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三毛猫の性格と毛の模様の種類8選!縞三毛/とび三毛/みけねこ

更新:2019.06.21

野良猫にも多い三毛猫(みけねこ)。みけ猫を道端で見るとほっこり癒されますよね。今回は三毛猫の性格や飼い方をご紹介!三毛猫には縞三毛、とび三毛、キジ三毛の3種類あり、実はそれぞれ異なった性格をしています。三毛猫について知りたい方は要チェック!

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三毛猫とは?

三毛猫(みけねこ)は3色の柄をした猫の種類

三毛猫(みけねこ)は名前に“三”という漢字がある通り、3色の柄をしているのが特徴です。三毛猫(みけねこ)の柄の色は黒、茶色、白の3種類。茶色の色は、どちらかというとオレンジっぽい色味なのがポイントです。

また、散歩中に三毛猫(みけねこ)を見かけたことがあるという方が多いはずですが、白や茶トラ、キジトラのように、三毛猫も野良猫の中でよく見られる柄です。そんな三毛猫(みけねこ)は、日本猫にカテゴライズされます。

ですが日本猫だけでなく、実は洋猫にも3色の柄をしている猫がいます。例えばメインクーンやスコティッシュフォールド、マンチカンでも三毛猫(みけねこ)のような柄をした子がいます。洋猫で3色の柄だと和と洋が混ざった感じで、可愛らしいですよね!ちなみに三毛猫(みけねこ)は、海外でも人気があります。

POINT

三毛猫(みけねこ)は英語で「Calico cat(キャリコキャット)」

日本だけでなく海外でも注目を集めている三毛猫(みけねこ)ですが、英語では「Calico cat(キャリコキャット)」といいます。ですが略称で「キャリコ」という言葉が使われていることが多いです。ちなみに三毛猫(みけねこ)はフランス語では、3色を意味する「トリコロール(Tricolore)」と呼ばれています。

三毛猫(みけねこ)の柄には縞三毛やとび三毛と種類がある

三毛猫(みけねこ)は3色の色が入った猫ですが、その柄には種類があるのも特徴です。三毛猫(みけねこ)には縞三毛、とび三毛、キジ三毛の3種類あり、同じ黒、茶色、白でも柄に違いがあるのがポイントです。さらに若干ではありますが、柄ごとに性格にも違いが見られます!

三毛猫の毛の模様の種類3選

三毛猫の毛の模様の種類①縞三毛

三毛猫の毛の模様の種類の1つ目は、縞三毛です。縞三毛はしまみけと読み、黒と茶色の柄の中にしましま模様がある猫のことをいいます。三毛猫でもしましま模様があることから、まるでトラ猫のような、キジトラのような雰囲気も持ち合わせているのがポイント!また野良の三毛猫の中でも、比較的多く見られる柄の種類です。

縞三毛の性格ですが、他毛の柄の種類を持つ三毛猫より自己主張が少ないです。静かな傾向がありますが、怒ると怖い一面を見せることも…また母親意識が強く、いい母親になるのも特徴のひとつ。子猫が生まれると、必死に守ろうとします。そんな縞三毛は基本的に大人しいもの、気の強い性格をしているといえるでしょう!

三毛猫の毛の模様の種類②とび三毛


三毛猫の毛の模様の種類の2つ目は、とび三毛です。とび三毛の柄は白い毛がほとんどを占めていて、ところどころに黒や茶色の毛がありアクセントになっているのが特徴です。黒や茶色の毛が生えている場所はさまざまで、頭やしっぽだけに生えているとび三毛もいれば、お腹や背中など所々に生えているとび三毛もいます。

ではとび三毛の性格はどうなのかというと、気難しい性格をしています。これは白猫自体が非常に用心深くデリケートな性格であるため、白い毛が多く生えたとび三毛の性格も似たような傾向があります。それゆえとび三毛を飼うときは、猫の機嫌を損ねないよう注意する必要があります!

