
おつとめ品の意味とは?名前の由来や使い方などをご紹介!
更新:2019.07.18
「おつとめ品」という言葉をご存知ですか?スーパーやコンビニなどでこういった言葉を見かけたことがある、という方も多いと思います。今回はそんなおつとめ品の名前の意味や由来、見切り品との違いとはについて詳しくご紹介していきます。
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INDEX
「おつとめ品」とは一体何?名前の意味や使い方を説明!
おつとめ品の意味①安く提供されている商品

おつとめ品の意味1つ目は、安く提供されている商品です。スーパーなどに行った時、割引シールや半額シールが貼られているものを見たことはありませんか?こんな風に通常価格よりも安く消費者に提供されている商品を「おつとめ品」と言います。
おつとめ品になる商品は、一般的に消費期限や賞味期限が近いもの、鮮度が落ちてきているものなどです。おつとめ品の中には「この日中に売らないと廃棄になる」という商品も多く、買ってから直ぐに食べられることを前提とされています。
おつとめ品の意味②在庫が余っており消費する必要がある商品

おつとめ品の意味2つ目は、在庫が余っており消費する必要がある商品です。基本的におつとめ品は期限などが近いものを指しますが、在庫が余っている商品がおつとめ品になることもあります。店舗の発注ミスや売れ行きの悪さなどで余った商品を売りさばくため、消費期限とは関係なく「おつとめ品」になるものもあります。
大量の在庫は商品だなを圧迫し、新商品入荷を妨げる要因になります。とにかく早く売ってしまいたいという店舗の都合も、おつとめ品が生じる要因のひとつなのです。
おつとめ品の使い方:「節約のためにおつとめ品を買う」

おつとめ品の使い方は、「節約のためにおつとめ品を買う」です。おつとめ品とは安く売られている商品ですので、節約をしなくてはいけない学生や主婦などが買い求めます。節約のためにおつとめ品を狙うという人が多いことから、このような使い方が生まれたと言えるでしょう。
「おつとめ品」という名前の由来とは?
「おつとめ品」という名前の由来①奉仕している

「おつとめ品」という名前の由来1つ目は、奉仕しているという意味です。おつとめ品は漢字で書くと「お勤め品」となります。この漢字は「働く」「勉強する」という意味があります。この意味から、おつとめ品には「商売人が客に奉仕している」という由来があると言われています。
「おつとめ品」という名前の由来②値引きする

「おつとめ品」という名前の由来2つ目は、値引きするという意味です。おつとめ品の漢字表記である「勤める」という漢字には、「商売人が客に勉強させてもらう」つまり「値引きをする」という意味があると言われています。値引きという意味を持つお勤めという言葉が、品物に当てはまったとされる由来です。
またこの「おつとめ品」と言う言葉は、名古屋の商売人が使っていた専門用語である説や、関西の方言に由来していると言う説など、様々な由来が考えられています。詳しい発祥の地は分かっていませんが、「勤める」という漢字の意味が由来していることは確かだと言えます。
「おつとめ品」と「見切り品」の意味の違いとは?
見切り品の意味:売れる見込みがない商品

見切り品の意味は、売れる見込みがない商品です。入荷したは良いものの、全く売れ筋がよくない商品のことを指します。おつとめ品のように割引シールが貼られているものもありますが、大抵は「見切り品コーナー」のような場所に置かれています。
見切り品はおつとめ品と同じように、消費期限や賞味期限が関係ある場合がほとんどです。しかし、期限がない雑貨のような商品も「見切り品」として販売されていることはあります。
見切り品の由来:「見切る」という言葉

見切り品の由来は、「見切る」という言葉です。「見切る」と言う言葉には「何かを途中でやめる」という意味があります。見切り品とは、「売ることを途中で諦めた」商品だと言えるでしょう。店側が「正規の値段で販売しても売れないと判断を下した商品」が見切り品なのです。
「おつとめ品」と「見切り品」の違い①安くなっている理由

「おつとめ品」と「見切り品」の違い1つ目は、安くなっている理由です。おつとめ品のほとんどは賞味期限などの期限が近づいているものですが、見切り品は期限が関係しているとは言えません。おつとめ品は「品質が下がり正規の値段では売ることができない商品」であり、見切り品は「期限に関係なく売れない商品」なのです。
おつとめ品は「売れなかったことによる品質の低下」が安くなっている理由の一つですが、見切り品にはそういった制限はありません。期限などの制限なしに「売れる見込みがない」と判断されたものが「見切り品」なのです。
「おつとめ品」と「見切り品」の違い②対象商品

「おつとめ品」と「見切り品」の違い2つ目は、対象商品です。おつとめ品は魚や野菜、お肉などの生鮮食品が対象となることが多いです。一方見切り品はどんなものも対象になります。雑貨やお菓子、ジュースなど、幅広い商品が対象です。
このように2つの言葉には違いがありますが、店舗やスーパーなどによってこの定義はまちまちです。「安くなっているもの」という前提は変わりませんが、安くなっている理由や名前が本来の意味とは異なる場合も多々ありますので注意してください。
おつとめ品を買うことのメリット・デメリットとは?
おつとめ品を買うことのメリット①安く商品が買える

