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公務員の自己PRの例文5選!市役所や地方公務員試験の履歴書の書き方も

更新:2021.04.19

毎年多くの受験者で溢れ返る人気の職業・公務員。市役所をはじめとした競争率の高さから「公務員試験の自己PRや面接を何とか突破したい!」と必死に勉強している受験者も多いはず。そこで今回は、公務員になるために必要な資質をはじめ、地方公務員の自己PRの例文についてご紹介します。

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公務員に求められる資質とは?

公務員に求められる資質①仕事に対する高い正確性

ミスは許されない!

国家公務員・地方公務員に求められる資質の1つ目は「仕事に対する高い正確性」です。民間企業においても「正確性」は大切なものですが、民間企業の場合はそれぞれの会社の利益が重要視されるため、業務の正確性よりも結果や効率が注目される場面が多いのです。

公務員は「全体の奉仕者」とも呼ばれる職業であり、業務の成果が見えにくい傾向があるうえ、住民からの要望に合わせて、多様な書類・数字・文書などを的確に作成・活用することが必要になります。少しのミスが住民の生活に大きく影響するため「どんな業務も最後までミスなく成功させる」ことが何より求められる資質です。

公務員に求められる資質②豊かな知識

新しい知識にも貪欲に!

公務員に求められる資質の2つ目は「豊かな知識」です。市役所業務から司書・教諭・学芸員まで、公務員や地方公務員と一言で表せても、仕事内容は様々です。仕事によって必須の専門知識があるはもちろん、市役所の業務においても、税金の管理や住民の立ち退き、工事・土地開発の着手などでは法律の知識が必要となります。

そもそも公務員が行う全ての仕事は「法律に基づいて行うこと」が絶対条件であり、書類の発行手続き1つを行うのにも「法律違反になっていないか?」「発行手続きが可能となる条件を満たしているか?」などを考えた上で行う必要があるのです。そのため、自分が担当する業務に関する法律をしっかり把握しておく必要があります

公務員に求められる資質③強い忍耐力

忍耐は仕事をこなすうえで大切

公務員に求められる資質3つ目は「強い忍耐力」です。国民1人ひとりの生活を守るうえで、無くてはならない公務員の仕事ですが、昨今ではニュースで取り上げられる不祥事や「公務員は国民の税金で暮らしている」というイメージのみがひとり歩きしてしまっていることからも、公務員への風当たりは強い傾向があります。

また、生活保護をはじめ、国民の生活に直接関わる業務に携わる時は、様々な生活環境で暮らしている人や様々な価値観を持つ人とも関わっていかなくてはなりません。言葉づかいや態度が少しでも悪い・業務遂行の際の些細なミスをしただけでも住民から怒鳴られたり、執拗な説教を受ける時もあるのです。

そのため、公務員の仕事をこなしていく際には、様々な人達との関わりのなかで、たとえ怒られたり、落ち込むようなことを言われても我慢できる、強く耐え抜くことができる能力が必要となります。


公務員に求められる資質④高い協調性

色んな人とのコミュニケーションが大切

公務員に求められる資質4つ目は「高い協調性」です。市役所などのカウンターでは、1人ひとりが独立して業務を行っているように見えますが、公務員は多種多様な仕事のほとんどを部署やチームで連携しながら行っていく必要があります。また、公民館での業務をはじめ、イベント企画などでは地域住民と協力する場面もあります

そのため、公務員にとって高い協調性とコミュニケーション能力は、業務を効率的かつ正確に遂行していくだけでなく、地域住民の信頼を得るためにも必要な能力であり資質といえます。

公務員試験における地方公務員の自己PR例文5選

公務員試験における地方公務員の自己PR例文①故郷に対する気持ちを入れる

自分の故郷だからこそ頑張れる!

