キューティクルに必須なヘアケアのやり方は?意味から強くする方法までご紹介!
更新:2019.06.21
キューティクルとは髪の表面にある膜の部分です。髪の芯から水分などが失われない様にこの皮膜で守っています。髪が痛みキューティクルが開くと、ツヤを失う原因にも。キューティクルを修復させたい、美しく保ちたい、そう思っている貴女にお役に立てるヘアケア等ご紹介致します。
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INDEX
キューティクルの意味や役割とは?
キューティクルとはうろこ状の膜
キューティクルとは、髪の表面をうろこ状に覆っている組織です。一番外側にあるキューティクルは、脂質成分で髪内部の栄養を守り、髪をしなやかな状態にしています。主に3層構造になっている髪は、外側のキューティクルの次にコルテックス、中心部にメデュラと呼ばれる、殆どがタンパク質成分のものから出来ています。
更に1枚のキューティクルには、3層のキューティクルが存在しており、外側からエピキューティクル、エキゾキューティクル、エンドキューティクルという組織で形成されています。キューティクルは、一本の髪に3枚〜10枚程重なり合って張り付いています。枚数には個人差があり、髪が硬い人ほど枚数が多いようです。
キューティクルの役割は髪の水分や栄養を守ること
キューティクルは水分などによって開閉します。閉じることによって髪内部の水分や栄養を逃さないように、蓋をするという役割があります。キューティクルが開いた状態のままですと、髪の内部のタンパク質や油分などの栄養が外に漏れ出てしまいます。
ですから、開いたキューティクルを、きちんと閉じさせなければならないのです。キューティクルの配列が規則正しく重なり合い整っていることで、髪にツヤが生まれます。キューティクルには髪の栄養を守る役割と、髪にツヤを出すという意味があります。
キューティクルが開く・剥がれた原因は?
キューティクルが開く原因①落とし過ぎ
洗浄力の強すぎるシャンプーは、髪の油分や水分を過度に落としてしまい、キューティクルの開き方を大きくし剥がれたりする原因になりかねません。ツヤが無くなりパサパサした髪にならない為にも、弱酸性のものやアミノ酸系の髪に優しいタイプの洗浄剤や、髪に良い成分が沢山入ったヘアケア製品を選ぶと良いでしょう。
液体を直接髪に付けて洗うなど、落とし過ぎに繋がる洗い方はお勧めしません。また、ゴシゴシ洗いで髪同士が絡まる様な洗い方は、キューティクルを傷付ける恐れがあります。
シャンプーは手のひらであらかじめ泡立てて、優しく洗いましょう。そして髪をよくすすぎ、きちんと洗浄剤を落とす事も大切です。こちらに、アミノ酸シャンプーについて書かれた記事がありますので、気になる方は参考にお読み下さい。
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キューティクルが開く原因②アルカリ性の水分
キューティクルはアルカリ性に傾くと、開き方が大きくなります。髪の等電帯はpH(ペーハー)4.5〜5.5程の弱酸性です。キューティクルはこのpH値によっても閉じたり開いたりします。
海には塩分が含まれており、アルカリ性です。海で遊んだ後は、海水を出来るだけ早く洗い流しケアしましょう。アルカリ性の温泉などに入る時は、髪をアップにして髪が浸らないようにする方が良いでしょう。
キューティクルが開く原因③過度な熱とブラッシング
過度な熱を髪に与えてしまうと、キューティクルは開き方が大きくなったりダメージを受けます。水分を含んだ濡れた髪はドライヤーなどの熱で表面温度が上がりやすくなる為、髪からある程度の距離を取って乾かしたり、低温設定のあるドライヤーでゆっくり乾かすのも良い方法です。
ドライヤー・ヘアアイロン・ブラッシングを過度にやりすぎると、キューティクルを傷付けてしまいます。枝毛や切れ毛の原因にもなりますので注意して下さい。
キューティクルが剥がれた原因①美容室でのお手入れ
お洒落に欠かせないパーマやカラーリングなどは、薬剤を髪の中心部に浸透させる為にキューティクルを開かせ剥がします。カラーリングやブリーチの薬剤には、髪の中心部のコルテックスのメラニン色素の色を変える為に、キューティクルを剥がす成分が含まれています。
パーマ液にはコルテックスよりもっと奥にある、シスチンというアミノ酸成分の結合を切断させて形を変える薬剤が入っています。カラーリングなどと同様にキューティクルを剥がして浸透させる為、必然的に髪が傷む事に繋がってしまいます。
何度もカラーリングやブリーチなどを繰り返すと、こういった理由で髪が痛んでゆきます。一度剥がれたキューティクルは元に戻りません。その様な状態になると、切るか生えてくるのを待つしかないのです。
キューティクルが剥がれた原因②紫外線
髪のキューティクルは紫外線に弱いです。夏場などは特に紫外線が強いので注意しましょう。長時間浴びると、キューティクルが剥がれたり髪が脱色したりすることもあります。また紫外線によって、髪や頭皮が乾燥してしまうというダメージもあります。
日頃からこまめな保湿ケアが大切です。外出する時や紫外線に長時間当たる時は、髪を束ねる・帽子をかぶる・日傘をするなど、紫外線から髪を出来るだけ守りましょう。ヘアオイルも効果的です。紫外線を沢山浴びた日は、トリートメントなどのヘアケアを念入りにしましょう。
キューティクルを剥がさないヘアケアの方法とは?
