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サウジアラビア暮らし!物価や生活にかかるお金と服装や国民の習慣は?

更新:2019.06.21

ニュースなどでもよく耳にする「サウジアラビア」ですが、国民がどういう暮らしや生活をしているかご存知ですか?日本とは宗教も食事なども違いますが、詳しく調べると似ているところもあるかもしれません。今回はそのサウジアラビアでの暮らしや物価、国民の習慣などを詳しくご紹介します。

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【サウジアラビアの暮らし】男性と女性の服装は?

【サウジアラビアの暮らし】男性の服装は基本自由

サウジアラビアの暮らし・サウジアラビアの男性の服装は、基本的に自由です。Tシャツにジーパンの人やスーツの人など、様々な服装の人がいます。以前は、男性でも短パンなどを履くのは禁止されていたそうですが、今は外国の人だと少しずつ増えているそうです。しかし、あまり過激な肌の露出は控えた方が無難です。

基本的には自由の男性の服装ですが、主流になっているのは正装でもある、「トーブ」と呼ばれる足元まで覆っている白いワンピースの様な服です。そして頭には「グトラ」と呼ばれる布を被ります。これは、白色のものと、赤と白のチェック模様の人がいますが、暑い時期とそうでないときで使い分けているそうです。

頭からの布を押さえるのに、黒い輪っかの「イガール」と呼ばれるものを男性ははめています。みな同じような格好をしているように見えますが、実はこのイガールのはめ方やグトラの被り方も人によって違い、自分なりのおしゃれな着け方をして楽しんでいるそうです。

【サウジアラビアの暮らし】女性の服装は「アバヤ」を身に着ける

サウジアラビアの女性は、「アバヤ」と呼ばれる黒いワンピースの様なものを身に付けなければいけません。また、頭には「ヒシャブ」と呼ばれるスカーフで髪の毛を隠し、目から下を「ブルカ」と呼ばれるもので隠すことが義務です。外国の女性には、アバヤを着衣することが義務付けられていて、飛行機の中で着替えるそうです。

外国の人は頭をスカーフで覆わなくても義務ではないそうですが、街を歩いていると地元の方に注意されることもあるそうです。そういうときのために、バッグの中に一枚用意しておく方がいいでしょう。アバヤを着衣せずに街中に出ると、宗教警察に連行されることもあるそうです。十分に気を付けましょう。

【サウジアラビアの暮らし】有名な食事や食文化は?

【サウジアラビアの暮らし】有名な食事①郷土料理の「カブサ」

サウジアラビアの暮らし・サウジアラビアの有名な食事1つ目は、「カブサ」です。カブサはサウジアラビアの郷土料理です。カブサはたくさんの香辛料を使っていて、お米と羊の肉や、骨付きの鶏肉を一緒に炊き上げた料理です。たまに羊の顔をのせている所もあるそうです。その際、羊の顔は1番重要なゲストに向けられます。


【サウジアラビアの暮らし】有名な食事②「ファラフェル」

サウジアラビアの暮らし・サウジアラビアの有名な食事2つ目は、「ファラフェル」です。ファラフェルは他の中東諸国でも有名な料理ですが、サウジアラビアでもとても有名な料理です。ファラフェルは、ひよこ豆を戻してから潰したものに数種類の香辛料を加えたものを丸めて揚げたコロッケの様な料理です。

【サウジアラビアの暮らし】有名な食事③「フール」

サウジアラビアの暮らし・サウジアラビアの有名な食事3つ目は、「フール」です。フールはサウジアラビアの人々がよく朝食で食べている料理です。そら豆などすり潰したものに、塩とオリーブオイルなどを加えたもので、パンに付けてよく食べられています。

【サウジアラビアの暮らし】食文化①食事では左手を使わずに食べる

サウジアラビアの食文化1つ目は、食事の際左手を使わずに食べることです。サウジアラビア人はイスラム教徒なので、左手は不浄とされています。ですので素手で食事をするときは、左手を使わず右手だけを上手に使って食べます。フォークとナイフを使って食べるときは、左手も使いますが、口に運ぶときは右手に持ち替えます。

【サウジアラビアの暮らし】食文化②アルコールは禁止

サウジアラビアの食文化2つ目は、法律でアルコールが禁止されていることです。度数に関係なく、料理に使うみりんや、ブランデー入りのお菓子なども禁止されています。飲酒するとサウジアラビアの人は鞭打ちの刑に罰せられ、外国人は強制送還になることもありますので気を付けましょう。

【サウジアラビアの暮らし】食文化③豚肉の摂取は禁止


サウジアラビアの食文化3つ目は、豚肉の摂取が禁止されていることです。これも宗教に絡んでくるのですが、イスラム教では豚肉を食べることを固く禁じられています。これは、豚は「不浄・不潔」という考えや、感染症の媒介、家畜としての価値など様々な事柄からきていると考えられています。

禁止されている食べ物は、そのものだけでなく、エキスや油、調味料などに含まれているものもあるため注意が必要です。肉だけでいうと、牛や鶏、羊などは食すことが出来ますが、ただしイスラム法で定められた方法でと殺されているものでなければいけません。許可されているものにはハラールマークが付けられているそうです。

【サウジアラビアの暮らし】生活習慣や物価は?

