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【DIY】キッチンパネルを自分で張り替える方法|切り方・貼り方を紹介!

更新:2020.05.09

キッチンパネルを張り替えたいけれど、DIYできるのか不安…という方は必見です!キッチンパネルDIYの方法についてご紹介します。キッチンパネルの切り方や貼り方など、DIY初心者でも上手にできるコツを詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

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キッチンパネルDIYの事前準備

①キッチンパネルを選ぶ

キッチンパネルを選ぶポイントは、DIYしやすい素材でできているかどうかです。キッチンパネルの素材には、ステンレスやホーローなどの金属製をはじめ、樹脂製やタイルなど様々な種類があります。DIYにおいては、金属製のキッチンパネルは扱いが難しいので、樹脂製のものがおすすめです。

ホーロー製のパネルは磁石が付くので、リビングやお風呂でも使われる人気の素材です。しかしホーローは金属の下地にガラスのコーティングがされているもので、ホーローの切断には専用の工具が必要です。また、ホーローの切り口は処理が甘いとサビやすいのも特徴です。DIYの場合は、ホーローは避けたほうが良いでしょう。

表面がメラミン樹脂でコーティングされたキッチンパネルは、耐熱性があり傷付きにくいのが特徴です。多くのシステムキッチンのメーカーで採用しているのが、このメラミン樹脂化粧板のパネルです。比較的軽くて切り方も簡単なので、DIYに向く素材です。キッチンパネルの交換には、メラミン樹脂のパネルがおすすめです。

②道具

キッチンパネルをDIYで張り替える時に必要なものは、下記のリスト通りです。パネルを新しく貼る場合には、3行目以降の道具を準備してください。

家にある道具で済ませることもできますが、アクリルカッターとコーキングガンがあると貼り方がスムーズに進みます。どちらもホームセンターで数百円で販売されています。今後DIYをしていくと必要になるアイテムでもありますので、この機会に購入しておくことをおすすめします。

アクリルカッターは、一般的なカッターとは切り方が異なるのでコツは必要ですが、カットしやすさと仕上がりに差が出ます。張り替えの時は既存の壁紙をカットすることもあるので、普通のカッターと合わせて2本準備しておくと良いでしょう。

キッチンパネルDIYに必要な道具

  • バスコークカッター(古いキッチンパネルのコーキング剥がしに使用)
  • スクレーパー(古いキッチンパネルのコーキング剥がしに使用)
  • アクリルカッター
  • スケール(巻き尺)
  • さしがね(または長めの定規)
  • サンドペーパー(#60)
  • コーキングガン
  • コーキングへら(5mm)

③材料

キッチンパネルの張り替えDIYに必要な材料は下記のリスト通りです。ここでは、メラミン樹脂化粧板のキッチンパネルを使用します。どれもホームセンターやネット通販で購入できますので、探してみてくださいね。

見切り材(ジョイナー)とは、キッチンパネル同士の継ぎ目に入れたり、パネルの端に付けたりする仕上げの化粧部材です。全ての継ぎ目を見切り材で納める場合、コーキング材は不要です。ただし、水や油が侵入しやすい場所はコーキング材の方が良いので、適材適所で見切り材とコーキング材を使い分けましょう。

キッチンパネルDIYに必要な材料

  • キッチンパネル(メラミン樹脂化粧板)
  • パネル用両面テープ
  • パネル用ボンド
  • 見切り材(ジョイナー)
  • シリコーンシーラント(コーキング材)
  • マスキングテープ

キッチンパネルをDIYするときの切り方


①切断面に印を付ける

キッチンパネルをカットするための墨出し(カットする線の印を付ける)をします。パネルは、貼りたい寸法よりも3~5mm程度小さくカットしましょう。キッチンパネルの端には見切り材かコーキングを入れますので、その分のスペースを開ける必要があるためです。

