ナンプラーの代用品6選!醤油やアンチョビを使って代わりになるものを簡単に用意♪
更新:2021.01.08
タイ料理に欠かせないナンプラーですが、日本では家庭にない場合も多いですよね。そこで今回は、自宅にあるもので、ナンプラーの代用ができるレシピをご紹介します。ナンプラーの代用品を使ったおすすめのレシピもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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INDEX
ナンプラーとは?
①タイ料理に欠かせない調味料
ナンプラーは、タイ料理のレシピに欠かせない調味料です。「ナン」はタイ語で「液体」を意味し、「プラー」は「魚」を意味しています。しっかりとした塩味があり、魚のうまみがしっかりと感じられます。日本の一般的な醤油よりも色は薄く、ポン酢のような褐色ですが塩味は強く、塩分濃度は22%ほどです。
はっきりとした魚の香りも特徴的で、中には魚の香りのせいでナンプラーが苦手だと感じる人もいます。しかし香りとコクをプラスしてくれる調味料で、使うとタイ料理を絶妙においしく仕上げてくれます。
②日本でもおなじみの魚醤の一種
ナンプラーは、日本の「しょっつる」や「いしる」に代表されるような魚醤の仲間です。東アジアの地域で昔から愛されてきた魚醤は、魚を発酵・熟成させて作ります。魚の種類や発酵・熟成にかける時間によって味や香りが異なり、独特の魚醤の味わいを生み出します。
③イワシを発酵させて作る
ナンプラーは、生のイワシを大量の塩で漬け込み、発酵・熟成させて作られます。発酵や熟成の過程の中で、イワシのたんぱく質が分解されてたっぷりのアミノ酸が生成され、強い旨味やコクが生まれます。
イワシを内蔵も含めて丸ごと発酵させるので、独特の魚の強い香りが生まれます。そのため、魚の発酵した香りが堪らないと感じる人もいれば、生臭いと苦手に感じる人もいます。
【世界の魚の醤油】おすすめのナンプラー代用品2選
おすすめ代用品①日本の魚醤
ナンプラーの代用品として、日本の魚醤を使ってみましょう。日本の魚醤では、秋田県の「しょっつる」や石川県の「いしる」が有名です。しょっつるはハタハタを原材料として作られており、イワシが原材料のナンプラーよりも魚の臭みが少なく、クセがないのが特徴です。
いしるはナンプラーと同じイワシが原材料ですが、より和の香りがするのが特徴です。どちらもナンプラーと同じ魚醤なので、ナンプラーの代用品として最適です。ナンプラーが持つ、独特の魚の強い香りが苦手な人は、ハタハタが原料のしょっつるの方が、魚の臭いが穏やかで使いやすいでしょう。
おすすめ代用品②ヌクマム
ヌクマムは、ベトナム料理のレシピに欠かせない魚醤です。ヌクマムには、ナンプラーと同じイワシが原材料として使われています。ヌクマムの方がナンプラーよりも魚を発酵させる時間が短く、塩味はナンプラーよりも穏やかで、魚の香りがより強いのが特徴です。
しかしベトナムのヌクマムは、香りも味もナンプラーにかなり似ているので、そのままナンプラーの代わりになるものとしておすすめです。ナンプラーよりも塩味が弱いので、量を調整しながら使いましょう。ナンプラーの独特の魚の臭いが苦手な人は、より臭いの強いヌクマムはもっと苦手に感じるでしょう。
【薄口醤油ベース】おすすめのナンプラー代用品4選
塩味の強いナンプラーの代わりに、日本の醤油の中でも特に塩味の強い薄口醤油を使って、ナンプラーの代用品として使うことができます。薄口醤油だけでは代わりにならないのですが、少しだけほかの食材をプラスして、よりナンプラーに近付ける簡単な代用品レシピを4つご紹介します。
