【DIY】PCケースは自作出来る!素材別の作り方をご紹介!
更新:2020.12.23
自分の思い通りにカスタマイズできるのが自作パソコンの魅力ですが、さらにPCケースもDIYできることはご存知でしょうか。自分だけのPCケースは、より一層思い入れが深くなりますよ。そこでこの記事では、素材別に作り方を紹介しています。ぜひ、挑戦してみてください。
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INDEX
PCケースを自作するために必要な材料
①アルミ製PCケースの材料・道具
次の作品の材料を買ってきた。
— ぶっちち-自作er (@buccticti502) April 12, 2020
次はMicroATXで実用性重視
でもなるべくコンパクトにしたい。#Diy#自作PC#PCケース pic.twitter.com/604mmTrbOO
アルミ製自作PCケースの素材は、フレームで使うアルミアングルと、箱型に形成するアクリルがメインとなります。どちらもホームセンターで購入可能です。また、電動ドリルはホームセンターでレンタルできます。塩ビパネルは防塵フィルターを作成する際に必要なので、覚えておきましょう。
アルミ製PCケースの材料・道具
- アルミアングル
- アクリル
- ゴム版
- 鉄製定規
- 電動ドリル
- 金ヤスリ
- Pカッター
- ネジ
- アクリル用接着剤
- 塩ビパネル
- ノコギリ
②木製PCケースの材料・道具
やっと完成しました〜
— Ryotaro @ NPW_workshop (@NPW_workshop) February 4, 2020
今回のPCケースはmac pro2019みたいに上からカバーをかぶせる形にしてみました。
制作動画もなるべく早く編集してアップするので是非見てください😄😄#DIY #自作PC #Wood #PC pic.twitter.com/hM6mmANH3S
木製自作PCケースの素材は当然木材ですが、内部を確認できるよう一部アクリル板を使用しています。ちなみに前面部に設置するボタンは、電源部分とリセット部分のスイッチです。さらに視認性が高まる電源ランプと、HDDアクセスランプを取り付けています。USBコネクタは利便性向上のため2つ用意しましょう。
木製PCケースの材料
- 7mm桐板
- 1mmアクリル板
- ネジ
- 電源スイッチ
- USBコネクタ
- 塩ビパネル
③アクリル製PCケースの材料・道具
アクリルはホームセンターや通販で購入できます。ちなみに、Pカッターはアクリル、カッターは薄いパーツを切断するのに使うので、両方用意しましょう。また、接着剤はアクリル専用のものを選ぶようにしてください。他の接着剤で代用すると、強度が弱まる可能性があります。
アクリル製PCケースの材料・道具
- アクリル(5mm)
- カッター・Pカッター
- 差し金
- ドライバー
- アクリル用接着剤
- ヤスリ
- ドリル
【アルミ製】PCケースのDIY方法
作り方①アルミアングルの切断
アルミアングルを切断する箇所を決めるため、まずけがきを行います。定規を使いながら、アルミアングルに直接ペンで印を付けていきましょう。印を付けたら、その後ノコギリで切断します。切断を終えたら、電動ドリルで穴を開けましょう。穴を開けたら面取り加工をし、金ヤスリで研削します。
作り方②アクリルの切断・スイッチングユニットの組み立て
材料の切断が終わったら、スイッチングユニットを組み立てます。まずPカッターを使って、アルミ製自作ケースの素材となるアクリルを切断しましょう。その後アルミアングルと同様に、電動ドリルで穴を開けます。スイッチングユニットの素材はアクリルなので、専用の接着剤を使いましょう。
作り方③フレームの作成
PCケースを自作したくなってきました
— ryu_public (@ryu_public) December 4, 2020
何かおもしろいアイデアが浮かんだらやってみようと思います
ちなみに金属加工の経験は多少あります#自作PC #パソコン #塗装 #diy #ゲーミングPC #プログラミング