三毛猫の毛の模様の種類③キジ三毛

三毛猫の毛の模様の種類の3つ目は、キジ三毛です。キジ三毛は縞三毛やとび三毛と比べ、柄の色が薄くなっているのが特徴です。毛の柄がくっきりしていないことから、他三毛猫の種類よりもキジ三毛は柔らかな印象を与えますよね!またこのキジ三毛も、縞三毛と同じく野良の三毛猫に多く見られる毛の柄です。

そんなキジ三毛は、思慮深い性格をしています。また人見知りで心を許すまでに時間がかかるため、はじめのうちは仲良くなるのに時間がかかると感じてしまうかもしれません。中にはごはんをくれる人が飼い主でないと、食べないという子もいるようです!ですが一度心を開くと、可愛く甘えてくれるのがキジ三毛です。

三毛猫の性格の特徴5選

三毛猫の性格の特徴①好みがはっきりしている

三毛猫の性格の特徴の1つ目は、好みがはっきりしていることです。好き嫌いがはっきりしていることから、そりの合わない猫と喧嘩をする、また嫌いな人には近づかないという一面を見せることもあります。エサの好みもはっきりしていて、カリカリでないと食べない三毛猫、逆にウェットタイプでないと食べない三毛猫もいます。

また、三毛猫は好みがはっきりしていることに加え、気まぐれな性格をしています。そのため三毛猫を飼った方の中で、「大好きなエサをあげたのに食べてくれなかった」という経験をされた方も多いはず。エサを食べないと、体調でも悪いのか心配になってしまいますよね。ですがこれは三毛猫特有の気分屋の性格からきています。

三毛猫の性格の特徴②躾を嫌がる

三毛猫の性格の特徴の2つ目は、躾を嫌がることです。他猫種に比べ三毛猫は頭が良く、人間の言うことをよく理解します。中には名前を呼ぶと、きちんと返事をする三毛猫もいるほど!そのためあまり厳しく躾をしてしまうと、三毛猫は「分かっているのに…」と機嫌を損ねてしまうことがあるので注意する必要があります。


三毛猫の性格の特徴③独立心が強い

三毛猫の性格の特徴の3つ目は、独立心が強いことです。三毛猫と同じく日本猫の茶トラは甘えん坊な傾向がありますが、三毛猫は依存心がなくしっかり者であることが多いです。同じ日本猫でも性格が違うのは、とても興味深いですよね!また三毛猫が独立心が強いのは、三毛猫のほとんどがメスだからだといえます。

というのは一般的に猫はオスの方が甘えん坊、メスの方がしっかり者という性格の傾向があるからです。そんな独立心が強い三毛猫はお留守番が得意な子も多く、家を留守にしがちな方にも飼いやすいのがポイント。飼い主に甘えてべったりするのが好きな猫もいますが、三毛猫は飼い主とある程度距離を置いた関係を望みます。

三毛猫の性格の特徴④大人しい

三毛猫の性格の特徴の4つ目は、大人しいことです。先ほどもお伝えしたように、特に縞三毛は静かな傾向があります。他猫種にはいたずら好きで、上から物を落とすのが好きな子や壁を爪でガリガリしてしまう子もいます。ですが三毛猫はいたずら好きではないので、気難しい面を除けばとても飼いやすい猫種だといえるでしょう!

また、三毛猫はその大人しく主張しない性格から、猫をはじめて飼う方や、マンション暮らしの方にもおすすめしたい猫種でもあります。「猫が激しく暴れて、手に負えなくて困っている!」「猫の鳴き声や走り回る音がうるさく、隣人に迷惑がかからないか心配…」など、飼い主の心理的負担を減らすことができます。

三毛猫の性格の特徴⑤家族の絆を大切にする

三毛猫の性格の特徴の5つ目は、家族の絆を大切にすることです。三毛猫はもともとメスが多いため家族意識が強いです。母猫になると、子猫を育てようと一生懸命になります。ただし他子猫にはドライで、自分の子猫でないと世話しないという冷淡な部分もあります。このギャップは人間からしたら、びっくりしてしまいますよね!

また、三毛猫は警戒心が強いため、はじめは距離感を感じてしまうかもしれません。ですが三毛猫は一度心を開けば、飼い主のことを大切な家族だと認識してくれるでしょう。中には家族である飼い主のことを、守るような態度を取る三毛猫もいるようです!小さな体で守ろうとする姿に、きっと愛情を感じることでしょう。

三毛猫の飼い方のコツ5選

三毛猫の飼い方のコツ①猫のペースを尊重する


三毛猫の飼い方のコツの1つ目は、猫のペースを尊重することです。三毛猫は自分のペースを崩されるのを嫌がります。猫らしいマイペースな性格をしています。そのため三毛猫を飼う際は近くに寄って来たら撫でてあげる、遠くにいるときは無理に近づかないなど、猫の気持ちを第一に考えることが大切だといえるでしょう!

また、三毛猫の気持ちを知って、もっと仲良くなりたい方に読んでいただきたいのがこちらの記事。ここでは猫のしっぽの動きごとに、どんな感情が隠されているのかがまとめられています。三毛猫は今構って欲しいのか、それともそっとして欲しいのかどんな気持ちか知りたいときは、しっぽの動きに注目してみてくださいね!

