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柴犬の顔の見分け方は?キツネ/たぬき/種類/縄文/信州

更新:2019.06.21

愛くるしい顔の柴犬は、見ているだけで癒やされますよね。しかし、柴犬と一言でまとめても、その種類はさまざまです。縄文や信州といった聞き慣れないものもありますし、顔つきも違ったりします。りりしいキツネ顔や、ちょっとポヤンとしたたぬき顔など、まとめてチェックしてみましょう。

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柴犬の種類10選!【その1】地域別

柴犬の種類①キリッと凛々しい縄文柴犬

柴犬の種類の1つ目は、キリッと凛々しい縄文柴犬です。縄文という名前は、日本犬のルーツとも言われている「縄文犬」の特徴を色濃く引き継いているためだと言われています。縄文柴犬の最大の特徴は、キツネ顔です。シャープな顔つきと、全体的にスリムな体つきで、一般的な柴犬にはない、凛々しさがあります。

柴犬の種類②ポヤンと可愛い信州柴犬

柴犬の種類の2つ目は、ポヤンと可愛い信州柴犬です。縄文柴犬とは対称的に、顔も体つきも丸みがあって、たぬきのような愛嬌があります。たぬき顔の柴犬といえば、まさに信州柴犬のことを指します。全体的にモコモコしているのは、標高が高く、涼しい信州の気候が関係しているのでしょうか。

柴犬の種類③数が少ない山陰柴犬

柴犬の種類の3つ目は、圧倒的に数が少ない山陰柴犬です。日本全国を探しても、250頭ほどしかいないと言われています。とくに、淡赤(うすあか)の毛色を持った山陰柴犬はレアで、数頭ほどしか存在しません。くるんと巻いた尾が多い柴犬の中で、ピンと上をむいた差尾になりやすいという特徴があります。

柴犬の種類④オオカミっぽい川上犬

柴犬の種類の4つ目は、オオカミっぽい見た目の川上犬です。真実のほどは定かではありませんが、すでに絶滅してしまったニホンオオカミの血を引くという、ロマン溢れる伝承を持つ犬です。現在では300頭ほどしか存在せず、長野県では、天然記念物として指定されています。

柴犬の種類⑤毛色が鮮やか美濃柴犬

柴犬の種類の5つ目は、毛色が鮮やかな美濃柴犬です。飛騨柴犬という別名でも呼ばれることもあります。最大の特徴は、頭から足先に至るまで、赤の毛色に包まれていることです。光にあたると、緋色に輝くとも言われています。多くの美濃柴犬は、赤一色ですが、稀に靴下をはいたような白い足を持つタイプもいます。

柴犬の種類はいろいろですが、昔から忠実さに定評があり、数多くの愛好家が存在します。近頃は、海外でも人気の犬種となっています。柴犬の魅力について、もう少し詳しく知りたい方は、こちらの記事のまとめをチェックしてみてください。読めば読むほど、魅力にハマってしまいますよ。

柴犬の種類10選!【その2】毛色&サイズ別

柴犬の種類⑥一般的な毛色の赤柴


柴犬の種類の6つ目は、赤茶の毛色の犬です。一般的にイメージされる、柴犬のスタンダードな色ですね。日本にいる柴犬の大半を占める毛色です。ちなみに、成長とともに毛色が薄くなることあります。また、赤柴同士をかけ合わせ続けていても、色が薄くなるそうです。ときおり黒柴と掛け合わせて、血統の色素を補っています。

柴犬の種類⑦麻呂眉がチャームポイント黒柴

柴犬の種類の7つ目は、麻呂眉がチャームポイントの黒柴です。柴犬全体の1割しか存在しないという珍しい毛色です。赤柴にはない、両目の上の白い毛に魅せられて、黒柴にハマる人も多いようです。両目の上の白い毛には、「四つ目」というれっきとした名前があります。麻呂眉じゃなかったんですね。

黒柴の眉毛に魅了されてしまった方は、こちらの記事も合わせてご覧ください。黒柴の性格や特徴について、さらに理解を深めることができますよ。子犬の価格など、飼うことを念頭においている方にとっても嬉しい情報が満載です。

柴犬の種類⑧ふわふわ感倍増の白柴

柴犬の種類の8つ目は、毛並みのふわふわ感倍増の白柴です。もともとダブルコートの被毛をもつ柴犬ですが、白になると、さらにふわふわな見た目になります。こちらも珍しい毛色で、全体の1割ほどしか存在しません。白さの度合いにはバラつきがあり、真っ白なタイプからクリーム色といったタイプも存在します。