キューティクルを剥がさないヘアケア①水分を含んだ髪を乾かす
水分を含んだ髪のキューティクルは開き方が大きくなるので、ドライヤーなどの適度な熱を与えて閉じさせましょう。きちんと水分を乾かす事が、髪にツヤを与える役割になります。
キューティクルを剥がさないヘアケア②水分を含んだ髪を優しく扱う
髪は濡れた状態が一番痛みやすく危険です。濡れた髪にブラッシングをする事や絞ったりする事は、キューティクルを傷つけ剥がす原因にもなります。濡れた髪の状態で髪同士が擦り合わない様に、優しく取り扱いましょう。
キューティクルを修復するヘアケア方法とは?
キューティクルを修復するヘアケア①トリートメント
普段からトリートメントを使い、キューティクルの開き方が大きくなった状態の髪に栄養を与えるようにしましょう。剥がれたキューティクルは修復できませんが、そのような状態になる前にトリートメントで髪にタンパク質や水分を補います。キューティクルを強くしてあげる事で、綺麗なツヤ髪が保たれます。
シャンプー後に髪を充分すすいだ後、トリートメントを毛先から根元へ均一になる様にやさしく馴染ませます。蒸しタオルを巻いたりヘアーキャップをして蒸らすと、より効果的です。洗い流す時のお湯は熱過ぎないお湯が良いでしょう。トリートメントは落とし過ぎず、少ししっとりと残っているくらいの方が効果があるようです。
キューティクルを修復するヘアケア②髪をしっかり乾かす
キューティクルは髪が濡れると開き方が大きくなります。濡れた髪の水分は早めに乾かしましょう。タオルドライは優しくしっかりとした上で、ドライヤーを当てるのは短時間にし、頭皮に近い根元から乾かすのがオススメです。
開いたキューティクルは、髪が乾ききる時に完全に閉じます。中途半端に濡れた髪の状態は髪同士の絡まりなどの摩擦により、キューティクルが傷付き傷む原因にもなります。しっかりと水分を乾かすことは、確実に髪にツヤを出すことに繋がります。この基本的な事が、ツヤ髪を維持するには大切な事です。
キューティクルを修復するヘアケア③オイル
洗って開き方が大きくなった髪をきちんと乾かしたら、髪にオイルを付けましょう。埃などの汚れを防ぎ、キューティクルを保護するという役割もあります。オイルで髪を保湿する事で、キューティクルの開き方が収まり栄養も保護されます。実に簡単に出来るヘアケアです。
オイルは出来るだけナチュラルなものを選び、髪に負担のかからないものを選びましょう。そして薄っすらと馴染ませるのがポイントです。沢山付け過ぎるとベタつきや匂いが気になり、せっかく洗った髪に汚れを寄せ付ける事にもなりかねません。オイルは少量を手に馴染ませ薄くした状態で、手ぐしで馴染ませると良さそうです。
キューティクルを修復するヘアケア④洗い流さないトリートメント
バスタイムでのケアに加え、洗い流さないトリートメントを髪に付けることも効果的です。より一層、水分や栄養を逃さない様にコーティングしてくれるという役割と効果があります。そして髪にハリやツヤも与えてくれます。
オイルタイプ・ミルクタイプ・ジェルタイプ・ミストタイプと様々な種類がありますので、ご自身の髪に合った物を選び使い分けましょう。ここに、ヘアクリームについての記事がありますので、参考にしてください。
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キューティクルを修復するヘアケア⑤CMC入りトリートメント
キューティクル同士をくっ付けている成分『CMC』が配合されたトリートメントを使うことで、剥がれかけているキューティクルを再びくっつけるという効果が期待できます。
髪にはキューティクル同士をくっつけている役割を持った、CMCという油成分が存在しています。このような直接的に作用する成分が入ったトリートメントを使う事で、キューティクルの修復を早め、ダメージから髪を守ることが出来そうです。トリートメントの成分表示を見て、ご自分の髪の状態に合わせて選びましょう。
キューティクルを強くするヘアケア方法とは?
キューティクルを強くするヘアケア①コラーゲン補給
髪の成分の殆どがタンパク質です。日々のヘアケアに加え、コラーゲンを含んだ食品の摂取など、きちんとした食事を摂ることも大切です。
キューティクルが完全に剥がれ落ちてしまったら、髪を切ってしまうか、髪が生えてくるのを待つのみになります。髪を造っているのはご自身の身体です。体の内側からも、健康な髪が生えてくるようにケアをしてあげましょう。
キューティクルを強くするヘアケア②頭皮マッサージ
トリートメントの時に、優しく頭皮をマッサージするのも効果的です。体の血行を良くすることで、髪にも栄養が行き渡ります。過度なストレス・心身の不健康は、髪の状態にも表れやすいものです。リラックス出来る時間を作り、体を冷やさない・お風呂に浸かり体を温めるなど、ヘアケアのみならずセルフケアも重要です。
キューティクルを適切な方法でヘアケアしよう!
普段何気なく髪のお手入れをしていますが、髪の要(かなめ)はキューティクルにあると言っても過言ではありません。キューティクルの役割は髪の鎧の様なもの…丁寧なヘアケアで出来るだけ強くしたいですね。
『一度剥がれたキューティクルは修復できない』これは衝撃的な事実です。身の回りのヘアケア製品や普段何気なくしてしまっている髪に負担のかかる事など、今一度見直してみましょう。
『髪は女の命』とも言われますが、美しい髪とはやはり「ツヤ」があってこそです。また人と会った時に、髪の状態をつい見てしまうことはありませんか?日々のお手入れに栄養満点のヘアケア商品を加えるなど、出来る限りの事をして美しいツヤ髪を維持したいものです。
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