Large thumb shutterstock 503253769

【人気ペットのミーアキャットとは?】その性格・生態の特徴8つをご紹介!

更新:2021.05.14

ミーアキャットの性格や生態、特徴などペットにする前に知っておきたいことを紹介します。立っている姿が愛くるしいミーアキャットですが、実はペットにすると維持費がかさむことを知っていますか?サバンナの暑い場所に住んでいるミーアキャットの値段や飼育方法・飼い方も紹介します。

※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。



ミーアキャットとは?生態の特徴5つ

ミーアキャットの生態の特徴①基本情報

ミーアキャットの生態の特徴1つ目は「基本情報」です。ミーアキャットについて基本となる体重、体長、原産国などは以下の通りです。ミーアキャットはサバンナの暑い地域に住んでいる動物なので寒さに弱い特徴があります。

ミーアキャットの基本情報

原産国 南アフリカ共和国
体重 0.6~1㎏程度
体長 25~30㎝程度

オスでもメスでも体重や体長にはあまり差がありませんが、個体差によってはオスでも背が小さいということもあります。見た目は少し大きいように見えるものの、実は体重が1㎏程度という特徴があります。

ミーアキャットの生態の特徴②寿命や臭い

ミーアキャットの生態の特徴2つ目は「寿命や臭い」です。まず寿命ですが、ペット下のミーアキャットであれば犬猫と同じように10年~15年ほどの寿命があるといわれています。これに対し野生下だと7年程度とされています。

次にミーアキャットの臭いですが、ミーアキャットは獣臭がするので「臭い」です。またトイレは犬猫と同じように同じ場所を覚えるものの、マーキング行為などによって部屋が臭くなる恐れもあるので注意しましょう。

ミーアキャットの生態の特徴③実は雑食

ミーアキャットの生態の特徴3つ目は「ペットとしての食事」です。ミーアキャットは野菜やフルーツというイメージが強い動物ですが、実は雑食です。野菜やフルーツの他にも蛇やトカゲ、昆虫などを好んで食べるという生態をしています。

ただしペットとして飼育すると蛇やトカゲを与えることは困難なので、それに代わる馬肉や鶏肉をあげることが多いです。他にもドッグフードなども食べるので、生肉に抵抗がある場合にはドッグフードなどといっしょにフルーツを与えてあげましょう。

POINT

ミーアキャットは昼行性

ミーアキャットはサバンナの暑い地域に住んでいます。砂漠は夜になるととても冷えるため、ミーアキャットたちは夜は身を寄せ合って眠ります。そのため活動は昼となり、食事は朝・昼が中心となります。

ミーアキャットの生態の特徴④サバンナの暑い地域に住んでいる

ミーアキャットの生態の特徴4つ目は「サバンナの暑い地域に住んでいる」です。ミーアキャットは日本の動物園でも人気の動物ですが、原産国は南アフリカのサバンナ地方です。日本の気温に適していると思われがちですが、とても寒がりな生態を持つ動物です。

ペットとして飼育する場合には暖かさを保ってあげる必要があります。愛くるしい姿で癒してくれるものの、人に対しては警戒心が強いため初めはなかなか懐こうとしません。最初は快適な環境を提供しつつ、様子を見るようにしましょう。


ミーアキャットの生態の特徴⑤両足立ちポーズについて

ミーアキャットの生態の特徴5つ目は「両足立ちポーズについて」です。ミーアキャットといえば両足で立っているポーズが愛くるしいと人気ですが、実はあのポーズにはいくつか意味があります。まず日光浴をしているときは太陽に向かってあのように立ちます。

次に警戒しているときです。ミーアキャットが警戒したような鳴き声を上げているときは周りを監視・警戒している証拠です。あまり鳴かない動物なので鳴き声についてうるさいなどの特徴はありませんが、同じ立ち姿でも意味が異なることがあるのでよく観察しておきましょう。

ミーアキャットの性格の特徴3つ

ミーアキャットの性格の特徴①環境の変化に弱い

ミーアキャットの性格の特徴1つ目は「環境の変化に弱い」です。ミーアキャットは通常2頭~数十頭の群れで行動している動物です。群れで行動している中から連れてくると、一頭になったという状況にとてもストレスを感じてしまいます。

また一頭飼いされているミーアキャットでもペットショップから自宅へと移ることで環境も変わるためストレスを感じやすくなります。環境が変わるとより周りを警戒するようになるので、自宅に連れてきた直後はあまり触れ合わなずにそっとしておく方が良いでしょう。

