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100均石粉粘土が作品製作におすすめ!ダイソー・セリアの強度や特徴は?

更新:2021.01.07

100均の石粉粘土で、素敵な作品制作に挑戦したいと思いませんか?どのような商品が販売されているのか、100均でのラインナップを詳細情報と一緒にまとめてみました。気になる使い方や素敵な作品例もあるので、ぜひ併せてご覧ください。

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100均石粉粘土の特徴は?

①商品ごとに強度が異なる

粘土の器

100均で売っている石粉粘土には、複数の商品があります。石粉粘土とは、石を粉状にして接着剤を混ぜたもののことを指します。そのため、乾燥して固まると、強度が増すという特徴があります。ただし、100均で販売されているものは、乾燥後の強度が商品ごとに異なるので注意が必要です。

石粉粘土を商品ごとに比較してみると、ややひび割れやすかったり、100均にしてはしっかりしていたりと違いが見られますよ。作品の強度を意識したい方は、なるべく固めに仕上がるものを選んでいくと良いでしょう。

②商品ごとに質感が異なる

壺

100均の石粉粘土は、商品ごとに質感にも違いが出てきます。比較してみると、硬めの質感で造形に力を必要とするタイプと、柔らかめで扱いやすいタイプに分けられますよ。

また、石粉粘土は、乾燥後に削ったりサンドペーパーで磨いたりできますが、仕上がりに違いがでることもあります。質感が粗くて毛羽立ちやすい商品もありますし、きめ細やかで磨き上げがしやすい商品もあります。

ゴツゴツした印象の作品を作るのであれば粗い質感の商品が使えますね。フィギュアのように滑らかさが求められる作品であれば、キメが細かい質感のものが良いでしょう。それぞれの特徴を上手に使い分けてみましょう。

③商品ごとに量が異なる

粘土の魚

商品ごとに量が異なることも、100均の石粉粘土の特徴の一つです。200g以上で販売されている商品もあれば、100gで販売されているものもありますよ。値段はどちらも100円となるので、基本的に100g入りのものの方が、質が良いと言われています。

試作品や、品質にこだわらず大量に作りたいというときには、200gのものが便利ですね。質にこだわるのであれば、100gのものを購入してみましょう。

100均石粉粘土のおすすめは?

ダイソー①石粉ねんど


ダイソーの「石粉ねんど」の特徴は、200gというお得な内容量になっていることです。100均の石粉粘土の中でも量が多いので、たっぷり使えるというメリットがあります。2018年にリニューアルしてから、質感も柔らかく、扱いやすくなりました。気軽に石粉粘土を楽しみたい方におすすめですよ。

ただし、やや色味が暗いことと、質感が粗いという点には注意しましょう。固まると、クリーム色がかかったようなカラーに仕上がります。そのため、色を塗る際には、イメージとは若干異なる色味になる可能性もあります。また、粗めの質感は強度も弱く毛羽立ちやすいので、表面処理に少しだけ手間がかかると言われています。

セリア②手芸用造形ねんど

セリアの「手芸用造形ねんど」も、石粉粘土の一つです。内容量は200gと多めですが、ダイソーの「石粉ねんど」と比較すると、やや硬くてキメが細かいという特徴があります。粘土で硬いという点はデメリットですね。しかし、細かい細工を入れるときは、しっかりと綺麗な仕上がりになりやすいというメリットもあります。

また、セリアの「手芸用造形ねんど」の場合は、固まると強度もアップします。アクリル絵の具でのペイントもしやすいですよ。細かい細工が必要な作品を作る場合は、セリアのものを選んでみましょう。

セリア③クラフト用石粉ねんど

「クラフト用石粉ねんど」も、100均セリアで販売されている石粉粘土です。内容量は100gと少なめですが、他のおすすめ粘土と比較しても、一番品質が良いと言われています。とくに、固まると真っ白なカラーに仕上がることが特徴ですね。着色の色味が濁らず、イメージ通りになりますよ。

また、質感も柔らかで扱いやすく、乾燥後の細工もしやすいと言われています。強度もあるので、彫刻刀での削りやサンドペーパーでの磨きなどが、綺麗に仕上がるタイプです。ダイソーやセリアの100均石粉粘土の中では、最もおすすめですね。コスパがやや悪いことだけが、マイナスポイントです。

100均石粉粘土

ショップ ダイソー セリア セリア
商品名 石粉ねんど 手芸用造形ねんど クラフト用石粉ねんど
内容量 200g 200g 100g
値段 100円 100円 100円

【造形編】100均石粉粘土の使い方は?

①基本は紙粘土と同じ

粘土をこねる

100均の石粉粘土での造形は、基本的に紙粘土と同じです。必要な量だけを取って、よくこねていくと扱いやすくなりますよ。できれば、水を少し足して、作業しやすい柔らかさになるまでこねるようにしてくださいね。作業中に乾燥して固まると、ひび割れやすくなってしまいます。

造形の最中も、粘土が乾燥してしまわないように、霧吹きなどを準備しておくと良いでしょう。乾燥してきたら、水を吹きかけて作業を続けましょう。

②削って形を整える

工作をする女性

石粉粘土の造形では、乾燥後も彫刻刀などで削って形を整えることができます。ある程度の強度があるので、細かい模様などを彫りたい場合も、乾燥させてから彫刻のように削っていくと良いでしょう。