↓自分で塗装したケース↓ pic.twitter.com/wvMDsgOjJR
切断したアルミアングルを組み立て、ケースのフレームを作成します。ドリルで開けた穴にネジ止めしていきましょう。フレームを塗装する場合は、先にメタルプライマーを塗布することで、塗料が剥がれにくくなるのでおすすめです。その後、金属対応の塗料スプレーを使って塗装しましょう。
作り方④防塵フィルターの作成
防塵フィルターに使用する塩ビパネルを、ノコギリでまず切断します。塩ビパネルのくり抜く部分は、電動ドリルを使って少しずつ開けていきます。くり抜いた部分は金ヤスリで研削しましょう。その後、接着剤を使ってフィルターを取り付けます。
作り方⑤箱部分の作成
アルミフレームに合わせてアクリルを切断し、ケースが箱状になるよう準備します。アクリルをフレームに合わせて、ネジ止めする部分を電動ドリルで穴開けしましょう。アクリルを取り付ける前に、スイッチングユニットは先にフレームに取り付けておくのがポイントです。
作り方⑥ケース内にCPU機器を設置
ケース内部に、電源ユニットやマザーボード、HDD、排気ファン等の機器を設置していきます。このとき各パーツが触れ合わないよう、アルミアングルを使って位置を固定し、ネジ止めしましょう。ケースの底部に防塵フィルターを設置し、側面にアクリルを取り付ければ完成です。
PCケースを作る前に、パソコンを置くためのPC台を今一度考えてみるのはいかがでしょうか。実はPC台は、100均で購入することができます。お店別に分かりやすく紹介しているので、ぜひご覧になってみてください。
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【木製】PCケースのDIY方法
作り方①木製PCケースの枠組みを作成
まずはHDDの個数を考慮しながら、木製ケースの枠組みを作ります。各HDDの隙間が密着しないよう、隙間を開けて取り付けましょう。HDDを上側に、そして下側には電源スイッチを取り付け、マザーボードを設置します。HDDの大きさによって異なりますが、大きめのものを取り付ける場合は、奥行45cm程度必要です。
作り方②背面にファンを設置
木製ケースの内部に熱がこもるのを防ぐため、ノースブリッジの放熱板の背面に、ファンを設置します。大きさは60mmファンのものがおすすめです。ファンはホームセンターよりも、通販の方が種類豊富にあります。木製ケースの背面には、大小異なるサイズのファンが、2つ設置されている構造です。
作り方③電源スイッチ部分の構成
電源スイッチとなる部分は、木製ケース前面の一部をくり抜き、代わりに塩ビパネルをはめています。そのため電源スイッチ部分が強調されるうえに、配線が透けて見えるのでおしゃれです。スイッチは電源とリセットの2つがあり、電源は上に、リセットは間違って押さないよう下の方に取り付けます。
作り方④左側側面部分の作成
左側側面部分は、透かせたい部分にアクリル板を取り付け、その周囲に木製の枠をネジ止めします。ケースの左側面は木製の部分を大幅に減らし、代わりにアクリルを使用しています。内部が透けて見えるようにするためです。アクリルはホームセンターで購入できます。最後に、ケース正面に縦長の排気口を開けて完成です。
【アクリル製】PCケースのDIY方法
作り方①マザーボードにスペーサーを取り付ける
まずは、マザーボードに使うアクリルに六角スペーサーを取り付けるため、穴を開けます。アクリルに張ってある保護シートはそのままで大丈夫です。位置を決めペンで印を付けてから、ドリルで穴を開けましょう。このとき、いきなりドリルを使う前に、ポンチで溝をつけておくと、刃を正確な位置に合わせられます。
作り方②PCIスロットを作成
次に、アクリルを切断して、PCIスロットを作成します。PCIスロットは、接続機器をビス留めする枠となる部分です。アクリルの切断にはPカッターを使いましょう。差し金をガイドにしながら、力を入れすぎず優しく削っていき、溝ができたら力を入れます。裏側も同様に削り、最後は溝の部分を折ってください。
作り方③切断面にヤスリをかける
