ぶりの臭み消し!ブリの臭いを消す下ごしらえ・下処理方法は?
更新:2021.05.18
手についたぶりの臭いはなかなか落ちないですよね。どのように臭み消しを行うのでしょうか。今回はブリの臭いを消す下ごしらえや下処理方法、手についたぶりの臭み取りの方法、美味しいぶり料理のレシピを紹介します。これさえ知っておけば、安心してぶりを調理することができますよ。
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INDEX
ぶりの臭み消し!ブリの臭いを消す下ごしらえ・下処理方法は?
ブリの臭いを消す下処理の手順
ぶりの下処理の手順
- ぶりとアラをバットに並べて塩を振って10分程置く。
- ザルにぶりとアラを移し、熱湯を上からかける。
- 流水で洗い、汚れを取る。
- キッチンペーパーなどで押さえるように水気を切る。
塩をふって10分程おくことでブリの臭みや汚れが浮いてきます。熱湯をかける際は、鍋に湯を沸かしその中に直接ブリを入れてもOKです。ただし、熱湯にブリを通りすぎると、身がぱさぱさとしてくるので、注意してくださいね。3秒程度さっと湯に通すだけで大丈夫です。
調理前の下ごしらえのポイント①霜降りをする
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ぶりの下ごしらえをする際は、霜降りがとても重要です。霜降りとは、ぶりに湯をかけることをいいます。湯をかけることでぶりの表面が白くなることから「霜降り」と呼ばれています。
特に煮物料理では、霜降りをやるのとやらないのでは大きな差が出てきます。煮物料理は素材を活かす料理のため、臭み消しをしないと出来上がりに生臭さが残ってしまいます。
霜降りをする際は、90~95℃の湯が理想です。熱すぎるとぶりの皮が破れてしまいますので、お湯が沸騰したらちょっと水を加えてから使うとちょうどよいでしょう。
調理前の下ごしらえのポイント②しっかりと血抜きをする
切り身ではなく丸ごとのぶりを下ごしらえする場合は、しっかりと血抜きをすることも重要です。霜降りをして流水で洗い流す際に、お腹の中をしっかりと洗うようにしましょう。ボウルに水を入れて、魚を水の中で洗うときれいに血抜きをすることができます。
臭み取りのその他の方法①酒を使う
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お酒を使ってぶりの臭み取りをすることもできます。ぶりに直接振りかけてもいいですし、お酒の中に漬けても効果的です。白ワインでも可能です。焼き魚や煮魚などにおすすめで、臭み取りをするだけではなく、お酒を使うことでぶりの身もふっくらとするでしょう。
臭み取りのその他の方法②牛乳やヨーグルトに漬ける
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牛乳やヨーグルトに漬けることで、ぶりの臭み取りをすることができます。牛乳のタンパク質や脂肪の粒子にはぶりの臭みを吸着してくれる働きがあります。ムニエルのような洋風料理におすすめの方法です。同様にしょうがにも臭み消しのこうかがあります。
魚の生臭さの原因は「トリメチルアミン」
ぶりの生臭さの原因は、旨味成分の「トリメチルアミンオキサイド」が細菌によって分解され、「トリメチルアミン」に変化することで起きます。魚は放置しておくとトリメチルアミンが大量に発生しますので、調理する際はできるだけ新鮮なものを選ぶ必要があります。
トリメチルアミンは、内蔵や血あい、皮の滑りに発生しやすいので下処理をする際に、内蔵を取り除いたり、しっかりと血抜きをしなければいけません。そのため、ぶりの下処理や下ごしらえはとても重要なのです。関連記事も参考にしてくださいね。
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ぶりの臭み消し!手についたブリの臭いの消し方は?
手についたぶりの臭み消しの方法①柑橘類の皮で手を洗う
柑橘類の皮で手を洗うことで、ぶりの臭み消しをすることができます。柑橘類の皮にはクエン酸が含まれており殺菌効果があります。また、リモネンという成分も含まれており、これには消臭効果がありますので、しつこい臭みも消すことができます。
石鹸で手を洗ったあと、しっかりとタオルで水分を拭いてください。柑橘類の皮を押し潰して出てきた汁を手に擦り付けましょう。手に平や指の間など念入りにしてください。数秒間そのまま放置し、水ですすぐだけで臭いが落ちるでしょう。
手についたぶりの臭み消しの方法②酢水で洗う
酢水で洗う方法も手についたぶりの臭み消しには効果的です。酢には柑橘類と同じようにクエン酸が含まれており殺菌効果があります。ただし、酢をそのまま使ってしまうとぶりの臭いは落ちても酢のつんとした臭いが手に残ってしまいます。
ですので、酢を遣う場合は酢を水で2倍に薄めたものを使用するようにしてください。酢水の中に手を入れて、中で擦るようにして洗い、水で流せば臭いは落ちるでしょう。
手についたぶりの臭み消しの方法③塩で洗う
塩で手を洗うという簡単な方法でもぶりの臭み消しをすることができます。塩には臭いの元となる細菌を分解する働きがあります。方法は塩を手につけて擦るだけです。
ですが、手や指に傷があるとそこに塩が入り込みしみたり、痒くなったりする原因となります。手軽にできる方法ですが、手や指に傷がある場合は他の方法を試してみましょう。
手についたぶりの臭み消しの方法④ステンレスを触る
ステンレスを触るだけで不思議とブリの臭いを消すことができます。ステンレスの鉄イオンと臭いの元となる細菌が化学反応を起こし、手についたぶりの臭いを消してくれるのです。各家庭の水道の蛇口はたいていステンレスでできていますのでぶりを触った後は蛇口に触れるようにしてください。関連記事も参考にしてくださいね。
【番外編】美味しいぶり料理のレシピは?