また、表面をなめらかにしたい場合は、サンドペーパーを利用して表面を削っていけばOKです。150番くらいの粗い番手から磨きはじめて、300番くらいで整えます。さらにつるつるにしたい場合は、800番での磨きも加えてみましょう。

③失敗しても盛り直せばOK

粘土のハート

石粉粘土の造形で失敗しても、粘土を盛り直せば簡単に修正できます。たとえ削りに失敗しても、粘土をもう一度つけて、やり直していきましょう。何度でも繰り返せるので、納得のいく造形ができるまで頑張ってみてくださいね。

④型抜きすることもできる

ハートのクッキー

石粉粘土は、型抜きで造形してしまってもOKです。100均ダイソーやセリアで販売されているシリコンモールドを利用して、好みの形を作っていきましょう。よくこねた石粉粘土を、空気が入らないようにシリコンモールドに詰め、乾燥させてしまえば完成します。


【着色・乾燥編】100均石粉粘土の使い方は?

①着色はアクリル絵の具がおすすめ

猫の置物

石粉粘土の着色は、アクリル絵の具を使用するのがおすすめです。基本的に固まるのを待ってから、好きな色で塗っていけば綺麗に仕上がりますよ。ただし、キメが粗い100均石粉粘土では、水の量が多すぎると表面が崩れてしまう恐れがあるので注意しましょう。

後から着色するのが面倒だと思う場合は、最初からアクリル絵の具を混ぜて、こねていく方法もあります。粘土に絵の具を混ぜても、きちんと固まるので、着色の手間を省きたいときに試してみてください。

②乾燥は自然乾燥で

吊るされた壺

石粉粘土は、材料が石の粉でも陶器とは異なるものです。そのため、窯やオーブンなどで焼いて仕上げる必要はありません。自然乾燥で固まるのを待てばOKです。

固まるまでの時間は、作品の大きさによります。小さいものであれば、1~2日ほどの自然乾燥で固まることでしょう。粘土の強度をチェックしながら、乾燥具合を確かめてくださいね。

POINT

石粉粘土が余ったら

100均の石粉粘土が余ったら、ラップでピッタリと包んで、ジップロックなどのジッパー付きの袋で保管しましょう。中の空気を抜いて、密閉させることがポイントです。それでも3ヶ月ほどの保管が限度なので、一度開封したものは早めに使い切りましょう。

100均石粉粘土を使った作品例は?

ここまで、100均ダイソーやセリアで購入できる、石粉粘土の特徴とおすすめ商品についてご紹介してきました。しかし、石粉粘土を購入するのであれば、作品例もチェックしておきたいと思いませんか?おすすめの作品例もまとめてみたので、これから作る作品の参考にしてみましょう。

①ブローチ

石粉粘土は、簡単に形を整えてブローチなどのアクセサリーにすることができます。三角に整えて、リングホルダーを作るのも素敵ですね。石粉粘土の質感と、着色しだいで、魅力ある作品が作れますよ。白さを際立たせたいのであれば、セリアの「石粉ねんど」がおすすめです。

②アロマストーン

「アロマストーン」も、石粉粘土で作れる作品の一つです。本来であれば、素焼きの石や石膏にアロマオイルを垂らして作るのですが、本格的にすると手間がかかってしまいます。より簡単に作りたいときに便利なのが、石粉粘土なのですね。シリコンモールドなどを使えば簡単に作れるうえに、コストもかかりません。

石粉粘土のアロマストーンの作り方が知りたい方は、こちらの記事を併せてご覧ください。石粉粘土のアロマストーンを、100均ダイソーやセリアの材料を使いながら、簡単に手作りする方法を紹介しています。作成した後の使い方もあるので、ぜひ目を通してみてくださいね。

③キャラクター

石粉粘土を使えば、好きなキャラクターを手作りすることもできますよ。紙粘土と同じようにパーツを作って、アクリル絵の具で着色していきましょう。市販されていないキャラクターを、石粉粘土で自作するという楽しみ方もあります。また、100均の石粉粘土は、本格的なフィギュアを作るのにも人気です。

石粉粘土を使ったキャラクターのフィギュアの作り方が知りたい方には、こちらの記事がおすすめです。100均ダイソーの石粉粘土を使った作り方が紹介されているので、お気に入りのキャラクターを作るときの参考にしましょう。

④フェイクスイーツ

100均の石粉粘土は、使い方しだいで、リアルなフェイクスイーツを作ることもできます。ふっくらとしたお菓子の質感を出したり、美味しそうな着色を工夫したりして作ってみましょう。ドーナツやマカロン、ケーキやアイスなど、素敵な作品が出来上がりますよ。

⑤土偶

ダイソーの石粉粘土の粗さを利用して、無骨な土偶を作った作品もあります。100均の石粉粘土の質感を生かせば、幅広い作品が作れることが分かりますね。キメの粗さや細かさ、強度や色合いなど、それぞれの特徴を生かした作品に挑戦してみるのも素敵ですよ。

100均石粉粘土で素敵な作品を制作しよう

100均の石粉粘土は、コストに反して高いポテンシャルを秘めています。クオリティが高い作品も、手軽に作れてしまいますよ。ゴツゴツとしたものならダイソー、仕上げを細やかにしたければセリアなど、それぞれの商品の特徴を使い分けながら挑戦してみてくださいね。きっと素敵な作品が出来上がることでしょう。

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