三毛猫の飼い方のコツ②厳しく躾をしない

三毛猫の飼い方のコツの2つ目は、厳しく躾をしないことです。三毛猫は頭が良いため厳しい躾をしなくても、トイレの場所などはきちんと理解してくれます。三毛猫を迎え入れるときは、ほどよい躾で大丈夫です。もちろんできたことに対しては、撫でたりごほうびのエサをあげるなどしてしっかり褒めてくださいね!

ちなみにあまりに厳しい躾をしてしまうと、三毛猫に気分を害する嫌な人だと認定されてしまうことも…三毛猫は好き嫌いがはっきりしているため、一度嫌いな人に分類されてしまうと、そこから這い上がるのは難しいといえるでしょう。また三毛猫の警戒心を高めてしまう恐れがあるので、躾の仕方には十分注意してください。

三毛猫の飼い方のコツ③広いスペースを確保する

三毛猫の飼い方のコツの3つ目は、広いスペースを確保することです。大人しい性格をした三毛猫ですが、実は他猫種より運動能力が高いのです!それゆえ三毛猫を飼うときは、三毛猫が十分動き回れるような広いスペースを用意しましょう。どの猫種でもそうですが、思う存分動けないとストレスを感じてしまう子もいます。

また、高いところに登るのが好きな三毛猫が多いので、キャットタワーや高く積んだダンボールを用意して、三毛猫が楽しめる環境を整えましょう。ちなみにこちらの記事で、おすすめのキャットタワーをチェックできます!人気のキャットタワーから安いキャットタワーまで紹介されているので、ぜひ参考にしてくださいね。

三毛猫の飼い方のコツ④部屋を清潔にする

三毛猫の飼い方のコツの4つ目は、部屋を清潔にすることです。三毛猫はデリケートな性格をしているため、部屋が散らかっているとストレスを感じてしまうことがあるので注意しましょう。三毛猫を飼うときは大切なお客さんを招き入れるときのように、部屋をしっかり掃除するよう心掛けてくださいね。

ちなみに猫がストレスを感じると、食欲がなくなる、毛づくろいをしなくなる、大声で鳴き続けるなど、行動面に異常が目立つようになります。さらにストレスが溜まり続けると脱毛症になったり、免疫力が低下し病気にかかったりしてしまうことも…人間と同じく、猫にとってもストレスは大敵なので注意してくださいね!

三毛猫の飼い方のコツ⑤大きな音を出さない

三毛猫の飼い方のコツの5つ目は、大きな音を出さないことです。三毛猫は神経質なところがあり、大きな音に敏感です。実際に三毛猫を飼っている人からも、工事やインターフォンの音に驚いてしまうという声が寄せられています。騒音問題はどうにもできないときもありますが、できる限り静かな環境を提供してくださいね。

メスの三毛猫が多い理由は?

みけ猫にメスが多いのは染色体が関係しているから

みけ猫のほとんどがメスなのは、性別を決定づける染色体が関係しています。猫のオスの染色体はXY、メスの染色体はXXです。みけ猫の毛色である黒と茶色は、X染色体の上にしかのりません。メスには2つのX染色体があるため、黒と茶色の毛色を持つことができるのです。

反対にオスには1つしかX染色体がないので、黒か茶色か、どちらかひとつの毛色しか持てません。また性別関係なく、白の毛色は染色体に関係なく持つことができます。そのため黒、茶色、白の3色揃ったみけ猫は、染色体の関係上メスがほとんどなのです。

メスのみけ猫が多いがオスも生まれる

メスが多いもの、オスのみけ猫も存在します。これはまれにクラインフェルター症候群といって、XXYの染色体を持つオスが生まれることがあるからです。オスのみけ猫が生まれる確率は非常に低いため、販売価格はなんと3000万円ほどともいわれています!

ですがオスのみけ猫がメスのみけ猫のように健康体かといえば、そういう訳ではありません。クラインフェルター症候群という染色体の異常からオスになったため、生殖機能がないまま生まれてきたり、体が弱く病気になりやすかったりします。

三毛猫は猫らしい性格が魅力的!躾をする際は注意が必要

三毛猫は賢く綺麗好き、また運動神経が良いので、三毛猫を飼うときは躾の仕方や住環境に配慮してくださいね。最初はとっつきにくい三毛猫ですが、心を開けば飼い主のことを本当の家族のように接してくれるでしょう。今回の記事を参考にして、ぜひ三毛猫と素敵な関係を築いてくださいね!

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