本当は怖い漢字13選|恐ろしい由来・成り立ち・ルーツ・意味とは?
本当は怖い漢字というものがあります。恐ろしい由来や成り立ちのルーツを持つ漢字は、実はたくさんあるのをご存知ですか?今回はそんな怖い意味を持った漢字を集めてみました。普段何気なく使っている漢字には、どのような真実があるのでしょう。
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INDEX
【前半】本当は怖い漢字の由来・成り立ち5選
恐ろしい由来がある本当は怖い漢字①幸
恐ろしい由来がある本当は怖い漢字、1つ目は「幸」です。「幸せ」という漢字はいかにも怖くなさそうないい意味を持つ漢字というイメージですよね。「幸福」など使われる言葉もポジティブな印象です。
しかし、実は「幸」という漢字は罪人が手足に枷(かせ)を付けられている状態を表しています。漢字のルーツである中国では、かつて罪人に対して非常に残虐な刑を与えていました。
しかし、手足に枷を付けられている状態ならまだ残虐な目に遭わない為、幸せだと考えられていました。つまり罪人として苦しむことに比べれば幸せだという由来から、このような漢字になったのです。
恐ろしい由来がある本当は怖い漢字②爽
恐ろしい由来がある本当は怖い漢字、2つ目は「爽」です。「爽やか」や「爽快」などの言葉に使われる感じなので、恐ろしい由来とは無縁のように感じますよね。
しかし、この漢字には印象的なバツが4つ付いています。実は「爽」の漢字にある「大」の字は人間の死体を表します。そして4つのバツは、死体に入れられた入れ墨なのです。
昔は死体と魂を清らかに保つことで、復活できると信じされていました。バツ印は邪悪なものが入らないよう魔除けに彫った入れ墨です。つまり、「爽」の字は復活の為に魔除けの入れ墨を彫った死体から成り立っているのです。
恐ろしい由来がある本当は怖い漢字③真
恐ろしい由来がある本当は怖い漢字、3つ目は「真」です。「真実」や「真面目」などに使われる漢字の為、曇りや偽りのない真っ直ぐなものというイメージがあります。
この漢字は元々旧字で「眞」という漢字でした。この漢字の「ヒ」を取り除いた部分には、なんと「生首がぶら下がっている」という恐ろしい意味があるのです。
その為、「真」という漢字には生首がぶら下がっている様子や行き倒れになった人という意味があります。名前にもよく使われる漢字ですが、実は恐ろしい由来があったのですね。
恐ろしい由来がある本当は怖い漢字④童
恐ろしい由来がある本当は怖い漢字、4つ目は「童」です。「児童」や「学童」などにも使われる為、一般的には小さな子供を表す漢字として認識されていますよね。
しかし、この漢字のルーツには目を刃物で刺された奴隷、重いものを持たされた奴隷と言った由来があります。「童」という漢字をよく見てみましょう。
「辛」と「目」と「重」という漢字でできています。つまり、目が見えず重いものを持ち辛い状態というのがわかります。奴隷は弱く抵抗できない存在なので、現在は弱い存在である子供に使われているのですね。
恐ろしい由来がある本当は怖い漢字⑤詛
恐ろしい由来がある本当は怖い漢字、5つ目は「詛」です。あまり日常的には使われませんが、「呪詛」に使われるように人を呪うという意味がありますよね。
もうこの時点で恐ろしい意味がありそうですが、「詛」という漢字には恨んでいる相手に不幸が起こるよう、神に祈るという意味があります。
ごんべんである「言」には言葉を放つという意味がある為、呪いの言葉や恨みの言葉を放つ人という意味があるのがわかります。恐ろしい漢字の為か、使われる言葉もネガティブなものが多いですよね。
【中盤】本当は怖い漢字の由来・成り立ち4選
怖い成り立ちのルーツがある本当は怖い漢字①祭
怖い成り立ちのルーツがある本当は怖い漢字、1つ目は「祭」です。お祭りと言えば神聖なものや楽しいものと言ったイメージがありますが、元々は神にささげる儀式だったと言います。
「祭」の漢字に含まれる「示」の部分は、生贄をささげる祭壇を意味します。更に「示」の上にある部分は左が肉、右が人の手を表しており、人が生贄の肉を手に持ってささげている様子がわかります。
今でこそ明るく楽しいイメージがある「祭」ですが、その成り立ちにはこのような古い文化が関係しています。お祭りというもののルーツも関係しているのですね。
怖い成り立ちのルーツがある本当は怖い漢字②取
