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エイトロープの編み方は?八打ちロープの編み込み方・作り方は?

更新:2019.06.21

エイトロープ(八打ちロープ)の編み方をご紹介します。2本のストランドを4組、合計8本のロープを撚り合わせて作るエイトロープは、丈夫で使いやすい素材です。上手に編む方法、編み込みの作り方を合わせてお届けしますので、エイトロープを上手に活用しましょう。

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ロープを編む際のコツは?

ロープを編む際のコツ①ロープの向きに注意すること

ロープを編む際のコツ1つ目は、ロープの向きに注意することです。ロープで輪を作る際、ロープを編み込む向きをチェックしておくことで、上手に編むことができます。編み始めの時に、撚りの流れの向きを確認してからスタートしましょう。向きが違う場合は裏返すと良いでしょう。

ロープを輪にし、編み込むロープと、編みこまれるロープのよりが、垂直になるようににするのが正しいポジションですので、スタートする際の折り返す向きをチェックしてから始めましょう。ロープを編む際は、ロープのよりに対して垂直になるように、ロープの端を差し込んで行くイメージで作ると良いでしょう。

ロープを編む際のコツ②全体によくなじませること

ロープを編む際のコツ2つ目は、全体によくなじませることです。ロープを編んで行く際、ストランドをしっかりと引き込みつつ、全体をしっかりとなじませることで、強度をあげて、しっかりと編み込むことができます。なじませる方法は、編んだ部分を軽くもみほぐすようにして行くと、馴染んでいきます。

ストランド(紐)をしっかりと引き込んで隙間なく編み、全体になじませて行くと、緩まないしっかりとした輪を作ることができます。ロープの輪が緩んでしまわないように、しっかりと隙間なく編んでいきましょう。きっちりと隙間なく引き締めたのちに、1段ごとになじませておくと、よりきれいに編みあがります。

三つ打ちロープのロープなどの、撚りの本数が少なめのロープの場合は、少し編み進めてからなじませてもきれいに仕上がりますが、エイトロープなどの撚りの本数が多いものは、編んだのちにストランドが動きにくいので、なじませながら編み進めて行くと、きれいに仕上がります。


ロープを編む際のコツ③ヤーンの撚りを崩さないこと

ロープを編む際のコツ3つ目は、ヤーンの撚りを崩さないことことです。ロープは、ストランドと呼ばれる紐を撚って作られていますが、ストランドも、ヤーンと呼ばれるさらに細い紐をたくさんあわせて撚ることで作られています。あまり力をかけずにそっと解くと、きれいにストランドに分けることができます。

ロープを編む際は、ストランドをほどいて使いますが、その際、ヤーンが崩れたり、毛羽立ったりすることで、編んだ時の強度が落ちてしまいます。ストランドを解く際は、ヤーンが崩れないように注意しましょう。また、編み込む際も、ヤーンをバラさないように注意するようにしましょう。

ロープで作る輪は「アイスプライス」と呼ばれ、アウトドアや海辺などで活躍アイテムです。しっかりとロープを編み込むことで丈夫で解けることがないアイスプライスは、使い方もたくさんあります。アイスプライスの作り方もマスターしてはいかがでしょうか。こちらの記事もチェックしてみてください。

ロープを編む際のコツ④ストランドの撚りに合わせて編み込むこと

ロープを編む際のコツ4つ目は、ストランドの撚りに合わせて編み込むことです。ロープは、もともと複数本のストランドが撚り合わせれていますので、ほどいてもストランドには撚りのあとがついています。ロープを編み込む際は、この撚りあとの形に合わせて編むことで、しっかりときれいに編むことができます。


ロープは、元の状態が最も強度の高い状態ですので、その状態をなるべく維持できるようにしておくとよいでしょう。元の撚りの形に編むことで、隙間がないように編むことができ、強度の高い、しっかりとした輪を編むことができます。

エイトロープ(八打ちロープ)の編み方は?

エイトロープ(八打ちロープ)の編み方①ストランドをばらし印をつける

エイトロープ(八打ちロープ)の編み方1つ目は、ストランドをばらし印をつけることです。エイトロープ(八打ちロープ)は、2本ずつのストランドを4組編んだロープですので、2本ずつに分けていきます。その際、2本ずつのストランドを作っているヤーンをバラさないように注意しましょう。

エイトロープ(八打ちロープ)を2本ずつ4組、8本に分けることができたら、8本それぞれの先に、色の違うテープなどを巻きつけ、どのストランドかわかるようにしておくと、その後の作業がしやすくなります。また、ほどいた部分は、糸などを巻いて止めておくと、それ以上解けることがなくなります。

エイトロープ(八打ちロープ)の8本のストランドは、8本に分けますが、もともとセットになっている2本ずつを合わせて使いますので、端に色付けをする際は、2本ずつが同じ色にしておくと、わかりやすく編みやすくなるでしょう。