ミーアキャットの性格の特徴②社交的

ミーアキャットの性格の特徴2つ目は「社交的」です。ミーアキャットは仲間内では社交的な性格をしています。しかしこれは「仲間内」な話であって、人とミーアキャットの場合は別です。社交的であっても、自分とは違うものに対しては警戒心が強いといわれています。

一旦打ち解けてしまえば社交的な性格が顔を出し、リードをつけてお散歩をすることもできます。しかし環境の変化の直後は気が立ってしまう個体もいるため、社交的だから懐きやすいと侮らない方が良いです。

ミーアキャットの性格の特徴③犬猫より懐きにくい

ミーアキャットの性格の特徴3つ目は「犬猫より懐きにくい」です。ミーアキャットは全く懐かないという性格をしているわけではありませんが、ペットの中でも代表格である犬猫と比べれば懐きにくい動物です。

小さい頃から可愛がってあげればそれなりに懐きますが、成体をペットとして飼う場合は慣れるのに時間がかかります。慣れさせる目的で飼うのであれば、なるべく早い段階から飼育する計画を立てた方が良いでしょう。

また可愛い動物ならハリネズミもおすすめです。ハリネズミの飼い方については以下の記事が詳しく紹介しています。チクチクの刺激がたまらないハリネズミもペットとして人気があります。


ミーアキャットをペットとして飼育する際の値段は?

ミーアキャットをペットとして飼育する際の値段は25~40万程度

とても可愛らしい動物として人気があるミーアキャットですが、実は値段が高いという難点があります。飼育する際の値段の相場は25万~40万円程度(ショップによる)といわれ、犬猫に比べるとはるかに高いことが分かります。

ミーアキャットは繁殖が難しい動物といわれていて、値段の高さはこの繁殖問題にあるでしょう。里親から譲ってもらえればもう少し安く購入できるかと思いますが、ペットショップなどの値段相場はかなり高めに設定されています。

ベビーの方が安いが流通数は少なめ

もっと安くミーアキャットを購入したいなら、ベビーを狙ってみるのも良いでしょう。成体に比べてミーアキャットのベビーは安いといわれています。しかしベビーの流通数はかなり少なめ、稀となっているため入手が困難です。

運よくベビーを手に入れられれば、購入金額も抑えられ、早くから懐かせることも夢ではありません。しかし取り扱っているペットショップ数が少ないことと、そもそも流通数が限定されていることは念頭に置いた方が良いでしょう。

ミーアキャットは購入金額よりも飼育維持費の方が高額になることも

ミーアキャットの購入金額・値段は25万~40万程度ですが、実は購入金額以前に維持費がかなりかかるという飼育する上でのデメリットがあります。ミーアキャットはサバンナの暑い地域に住んでいる動物なので、室温管理がとても重要になります。

夏場は気温が高いためあまり問題にはなりませんが、冬場はエアコンをつけて部屋を暖めてあげる必要があるので電気代がかなりかさみます。また餌代もかなりかかるので、購入金額よりも維持費がネックになるでしょう。

ミーアキャットの飼い方の大事なポイントは?

ミーアキャットの飼い方のポイント①維持費の確保

ミーアキャットの飼い方のポイント1つ目は「維持費の確保」です。やはり動物をペットとして飼う以上はお金がかかります。維持費も確保できないのに飼い始めると、育て続けられないという事態に陥るため、初めに維持費の確保は念頭に入れておいた方が良いです。


購入金額の他にも電気代や餌代、病院代などすべてをトータルして1年間にかかる金額をはじき出しましょう。それに幾らか上乗せした金額に無理がない、続けられるというのであればミーアキャットを飼育できます。しかし金額に無理があるのであれば、飼育しない方が互いのためでしょう。

ミーアキャットの飼い方のポイント②餌の与え方

ミーアキャットの飼い方のポイント2つ目は「餌の与え方」です。ミーアキャットは昼行性なので朝・昼に多く餌をあげますが、夜に全くあげなくても良いというわけではありません。夜でもお腹を空かせて起きてしまうことがあるので、そうした場合には補助的な量を与えます。

またミーアキャットは雑食ですから、野菜やフルーツだけ与えればよいというわけではありません。動物性たんぱく質も与えなければいけないので、野菜・フルーツと昆虫や動物性たんぱく質をバランスよく与えてあげましょう。