柴犬の種類⑨いろいろミックス胡麻柴

柴犬の種類の9つ目は、いろいろな色がミックスされている胡麻柴です。ほとんど見かけることがないと言われるほどレアで、「赤・黒・白」のすべてが混ざって生まれてきます。毛色の割合でも細かく分類されていて、赤が多ければ「赤胡麻」、黒が多ければ「黒胡麻」と呼ばれます。白胡麻はいないのか、気になるところです。

柴犬の種類⑩ミニサイズの豆柴

柴犬の種類の10つ目は、ミニサイズが特徴の豆柴です。外見的な特徴は、柴犬とほぼ同じなのですが、体高が30センチほどにしかならない犬です。毛色も、「赤・黒・白・胡麻」の4種類が揃っています。いまだ確立した犬種としては認められていないので、分類上は、「柴犬」として扱われます。

POINT

柴犬の名前の由来

柴犬の名前の由来には、諸説あります。体型が小さいため、「小さいもの」を意味する古語である「柴」があてられたという説。柴(雑木林)の間を駆け巡って猟を助けていたからという説。赤い毛色が、枯れた柴に似ているからという説があります。

こんなに可愛い柴犬なら、ぜひ自分でも飼ってみたいと思った方は、こちらの記事で柴犬の飼い方を調べてみましょう。性格や気性に合わせた飼い方や、しつけの仕方などが紹介されています。詳しい飼い方を知っていると、柴犬との生活が、より充実したものになりますよ。


柴犬のキツネ顔とたぬき顔の見分け方は?

キツネ顔とたぬき顔の見分け方①額のライン

キツネ顔とたぬき顔の見分け方の1つ目は、額から鼻筋にかけてのラインです。キツネ顔の場合、ラインが浅くスラッっとした印象があります。逆にたぬき顔の場合は、ラインが深くなっているので、横顔を見ると分かりやすいです。

キツネ顔とたぬき顔の見分け方②顔の輪郭

キツネ顔とたぬき顔の見分け方の2つ目は、顔の輪郭です。キツネ顔の場合、正面から見た感じが面長に見えます。逆に、たぬき顔の場合は、丸顔ですね。シュッとしているのがキツネ、ふくふくしいのがたぬきと覚えておけば大丈夫です。

キツネ顔とたぬき顔の見分け方③ほっぺたの盛り上がり

キツネ顔とたぬき顔の見分け方の3つ目は、ほっぺたの盛り上がりです。キツネ顔の場合、ほっぺたを見ても、盛り上がりがあまりかんじられません。対して、たぬき顔の場合、まるっとしたほっぺたになっています。思わずつつきたくなる愛らしさです。

キツネ顔とたぬき顔の見分け方④歯の大きさ

キツネ顔とたぬき顔の見分け方の4つ目は、歯の大きさです。キツネ顔の柴犬の方が、歯が大きいと言われています。縄文時代の犬の特徴を引き継いだので、歯並びもワイルドなのでしょうか。たぬき顔の場合は、小さめになりますが、さすがに比べてみないと分かりにくいかもしれません。

キツネ顔とたぬき顔の見分け方⑤全体の体つき

キツネ顔とたぬき顔の見分け方の5つ目は、全体の体つきです。キツネ顔の場合、スマートなほっそりさんという印象があります。たぬき顔の場合は、がっしりとした体格で、ずんぐりむっくりという印象があります。どちらの特徴も魅力ですね。

キツネ顔とたぬき顔の見分け方⑥縄文時代から続く野生の雰囲気

キツネ顔とたぬき顔の見分け方の6つ目は、縄文時代から続く野生の雰囲気です。どちらかというと、キツネ顔の柴犬のほうが、野生の臭いを残しています。たぬき顔は、飼い犬という印象が強いですね。かつては猟犬として重宝された犬種ですが、野生の本能は眠ってしまったのでしょうか。


柴犬のキツネ顔とたぬき顔の違いは?

柴犬のキツネ顔とたぬき顔の違い①縄文犬の特徴

柴犬のキツネ顔とたぬき顔の違いの1つ目は、縄文犬の特徴の濃さです。キツネ顔の方が、縄文犬の特徴を受け継いでいます。それもそのはず、たぬき顔は、キツネ顔から派生したものだと考えられているのです。そのため、「弥生柴犬」と呼ばれることがあります。時代が一つ更新されていますね。

柴犬のキツネ顔とたぬき顔の違い②身体のサイズ

柴犬のキツネ顔とたぬき顔の違いの2つ目は、身体のサイズです。キツネ顔は、オスが最大で13キロ、メスが最大で11キロほどのサイズになります。たぬき顔は、やや小柄で、オスが最大10キロ、メスが8キロだと言われています。体格は、たぬき顔の方がずんぐりむっくりしているのに、サイズとしては小ぶりなんですね。