Pカッターを使って素材のアクリルは切断した後は、必ずヤスリをかけましょう。折った後の切断面は、どうしても平らにならず、組み立てる際に支障が生じるからです。金ヤスリを使って削ってから、紙ヤスリを使って面を整えるときれいに仕上がります。
作り方④PCIスロットのビス留め部分を作成
PCIスロットのビス留め部分となる穴を作ります。公表されているPCIスロットのデータや現物を確認しながら、ずれがないよう、丁寧に調整しましょう。実際に機器を合わせたら、PCIスロットは完成です。
作り方⑤背面パネルの作成
次に、パソコンケースの背面パネルを作成します。マザーボードと違ってアクリルの形状が複雑になるため、切断はPカッターではなく電動工具のジグソーを使いましょう。ジグソーはホームセンターでレンタルできます。切断した後は、アクリル用接着剤を使って箱の形に組み立てましょう。
作り方⑥電源ファンの設置
マザーボードの下に電源ファンを設置するため、素材のアクリルを切断して、ファンを固定する板を作成します。実際にファンを合わせながら、サイズを計って切断しましょう。固定用のパーツが出来上がったら、電源ファンを決めた場所に設置し、その後固定用パーツをネジで取り付けていきます。
作り方⑦箱の外側部分を作成
素材のアクリルで、パソコンケースの外側となる部分を作成します。大きなサイズを用い、ヒーターを使って曲げ加工を施すと、見た目がきれいなのでおすすめです。ただし大きいサイズの場合、市販のヒーターだとサイズオーバーになります。余裕があればヒーターも自作しましょう。材料は全てホームセンターで購入できます。
作り方⑧箱外側部分の背面パネル・底面部を作成
パソコンケースの外側が箱状となるよう、素材のアクリルをカットし、背面全体を覆う背面パネルを作成します。出来上がったら背面パネルを取り付け、箱型に組み立てましょう。その後、底面部となるアクリルに電源ファンの吸気用となる穴を開け、組み立てた箱型に接着します。
作り方⑨空気を逃がすダクトを作成
箱内部で溜まった温かい空気を外へ逃がすための、ダクトとなる部分を作成します。パソコンケースの密閉率を高めたい方は、多少変形する薄いプラスチック板を素材にすると、寸法の誤差があってもカバーできます。4枚の板を箱状に組み立て、CPUクーラーのヒートパイプを通すための切り込みをいれましょう。
作り方⑩天面部分を作成
素材のアクリルを切断し、パソコンケース外装の天面を作成します。底面部分とは異なり、ダクトを通す穴を作りましょう。さらに、ボルトを固定する穴も、あらかじめて開けておいてください。密閉率向上のため、ゴムパッキンやスポンジを取り付けると効果が出ます。ケーブルを配線し、ケースに天面を取り付ければ完成です。
パソコンを使う上で欠かせないPCファンですが、正しい向きを知らない方もいるのではないでしょうか。この記事では取り付け方法やおすすめのファンを紹介しているので、合わせて読んでみてください。
【番外編】PCケースを効率よくDIYする方法
方法①電動工具はホームセンターでレンタル
素材を切断するのには電動工具があると便利なため、ホームセンターでレンタルすると便利です。大まかなパーツは手作業で作れますが、パソコンケースは細かい形状となる部分があります。なので電動工具でなければ作れない状況が出てくるでしょう。ホームセンターでレンタルすれば、購入の手間が省けて料金もお手頃です。
方法②DIY初心者の方は組み立てキットを購入
パソコンケースを最初から自作するのに自信のない方や初心者の方は、組み立てキットを購入すると便利です。組み立てキットはパソコンを自作する材料がほぼ揃っているため、後はケースを自分の好きなようにレイアウトするだけとなります。インテリアとして、パソコンケースにこだわって個性を出したい方にもおすすめです。
PCケースをDIYしよう!
自作のPCケースは、ホームセンターにある素材で簡単に作ることができます。作業を効率化できる電動工具は、全て購入せずホームセンターでレンタルすると、コストが抑えられるのでおすすめです。PCケースを自作して、自分だけの思い入れあるデザインで楽しみましょう。
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