ミーアキャットの飼い方のポイント③大きなゲージで飼う

ミーアキャットの飼い方のポイント3つ目は「大きなゲージで飼う」です。ミーアキャットは立ち姿が愛くるしいので、ゲージの外に出して日向ぼっこさせてあげたいと思う飼い主が多いでしょう。しかしゲージの外に出すとまず部屋を荒らされるので注意が必要です。

ミーアキャットは地面に穴を掘る習性があるので、床であろうとお構いなしに掘ります。部屋が傷つくだけでなくマーキングもされる可能性があるので部屋が臭くなります。こうしたデメリットがあるので、部屋では極力大きなゲージ(大型犬用ゲージなど)で飼った方が良いのです。

ミーアキャットの飼い方のポイント④室温管理

ミーアキャットの飼い方のポイント4つ目は「室温管理」です。ミーアキャットは寒がりな動物ですから、秋冬はエアコンなどをつけて室温管理をすることが求められます。適した温度は25℃~28℃といわれているので暖かい部屋の維持が必要です。

また冬は暖かい毛布なども用意してあげると良いでしょう。寒い日は布団にもぐって眠る姿が見られることもあるので、慣れてきたら毛布を用意しベストショットを拝むべく寝顔を探ってみてはどうでしょうか?

ミーアキャットの飼い方のポイント⑤診察してくれる病院のチェック

ミーアキャットの飼い方のポイント5つ目は「診察してくれる病院のチェック」です。ミーアキャットはペットとして需要が増えているものの、取り扱っている病院が少ないというデメリットがあります。そのため飼う前に自宅付近に取り扱い病院がないかチェックしておきましょう。

ミーアキャットも生き物ですから、病気にかかる可能性はゼロではありません。感染症にかかる恐れもあるので、必ず診察可能な動物病院をチェックし、いくつか候補を上げておいた方がいざというときのために便利ですよ。

またミーアキャット同様にペットとして珍しいフクロモモンガの飼い方については以下の記事がおすすめです。ミーアキャットの維持費がネックならフクロモモンガを候補としてはどうでしょうか?

ミーアキャットの慣らし方

ミーアキャットの慣らし方①環境が移り変わった直後はそっとしておく

ミーアキャットの慣らし方1つ目は「環境が移り変わった直後はそっとしておく」です。ミーアキャットが自宅にくると、つい触りたくなりますよね。しかしミーアキャットは環境の変化に弱い動物なので、自宅に来た直後は気が立って攻撃をしてくる可能性が高いです。

飼い主とのコミュニケーションの前に環境に慣れてもらう方が懐かせやすいので、触りたい気持ちはグッと抑えてそっとしておいてあげましょう。環境に慣れてくれば幾分か触りやすくなります。

ミーアキャットの慣らし方②慣れてきたらちょっとずつ触れ合う

ミーアキャットの慣らし方2つ目は「慣れてきたらちょっとずつ触れ合う」です。環境に慣れ、飼い主にも慣れてきたらちょっとずつ距離を詰めていきましょう。ここでいきなり可愛がってしまうとミーアキャットがびっくりしてしまうので、少しずつ距離を詰めることが大切です。

慣れてきたと思って過剰な反応をしてしまうと、びっくりさせて警戒されてしまいます。せっかく慣れてきた状況がまた振り出しに戻ってしまうこともあるので、徐々に徐々に距離を詰めて仲良くなっていきましょう。

ミーアキャットの慣らし方③過度に触れ合おうとしない

ミーアキャットの慣らし方3つ目は「過度に触れ合おうとしない」です。完全に懐くまでは自分からミーアキャットに触れ合うのではなく、ミーアキャットから向かってきたら遊んであげるというスタイルの方が良いでしょう。

過度に触れ合おう、遊ぼうとすると嫌がってしまい警戒されるので、ミーアキャットの警戒心や攻撃性が削がれるまではミーアキャットと一定の距離を保った方が良いです。慣れてくればミーアキャットの方からやってくることも多くなるでしょう。

ミーアキャットの性格は移り変わりに弱い!懐くまでは気長に待とう

ミーアキャットは環境の移り変わりに弱い性格をしており、維持費がかさむという飼育の特徴があります。しかし愛くるしい姿はいつ見ても癒されますし、一緒に外へお出かけすれば人気者間違いなしです。

ミーアキャットを飼うのは簡単なことではありませんが、維持費さえ確保できればあとは懐くのを気長に待つだけです。環境をしっかりと整え、飼い主に慣れてもらえるように飼い始めはそっとしておきましょう!

●商品やサービスを紹介いたします記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。