公務員試験における地方公務員の自己PR例文1つ目は「故郷に対する気持ちを入れた文章」です。こちらの自己PR例文は、公務員のなかでも地方公務員の自己PRに効果的です。都道府県・市町村など特定の地域の向上や、地域住民の生活を豊かにする業務に携わる地方公務員試験では、自分の地元地域を受験する人が多いです。

そのため、自分の地元地域を勤務地としている公務員試験では「自分がどれだけ故郷を愛しているか」を自己PRで述べるのも効果的です。どんなところが、その地域だけの魅力・誇りであるを感じているかを自分の志望動機と絡めて話せると、より公務員になった時の活躍イメージがしやすくなります。

また、場合によっては公務員試験で自分の故郷以外の地域を受験する方もいるかと思います。そんな時には、公共図書館で地域ごとの広報で、この地域はどんな所に力を入れているのかを確認したり、その地域に関するニュースを普段から記録しておくなど、故郷でない分、より一層の情報収集が必要になります。

公務員試験における地方公務員の自己PR例文②地元が抱える問題点を入れる

どの地域も問題は山積み

公務員試験における地方公務員の自己PR例文2つ目は「地元が抱える問題点を入れる」です。地域の問題に直接関わっていく公務員・地方公務員であるからこそ、公務員試験の自己PRでは、それぞれの地域が抱えている問題を絡めて述べるようにすると良いでしょう。


教育・財政・子育てなど、地域によって問題は異なります。この場合の自己PRのポイントは、問題点をただ羅列するのではなく「この問題について、私は○○という理由で活躍できます。」というように、自分がどう活躍できるのかをアピールすることです。改善点を自分なりにまとめられれば、面接官にも好印象を与えられます。

公務員試験での地方公務員の自己PR例文③転職者はこれまでの経験を入れる

何をしてきたのかを振り返ってみよう

公務員試験での地方公務員の自己PR例文3つ目は「これまでの経験を入れた文章」です。この自己PRの例文は、実務経験の少ない新卒よりも、民間企業などでの勤務で経験を積んできた転職者だからこそ活かせる例文であるといえます。

人材の固定化がしやすい公務員の世界にとっては、民間企業で様々な経験を積んできた転職者はいわば「新しい風」ともいえる存在です。そのため、企業から公務員に転職を考えている方は「自分はこれまで○○に携わっており、△△において活躍できます」と、これまでの経験をどのように活かせるかをアピールすると良いでしょう

公務員試験における地方公務員の自己PR例文④学生の頃の活動・意欲

これまでの活動経験が可能性に変わる!

公務員試験における地方公務員の自己PR例文4つ目は「学生の頃の活動・意欲をまとめた文章」です。こちらは卒業と同時に公務員になるという方のみが使えるテクニックです。大卒枠の場合、自分の卒論テーマに故郷の問題を取り上げたことを述べたり、学生の頃の地域ボランティアに携わった時などの話をするのも良いでしょう

公務員試験における地方公務員の自己PR例文⑤責任感をアピールする

責任感は公務員にとって必須!

公務員試験における地方公務員の自己PR例文5つ目は「責任感をアピールする文章」です。アルバイトやゼミなどの活動のなかで、自分がいかに責任を持って携わってきたのかを述べましょう。またこの場合は「自分には責任感がある!」と述べるだけでなく、具体的なエピソードを以て、仕事にどう活かせるかがポイントです。

公務員の自己PRや履歴書の書き方のコツ3選

公務員の自己PRや履歴書の書き方のコツ①仕事内容をしっかり把握しよう!


仕事で自分がどれだけ活かせるかがアピールポイント

公務員の自己PRや履歴書の書き方のコツ1つ目は「仕事内容をしっかり把握すること」です。公務員試験では市役所をはじめ、司書・学芸員・社会教育主事・社会福祉主事などといった様々な職業と新卒枠・特別採用枠・転職者用枠などの多彩な受験枠が設けられており、それぞれ仕事内容と受験資格が異なっています。

公務員試験に限らず、就職面接を受ける時に用いられる履歴書ですから、面接官により実際に公務員になった時に活躍するイメージを持ってもらうためにも、自己PRの内容は希望する仕事内容と絡めた文章が望ましいです。また自己PRの内容が公務員の仕事内容から外れてしまっていると、かえって悪い印象に繋がりかねません。

そのため、公務員試験にて提出する履歴書や自己PRを書く時には、書く前に受験する自治体の受験要項やそれぞれの仕事内容を紹介しているページをしっかり見て、ポイントとなる部分をおさえてから書くと、より説得力のある履歴書・自己PRが書きやすくなりますよ!