①薄口醤油+レモン汁
薄口醤油にレモン汁を混ぜる代用レシピです。塩味の強さがナンプラーと似ている薄口醤油に、レモン汁でさわやかさをプラスします。ナンプラーの独特な魚の臭いは再現できませんが、強い塩味はしっかり再現できます。コクが足りないと感じたら、大さじ1/3程度のみりんをプラスするのもおすすめです。
薄口醤油とレモン汁のレシピでは魚の臭いは再現できないので、ナンプラーの持つ独特の魚の臭いが苦手な人におすすめの代用レシピです。レモン汁の酸味で料理全体の味を引き締めてくれるので、キリっとした味付けになります。
薄口醤油+レモン汁
- 薄口醤油…大さじ1
- レモン汁…大さじ1/2
②薄口醤油+ポン酢
薄口醤油にポン酢をプラスする代用レシピです。ポン酢には魚の臭みはないので、ナンプラーの魚の臭いが苦手な人でも食べやすい味になります。醤油ベースのポン酢よりも、しっかりと酸味の効いた、酸っぱめの塩ポン酢を選ぶのがおすすめです。
ただしポン酢のだしの味がプラスされるので、より和風テイストな仕上がりになります。タイ料理が大好きで普段から食べ慣れている人には、物足りないでしょう。タイ料理を食べ慣れていない人には、ポン酢のだし効果で和風の食べやすい味付けになるので、おすすめの代用レシピです。
薄口醤油+ポン酢
- 薄口醤油…大さじ1
- ポン酢…大さじ1/3
③薄口醤油+アンチョビ
薄口醤油に、アンチョビをプラスする代用レシピです。アンチョビはカタクチイワシを塩漬けにして、オリーブオイルに漬けたイタリアの食材です。ナンプラーのような独特の魚の臭いと強い塩味を持っているので、薄口醤油に混ぜるとまるでナンプラーのようになります。
薄口醤油にアンチョビを混ぜる際には、アンチョビを包丁で細かくたたいてから混ぜると、アンチョビのだしも良く出て調味料として使いやすくなります。包丁を使うのが面倒な場合には、アンチョビペーストというペースト状のアンチョビを使うと便利です。チューブ状で輸入食品店などに売っているので、ぜひ探してみましょう。
薄口醤油+アンチョビ
- 薄口醤油…大さじ1
- アンチョビ(細かくたたく)…10g
④薄口醤油+オイスターソース
薄口醤油に、中華料理に欠かせない調味料のオイスターソースを混ぜる代用レシピです。牡蠣を主原料として、砂糖や塩を加えて作るオイスターソースは、コクと牡蠣の香りが特徴の調味料です。薄口醤油だけでは物足りないコクと香りを、オイスターソースでしっかりとプラスすることができます。
薄口醤油+オイスターソース
- 薄口醤油…大さじ1
- オイスターソース…小さじ1/2
下の記事では、日本の美味しい醤油をご紹介しています。高級な薄口醤油も紹介されているので、ぜひ一緒に読んでみてくださいね。
【世界の魚の醤油】ナンプラーの代用品を使ったおすすめ料理2選
①魚醤で作るフォー
フォーはベトナムの麺料理です。鶏肉や牛肉でだしを取ったスープに米粉でできた麺を入れ、肉やパクチーなどのハーブをたっぷりと乗せていただきます。
スープの味付けに使うのがナンプラーやヌクマムですが、日本の魚醤を使っても代用できます。だしの風味をしっかりと感じられる、日本人に食べやすい和風のあっさりとしたフォーになるでしょう。
②ヌクマムで作るチャーハン
ナンプラーを使って味付けをするタイ風チャーハンには、ベトナムの魚醤であるヌクマムで代用するのがおすすめです。ヌクマムの方がナンプラーよりも塩味が控えめなので、塩を少しだけプラスして使いましょう。ヌクマムの持つ強い魚の臭いで、食欲をそそるチャーハンが出来上がります。
