうのか、それをバネに頑張るのかはあなた次第です。
おみくじの引き直しってあり?なし?
凶シリーズが出てしまったら大半の人は「引き直す!」と決意を新たにおみくじを購入しに走ります。ですがそれはあり?なし?ここで皆さんの意見も参考にしてみましょう。
最初に出たおみくじが本当の運勢なんだから引き直しはなし。コレ!って自分が思える結果が出ればそれが本当の運勢なんじゃ?と二分に分かれてしまいました。うーん…。どちらも言っている意味は凄くわかるのですが実際は?
神社の方にも意見を求めた結果「なし」でした。最初に書いた意見が正解です。やはり最初に引いたものが神様があなたに対して伝えたい事なので引き直して大吉が出てもそれは神様の本意ではないと。
確かに次に大吉が出たからと、神様が「いい運勢だよ」といきなり変わるわけもないですよね。ただどうしても、凶は嫌だ!大吉が出したい!中吉が!と思うのでしたら引いても良いかとは思います。問題はその新たに出た良い運勢のおみくじは神様が本当にあなたに伝えたいことではないという事ですね。
凶をひいたらどうするのが良い?対処法と気を付けること
凶は悪くない!身を引き締めようね!という意味だとご理解いただけたでしょうか。次は凶が出た時の対処法と気を付けることです。
内容をよく読む「あー凶じゃん。絶対悪いやつじゃん」と読まずに木に結んだり上着のポッケにしまわないでください。そこに書いてあることは、神様があなたに伝えたい事ですからしっかり読むのが大切です。
それに凶だからと言って、悪いわけじゃないと説明しました。気を付けるべきなんだな!と解釈してください。自分次第で大吉にだってなることは出来るのです。だからこそ読まないのはもったいないです!その時だけではなくて、財布などに入れてたまに読み返すのも良いですよ。
凶は悪いだけじゃない!と自分に言い聞かせて凶は神様からの「身を引き締めようね」というメッセージですからへこまないでください。
悪いだけじゃないんだ!と自分に言い聞かせないと落ち込んでへこんでその通りの結果になりかねません。何度も言います。凶は悪いという意味だけじゃありません!
捨てるのは絶対NG最後にNG行為が捨てる事です。なぜかと言うとおみくじには1枚1枚に神々の魂がこめられていると言われています。
それを捨ててしまったりしたら神様が悲しいという次元ではなくて、身を引き締めれば大吉になれたものも悪くなってしまうかもしれませんよ!捨てたからと言って、運勢があがるわけでもありませんから捨てずに持っておいて、お守りとして大切にしてください。
凶の時に木に結ぶのは意味ある?
ラストに、凶が出ると「木に結びなさい」と小さな頃お母さんや家族に言われた経験あると思います。そもそも木に結ぶことに意味ってあるんでしょうか。調べてみました。
神社に悪い運勢を留める木に結ぶ事で、凶を吉に転じてくれると言われていて神社に悪い運勢を留めるという意味があります。神様と縁を結ぶ神様からのお告げであるおみくじを結ぶことで、神様と縁を結ぶという意味もありました。
悪いおみくじは利き手と逆で結ぶと凶を吉に転じてくれる利き手と逆で結ぶことで困難を乗り越える・達成するということで、こちらも凶を吉に転じてくれる意味があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。凶の意味やおみくじの種類、歴史など色々まとめてきました。凶が出る確率も多い神社と少ない神社と差があることにも驚きました。
それにしても凶には悪い意味だけじゃないというのは凶が出て悲しんでいる人には朗報だと思います。まさか捨ててしまった人はいませんよね…?心配になってきました。毎回していた木に結ぶという行為もとても良いことだとわかりました。
凶と大吉は隣りあわせです。自分次第でどちらにも転ぶものでもあるのです。それを忘れないでください。もし来年、凶が出てしまったらしっかり神様からのメッセージを読んで参考にして運勢を変えていこう!というポジティブで頑張りましょう。
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