美味しいぶり料理のレシピ①ぶり大根
材料(2人分)
- ぶり 2切れ
- 大根 1/4個
- 水 130ml
- 顆粒和風だし 小さじ1/2
- 酒 大さじ1.5
- みりん 大さじ1.5
- しょうゆ 大さじ1.5
- 三温糖 大さじ1/2
- 塩 適量
- 水 適量
- 熱湯 適量
作り方
- 大根は2cm幅の半月切りにする。
- 鍋に水を入れて沸かし、大根を下茹でする。
- ざるにぶりを入れて、塩で揉み、3分程置いておく。
- ぶりにお湯をかけ、水で洗う。
- フライパンに水、顆粒だし、酒、みりん、しょうゆ、三温糖を入れ煮たたせる。
- 大根を入れて、10分ほど弱火で煮込む。
- ぶりを加え、アルミホイルで蓋をして、さらに10分程弱火で煮込んだらできあがり。
ぶりの代表的な料理「ぶり大根」のレシピです。ぶりを揉むときの塩の量は、多い方がぶりの臭みをとることができます。煮込むときは弱火でじっくりと焦げないように煮込んでくださいね。
あったかぶり大根美味しいぶり料理のレシピ②ぶりの西京焼き
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材料(2人分)
- ぶり 2切れ
- 塩 小さじ1/3
- 白味噌 30g
- みりん 大さじ1
- 砂糖 小さじ1
- みりん(沸騰させたもの) 大さじ1
- サラダ油 大さじ1
- 大葉 2枚
- はじかみ生姜 2本
作り方
- 白味噌、みりん、砂糖を合わせて、合わせ調味料を作っておく。
- ぶりに塩をふって5分程置いておき、キッチンペーパーで水分を拭き取る。
- ラップを広げ、その上に半分の量の合わせ調味料を塗り、ぶりをのせ、さらにその上に残りの合わせ調味料を塗る。
- ラップで包み、サラダ油を引いて、弱火でじっくりと両面を焼く。
- 焼き色がついたら、みりんをかけて沸騰させる。
- 中まで火が通ったら皿に盛り、大葉と生姜を添えてできあがり。
ぶりが美味しく食べられる「ぶりの西京焼き」のレシピです。みりんをかけて沸騰させることで、ぶりに照りが出て食欲をそそる一品になります。ご飯がすすみますよ。
ぶりの西京焼き美味しいぶり料理のレシピ③ぶりのあら汁
材料(2人分)
- ぶり(あら) 500g
- 大根 1/3本
- 長ネギ 1本
- だし汁 1000ml
- 酒 大さじ2
- みそ 60g
作り方
- ぶりのあらを水で洗い、ざるに入れて熱湯をかけて水を切っておく。
- 大根を5mm程の厚さのいちょう切りにする。
- 長ネギは白い部分を斜め切りに、青い部分は小口切りにする。
- なべにだし汁と大根を入れ中火にかけ、あくをとりながら5~6分煮る。
- ぶりのあらと酒を加え、さらに7~8分煮る。
- 火が通ったら、長ネギの白い部分を加えみそを溶き、煮たたせる。
- 器に盛り、長ネギの青い部分をのせたらできあがり。
ぶりが美味しく食べられるぶりのあら汁のレシピです。ほっと落ち着くお袋の味がします。ぶりの旨味を存分に感じることができるぶり料理です。
ぶりのあら汁美味しいぶり料理のレシピ④ぶりの照り焼き
材料(2人分)
- ぶり 2切れ
- 塩 小さじ1/4
- お湯 適量
- 冷水 適量
- 片栗粉 大さじ1
- しょうゆ 大さじ2
- 酒 大さじ2
- みりん 大さじ2
- 砂糖 大さじ1
- すりおろし生姜 小さじ1/2
- 胡麻油 大さじ1
- 大葉 1枚
作り方
- ぶりに塩をふり、15分程置いておく。
- ざるにぶりを入れ、熱湯をかけ、流水で洗う。
- キッチンペーパーなどで水気を拭き取り、片栗粉を薄くまぶしておく。
- しょうゆ、酒、みりん、砂糖、すりおろし生姜を混ぜ合わせ、合わせ調味料を作る。
- フライパンに胡麻油をひき、ぶりを両面こんがりと焼く。
- 合わせ調味料を加え、中火で煮詰める。
- とろみがついたら、大葉をしいた皿に盛りできあがり。
ぶりを使った代表的な料理「ぶりの照り焼き」のレシピです。熱湯をかける前にぶりに塩をふっておくと、より臭みをとることができますよ。甘辛いたれがぶりとよく合うご飯がすすむいっぴんです。
ぶりの照り焼きぶりの臭み消しをして美味しく食べよう!
ぶりの臭み消しのやり方や、下ごしらえ・下処理の方法、美味しいぶり料理のレシピを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?生臭さが苦手な人も、ちゃんと臭み消しをすれば美味しくぶりを食べることができますよ。是非挑戦してみてくださいね。
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