【サウジアラビアの暮らし】生活習慣①祈りの時間がある

サウジアラビアの暮らし・生活習慣1つ目は、祈りの時間があることです。サウジアラビアはイスラム教徒なので、毎日、「日の出時」・「正午」・「日没2時間前」・「主要都市の日の出時」・「日没時」の計5回の祈りの時間があります。1回が約20分程あり、メッカの方角に向かって祈ります。

祈りの時間はスピーカーでコーランの朗読が大音量で流れます。その時間になれば、サウジアラビアの人達は、買い物中でも運転中でも途中でお祈りをするそうです。お祈りのために小さな絨毯を持ち歩いている方もいます。

POINT

断食(ラマダーン)の時期に注意!

ラマダーンは、ヒジュラ歴の第9月にあります。日没から日の出は食事をすることが出来ますが、日中は飲食を禁じられます。この断食中は、食事だけでなく、喧嘩や煙草、性交渉なども断つそうです。期間は毎年変わるそうですが、約1ヶ月間は続きます。旅行者などは免除されるそうですが、飲食店が営業を控えたりトラブルなどもあるため、この時期の滞在は注意した方がいいでしょう。

【サウジアラビアの暮らし】生活習慣②左手で物の受け渡しをしない

サウジアラビアの暮らし・生活習慣2つ目は、左手で物の受け渡しをしないことです。イスラム教では左手は不浄との教えがあるため、飲食店や買い物をするときも左手で受け渡しはしません。旅行に行く際は注意しましょう。

【サウジアラビアの暮らし】お金の単位は「リヤル」と「ハララ」


サウジアラビアのお金の単位には「リヤル」と「ハララ」があります。1リヤル=100ハララです。リヤルには、1リヤル、5リヤル、10リヤル、20リヤル、50リヤル、100リヤル、200リヤル、500リヤルがあります。ハララには、5ハララ、10ハララ、25ハララ、50ハララ、100ハララがあります。

金額はそのときによって変わりますが、1リヤルは日本円にすると、約30円前後ぐらいです。ただし現地で日本円をリヤルに変えることは難しいので、USドルやユーロなどを持っていくと便利です。

【サウジアラビアの暮らし】物価は比較的安い

サウジアラビアの物価は比較的安いです。特に野菜や果物、水などの現地の食料品や、ガソリンなどは日本と比べると物価が安いので生活はしやすいです。しかし、輸入品などは日本と同じで高くなります。もし日本食が食べたくて食材を買うときは、高い金額で買うことになります。

【サウジアラビアの暮らし】社会保障が充実・生活水準は高い

家族

サウジアラビアは税金が無く、医療費や教育費などにもお金がかかりません。社会保障がとても充実していて、石油の輸出で得たお金が住民にも反映されていて、仕事をしていなくても国からお金が支給されるなど、生活水準は高いです。

また、インターネットやテレビなども厳しく制限されていて、娯楽的なことが少ないのでお金を使うことなく貯まっていくそうです。厳格なイスラム教なので守るべき規律などは多々ありますが、社会保障が充実しているので、住みやすくてとても良いことですね。下記の記事に日本の手取り事情があるので、参考にして下さい。

サウジアラビアの国民の特徴は?

サウジアラビアの国民の特徴①公用語は「古典アラビア語」

サウジアラビアの国民の特徴1つ目は、公用語は「古典アラビア語」です。ただし場所によって多少方言などがあり変わりますが、一般的に日常での共通会話はアラビア語を使うそうです。

サウジアラビアの国民の特徴②部族・宗派・階級で他人と自分を認識する

サウジアラビアの国民の特徴2つ目は、部族・宗派・階級で他人と自分を認識することです。サウジアラビアの人達は、自分がその国の国民であること以上に、どこの部族出身で、どの宗派を信仰しているか、どの階級に属しているのかで他人や自分を認識していると言われています。

サウジアラビアの国民の特徴③家族以外の男女は会話禁止

サウジアラビアの国民の特徴3つ目は、家族以外の男女は会話が禁止されていることです。イスラム教では、家族以外の男女は会話することを禁止されています。結婚前に交際することも禁止されていて、婚約していたとしても2人きりで会うことは出来ません。会うときは、女性側の父親か兄弟が同行するのだそうです。

サウジアラビアの国民の特徴④女性の権利は限られている

サウジアラビアの国民の特徴4つ目は、女性の権利は限られていることです。サウジアラビアでは自由に女性が結婚することは出来ません。親たちが幼いころに同じ部族同士で勝手に婚約を決めていたりなど、親と親戚が相手を探します。

1度も相手の顔を知らずに結婚をする女性も少なくありません。結婚が9歳から出来るというのも考えさせられるものがあります。また、自動車の運転も2018年に出来るようになったばかりで、それまでは法律で禁止されていました。そういう女性の地位の低さは、海外でも問題視されている1つです。

サウジアラビアでの暮らしに興味を持って!

サウジアラビアの人達の性格は、相手に対する気配りもあり、おもてなしが好きな人達が多いです。逆に親しい人には取り繕う必要がないから、素っ気なくなるそうです。宗教が違うので、日本人の考え方とは違い、色々窮屈に感じることもあるかもしれませんが、そういうところは日本人の気質と似ていませんか。

サウジアラビアと日本、場所も宗教、生活の仕方も全く違いますが、違う国だからこそ興味を持って調べてみるのも面白いですね。サウジアラビアはビザを取ることが難しいとされていますが、今回の記事を読んで、少しでも興味を持っていただけると嬉しいです。

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