おつとめ品を買うことのメリット1つ目は、安く商品が買えることです。おつとめ品が出てくるのは大体夕方のピークが過ぎたあたりからです。ピーク時に買ってもらえなかった商品は売れ残る可能性が非常に高いです。そのため少しでも購買意欲を上げるために、割引設定を行うのです。
ですのでおつとめ品になっている商品は、普段は買えないような値段で売られているものがほとんどです。夜19時ごろは2割引や3割引、閉店に近づいてくると半額で売られているものも出てきます。正規の値段で買うよりもおつとめ品を買ったほうが節約になるのです。
またこちらに、節約弁当の簡単レシピについての記事を載せておきます。「大家族だから食費を浮かせたい」「安くて豪華なおかずを作りたい」という方は、是非こちらの記事をチェックしてみてください。おつとめ品でこのレシピのお弁当を作れば、更に節約になること間違いなしですよ。
おつとめ品を買うことのメリット②忘れず使い切りやすい

おつとめ品を買うことのメリット2つ目は、忘れず使い切りやすいことです。通常の食品だと「まだ賞味期限まで時間があるから」と思って油断してしまい、腐ってしまうまで忘れていた…なんてことがよく起こってしまいます。しかしおつとめ品は「すぐに使わないと」という意識が働くので、こういった事態を避けられます。
新鮮な食材を買っても冷蔵庫でだめにしてしまう…という人は、一度おつとめ品を購入してみてはいかがでしょうか。1日や2日で使い切らないといけないという焦りが生まれるので、最後まで使い切ることができるようになるかもしれませんよ。
ただし、一人暮らしの人やあまり食材を使用しない人は、量が多すぎるおつとめ品には手を出さない方が良いでしょう。肉や魚は冷凍できるのでまだ日持ちはしますが、野菜などはすぐに傷んでしまいます。すぐに使い切れる量だけ買うようにしてください。
おつとめ品を買うことのデメリット①傷んでいたりカビがあるものもある

おつとめ品を買うことのデメリット1つ目は、傷んでいたりカビがあるものもあることです。おつとめ品は基本的に「使えるもの」「まだ食べられるもの」が売られています。しかし中には腐っていたり、カビなどが発生している商品も混じっています。
こういった商品があるのだと理解した上でおつとめ品を購入するようにしましょう。また品物を選ぶ際に、必ず品質を確認するようにしてください。ただし、「腐った商品だったけれどおつとめ品だからしょうがない」と我慢する必要はありません。たとえおつとめ品でも状態が悪すぎるものは売ってはいけない決まりだからです。
もし購入後傷みやカビなどに気づいたら返品することが可能です。お店に購入日時や商品名などを伝え、レシートと商品を持参して返品しましょう。ただし、あまりにも日数が経ちすぎているものは当然ですが受け付けてもらえませんので注意してください。
おつとめ品を買うことのデメリット②消費が間に合わないことがある

おつとめ品を買うことのデメリット2つ目は、消費が間に合わないことがあることです。おつとめ品は即日中に処理して食べられることを前提に販売されています。そのため、少しでも間があいたり放置しておくとすぐにだめになってしまいます。
大人数の家族などですぐに調理が可能な場合は良いですが、一人暮らしの場合はなかなか消費しきれず、結局捨ててしまうということにもつながります。いくら安くても捨ててしまっては意味がありません。消費する自信があるときのみ、手を出すようにしてください。
おつとめ品になりやすいものは?
おつとめ品になりやすいもの①果物

おつとめ品になりやすいもの1つ目は、果物です。特に桃やいちごなど、痛みやすく熟すと色が悪化するような商品はよくおつとめ品になります。他にもりんごやバナナ、キウイやプラムもおつとめ品になりやすい果物です。おつとめ品になっている果物は劣化が進んでいることが大半ですので、ジャムなどの調理法がおすすめです。
またこちらに、フルーツティーのレシピについての記事を載せておきます。果物の消費に困っている、実際の果物から紅茶を作りたい!という方は、是非こちらの記事を参考にしてみてください。
おつとめ品になりやすいもの②お寿司や刺し身
おつとめ品になりやすいもの2つ目は、パックのお寿司や刺し身です。魚介の生物はその日中に消費してしまわないといけないため、閉店までに売れなかった場合は廃棄になってしまいます。ですのでおつとめ品扱いにして、安い価格でも売ろうとするのです。
意味や見切り品との違いなどを理解しておつとめ品を利用しましょう!
おつとめ品をスーパーなどで見かけても、なかなか手が出せないという人もいるでしょう。しかしおつとめ品は、あくまで「食べられること」を前提に販売されています。意味やメリット・デメリットなどを正しく理解して、おつとめ品を使ってみてください。
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