柴犬のキツネ顔とたぬき顔の違い③飼育数の多さ

柴犬のキツネ顔とたぬき顔の違いの3つ目は、飼育数の多さです。現在日本で見かける柴犬は、たぬき顔の方が多いのです。柴犬自体が飼育数の少ない犬種なのですが、中でも、キツネ顔はさらに少ないという事情があります。

キツネ顔の柴犬の特徴4選

キツネ顔の柴犬の特徴①三角の目

キツネ顔の柴犬の特徴の1つ目は、三角の目です。キリッとした眼差しで、クールに見つめてきます。さすが、日本古来の犬の特徴を引き継いでいると言われているだけあって、アジアンビューティーな目ですね。見つめられるだけで、心を落ち着かせることができそうです。

キツネ顔の柴犬の特徴②とがった鼻先

キツネ顔の柴犬の特徴の2つ目は、とがった鼻先です。額からのカーブが浅く、顔の輪郭もシュッとしているため、細くてとがった感じがしてきますね。まさにキツネ!という顔つきです。海外でも、コヨーテやディンゴに似ていると評価されることがあります。ツンとした印象ですが、飼い主にはデレてくれますよ。

キツネ顔の柴犬の特徴③モデル体型

キツネ顔の柴犬の特徴の3つ目は、モデル体型です。モデルの条件といえば、小さい顔に、スラッとした手足、スレンダーな体つきですね。すべての条件を満たしている犬なので、走る姿や遠くを眺める姿など、どんなポーズをとらせても絵になります。常にシャッターチャンスがあるので、飼い主はカメラが必須です。

キツネ顔の柴犬の特徴④色素が薄い

キツネ顔の柴犬の特徴の4つ目は、たぬき顔と比べると、毛の色素が薄い傾向にあることです。同じ赤柴でも、どちらかというと淡い茶色といった色になります。また、顔の白い部分も、キツネ顔のほうが、面積が大きい気がします。薄い色合いの方が好きな方は、こちらを飼うことをオススメします。

たぬき顔の柴犬の特徴4選

たぬき顔の柴犬の特徴①つぶらな目

たぬき顔の柴犬の特徴の1つ目は、つぶらな目です。下から見上げられると、可愛さのあまりに、なんでも言うことを聞いてしまいそうになってしまいます。何時間でも見つめ合っていられそうな目ですが、基本的に、飼い犬ではない犬と目を合わせるのはケンカを売っているようなものなので注意するようにしましょう。

たぬき顔の柴犬の特徴②ころんとした鼻先

たぬき顔の柴犬の特徴の2つ目は、ころんとした鼻先です。鼻先だけでなく、顔の輪郭も、ほっぺたも丸いので、ころんとした印象に拍車がかかります。許されるなら、ほっぺたの両側を揉みしだきたいですね。たぬき顔の柴犬を飼うことがあったら、嫌われない範囲で、鼻先からほっぺたにかけての丸さを堪能してみましょう。

たぬき顔の柴犬の特徴③グラマラス体型

たぬき顔の柴犬の特徴の3つ目は、グラマラス体型です。出ているところは出ていて、全体的に柔らかそうな体型をしています。じつは、意外と筋肉質なんですが、もこもこの被毛がグラマラス感を演出しています。ふくよかな体型がタイプの人は、ぜひ飼ってみてください。見ているだけでも癒やされます。

たぬき顔の柴犬の特徴④色素が濃い

たぬき顔の柴犬の特徴の4つ目は、色素が濃いことです。一般的な赤の毛色の柴を見てみると、濃い茶色と、白い毛のコントラストがくっきりしています。たぬきもキツネと比べて色が濃いので、こんなところにも共通点があったんですね。はっきりとした色合いが好きな方は、こちらのタイプの柴犬を選んでみましょう。

POINT

子犬のときは区別がつきにくい

キツネ顔とたぬき顔の特徴ですが、子犬のときは、どちらのタイプもコロコロとしていてあまり見分けがつきません。成長すると、それぞれの特徴が目立ってきます。柴犬の顔つきにこだわりたい人は、可能であれば、親犬の顔つきを確認すると良ですね。どちらにしても可愛いことには間違いありません。

凛々しさも愛らしさも柴犬の魅力

かつては猟犬として活躍していた柴犬は、現在ではペットとして海外でも人気です。とても従順な性格なので、きちんとしたしつけを施してあげれば、良きパートナーとなってくれます。

同じ柴犬でも、キツネ顔だと凛々しく、たぬき顔だと愛らしさ満点という違いがあるのが魅力ですね。ペットショップなどで見かけたら、ぜひ特徴を思い出して、柴犬の顔診断に挑戦してみてください。魅力的な顔をじっくり観察できる、柴犬のいる生活を始めてみるのも素敵ですよ。

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