墨出しで寸法を間違えるとその後の修正がききませんので、慎重に行いましょう。上下左右の寸法をきちんと測り、曲がりのないように注意します。2方向カットする場合は、線が直角に交わっているか、さしがねで確認しましょう。

②切断する

アクリルカッターを使って、墨出しした線上に切り込みを入れます。最初の切り方は、ガイドラインを作るイメージです。最初から力を入れる切り方だと曲がりやすいので、軽く線を引くようにカットします。表面のコーティングを越え、基材の粉が出てくるまで何度か刃を入れたら、切り落とす方を軽く叩くときれいに割れます。

キッチンパネルは見切り材やコーキング材で切断面を隠すので、切り方が少し雑でも問題ありません。刃の入れ方が甘いと、切り込み以外の場所で割れることもありますので、1mm以上しっかりと刃を入れましょう。カッターの切れ味が悪くなってきたと思ったらすぐに新しい刃に交換します。

カットが終わった時点で、貼りたい場所に当ててサイズを確認し、微調整します。切り方が曲がっていないか、直角になっているか確かめましょう。コンセントやガス管がある場合はその位置もここで確認します。ボンドを付ける前に、貼り方のシミュレーションもしておいたほうが安心です。

③コンセント等の穴あけ

コンセントやガス管など、必要な個所に穴を開けます。こちらも丁寧に墨出ししてから行いましょう。コンセントは、マイナスドライバーなどを使ってコンセントカバーを開けると、ネジなどでコンセントが固定されていますので、それを外します。念の為、キッチン部分のブレーカーを落として作業しましょう。

ガスはホースなどを外す必要がありますので、元栓をしっかり閉めたのを確認してから取り外します。丸い穴はカッターでは切り方が難しいので、ドリルドライバーを使いましょう。持っていない場合は、キリなどで何か所か穴を開けてから、細いノコギリでカットします。

④切断面をきれいにする

サンドペーパー

切断面を、サンドペーパーで軽く削って整えます。曲がっているようであればここでカンナをかけます。カンナが無い場合、木材などのまっすぐな物にサンドペーパーを巻き付けて、切断面を削ります。力を入れすぎるとさらに曲がってしまうので、目視しながら少しずつ慎重に行いましょう。

キッチンパネルをDIYするときの貼り方


①古いキッチンパネルの処理

張り替えの場合は、古いキッチンパネルを取り除く必要があります。アルミやステンレスの場合は、バールなどで剥がして撤去します。樹脂パネルは壁との密着が強く剥がれにくいので、パネルの交換ではなく、上に重ねてしまう貼り方もあります。

重ね張りの場合、古いコーキング材や見切り材があると浮き上がってしまうので、平らになるように取り除きます。壁紙を貼っていた場所の張り替えの場合、壁紙は剥がしておきます。壁紙の上からだと、接着せずに剥がれる可能性があるためです。壁紙をはがし、下地が見える状態にしておきましょう。

②キッチンパネル用テープを貼る

キッチンパネルの裏面に、パネル用テープを貼っていきます。まずパネル四方の3~5cm内側に貼っていきます。次に、間隔が30cm以上にならないように、なるべく等間隔で内側にテープを貼っていきます。

パネル用のテープは厚みがあるので、重ね貼りすると浮き上がってしまいます。交差するところは重ならないよう、貼り方に注意しましょう。貼り終わったら、両面テープの剥離紙をはがします。

③ボンドを付ける

パネル用ボンドを、コーキングガンを使ってキッチンパネルに付けます。テープが貼ってある部分を避け、7~10cm間隔の波型になるようにボンドを付けます。ボンドは塗り延ばさず、2mmくらいの高さになるように絞り出します。

四方に貼ったテープの外側にも、ボンドを付けます。テープはあくまでも仮止め用で、ボンドの力で壁に接着しますので、商品に記載の規定量を守ってたっぷりと付けるようにします。

