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ボーナスが少ない会社の事情5選!賞与金額の平均や相場はいくら?

更新:2021.04.19

次のボーナスがいくらか聞いて、その金額が少ないシチュエーションだと、やる気が出ないでしょう。ここでは賞与平均額や相場を紹介するとともに、ボーナスが少ない会社は何故少ないのかの分析まで紹介していきます。ビジネスパーソンは必見の内容ですよ!

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ボーナス(賞与)金額の平均は?

ボーナス(賞与)金額の平均①大企業の場合の相場

ボーナス(賞与)金額の平均として、大企業の場合の相場は1回の額面金額が80~120万円の幅になっています。景気にも影響されるので幅があるのですが、夏のボーナスや冬のボーナスの平均額として発表されるのが概ねこの金額は場になります。ちなみにこの数字は「大企業」の定義によっても数字が変わってきます。

ここで意識したいのは金額よりもボーナスが基本給の何ヶ月分なのかという部分です。概ね半期のボーナスについては2~3ヶ月分となります。そのため基本給が概ね月額額面基本給が40~60万円の幅だということができます。年収ベースで600~1000万円のレンジですので大企業であれば平均の上を行くというわけです。

ボーナス(賞与)金額の平均②中小企業の場合の相場

ボーナス(賞与)金額の平均ですが、中小企業の場合の相場は30~50万円となります。大企業と比べると大幅に下がるのですが、大企業はほとんどの企業においてボーナスが出るのに対して、中小企業の場合はボーナスが出ないケースも少なくないため、このような相場になっていますが、実態はもっと低いかもしれません。

ボーナス全体の平均は、夏や冬のボーナスの時期になるとニュースで流れますが、インタビューやコメントを見ると「(平均の金額であっても)そんな金額をもらっているのはほんの一握りで、庶民の認識とはずれがある」といった内容が多く見受けられます。大企業の平均金額くらいに乗っていれば御の字なのかもしれません。

ボーナス(賞与)金額の平均③イレギュラーなボーナス

ボーナス(賞与)金額の平均として、イレギュラーなボーナスが挙げられます。ボーナスと言えば夏冬のボーナスが通常ですが営業であれば四半期のインセンティブがある会社もあるでしょうし、退職一時金や結婚祝い金等もボーナスのカテゴリーに入るでしょう。ボーナスとは、一時金のことを指すのでそれらも含まれるのです。


夏冬のボーナスがいくらなのかという部分だけではなく、そういった一時金がどのくらい入るのかによって、ボーナスの多い少ないは変わってくるかと思います。1回のボーナスの大小、そして一時金の頻度や金額によって多い少ないの感覚は大きく変わってくるのです。

ボーナスが少ないと言えるのはいくらから?

ボーナスが少ないと言えるのはいくらからか①通常は給料の3~5ヶ月分

ボーナスが少ないと言えるのはいくらからかという点ですが、通常は年間を通して月給の3~5ヶ月分が支給されます。冬のボーナスの方が金額が高くなっている会社が多いので、例えば4ヶ月分もらえる会社であれば夏は1.5ヶ月分、冬は2.5ヶ月といった形で配分されて支給する会社が多くなっているかと思います。

通年で3ヶ月分でも少ないと感じる人も少なくないかもしれませんが、通年で3ヶ月分であれば1回につき1月分以上のボーナスが出ている計算になるのでまだ許容範囲と言える金額かと思います。1ヶ月分を下回ってくるとボーナスというよりは寸志(下記関連記事参照)といった金額が少ないものを想像してしまうでしょう。

ボーナスが少ないと言えるのはいくらからか②年2回の賞与で1回が1ヶ月分

ボーナスが少ないと言えるのはいくらからかという話ですが、年2回の賞与で1回が1ヶ月分を切って来ると少なく感じる傾向にあるようです。金額が少ないとその支給にボーナスと名前がついていても、受け取った気がしないというのが本音のようですね。

ボーナスが少ないと言えるのはいくらからか③金額では30万円切りの場合


ボーナスが少ないと言えるのはいくらからかという話ですが、金額では30万円切りの場合は少ないと感じるようです。基本給が少なかったとしても、その1ヶ月分で15万円というような金額をもらっても、そのボーナスでできることは限られます。

15万円だとちょっとした海外旅行も厳しいでしょう。下記のような記事を見ると海外旅行に行った気になれるかもしれませんので、併せて読んでみてください。アメリカは少し移動に時間がかかるのが難点ですが、価値観が変わる旅行ができるので、是非お金を貯めて行ってみてくださいね!

