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7回忌の法事の服装は?女性/男性/身内

更新:2022.02.07

「平服でお越しください」そんな7回忌の案内状をみて、服装に迷われた方も多いのではないでしょうか。法事・法要は徐々に規模を縮小していくのが通例のため、身内が中心の年忌法要は平服がマナーと言われています。ここでは7回忌の服装の基本から、女性のアクセサリーなど細かい点までをわかりやすくご紹介します!

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7回忌とは?

七回忌とは亡くなった年を含めて死後7年目に実施する法事

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七回忌とは、故人の死後7年目に実施する法事です。故人が亡くなり、決まった年に実施する年忌法要の1つです。亡くなって満1年目になると1周忌を行います。法事の数え方は、1周忌が終わった後は亡くなった年を含めて数えていきます。1年目の1周忌を行い、2年目の3回忌の次に行われる3回目の法事になります。

実は7年に1度に法事を行う風習は、本当の伝来仏教の風習には存在しません。日本の古来の風習によるものと言われていて、7回忌以降は日本独自に行っています。他に日本独自の風習からできた法事として干支の十二支の1巡に関係する「十三回忌」や、十二支の2巡に関係する「二十五回忌」などがあります。

7回忌に招くのは親族のみ

親族のみ

7回忌に参列するのは親族のみが一般的です。法事に参列者する人についての、明確な基準は存在しません。しかし7回忌では亡くなって時間も経過しているので、大勢の人を招くことはあまりありません。一周忌の場合は遺族の近況報告を兼ねていますが、三回忌からはだんだん関係の深い方のみにしていくのが一般的です。

法事も7回忌になると、友人や知人を呼ぶことは少ないです。法事は、小規模で行われる場合が多いです。案内が届くと、女性も男性も服装の件で心配になると思います。参列者は親族のみで行う場合が多いので、参列するときの服装で悩む方も多いのではないでしょうか。3回忌までとは、求められる服装が違う場合があります。

7回忌の女性の服装は?

女性の服装は平服と呼ばれる略式礼服で


7回忌にちょうどよい女性の服装は、喪服ではなく平服と呼ばれる略礼服です。平服と言っても、ノースリーブなどの露出の多い服装や派手な服装はやめましょう。あくまでも、法事という場に相応しい服装を選択しましょう。法事における女性の平服は、例えば黒や紺などの地味な色のワンピースやスーツがおすすめです。

女性の着用するスーツは、パンツスーツでも大丈夫です。ストッキングは喪服と同様、黒のものを着用しましょう。夏の時期は素足や肌色のストッキングはマナー違反となります。薄手のもので構わないので、黒いストッキングを着用しましょう。冬の寒い時期は平服の上に上着を着用することもあるかと思います。

ファーのついているものや革製のコートは「殺生」を意味するので、法事などで着用することはマナー違反です。法事に着ていく時は、革製以外の黒やこげ茶色のコートなどを着用していきましょう。寒い時期でも、ブーツを履くことは避けましょう。 女性の法事の服装をまとめた記事があるので、合わせてご覧ください。

アクセサリーは結婚指輪以外つけない

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7回忌におけるアクセサリーは、喪服と同様結婚指輪の例外を除いてアクセサリーはつけないことがマナーとなります。どうしてもアクセサリーを身に着けたい場合は、パールのもので一連のネックレスを選びましょう。パールは涙の象徴とされています。二連や三連のものは、「不幸を重ねる」という意味で相応しくありません。

女性のパールのアクセサリーは正式には黒の真珠が法要の場には相応しいとされていますが、勿論白の真珠でも問題はありません。ヘアアクセサリーをつける場合でも、黒のものやパールであれば安心です。アクセサリーをつけたい時は、多くの注意点があります。喪の表現が軽くなっても、必要以上に着飾ってはいけません。

法事に参加する場合は、光に反射するものはマナー違反とされています。バッグを選ぶ場合は、金具のついているものは避けましょう。 革製品やファーは「殺生」を意味するので、法要の場ではマナー違反とされています。ワニ革やヘビ革などのバッグやベルトなどは控えましょう。おすすめは装飾品のない黒のバッグです。

妊婦の場合はマタニティ喪服かワンピースで


妊婦の方で参列する場合は、マタニティ専用の喪服かワンピースであれば大丈夫です。妊婦の方用に、喪服のレンタルもあります。ワンピースの場合は、黒色やダーク色のものでゆったりとしたものを選びましょう。ストッキングは、マタニティ用のあまり締め付けのない、大きめなストッキングを用意するのがおすすめです。

また妊婦の方が法事に参加する場合は、あて鏡を持参すると良いという言い伝えがあります。おなかに鏡をあてることで、魔よけの効果があるというものです。ただしあくまでもいい伝えなので、あて鏡は必ず持参しなくても大丈夫です。いい伝えが気になるという人は鏡を持っていっても良いでしょう。

参加する場合は、あらかじめ施主側に妊婦であることを説明しておきましょう。妊婦の方は、あくまでも自分の体調を第一に考えましょう。法事では、普通の人でも日常とは違った行動をすることが多いです。妊婦の方が法事に出席する時は、何事も無理は禁物です。どうしても無理な場合は、欠席の可能性も検討しておきましょう。

7回忌の男性の服装は?