④壁に貼り付ける

ゆっくり壁に近づけて貼る位置を決めたら、静かに壁に押し付けます。テープが壁に付いた後はもう移動が出来ないので、一度で位置が決まるように慎重に行いましょう。全体をしっかりと押し付けて密着させます。

⑤見切り材を入れる


パネルとパネルの間や貼り終わりには、見切り材を入れます。貼り方が少し傾いた時などは、見切り材で軌道修正します。見切り材のくぼみにもボンドを入れ、浮いたり外れたりしないようしっかり粘着させましょう。

⑥コーキングを入れる

コーキングを入れる溝の2mm程度外側に、マスキングテープを貼ります。コーキングガンにシリコーンシーラントを装填して、マスキングテープまでかかるように多めに充填します。コーキングヘラで撫でつけて余分なコーキング材を取り、すぐにマスキングテープを剥がして乾燥させます。

トイレや洗面所も?キッチンパネルDIYのメリット

①手入れが簡単

掃除

キッチンパネルは水拭きができて洗剤も使えるので、キッチンに限らず水廻り全ての空間におすすめの素材です。キッチンパネルをトイレや洗面所にDIYする方も増えています。壁紙の張り替えのタイミングで、キッチンパネルに交換するというケースも多いようです。

交換するだけで手入れの手間が減った、トイレ掃除のストレスから解放されたと好評です。トイレは便器の両側に貼ると、水はねによる汚れも簡単に掃除できますよ。

②汚れ・においが付きにくい

トイレの壁紙は、汚れやにおいが付いてしまうと取れにくいものです。キッチンパネルに交換すれば、水分・汚れが染みつかないので、においが取れないということがありません。また、キッチンパネルには消臭機能の付いている商品もあり、トイレの張り替えにおすすめです。

③高級感が出る

洗面台

壁紙からキッチンパネルに交換するだけで、トイレや洗面所の雰囲気が一変します。キッチンパネルの色柄は少ないと思われがちですが、実は数百数千と多様なデザインがあります。DIYで好きなデザインのパネルに交換して、トイレや洗面所も好みのインテリアにリフォームしましょう。

④吸盤が付けられる

壁紙からキッチンパネルに交換することで、吸盤が使えるようになります。トイレや洗面所は色々な物を収納したい場所でもあるので、フックやタオルハンガーなどが追加できると置けるものが増えて便利です。

賃貸でキッチンパネルをDIYする方法

①貼ってはがせるシートを貼る

100均やホームセンターなどで、貼ってはがせるリフォーム用のシートが購入できます。様々なデザインが揃っていますので、賃貸のキッチンも好きな柄でデコレーションして楽しみましょう。

②マグネットシートを貼る

賃貸のキッチンがホーローパネルの場合は、マグネットシートをホーローに貼れば、その上に壁紙など好きなものを貼ることができます。賃貸を退去する時にマグネットごとはがせば、きれいに復元できます。また、ホーローパネルはアクリル絵の具で着色、復元が可能です。賃貸で好きなペイントを楽しむこともできますよ。

③タイルシールを貼る

本物のタイルのように凹凸のある、タイルシールも賃貸におすすめです。かわいいモザイクタイルのシールは、簡単に剥がすことができ、耐熱性の商品も豊富に揃っています。貼り分けたりアクセントに使ったりと、貼り方を工夫してみましょう。賃貸に限らず、時々張り替えて気分を変えるのも楽しいですね。

キッチンパネルを自分好みにDIYしよう

キッチン

キッチンパネルの張り替えは、切り方や貼り方を覚えれば簡単にDIYできます。見切り材やコーキング材など、実際に使ってみると難しくないものばかりです。ぜひDIYにチャレンジしてみてくださいね。

キッチンパネルの貼り方をマスターしたら、ぜひこちらもご覧ください。キッチンまわりのDIYや、賃貸でもできるDIYのアイディアが満載です。記事を参考に、マンションや賃貸でも、DIYの楽しさを満喫してくださいね。

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