具材は、ヌクマムの魚の香りとよく合うエビがおすすめです。角切りにしたトマトを仕上げに加えると、さわやかさがプラスされて食が進みます。ご飯はタイ米を使うと、パラっとしたよりタイらしいチャーハンに仕上がりますよ。
【薄口醤油ベース】ナンプラーの代用品を使ったおすすめ料理4選
①薄口醤油+レモン汁で作るグリーンカレー
タイの代表的なカレーのグリーンカレーには、ぜひ薄口醤油+レモン汁で代用してみましょう。グリーンカレーには野菜や鶏肉などのたくさんの具材が入るので、ナンプラー独特の魚の香りがなくても、しっかりとカレーに具材のだしを効かせることができます。グリーンカレーペーストがあると、より簡単に作ることができます。
薄口醤油だけでも塩味はプラスできますが、レモン汁が入ることで味が引き締まって、さらにおいしいグリーンカレーになります。パプリカやナスなど、彩りの良い野菜をたっぷり使って、見た目にもきれいなグリーンカレーに仕上げましょう。
②薄口醤油+ポン酢で作るヤムウンセン
ヤムウンセンは、春雨やエビの入った辛くて酸味のあるタイ料理らしいサラダです。味付けには本来、ナンプラーや砂糖、唐辛子、レモンなどを使いますが、ナンプラーとレモンの代わりに薄口醤油+ポン酢の代用レシピでも作れます。
ナンプラー独特の魚の香りはしませんが、和風テイストの食べやすいヤムウンセンに仕上がります。タイ料理が苦手な人でも食べやすい味付けです。もう少しエスニックな風味をプラスしたいと思ったら、仕上げにたっぷりのパクチーを乗せていただきましょう。
②薄口醤油+アンチョビで作るガパオライス
ガパオライスは、鳥のひき肉と野菜をたっぷりのバジルと唐辛子で炒めたものをご飯にかけた、人気のタイ料理です。一番上に乗った目玉焼きを崩しながら、ご飯と肉を混ぜていただきます。肉を炒めるときの味付けにナンプラーを使うことで、独特のコクを出しますが、薄口醤油とアンチョビで代用してみましょう。
薄口醤油+アンチョビのナンプラー代用レシピは、コクと塩味が強く出るのが特徴です。しょっぱくなりすぎないように、味を見ながら加えましょう。アンチョビのおかげで、ナンプラーを使うよりもしっかりとしたコクが感じられる、おいしいガパオライスができます。
③薄口醤油+オイスターソースで作るパッタイ
パッタイは、タイの焼きそばとも呼ばれる麺料理です。米でできた麺を鶏肉やエビ、豆腐、もやし、卵などたっぷりの具材とともに炒め、唐辛子やナンプラー、砂糖で甘辛く味付けします。コクのある甘辛い味付けがポイントになる料理なので、甘みとコクの強い薄口醤油+オイスターソースでの代用がおすすめです。
オイスターソースの甘みが加わるので、ナンプラーで作るときよりも砂糖は控えめにしましょう。オイスターソースで牡蠣の香りとだしが加わって、一味違うパッタイが楽しめます。
ナンプラーがないときには代用品で料理してみよう
ナンプラーはタイ料理に欠かせない調味料だと思われていますが、実は代用できるものや代用レシピがたくさんあります。塩味の強い日本の薄口醤油に、だしやアンチョビ、オイスターソースなどの魚介のうまみをプラスすれば、ナンプラーに勝るとも劣らないおいしい調味料が完成します。
苦手なものや好みに合わせて選び方を変えて、様々な代用品を作るのも良いでしょう。ガパオライスやグリーンカレー、パッタイといった代表的なタイ料理も、代用レシピでおいしく作れるので、ぜひチャレンジしてみましょう。タイ料理はヘルシーなメニューも多いので、下の記事のカロリーも参考にしてみてくださいね。
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