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本当に必要なものが分かる!ミニマリストの魅力

物を最小限しか持たないという生き方

ミニマリストカップル

最近良く耳にするようになった「ミニマリスト」という生き方。ほとんど物を持たない、シンプルな服装を好む、などという漠然としたイメージが蔓延していると思います。ここでミニマリストの本来の定義をご説明しましょう。

ミニマリストの「ミニマム」とは、最小限・最低限という意味です。その名の通り、生きていく上で必要な持ち物を最小限まで切り捨てて、出来る限り手持ちの物を少なくした生き方を指します。

そのライフスタイルは家の中の家具やインテリアだけではなく、ファッションアイテムの総数やコスメ・スキンケアグッズ、外出する時の鞄の中身や冷蔵庫の中身、果ては取る食事の内容にまで影響してきます。

ミニマリストの台所

物質と情報に溢れ返っている豊かなこの時代において、ミニマリストという生き方は「選べるからこそ選ばない」というスタイルです。これにより、自分が生きていく上で本当に大切なものに気付かせてくれます。

またそれだけではなく、買い物の頻度も圧倒的に下がるために経済的にも大きなメリットがあります。また「それでも欲しい!」というものに巡り会えた時、他人に惑わされない自分の本来の個性にも気付くことができるのです。

シンプリストとミニマリストの違いって?

ミニマリストの家

またミニマリストと同様に検索ワードとして人気が上がってきているのは、シンプリストという生き方です。ミニマム?シンプル?どう違うの?と最初は混乱してしまいますよね。ミニマリストとシンプリストは似ているようで決定的な違いがあります。

前項でご説明したように、ミニマリストのミニマムとは「最小限」を指します。対してシンプリストのシンプルとは、整頓された・単純なという意味があります。この違いがお分かりいただけるでしょうか。

つまり、シンプリストは「物を少なくする必要」が無いのです。多くの物を所持していてもそれが整然と整理され、ライフスタイルやファッションも散らかったり細分化されることがなく、美しく纏まっている生き方を指します。

ホワイトベースの花

なのでシンプリストは「生きていく上で無駄な物」や「他で代替えが効くもの」を持っていることが許されます。それが整理整頓されていれば良い話なのです。この2つの違いは特に部屋の中の様子を見ると如実になります。

ミニマリストの部屋は物が少なく殺風景でインテリアを加味されていません。ですがシンプリストの部屋は収納ケースや棚が多いのにも関わらずそれらがキチンと綺麗に並んでいます。物の多さとこだわりのポイントが大きく違うのです。

「断捨離」で一躍ブームに

ミニマリストの食事

さて、このミニマリスト。2010年代初頭から少しずつ言葉が普及し、今ではミニマリスト関連の本が出版されるような全国的ブームを引き起こしています。生活と直接関係するミニマリストという生き方ですが、何故これが広まっていったのでしょうか?

それは当時、作家兼主婦の山下英子さんによって出版された著書に大きく影響されています。この本の中で一際注目されたワードが「断捨離(だんしゃり)」です。

元々はヨガの手法である断行(だんぎょう)・捨行(しゃぎょう)・離行(りぎょう)に由縁していて、物質に執着しないスタイルを提案しています。今でこそ大きく広まったこの考え方ですが、当時は日本人の考え方に多大な衝撃を与えました。

白くて清潔な部屋

日本人は「もったいない」という言葉に代表されるように、「物を受け継いで大事にしていく精神」を受け継いできた民族です。そこに山下さんが提案した「いらない物はサッパリ捨てる!」という断捨離の考え方。それは多くの人の目から鱗が落ちるような発想の転換でした。

このブームにより「いらない物を捨てる」という行為が慢性化し、それによって身軽に清潔に生きていくというミニマリストが注目を浴びることとなったのです。

殺風景で実用的。ミニマリストの部屋の特徴

とにかく物が少ない!一見すると殺風景にも

ウッドベースの部屋

ミニマリストの生活を語るにおいて外せないのは、彼女達が生活している家の内装です。最大の特徴として、とにかくこれでもかという程に物が少ないことに驚かされます。

余計なインテリアや娯楽用品はもちろんのこと、家具や収納家具、家電やカーテンなども最小限に抑えられています。そしてそのテーブルや棚の上や床にもほとんど物が乗っていません。まるでモデルルームかと思うくらいです。

いえ、むしろモデルルームの方が食器の模型やシミュレーション家具などで生活観があるかもしれません。ミニマリストの家の中は人が住んでいるという生活観が感じられないのです。

ミニマリストなりのオシャレな部屋

ですがそれも必然的なこと。生活観とはその人の個性やライフスタイルに影響されて少しずつ蓄積されていくものです。その思考の主が「必要の無いものはいらない」と言うのであれば、生活観でさえも不要なものとなるのですから。

