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スイスの民族衣装について!男性・女性の伝統衣装は?着用シーンも

更新:2022.03.05

スイスの民族衣装や伝統衣装と聞いて、アニメ「アルプスの少女ハイジ」のハイジが着ているようなふんわりした可愛らしい衣装を思い浮かべた方もいるのではないでしょうか?今回は実際のスイスの民族衣装や伝統衣装を、男性・女性別にご紹介していきます!

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スイスってどんな国・地域・地方?

スイスは中央ヨーロッパに位置する永世中立国

今回はスイスの民族衣装や伝統衣装について詳しくお伝えしていきますが、「そもそもスイスってどんな国なのだろう?」「ヨーロッパのどこら辺にあるのだろう?」と疑問を抱いた方に、簡単にスイスとはどんな国なのかご紹介します!

スイスは中央ヨーロッパに位置し、ドイツ、フランス、イタリア、オーストリア、リヒテンシュタインといった国に囲まれています。「スイスの首都ってチューリッヒ?それともジュネーヴ?」と主要都市と勘違いしてしまいがちですが、スイスの首都はベルンです。またスイスといえば、永世中立国としても有名ですよね。

時計やチーズ・チョコレートの名産地

そんなスイスですが、私たちの身近にあるものの名産地でもあるのです!例えばスイスの名物といえばチーズ、チョコレートなどが挙げられます。また冬に食べたくなるチーズフォンデュもスイスの名物です。ほかにもスイスは「ロレックス」や「フランク・ミュラー」といった高級時計を生み出した国でもあります。

また、チーズはフランスの名物でもあるように、スイスはドイツ、フランス、イタリアなどに囲まれているため、これらの国から食文化にも影響を受けています。さらに食文化だけでなく、後ほどご紹介するスイスの民族衣装や伝統衣装も、特にドイツやオーストリアからの影響を強く受けているといえるでしょう。

地方により公用語が異なる

スイスはヨーロッパの大国や小国に囲まれていることもあってか、地方により公用語が異なるのも特筆すべき点だといえます。北部と中部ではドイツ語、南部ではイタリア語、西部ではフランス語、そして東部ではロマンシュ語という4つの言語が話されています。

ちなみにドイツ語話者が約64%、フランス語話者が約20%と多いようです。日本では地方により方言はあるもの、このようにエリアによって公用語が違うということはありません。そのゆえ4つの公用語が話されているスイスは、なんだか不思議な印象を持ってしまうときがありますよね!

スイスの女性用の民族衣装・伝統衣装について!


ふんわりしたエプロン姿がかわいいトラハト

スイスの民族衣装として有名なのが、「トラハト(Tracht)」というふんわりしたエプロンが可愛らしい衣装です。このトラハトは地方や街によりデザインやカラーは異なりますが、主にレースや刺繍、ビーズなどがあしらわれているのがポイントです。

実はこのトラハトはスイスだけでなく、南部ドイツやオーストリアといった、アルプス山脈にある国でも着用されてる民族衣装でもあるのです。もしかすると南部ドイツのビール祭りで有名な「オクトーバーフェスト」で、伝統衣装のトラハトを着ている女性を見たという方も多いのではないでしょうか?

このように国が陸続きで隣同士であることから、伝統衣装の文化も影響されやすいということが伺えます。日本の伝統衣装は着物ですが、お隣韓国のチマチョゴリ、中国の漢服とは違いがあります。ですがスイスの場合は民族衣装がお隣の国と同じだというのは、とても興味深いですよね。

POINT

「トラハト(Tracht)」って何語?

「トラハト(Tracht)」をはじめて聞いた方は、英語でもないしどこの国の言葉なの?と疑問に感じてしまいますよね。トラハトとはドイツ語で“運ぶ”を意味する動詞「tragen」の過去分詞「tracht」が由来になっているといわれています。

地方や街によってデザインが異なる!