怖い成り立ちのルーツがある本当は怖い漢字、2つ目は「取」です。「取る」という漢字はものを取る、連絡を取るなど日常的に使われる漢字ですよね。
しかしよく見ると「取」という漢字には「耳」という字が入っています。昔中国では多くの人々が争っていました。そして、戦場で敵を倒した際、その証拠として敵の耳をそぎ落として持ち帰ったと言われています。
つまり、敵の耳を取るというのは敵の命も取るという意味になります。このような成り立ちから、「取」という漢字には「耳」という字が使われるようになりました。日常的な漢字に驚く由来があるのですね。
怖い成り立ちのルーツがある本当は怖い漢字③賢
怖い成り立ちのルーツがある本当は怖い漢字、3つ目は「賢」です。「賢い」や「賢明」などに使われる漢字なので、イメージとしては利口で頭のいい人という意味として使われますよね。
この漢字は「臣」、「又」、「貝」という漢字で成り立っています。「臣」は奴隷、「又」は手、「貝」は当時の通貨を意味しています。つまり、奴隷とお金が関係しているのがわかります。
諸説ありますが、奴隷が権力者から金銭を貰う様子に関係すると言われています。例え奴隷としてでも、権力者には逆らわず金銭を貰うのが賢い判断だという意味が込められています。
怖い成り立ちのルーツがある本当は怖い漢字④若
怖い成り立ちのルーツがある本当は怖い漢字、4つ目は「若」です。「若い」や「若葉」などに使われる為、年齢などが若々しくみずみずしい印象を受ける漢字です。
草かんむりに右という字を書きますが、実はこの漢字に意味はなく象形文字がルーツと言われています。昔は巫女という存在が、神様の声を聴き政治などを行っていました。
その巫女が神様の声を聴く為に髪を振り乱しながら我を忘れて踊り狂っている様を、象形文字として書いたのが「若」です。その様子を想像すると、なかなか恐ろしいものがありますね。
【後半】本当は怖い漢字の由来・成り立ち4選
おどろおどろしい意味がある本当は怖い漢字①民
おどろおどろしい意味がある本当は怖い漢字、1つ目は「民」です。「国民」や「民衆」などに使われる為、人々を表す漢字として知られていますよね。
この漢字には、両目を刺して目を見えなくした奴隷という意味があります。昔は戦争に負けた国の住人が、奴隷として勝った国に仕えていました。
その際逃げ出さないように両目を潰されたと言われています。そのように目を潰された奴隷が国王に仕えていた為、いつしか民という漢字が人々を表す漢字として使われるようになりました。
おどろおどろしい意味がある本当は怖い漢字②県
おどろおどろしい意味がある本当は怖い漢字、2つ目は「県」です。都道府県に使われる「県」という漢字は、非常に馴染みがある為恐ろしい由来があるとは思いませんよね。
しかしこの漢字は、「首」という漢字を逆さまにしたものがルーツと言われています。昔中国では、その地域の権力者に逆らうと首を切り落とし、それを見せしめとして逆さまに吊るしていました。
いつしかその地域に吊るされている生首が、その地域の権力者を表すようになり、地方の区切りを意味するものとなりました。まさか普段から使っている漢字にこのような恐ろしい意味があるとは、驚きです。
おどろおどろしい意味がある本当は怖い漢字③道
おどろおどろしい意味がある本当は怖い漢字、3つ目は「道」です。「道路」や「通り道」といった漢字には、とても恐ろしい由来があるようには思えません。
しかし、この漢字にも「首」という字が使われていますよね。昔中国では自分が住んでいる領土から外に通じる道に、敵や悪霊の侵入を防ぐ為のまじないをしていたと言われています。
その方法とは、道に敵の生首を埋める、または吊るすという方法でした。つまり、昔道には魔除けの為に人間の首が使われていたことからこのような漢字になったのですね。
おどろおどろしい意味がある本当は怖い漢字④号
おどろおどろしい意味がある本当は怖い漢字、4つ目は「号」です。「号令」や「号泣」の他、乗り物などにも「~号」と使われる漢字ですよね。こちらも象形文字が由来です。
「号」という漢字の上部は「口」、そして下部はなにやらカクカクと折れ曲がっているような形をしています。この漢字は、生贄や刑罰により生き埋めにされた人間を表しているのです。口は大きく口を開けて泣き叫ぶ様子、下の部分は苦しみのあまり体を折り曲げている姿を現しています。
そう言われると確かに人の体が折れ曲がっているように見えてきませんか?ここまで恐ろしい漢字を紹介しましたが、名前に使う際は是非こちらの記事でご紹介している良い漢字も参考にしてくださいね!
