スキムミルクの代用品は?パンやお菓子作りでの代わりや脱脂粉乳との違いも
更新:2021.05.19
スキムミルクの代わりに使うには何が良いかご存知ですか?ここではスキムミルクの代用品や脱脂粉乳との違いを丁寧に解説しています。スキムミルクの代用品を使って作るパンやお菓子などの料理のレシピもご紹介していますので、興味のある方はぜひご覧ください!
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INDEX
そもそもスキムミルクとは?
スキムミルクとは粉状の乳のこと
スキムミルクについて知らない人は、スキムミルクが液体状のものであると勘違いしている人も多いものです。しかし、それは間違いです。実は、スキムミルクは液体状ではなく粉状のものなのです。そのため、料理などで使う際はパウダーとして練りこんだり、溶かしたりして使います。
ちなみに、スキムミルクの使い方について知りたい方は、次の記事で詳しい使い方を紹介しています。牛乳の代用品として使うイメージも強いスキムミルクですが、実際には色々な使い方があります。ぜひ、みなさんもスキムミルクの活用法を知ってみて下さい。
スキムミルクとは牛乳から乳脂肪分を除いたもの
スキムミルクの原材料は牛乳です。その過程の中で、牛乳から乳脂肪分を取り除いたのがスキムミルクなのです。そのため、スキムミルク自体の脂肪分は非常に低いです。ちなみに、スキムミルクを作る中で取り除かれた乳脂肪分がまとまることでできるのが、バターなのです。
スキムミルクと脱脂粉乳の違いは?
スキムミルクと脱脂粉乳は同一のもの
スキムミルクと脱脂粉乳の違いは、実は呼び名のみです。スキムミルクは、日本の給食でも飲まれていた脱脂粉乳と全く同じ意味として使われています。しかし、現在市販されているスキムミルクは、昔飲まれていた脱脂粉乳と違い、品質が高くなっているのが特徴です。そのため、安心して料理にも使えるようになっています。
英語のスキムミルクは脱脂粉乳ではなく無脂肪乳のこと
スキムミルクと脱脂粉乳に違いはありません。しかし、英語の中で使われるスキムミルクは、脱脂粉乳とは違います。これは、英語で使われているスキムミルク(SKIM MILK)とは、実は無脂肪乳のことを指すためです。日本ではスキムミルク=脱脂粉乳で通りますが、英語では間違いであることを覚えておきましょう。
市販品は脱脂粉乳よりもスキムミルク表記の方が多い
現在、スーパーマーケットなどで販売されているスキムミルクは、そのほとんどがスキムミルクと表記されています。これは、学校給食の中で飲まれていた脱脂粉乳は、美味しくないというイメージを払しょくするためでもあると言われています。
スキムミルクの代わりや代用となるものは?
①牛乳
スキムミルクの原料となるものは、牛乳です。そのため、牛乳はスキムミルクがない時に代用品として代わりに使うことができます。ただし、牛乳は知っての通り液体状です。一方、スキムミルクは粉状のものなので、レシピの通りには使用することができません。
もし、牛乳をスキムミルクの料理の中で代わりに使うのであれば、分量に気を付ける必要があります。例えば、料理の中から水分となるものを置き換えたり、減らしたりすることで調整を図ります。また、脂肪分をカットしたい場合には、低脂肪乳を使うなどで対処してみましょう。
②豆乳
牛乳同様、豆乳もまたスキムミルクの代わりに使える代用アイテムです。牛乳よりも脂肪分が低い豆乳は、ヘルシーでダイエット料理を作るうえでも代用アイテムとして重宝できます。ただし、豆乳もまた液体状なのでレシピの通りには使用することができません。
豆乳を使用する際は、牛乳と同じように水分量を減らしたり、カットしたりして代用していきましょう。ちなみに、豆乳を使う際は調整豆乳と、無調整豆乳を使い分けることも大切です。糖分量を考え、その料理に適切な豆乳を使い分けてみましょう。
③クリープ(クリーミングパウダー)
コーヒーに使うクリープ(クリーミングパウダー)もまた、スキムミルクの代用アイテムとして代わりに使うことができるアイテムです。牛乳や豆乳と異なり、粉状のクリープならレシピの分量の通りに使用することができます。また、低脂肪タイプのクリープなら、風味もよりスキムミルクに近くなります。
ただし、注意したいのがクリープはメーカーによって材料が異なる点です。例えば、森永乳業が販売するクリープは、乳製品に該当しますが、AGFやネスレが販売するクリープは植物油脂が原料です。乳製品の深みが欲しい時は、牛乳を原料としたクリープを選ぶのが良いでしょう。
④粉ミルク
赤ちゃんがいる家庭ではお馴染みの粉ミルクですが、実は粉ミルクはスキムミルクの代用として使用することができます。粉ミルクは、脂肪分が除かれているため風味もスキムミルクに近いのが特徴です。粉ミルクを練りこんだり、溶かしたりして使用することができます。
粉ミルクは、赤ちゃんが飲めるほどに安全なものなので、もちろん料理に使うのも大丈夫です。また、赤ちゃんも1歳頃を過ぎると粉ミルクから離乳食へシフトチェンジします。そのため、粉ミルクが余ってしまって困っている人も結構多いものです。そんな時は、ただ捨てるよりも料理に使ってしまうのがおすすめです。
⑤プロテイン
ダイエットや筋力アップのためのプロテインも、実はスキムミルクの代用品として使えます。とくに、ホエイ由来のプロテインなら、風味もスキムミルクに近くなるためおすすめです。ただし、プロテインによっては味がついているものもあるので、風味を損ねたくない方はなるべく味が付いていないタイプを選ぶのがよいでしょう。
また、プロテインに甘みが含まれている場合には、レシピの分量から糖分の分量を減らして使うのがおすすめです。過剰に甘くなったりしないよう、プロテインの味を考慮しながらレシピにアレンジを加えて使いましょう。
⑥練乳
練乳も牛乳が原料となる食品です。しかし、練乳を使う際は少々注意が必要です。なぜなら、練乳にはたくさんの糖分が含まれているためです。そのままの分量をレシピの通りに作ってしまうと、甘すぎる仕上がりとなることがあります。
練乳をスキムミルクの代わりに使う際は、糖分を減らして作るのが良いでしょう。または、糖分が予め含まれないエバミルクと呼ばれる無糖の練乳を使うのがおすすめです。練乳はやや濃いめにできているので、レシピのスキムミルクの分量よりも減らして使うのが良いでしょう。
スキムミルクの代わりや代用となるものを使う時の注意点は?