ボーナスが少ないと言えるのはいくらからか④前年度がどれくらいかにもよる

前年度がどれくらいかにもよる

ボーナスが少ないと言えるのはいくらからかという話ですが、前年度がどれくらいかにもよるかと思われます。たとえ50万円のボーナスをもらっていたとしても、前年度が100万円であれば少ないと感じることでしょう。前年比もボーナスが少ないと感じるかの重要な要素となります。

ボーナスが少ないと言えるのはいくらからか⑤前年度が何ヶ月分かにもよる

前年度が何ヶ月分かにもよる

ボーナスが少ないと言えるのはいくらからかという話ですが、前年度が何ヶ月分かにもよるでしょう。ボーナスに関しては前年比と金額、そして月給を基準とした金額の3点を総合して高いか安いかの判断になる傾向にあります。そのため、前年度よりも支給実績が下がっていると、少ないと感じるかもしれません。

ボーナスが少ない会社の事情5選


ボーナスが少ない会社の事情①業績が悪い

業績が悪い

ボーナスが少ない会社の事情として、業績が悪いことが挙げられます。ボーナスの金額は会社の実績が大きく影響します。会社の取引利益や売上金額といった指標が下がれば、ボーナスも当然下がってきます。ボーナスは利益から出すものなので、業績が悪い会社はボーナスの支給も下がっていく傾向にあります。

業績が悪くてボーナスが少ないという状況は大企業でも起こりえますが下げ幅は中小企業の方が大きい傾向にあります。中小企業であれば社長との距離も大企業ほど遠くはないはずですので実際に聞いてみるのもいいかもしれません。下がったボーナスを上げることが仕事のモチベーションになる期待感が社長にも芽生えるでしょう。

ボーナスが少ない会社の事情②大きな設備投資を見込んでいる

大きな設備投資を見込んでいる

ボーナスが少ない会社の事情として、大きな設備投資を見込んでいることが挙げられます。これは会社側の判断であり、従業員側にとってこの理由は納得いかないかもしれませんが、会社はこれを理由に賞与金額を下げることがあります。設備投資等に備えて会社のストックのお金を増やすことを内部留保と言います。

この内部留保が大きな会社ほど健全な経営であることを示していると言えるのですが、一方で賞与金額等を削って内部留保や設備投資に回すのは、従業員に対して説明がなければ従業員は納得しないでしょう。このようなことが横行しているような会社は転職した方がいいかもしれません。業績不振の方がまだ納得がいきます。

ボーナスが少ない会社の事情③業界自体が不振

業界自体が不振

ボーナスが少ない会社の事情として、業界自体が不振であることが挙げられます。これは結果的に会社が内部留保を増やすことになるのですが、業界自体が不振である場合、今後の雇用を守ったり基本給を下げずにキープするための策としてボーナス比率を抑えることがあります。ただしこの場合、下げ幅は小さいはずです。

今緊急性のある赤字や借金があると言うわけではないのでこの場合は将来的に下げるというような形で、きちんとした説明がある場合が多いでしょう。ただしこの場合は業績が上がれば賞与金額は上がるはずですので、社員がモチベーションを上げることで、ボーナス金額は上がっていくものと思われます。

ボーナスが下がっていても経営者に先見の明があって、そういった説明や将来のビジョンの説明もフェアに出来て、金額が下がってもその社長にみんながついていくという、そんなカリスマ性のある経営者がいる会社で働きたいものですよね!

ボーナスが少ない会社の事情④社員を大切にしない社風

ボーナスが少ない会社の事情として、社員を大切にしない社風が挙げられます。社員を使い捨てだと思っている会社にはそもそもボーナスの制度がなかったり、支給条件がほとんどの社員に当てはまらないような賞与規程になっていたりします。そもそも採用の時点でボーナスが少ない会社への入社は考えた方がいいでしょう。

そんな会社に入ってもいい経験すらできるわけがなく、安い給料でこき使われて心身を病んで辞めるのが目に見えています。ボーナスの条件を見ることで、その企業がブラックかどうかの判別も可能ですので、ブラックと感じた会社は敬遠した方がいいかもしれません。

ボーナスが少ない会社の事情⑤他の福利厚生を充実させている

他の福利厚生を充実させている

ボーナスが少ない会社の事情として、他の福利厚生を充実させていることが挙げられます。ボーナスが少ない会社でも、社員の満足度が高い会社は存在します。それは、福利厚生が充実していることです。たとえばボーナスはそう高くないけれども退職金の条件がいい、あるいは家族手当や住宅手当を充実させている場合などです。

このような会社においてボーナスの金額が高ければ本当に至れり尽くせりなのですが、福利厚生を充実させることで長く働きやすい労働条件を意識している会社なのだと思われます。そのため、ボーナスがそう高くなくても福利厚生の条件が自分に合うような会社は、面接を受ける価値が十分にあるものと思われます。

ボーナスが少ないと嘆かずに前向きに生きて行こう!

ボーナスが少ないと言いますか、ボーナスが出ない会社も今時分決して珍しくはありません。人のボーナスや、世間のボーナスの平均相場がすごく気になるかもしれませんが、平均相場はあくまでも平均相場でしかありません。そんな数字を知ったとしても、自分のボーナスが増えることはないでしょう。

しかし世間の平均相場を知って、その平均相場に追い付き、それを追い越す努力をするモチベーションになるのであれば非常にプラスだと思うので、ここで紹介した情報はそういったモチベーションのアップに役立ててもらえたらうれしいです。あなたのボーナスがアップしますように!

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