男性の服装も平服と呼ばれる略式礼服で

7回忌にちょうどよい男性の服装は、女性と同様に略礼服として黒や紺、グレーのダークスーツです。平服といっても派手なスーツや派手なシャツ、開襟シャツなどはマナー違反になるので注意しましょう。男性の略礼服はダークスーツで、背広の部分に切れ目がなく光沢のないものです。迷った時は、喪服を着ていくのが安全です。

夏の時期でスーツを着る場合、もし夏用があるなら夏用を着用しても大丈夫です。夏の室内では冷房が効いている場合があるので、上着は必要になります。派手なスーツや服装に光るような金属の時計やネックレス、大きなバックルのベルトや爬虫類系の小物類はマナー違反となります。色が黒であれば、間違いがなくて安心です。

7回忌以降の法要では、平服で参列しても良いと言われています。案内状にも「平服でお越しください」などの記載がある場合も。しかし、平服は普段着を意味するものではありません。礼服には種類があり、正礼服、準礼服、略礼服が存在します。ここでいう「平服」とは、略礼服のことです。決して、普段着ではありません。

履いていく靴は黒の革靴で


履いていく靴は、内羽根のストレートチップかプレーントゥタイプの黒の革靴が基本となります。内羽根のストレートチップはつま先に横一文字のラインが入ったもので、プレーントゥタイプはつま先に何も装飾がないものです。男性の靴を選ぶ時は、つま先と靴ひもを通す部分のデザインに気を付けると良いでしょう。

履いていく靴を選ぶ時は、色や素材に気を付けましょう。明るい色は避けて、黒くて地味な色を選びましょう。茶色、グレーなどの色も避けておく方が安全です。素材は本革や合成皮革、ポリエステルなどの布製の靴は問題ありません。そして靴の中敷きまでは、色や素材を気にしなくても大丈夫です。

革靴はワニ革やヘビ革の靴など、どう見ても動物の皮を使ったものとわかる靴はマナー違反になります。動物の皮を使用した靴は、「殺生」を意味する場合があるためです。エナメルタイプの靴やバックスキンの靴、金属の飾りがついたような靴もマナー違反なので注意しましょう。カジュアル寄りのデザインなってしまいます。

ネクタイは黒の無地で

ネクタイは、黒の無地のタイプを選んでおけば大丈夫です。ただし7回忌からは厳しいマナーにとらわれないので、黒以外ならば濃紺やグレーのネクタイでも問題ありません。普段通りの結び方で構いませんが、ディンプルは作らないように。ディンプルとは、太いネクタイや中太のネクタイを結ぶときにつくるくぼみのことです。

男性の場合、目に付きやすいのがネクタイです。どのネクタイを選ぶ場合でも、あくまで法事に参加することをわきまえましょう。柄などが派手なネクタイやカジュアルな細いネクタイなど、法事の場に合わないネクタイを選んでしまうとマナー違反に繋がります。地味であれば、多少の柄の施されたネクタイも大丈夫です。

スーツを着用している場合、ネクタイなしはマナー違反になります。7回忌法要に限らず、法事の場は故人の冥福をお祈りし供養する場であります。服装は法要の場にふさわしいものとする方が、故人やご遺族にあなたの誠実さが伝わります。どうしてもネクタイが見つからない時は、コンビニなどで出かける途中に購入しましょう。

7回忌で身内だけの時の服装は?

7回忌の法事からは遺族や親戚だけで規模を小さくして営まれるのが一般的

遺族や親戚だけで

故人の命日から時間が経っている満6年目の七回忌の法事から先は、遺族や親戚のみで規模を小さくして営みます。施主も三回忌までは喪服を着用しますが、7回忌以降の法事は略式礼服か地味な平服でも構いません。ただし施主が、参列者よりも格の低い服装になってはいけないので注意しましょう。

法事の流れは他の年期法要と同じで、僧侶による読経や参列者による焼香の後一同での会食となります。最近では住宅の事情などにより、法事はお寺の本堂で営まれることが多くなっています。しかしお寺での法事は費用が高くなるため、往復の交通費を支払うことになっても自宅に僧侶を呼ぶ方が負担が少なく済む場合もあります。

親族や身内だけだからとカジュアルな服装での参列はマナー違反

親族や身内だけだからと

7回忌を親族や身内だけで実施する場合、親族や身内しか参加しないからとカジュアルな服装はマナー違反となりますので注意しましょう。参列する時には、平服が一般的です。親族や身内だけでの法事でも、法事の場にちょうどよい服装を心がけましょう。法事は回を重ねるごとに、喪に服すという表現を軽くしていきます。

どうしても迷う場合は、事前に他の参列者や施主に相談してどのような服装を選ぶべきか決めると良いでしょう。 法事の服装は、それぞれの家の考え方によるところが大きいです。遺族であれば三回忌以降は徐々に軽い服装にしていきます。近い遺族でなければ、三回忌以降は正式な喪服の装いをすることはほとんどありません。

「平服でお越しください」の案内があれば喪服で行くのは逆に失礼

「平服でお越しください」の案内があれば

7回忌以降に「平服でお越しください」と案内があれば、喪服で参加するのは逆に失礼にあたります。遺族よりも改まった服装で参加することは、マナー違反とされています。常に施主が一番格上の服装を着用し、それ以外の人は施主よりも軽い服装でと言うのが法要の服装マナーになります。周囲とのバランスを大事にしましょう。

特に「平服で」という案内がないのならば、やはり遺族や参列する方に服装について聞いてみるのが良いです。どうしても迷うならとりあえず平服を着て行き、喪服の準備をしていく方が心配が少ないでしょう。施主が平服の場合は、喪服で参列すると格上の服装になってしまうことがあるので気をつけましょう。

7回忌の服装もマナーを忘れないように

いかがでしたか?法事の場では、マナーを知っているかどうかが外見で判断されてしまいます。この記事を参考にして、是非7回忌の法事における服装を改めて確認して下さい。親族や遺族しか集まらないとはいっても、法事は法事です。最低限のマナーは忘れないようにしましょう。

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