お菓子やパン・料理に代わりになるものを使う時は水分量をチェック
液体状の代用品の使用では、レシピの水分量を減らして使用すること大切です。例えば、ホームベーカリーでパンを焼く際は、水を牛乳や豆乳に置き換えて使ったりします。また、脂質が多くなりすぎるようならバターやマーガリンの一部をカットし、代用品で置き換えるのが良いです。
お菓子やパン・料理に使う時は代用となるものの糖分量を確認
調整豆乳のように糖分が入っている代用アイテムは、レシピで設定されている糖分の量を超えないように調整する必要があります。例えば、レシピの中に砂糖やはちみつなどの糖分が入っていれば、その一部をカットします。そして、豆乳の甘さで調節します。
スキムミルクを使ったお菓子やパン・料理のレシピは?
①ミルククッキー
お子さんも喜ぶミルク風味のクッキーです。こちらは、卵と無塩マーガリンが水分となるため、スキムミルクの代用品を使う際はクリープか粉ミルクを使うのが良いでしょう。ホームベーカリーをお持ちの方なら、練り機能だけを使って生地を作るのもおすすめです。ホームベーカリーなら洗い物も少なく済みます。
準備するもの
- 無塩マーガリン 50g
- 砂糖 30g
- スキムミルク 10g
- 卵 1/2個
- 片栗粉 10g
- 薄力粉 80g
ミルククッキーの作り方
- マーガリンを常温に戻し、クリーム状に練る
- 砂糖を加える
- スキムミルクもしくは代用品を加える
- 卵を少しずつ加えて混ぜる
- 片栗粉と薄力粉を入れて混ぜる
- ビニール袋に入れて手で棒状に成型する
- 袋の口を止め1時間くらい冷凍庫に入れる
- 5ミリ幅に切る
- 180℃に予熱したオーブンで15分焼く
②黒糖食パン
工程が難しい黒糖食パンも、ホームベーカリーを使えばあっという間です。材料をホームベーカリーに入れ、スイッチを押すだけなので、毎日の朝食にも最適です。ちなみに、液体状の代用品を使う際は、水の量を減らすか置き換えるのもおすすめです。スキムミルクを入れることで、まろやかなミルクの香りが楽しめます。
ちなみに、ホームベーカリーを使えば黒糖食パン以外のパンも簡単に作ることができます。次の記事では、ホームベーカリーをお持ちの方にもおすすめなアレンジ食パンを紹介しています。スキムミルクや代用品をお好みでプラスしてみても素敵なパンが作れます。ぜひ挑戦してみて下さい。
準備するもの
- 強力粉 380g
- バター 25g
- 黒砂糖 大さじ2
- スキムミルク 大さじ1
- 塩 7g
- 水 270ml
- ドライイースト 小さじ1と2/3
黒糖食パンの作り方
- ホームベーカリーにドライイースト以外を入れる
- ドライイーストを所定の場所に入れる
- 焼きあがったら粗熱を取る
- 冷めたら切る
③シチュー
普段シチューはルーで作る人も、スキムミルクや代用品を使えば簡単に作ることができます。牛乳や豆乳をスキムミルクの代用品として使うのであれば、煮込み用の水の量を減らしたり、置き換えてみたりしてもよいでしょう。お子さんも喜ぶカルシウムたっぷりのシチューなので、寒い季節にもおすすめです。
準備するもの
- 野菜 フライパンの底が軽く埋まる位
- バター 5g
- スキムミルク 大さじ5
- コンソメキューブ 1個
- 片栗粉 小さじ2
- 塩 お好み
シチューの作り方
- 野菜をバターでしんなりするまで炒める
- 水(約200ml)とコンソメキューブを入れて野菜が柔らかくなるまで煮込む
- スキムミルクを水(約200ml)で溶く
- スキムミルクを加えてふたをしないでかき混ぜる
- 水(約50ml)で説いた片栗粉を回し入れ、とろみがつくまでかき混ぜながら煮る
- 塩で味を調える
スキムミルクの代わりの代用品でお菓子やパン・料理作りを楽しもう!
スキムミルクは、普段からたくさん使うようなアイテムではありません。そのため、いざ作りたい料理があった時に家にないということも多いものです。そんな時には、ぜひ代用品を使って料理を楽しんでみましょう。ホームベーカリーなどの便利家電を使えば、あっという間に簡単な手作りが可能です。
とくに、小さなお子さんがいる家庭ではスキムミルクや代用品を使った料理がおすすめです。スキムミルクや代用品は、カルシウムたっぷりなので、普段のおやつにもおすすめです。ぜひみなさんも、スキムミルクや代用品で料理作りを楽しんでみて下さい!
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