公務員の自己PRや履歴書の書き方のコツ②専門職を希望するなら資格も必要

専門分野は広げて

公務員の自己PRや履歴書の書き方のコツ2つ目は「専門職を希望するなら資格も大切」ということです。公務員の仕事には特別な資格・実務経験なしでは携われないものも多くあります。例えば社会福祉主事の場合、各教員免許取得と同時に取得できる「社会福祉主事任用資格」が必要など、受験資格としてもまとめられています。

そのため、専門職の公務員を希望する方や「幅広い分野で活躍したい!」という方は、複数の専門職の資格を得て、履歴書の資格欄や自己PRでアピールすると良いでしょう。また、各専門職の公務員になるために必要な専門資格・経験については、各自治体の公務員試験受験要項で紹介されているため、チェックしておきましょう。

公務員の自己PRや履歴書の書き方のコツ③詳しくも簡潔にまとめる

簡単だけど難しい

公務員の自己PRや履歴書の書き方のコツ3つ目は「詳しくも簡潔にまとめる」ことです。公務員試験では履歴書を用いる自治体だけでなく、自治体が用意する「自己紹介シート」で面接を行う場合があります。「自己紹介シート」における自己PR欄は自治体によって多少異なりますが、平均してスペースが少ない傾向があります。

そのため、少ないスペースをしっかり埋めようとして、長い自己PRの文章を書いてしまう受験者も少なくありません。しかし、時間が限られている面接のなかでは、1つの文章が長いものや結論が一目見て分かりにくいものはあまり良くありません。そのため、自己PRのスペースが少ない時は、簡潔にまとめるようにしましょう。

卒業後の人生を左右する「就活」ですが、面接をはじめ、様々な試験で試されることもあり、就活を「怖い」と感じる人も多いのです。関連記事では、そんな就活を怖いと感じる理由と対策方法についてまとめた記事を掲載しています。

公務員の就活に関する書籍3選

公務員試験・就活に関する書籍①『現職人事が書いた面接試験官庁訪問の本』

人がわかる面接だからこそ肝心!

公務員試験・就活に関するおすすめの書籍1冊目は『現職人事が書いた面接試験・官庁訪問の本』です。タイトルの通り、現職のキャリア職人事担当の人が書いた本であり、公務員試験の面接や試験突破後の官庁訪問でよく聞かれる質問や回答テクニックが詳しく解説されています。

一般的な面接のポイントだけでなく、実際の人事担当だからこそわかる「公務員試験面接ならではの質問」もまとめられており、読者のなかには「実際の面接試験で聞かれた!」という口コミもあるため、公務員試験の面接突破には大変おすすめです。

公務員試験・就活に関する書籍②『大卒全国市役所面接試験』

受験者の多い枠はさらなる勉強が必要

公務員試験・就活に関するおすすめの書籍2冊目は『大卒全国市役所面接試験』です。こちらの本は、様々な受験枠がある公務員試験のなかでも、特に大卒・市役所枠の面接試験突破に特化した内容となっています。受験年度ごとに新しく出版されていることもあり、多くの大学の就職課などで広く用いられている1冊です。

公務員試験・就活に関する書籍③『市役所試験早わかりブック』

スケジューリングもまるわかり!

公務員試験・就活に関するおすすめの書籍3冊目は『市役所試験早わかりブック』です。こちらの本は毎年多くの受験者を抱える市役所の公務員試験について、よくある質問をまとめた1冊です。実際の試験を体験できる過去問題も付いているため、公務員試験を受けようと考えはじめた方への「はじめの1冊」としておすすめです。

自己PR・面接準備をしっかりして公務員になる夢を叶えよう!

いかがでしたか?人気の職業であるため、毎年競争率が高い公務員ですが、ポイントをおさえたうえで落ち着いて試験に挑めば、試験に合格できる可能性はグンと高まります!あこがれの公務員になれるように頑張りましょう!

公務員試験をはじめ、就活において履歴書は必ずと言っていいほど使用することになります。そんな時に意外と悩んでしまうのが「履歴書の折り方」です。関連記事では、履歴書の正しいたたみ方についてまとめた記事を掲載しています。

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