先ほども少し触れましたが、スイスの民族衣装であるトラハトは、地方や街によりデザインが異なります。どのトラハトにもそれぞれ違った魅力がありますが、中でもスイス北東部にあるアッペンツェル地方のトラハトは美しいことで有名です。

このアッペンツェル地方のトラハトは鮮やかな赤を基調とし、日本でも人気の高いチロリアン刺繍がほどこされているものもあります。またその他地方のトラハトだと、例えば中央スイスは青系、ベルンは黒系が多いなど、各エリアによって個性を感じられるのがポイントです。

さらに地方や街によりデザインが異なるほか、トラハトは結婚式用なのか作業用なのか、はたまた平日用なのか祝日用なのかなど、用途によってもデザインが変わってくるそうです!また日本の伝統衣装である着物のように、着方にも細かなルールがあります。

POINT

アッペンツェルってどんな街?

アッペンツェルは人口約7,000人という小さな街ですが、牧草地が広がり、ヨーロッパの歴史を感じられるカラフルな街並みが楽しめる街でもあります。ここでは伝統行事も行われているので、スイス旅行の際は足を運んでみるといいかもしれません!

女性は個性的な帽子と合わせることも!


トラハトが特に美しいとされているアッペンツェル地方では、女性は写真のような扇状の帽子をかぶるときもあります。日本ではなかなか見られない、とても個性的なデザインですよね!大きさもあって、かなり印象に残ります!

また、SNSで女性用のトラハトをチェックしてみると、結婚式など特別なイベントのときに、頭には帽子のほか花冠をつける女性もたくさんいました。可愛らしいトラハトに花冠をつけているなんて、まるで童話の中から出てきた女の子みたいですよね!

さらにトラハトを着たスイス人女性のヘアスタイルも気になるところ。こちらもざっとチェックしたところ、編み込みや三つ編みをしている女性もいれば、特にアレンジもせずダウンスタイルのまま着用している女性もいました。人それぞれですが、やはりトラハトには可愛らしい編み込みや三つ編みが似合うのではないでしょうか?

スイスの男性用の民族衣装・伝統衣装2選

スイスの男性用の民族衣装・伝統衣装①チロリアン刺繍(アッペンツェル)

スイスの1つ目の民族衣装として、チロリアン刺繍が挙げられます。スイスの民族衣装が美しいことで有名なアッペンツェル地方。実は女性だけでなく、男性のトラハトも美しいことで有名なのです!男性は主に赤いベストを着用しますが、襟やボタン部分に装飾されたチロリアン刺繍がポイントになっています。

また、エーデルワイスが刺繍のデザインとして使われることが多いようです。ヨーロッパアルプスが生育地で、高山植物のエーデルワイスは、まさにスイスの伝統衣装であるトラハトの刺繍にぴったりですよね!女性用のトラハトにもこのチロリアン刺繍があしらわれているものもありますが、ベストもまた違った美しさがあります。

美しいチロリアン刺繍を見ると、「可愛らしい刺繍を自分でも作ってみたい!」という気持ちになりますよね。ですが「刺繍をやったことがない…」という方も多いのでは?そんなときに読んでいただきたいのが、こちらの記事。ここには初心者におすすめの刺繍キットがまとめられています。ぜひこちらを参考にしてくださいね。

スイスの男性用の民族衣装・伝統衣装②レーダーホーゼン


スイスの2つ目の民族衣装としてレーダーホーゼンも挙げられます。レーダーホーゼンとは革製の半ズボンで、サスペンダーがついているのがポイントです。胸当てには刺繍がほどこされていたり、地方独自のワッペンがつけられているものもあります。ちなみにトラハト同様、レーダーホーゼンも地方によりデザインが違います。

また、このレーダーホーゼンも、実はスイスだけでなくドイツ南部やオーストリアのチロル地方でも着られています。それぞれデザインが違ってきますが、スイスやオーストリアのレーダーホーゼンは、サスペンダー部分にチロリアン刺繍があしらわれているものが多いそうです。この美しさは、刺繍好きにはたまりませんよね!

トラハトもそうですが、レーダーホーゼンが多くの国で着用されていることからも、スイスがどれだけ隣国に強く影響されているのかが伝わってきますよね!また女性のトラハトと同じく、「レーダーホーゼンのようなズボンを履いている男性を、オクトーバーフェストで見た!」という方もいるのではないでしょうか?

スイスの民族衣装・伝統衣装を着用するシーンは?