場合によっては椅子も無く地べたに直接座るスタイルで、ますます床が広くなります。食器乾燥機や脱水機などの「無くても良い」ような家電はもちろんありませんし、手洗いやコインランドリーを使用することで洗濯機を持たないミニマリストも多いです。

炊飯器や電気ケトル、掃除機やベッド。普通であれば生活必需品としてカウントされる物たちも、ミニマリストの家には無いことが多いです。彼女達はそれらを「代わりの利く他のもの」で代用し、一般的な必需品すらも不要と判断して持たないのです。

インテリアのオシャレさや機能は二の次

ミニマリストのアイデアハンガー

そんなミニマリストの暮らしは、見ようによってはとても殺風景である印象を受けます。ですが彼女達はそれを目的とし、そのためのインテリアの美しさは最重要では無いと考えています。その結果チグハグな内装になることももちろんあります。

分かりやすい所ですと花瓶や炊飯器を床にそのまま置いていたり、数少ない雑貨などのインテリアの方向性がバラバラだったり。ですがそれは必然的なことです。なぜならば家の中にある物達は全て、ミニマリストである彼女達の選定という狭き門をくぐったツワモノ達なのですから。

同じ人の趣味であっても、買う物によってヴィジュアルの好みが変わるのは当たり前のこと。花で1番バラが好きだという女性が、ベッドやクッションの柄もバラにしたいとは限りませんよね。彼女達の琴線に触れる物はその時その趣旨によって変わってくるのです。

白いミニマリストの家

なのでナチュラル志向の家具があると思ったら異様にオリエンタルなカーペットがあったりと、その方向性が同じベクトルを向いていることは多くは無いです。だからこそそれらは彼女達の宝物であり、所謂「本当に欲しい物」「本当に必要な物」であるということですね。

とは言えどもミニマリストの「無駄なものを省く」という考え方はデザインにも言えますので、フリルやレースなど余計な装飾は無い可能性が高いです。他の家具との折り合いのためにモノトーンが多くなるのもミニマリストあるあるです。

家電や家具など新しく買うものが吟味される

ミニマリストのダイニング

最小限の持ち物を美徳とするミニマリスト。彼女達が何か新しいものを購入する時というのは、否が応にも慎重になります。まず「それは本当に必要なものか?他で代用できるものではないか?」という選定が一般人より深いので、「買う」と決めるということは余程の物です。

更にその中からデザイン・機能で無駄が無いものを選びますので時間がかかります。炊飯器1つ買うのでも多機能が付いた高性能のものではなく、炊飯と保温ボタンがあるだけの物にするなどというこだわりも徹底しています。

ミニマリストのシンプル台所

よく誤解されますが、ミニマリストは決して「ケチ」というわけではないのです。確かにそのスタイルから貯蓄は増える傾向にありますが、むしろ自分が本当に必要だと思ったのであればコストパフォーマンスを考えて高価な物を購入することも多いです。

ですが特に家電などは多機能の必要が無いと考えることが基本なので、必然的にリーズナブルな商品になるというわけですね。そして彼女達のお眼鏡にかなったその「新入り」は、代わりの利かない物として大切に使われていきます。

そうです。ミニマリストというライフスタイルは、物を大切にするという本来の日本人の心を、新たな視点で気付かせてくれる生き方でもあるのです。

身軽が美徳!ミニマリストの持ち物

女性でも鞄がいらない程に少量!

ミニマリストのポーチ

ミニマリストがこだわるのは家の中だけではありません。通勤や退勤はもちろんのことプライベートで持ち歩く荷物の量の少なさにもスタイルを感じさせます。ちょっとコンビニに行って帰ってくる程度でしたらスマホはもちろん財布も持たず、クリップだけで済ますという人も。

友達と出かける時にでもそのスマートさは健在で、普通の女性だったら多くの場合持ち歩く化粧ポーチなども無いに等しいです。もしも持っていたとしても、薄くポンポンと叩けば充分な白粉だけというケースも。

ミニマリストの鞄の中身

なのでミニマリストの女性はコスメ・化粧品にも並々ならぬこだわりを持ちますこの場合もケチって安いものを買うという意味ではなく、コストパフォーマンスの良さやマルチな効果を持つアイテムなどを選定し、余計なグッズは増えないように考慮します。

持ち歩く時のファンデーションもコンパクトに。ルージュも1本で下地やグロス効果があるものなどと抜け目がありません。結果的にまるで男性の外出のように身軽な格好で出かけることができるのです。