エイトロープ(八打ちロープ)の編み方②ストランドの編み込みの作り方


エイトロープ(八打ちロープ)の編み方2つ目は、ストランドの編み込みの作り方です。ほどいたストランドを、編んであるエイトロープの中に編み込み、しっかりとした輪を作ります。しっかりと編み込み、しっかりと全体をなじませることによって、強度のある輪を作ることができます。

エイトロープ(八打ちロープ)を編んだ最後の部分は、余分な部分を切ったのち、小さく結び目を作ったり、ライターなどで火で炙って止めたりすることで、きれいにまとめることができます。ただし、綿や麻などの天然素材のロープの場合は、火を使うことはできませんので、注意しましょう。

ストランドの編み込みの作り方

  1. エイトロープ(八打ちロープ)のストランドをほどいたら、もともとセットになっている2本ずつに分けます。
  2. エイトロープ(八打ちロープ)を輪にし、交点の部分の編み込みの2本に、2本を差し込みます。
  3. 差し込んだ隣の2本にも、2本のロープを差し込みます。
  4. 裏返し、表と同じ位置の2本に、2本を差し込みます。
  5. さらに、表と同様に、隣の2本にも2本を差し込みます。
  6. しっかりと引っ張り、輪を作ります。
  7. ロープの元の編み込みに合わせて、2本ずつのロープを順番に編んでいきます。
  8. 編み込みをしっかりとなじませつつ3〜4周ほど編みます。
  9. 余分なストランドをカットします。
  10. 端の部分をライターなどで炙って止めたら、できあがりです。

エイトロープ以外のロープの編み方は?

エイトロープ以外のロープの編み方①三つ打ちロープのストランドを解く

エイトロープ以外のロープの編み方1つ目は、三つ打ちロープの編み方です。三つ打ちロープは、3本のストランドを撚って作られる最も一般的なロープです。ストランドの1本が色の違うロープを使うと、より編みやすくなります。ストランドの色が同じ場合は、端に色をつけたりテープを巻いたりすることで編みやすくなります。

三つ打ちロープのストランドを3本に分けたら、結びつけたい輪の交点の部分まで、1本をさらに分けていきます。その際、1本だけ色の違うストランドがある場合は、そちらを分けて行くとよいでしょう。残りの2本の撚りが解けないように注意しながら行いましょう。

三つ打ちロープのストランドの1本だけを分け終えたら、ロープの交点を合わせ、輪にします。輪にしたら、1本だけほどいたストランドを、撚りのくせに合わせて戻すようにして、輪に沿わせていきます。その際、撚りのくせがずれてしまうと強度が落ちますので、しっかりと合わせておきましょう。

エイトロープ以外のロープの編み方②三つ打ちロープを編み込みの作り方

エイトロープ以外のロープの編み方2つ目は、三つ打ちロープの編み込み方です。三つ打ちロープの1本のみを逆にして輪を作った状態では、すでに輪は軽く固定されている状態になっています。残りの2本も加えて、しっかりと編み込んでいきましょう。2本が前にあり、1本が後ろを通っている状態になっているはずです。

ロープを輪に編んだロープは、市販もされていますので、加工されているものを買うことも可能です。ただし、市販されているロープの輪は、編み方が二重程度であることが多いので、より強度をアップさせたしっかりした輪は、自分で作れるようになっていた方がよいでしょう。

三つ打ちロープを編み込みの仕方

  1. 前側の1本のうち、下にあるものを、後ろ側に行っている1本(色が違うストランド)の上のストランドに通します。
  2. 前側の残りの1本は、1本またいだ上のストランドに通します。
  3. 裏返し、裏に来ている1本(色の違う1本)の上にあるストランドに通します。
  4. 最初に通した1本を、1本またいで、上のストランド(色の違う1本)に通します。
  5. 1段目が編み上がり、3本が、三方向に分かれるように編めました。
  6. 順番に、1本またいで次のストランドに差し込んでいきます。
  7. 3本分編めたら、2段目の編み上がりです。
  8. しっかりとなじませておきましょう。
  9. さらにもう1段、2段編みます。
  10. 編みあがったら、余分な部分はカットします。
  11. 端をライターなどで炙って、止めたらできあがりです。

エイトロープを上手に活用しましょう

強度の高いエイトロープは、キャンプや釣り、ヨットなど、特にアウトドアのシーンでは、大活躍するアイテムの一つです。上手に使うことで、より便利に使うことができるようになりますので、事前にしっかりと練習しておくと良いでしょう。

エイトロープは、お店などに頼んで加工してもらうことも可能ですが、自分でできるようになっておくことで、いざという時にさっと作業ができ、またお金の節約にもなります。最初は難しい部分もありますが、同じ工程の繰り返しですので、覚えてしまえば簡単にできます。ぜひエイトロープの編み方をマスターしましょう。

ハンモックも、エイトロープやロープを使ってオリジナルで作ることができます。上手に編むことができると、安心して寝転ぶことのでき、設置の際も安全になります。ぜひエイトロープの編み方をマスターして、ハンモックづくりにも役立ててください。ハンモックについては、こちらもチェックしてみてください。

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