スイスの民族衣装・伝統衣装を着用するシーン①結婚式

スイスの民族衣装であるトラハトを着用する1つ目のシーンは、結婚式です。スイスではトラハト一式を揃えるのはお金がかかってしまうため、「トラハトを持っていない」または「トラハトを着たことがない」というスイス人もいるようです。ですが結婚式など特別なイベントのときにトラハトを着用するスイス人が多いようです。

この状況は、日本でも同じですよね。着物を一式を揃えるのは、高くついてしまいます。ですが日本でもウェディングドレスを着る夫婦が多いもの、まだまだ結婚式に伝統衣装である着物を着たいという夫婦も多くいます。スイスでも「結婚式はやっぱり伝統衣装のトラハトで!」と考えている夫婦が多いのではないでしょうか?

ちなみにこのトラハトは、なんと1つ1つオーダーメイトで作られているのも特徴です!1人1人の体型に合っているため持ちもよく、また「世界でひとつだけの自分だけのトラハトを持っている」と考えると特別な気持ちになりますよね!結婚式でオーダーメイトで作ってもらったトラハトは、きっと一生の思い出になるでしょう。

スイスの民族衣装・伝統衣装を着用するシーン②伝統行事

スイスの民族衣装であるトラハトを着用する2つ目のシーンは、伝統行事です。スイス中央部にあるルツェルンという街ではヨーデルフェスティバルというイベントが行われ、そこではスイス人が男性女性問わずトラハトを着用するそうです。たくさんのスイス人が民族衣装を着ると、タイムスリップした気持ちになりそうですよね!

また、以前シュヴィーツ州で行われた民族音楽祭では、なんと約4万人もの人が民族衣装であるトラハトを着用したそうです。見学者も約7万人と多く、大変迫力のあるお祭りだったといえるでしょう!全国から伝統衣装を着たスイス人が一箇所に集まったため、地方によるトラハトの違いを楽しめたに違いありません。

スイスではトラハトを日常的に着る習慣は薄れ、中にはトラハト自体着たことがないというスイス人もいます。ですがこのようにトラハトを着る伝統行事あり多くの参加者や見学者が集まっていることから、スイス人たちの文化や誇りを大切にしている姿勢も伝わってきますよね。

スイスの民族衣装・伝統衣装の可愛い着こなし方

スイスの民族衣装・伝統衣装を花冠と合わせる!

スイスの民族衣装であるトラハトは、例えばアッペンツェル地方では大きな扇状の帽子と合わせるときもあります。ですがトラハトと花冠との相性も抜群で、結婚式のときに綺麗な花冠をつける女性も多いようです!写真のように色とりどりの花冠と合わせれば、上品でありながらとても可愛らしい仕上がりになります!

スイスの民族衣装・伝統衣装をカップルでお揃いで楽しむ!

結婚式に着用されるトラハトは、色を合わせたりとお揃いでも楽しめるのがポイントです。結婚式では、男性も女性もバラバラの色でもカラフルで可愛いらしいかもしれません。ですが写真のように、緑をメインカラーにして統一するのもまた違った可愛らしさがありますよね!

特別な日にお揃いのトラハトを着用するのも、きっと一生の思い出になるでしょう。これからスイスで挙式をあげる方は、ウェディングドレスでなくトラハトを着てみるのはいかがでしょうか…?

スイスの民族衣装・伝統衣装を友達とお揃いで楽しむ!

スイスの民族衣装であるトラハトは、夫婦だけでなく友達同士でもお揃いで楽しめる優れた衣装なのです!写真のように友達でお揃いコーデにするのは、カップルでお揃いにするのとはまた違った楽しみ方ができそうです。あまりの可愛さに、友達と盛り上がること間違いなし!思わずたくさん写真を撮ってしまいそうです!

スイスの民族衣装・伝統衣装を楽しもう!

スイスの民族衣装であるトラハト。女性用はふんわりしたエプロン、男性用はチロリアン刺繍が可愛らしい衣装で、地方や街によってデザインが異なります。現在は日本のように男性・女性ともに伝統衣装を着る人が少ないもの、結婚式や特別なお祭りに着る人が多いようです。

また、「ほかのヨーロッパの民族衣装も見てみたい!」と方におすすめなのが、こちらの記事。ここにはスイスのお隣の国であるフランスの民族衣装が紹介されています。同じヨーロッパでもちょっとした違いがあるので、とても興味深いですよ!こちらの記事も、ぜひチェックしてみてくださいね。

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