【番外編】怖くない由来・成り立ちの漢字は?
面白い由来や成り立ちのある漢字①友
ここからは恐ろしい由来の漢字ではなく、面白い由来や成り立ちのある漢字をご紹介します。1つ目は「友」という漢字です。「友達」や「友情」などに使われますよね。
「友」という漢字は「又」という漢字が二つ組み合わさって成り立っていると言われています。そして「又」とは、元々手を意味する漢字と言われています。
つまり、「友」という漢字は手と手を取り合う二人の人物を表しているのです。手を取り合う二人の人物が「友」というのは、とても素敵な成り立ちですよね!
面白い由来や成り立ちのある漢字②愛
面白い由来や成り立ちのある漢字、2つ目は「愛」です。「愛情」や「恋愛」などに使われる為、心の愛に関係する漢字と思われます。また、人名にもよく使われますよね。
この漢字は元々、「人が後ろを振り返る様子」を表しています。更に「心」という字も入っているので、人が後ろ(過去)を振り返っている心情を表しています。
なお、「愛」という漢字は女の子の名前としても一般的ですよね。こちらの記事では女の子の可愛い名前をたくさんご紹介しています。是非参考にしてくださいね!
面白い由来や成り立ちのある漢字③夢
面白い由来や成り立ちのある漢字、3つ目は「夢」です。将来の夢の他に、眠る時に見る夢も同じ漢字が使われますね。しかし、よく見ると不思議な成り立ちではありませんか?
夢という漢字は草かんむりに「目」と「夕」という漢字が使われています。これは、夕暮れに草むらからものを見ている様子を表しています。
薄暗い夕暮れに視界の悪い草むらからものを見ても、よく見えないですよね。そのようにぼんやりとしてはっきりしないさまを、「夢」と言うようになったのです。確かに将来の夢も寝る時に見る夢もはっきりとしないものですね。
面白い由来や成り立ちのある漢字④孫
面白い由来や成り立ちのある漢字、4つ目は「孫」です。孫(まご)や「子孫」などに使われることから、自分の血を受け継いだ家族というイメージです。
「子」という漢字はわかりやすいですが、そのとなりにある「糸」が気になります。これは、先祖から自分、そしてその子からずっと先まで、糸で繋がるようになっているという意味から成り立っています。
確かに自分の先祖や子孫は、一本の糸で繋がっているように血を繋いでいく存在ですね。だからこそ、子と糸という漢字で成り立っているようです。
面白い由来や成り立ちのある漢字⑤生
面白い由来や成り立ちのある漢字、5つ目は「生」です。「生命」や「生まれる」など、命に関するものに関係する漢字として使われます。
この漢字は、上と下に真ん中から半分に分けると成り立ちがわかりやすいでしょう。真ん中から分けると、下半分は「土」という漢字です。
そして上半分は植物の芽を意味しています。つまり、土から芽が出ている様子です。植物が土から生えてくる様子が、命の誕生に繋がっているのですね。確かに生き物の命は植物の命に似ているかもしれません。
本当は怖い漢字の意味を知ろう
普段何気なく使用している漢字ですが、実はその由来や成り立ちには恐ろしいルーツがある本当は怖い漢字もあります。日本人に馴染み深い漢字は、実は奥が深いものなのですね。
漢字の形状などに注目してみると、その漢字が何を表すものなのかが見えてくるでしょう。今回ご紹介した本当は怖い漢字の他にも、恐ろしい意味を持つ漢字はたくさんあるので、是非調べてみてくださいね!
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