ミニマリスト用のアイテムも多数展開

ミニマリストえのオシャレな食器

更に最近はミニマリストの普及により、ミニマリスト女性・男性に向けてのグッズも充実しています。コンパクトな手帳も柄のバリエーションが増えたり、筆記用具もより小さいものが発売されたり。もちろんポーチや小銭入れなど、汎用性のあるアイテムも沢山展開されています。

女性向けのマネークリップなど、更に持ち物を最小限にするためのアイテムが多く販売されているのです。通販サイトでも「ミニマリスト」と検索するとその膨大なラインナップに驚かされます。最早ミニマリズムは絶対的な市民権を獲得したライフスタイルと言えるでしょう。

鞄の中に入っているものは「本当に必要?」

鞄の中身を整理しよう

あなたが外出や出勤から帰ってきた時、鞄の中を改めて広げてみましょう。その中で「もう1ヶ月くらい使っていないな」という物はありませんか?季節の3分の1の出番も無かった物。それは紛れも無く「早急に必要では無い物」です。

そして代用できる物を選定していく最中、本当に必要な物が見えてきます。ミニマリストという生き方は憧れられると同時に遠い存在のように思われがちですが、実はこのように小さな判断の繰り返しで培われていくものなのです。

ミニマリストでもオシャレは楽しめる?

フランス人の中に見るミニマリスト精神

ミニマリストのスカートファッション

フランス人は生まれながらにして生粋のミニマリストということをご存知でしょうか。様々なブランドの発祥地でもあり、ファッションの都であるパリがあるフランス。そこの国民達はどれほど多くのアイテムを持っているのだろうと思いきや、彼らのクローゼットを覗くと驚きです。

彼らの手持ちのファッションアイテムは、なんと季節によって10着程度しかありません。フランス人は生まれ付き「良いものとは何か」という情報に囲まれて過ごし、大人になるころにはその嗜みを理解しています。これにより無駄になるような粗末なものは最初から選ばないのです。

彼らにとって洋服を1着購入するということはとても意味のある行為となります。数年後も着ようと思えるか?耐久性はどうか?手持ちのアイテムとの相性はどうか?信頼あるパタンナーやブランドか?様々なことを加味した上で、その1着を選ぶのです。

そしてその服は長い期間大切に着られます。更には品質が良いので着るほどに体に馴染み、味が出ていきます。ミニマリストが洋服の選定という現実と向かい合う時、そんなフランス人のライフスタイルに倣うことがとても良いお手本となります。

季節兼用の洋服にこだわる

紫陽花ロード

ミニマリストが洋服を選ぶにあたり重要なのが、違う季節でも着ることができるかということです。着まわしのバリエーションが増えることにより必然的に「代用できる物」となり、他のアイテムを買う手間が省けますし物の最小化に貢献します。

それはアクセサリーなどの雑費においても同じで、どのようなファッションやカラーコーディネートだったとしても満遍なく付けることができるようなデザインを選ぶことになります。帽子や鞄も同様に数が制限されるので、「良い物を長く使う」ことが身に付いてきます。

仕立てが良く長く切れるような洋服を購入した時に、末永く綺麗な状態が保たれるように大切に着ようとしますよね。安い服を大量に着ているだけでは決して気付くことができない「物の尊さ」に触れることができるのも、ミニマリストの魅力なのです。

「私服の制服化」によりモノトーンが多い

ミニマリストらしいホワイトファッション

ミニマリストの手持ちの洋服の数は決まってきますので、ある程度のローテーションが出来てきます。これは「私服の制服化」と呼ばれ、同じ服を同じスパンで着まわしていくミニマリスト特有の現象です。

当然のことながら手持ちのアイテムが少なければ洗濯物もコンスタントに行わなければいけません。4日ほどサボっただけでも「着る服が無い!」となってしまいかねません。なので1週間の中でリズム感のある日常が出来上がっていきます。

規則正しい生活は自分自身にも規律と規範の意識を生み、より清潔感のある意識の高い生活を送ることができます。ミニマリストの芯のある生活は、周りにも良い影響を与えることでしょう。

まとめ

ミニマリストの風景

いかがでしたでしょうか。ミニマリストのルーツとその特徴、そして彼女達のライフスタイルなどをご紹介しました。今までちょっと遠い存在に思えていたミニマリスト、意外と自分でもチャレンジできるような気がしてきませんか?

ミニマリストは自分のアイデンティティを再確認できる素敵な生き方です。最初からハードな生活に挑戦する必要はありませんので、まずは手持ちの洋服やアクセサリーなどから断捨離をしてみてはいかがでしょうか。

古い物が無くなっていくことで、自分の心もどんどんスッキリしていきますよ!常にフォーマットされた気持ちで生活できるミニマリストは、これからの時代どんどん人口が増えていくことでしょう。

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