Large thumb shutterstock 606654881

トルコの民族衣装について!男性・女性の伝統衣装は?着用シーンも

更新:2022.03.05

トルコの民族衣装・伝統衣装といえば、何を思い浮かべますか?トルコには、花嫁専用の女性民族衣装や、軍楽隊の男性衣装など、シーンによって着用するさまざまな民族衣装があります。現代風にアレンジされた民族衣装も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。



トルコってどんな国・地域・地方?

トルコは正式には「トルコ共和国」

トルコは、正式にはトルコ共和国と言います。場所はアジアとヨーロッパの二つの大州にまたがっており、ギリシャやブルガリアと隣接しています。黒海と地中海に面しているので、海辺のリゾートも楽しめます。人口は約8000万人で、面積は日本の約2倍です。宗教は約99%がムスリム(イスラム教徒)です。

国民のほとんどがトルコ人ですが、クルド人やアルメニア人も共住しています。トルコのグルメといえばケバブですが、トルコ料理は、世界三大料理にも選ばれているほどです。1890年のエルトゥールル号事件をきっかけに、日本とは友好関係が続いており、親日の国として知られています。

仕様通貨はトルコ・リラで、使用言語はトルコ語です。こちらの記事では、トルコ語の日常会話のフレーズや、自己紹介で使えるフレーズを紹介しています。トルコに観光に行く際は、ぜひ参考にしてみてください。

トルコの首都はアンカラ

トルコの首都はアンカラです。アンカラにはアタテュルク廟という、初代大統領を祀る施設があります。アタテュルク廟は、トルコの建国記念日などの行事には、とても賑わいます。他にも、有名な地方や都市に、イスタンブールやカッパドキアがあります。

トルコには世界文化遺産や世界複合遺産が合計18件もあります。カッパドキアもその一つです。どれも幻想的で歴史を感じる、見応えのある世界遺産ばかりです。ほかにも地下宮殿やエーゲ海沿岸など、魅力的な観光名所が多いです。トルコの産業割合はサービス業が59.2%と高く、観光大国と言われるだけはあります。

行きたい場所が多すぎて困ってしまったら、こちらの記事を参考にしてください。トルコの人気おすすめ観光地を詳しく紹介しています。世界遺産編やイスタンブール編など分けて紹介しているので、自分の気になる観光地を見て参考にしてみてください。

トルコの女性用の民族衣装・伝統衣装7選!

トルコの女性用の民族衣装・伝統衣装①カフタンのアンカラ衣装

トルコの女性用の民族衣装・伝統衣装一つ目は、カフタンのアンカラ衣装です。アンカラ地方で着られるカフタンは、下にズボンを履きます。その為、動きやすいです。上着には細かい刺繍が施されており、綺麗です。色は赤や青といった鮮やかな色が使われます。頭には飾りのついた帽子をかぶります。

カフタンはトルコで最も代表的な民族衣装で、長袖で前開きの長いガウンのような形状のもののことを言います。基本的には男性が着るものも女性が着るものも、同じカフタンといいます。女性向けは袖が広いものがありますが、男性向けの袖は先細に近いです。同じカフタンでも、地方や着る場面によってデザインが違ってきます。

刺繍が細かいものや、カラフルなもの、シックなものなど色々です。長かったり短かったりと、丈の違いもあります。下にズボンを合わせたり、ブラウスを着用したりもします。腰に帯を巻いたりもします。ゆったりとしたデザインで日差しから身を覆う部分が多く、風通しもいいので、暑い国で着るのに適しています。


トルコの女性用の民族衣装・伝統衣装②カフタンのチャルケス衣装

トルコの女性用の民族衣装・伝統衣装二つ目は、カフタンのチャルケス衣装です。チャルケス地方の女性のみが着る民族衣装です。そのまま「チャルケス」とも呼ばれます。赤や青の鮮やかな色の布地に、華やかな刺繍をほどこし、円筒形の帽子をかぶる衣装です。袖の先が広がってヒラヒラしているのが特徴です。

トルコの女性用の民族衣装・伝統衣装③カフタンの宮殿衣装

トルコの女性用の民族衣装・伝統衣装三つ目は、カフタンの宮殿衣装です。宮殿のお妃も、カフタンを着用していました。お妃のカフタンは、美しい手を人に見せないようにするため、袖口がとても広くなっているのが特徴です。頭の帽子の飾りも、豪華になっています。

トルコの女性用の民族衣装・伝統衣装④舞踊衣装

トルコの女性用の民族衣装・伝統衣装四つ目は、舞踊衣装です。トルコは民族舞踊が文化にも反映されているほどです。舞踊衣装は地方によって異なりますが、鮮やかなトルコブルーが特徴的なものもあります。腰にひらひらとした飾りがついた衣装は、踊っている時に綺麗に見えるので、見ている人を楽しませます。

トルコの女性用の民族衣装・伝統衣装⑤ジェプケン

トルコの女性用の民族衣装・伝統衣装五つ目は、ジェプケンです。ジェプケンは、ジャケットのような形状の衣装のことです。ディズニー映画のアラジンに出てくるジャスミン姫が着ているような衣装です。金属糸などで刺繍がしており、下にはズボンを履き、インナーや帽子も着用します。

トルコの女性用の民族衣装・伝統衣装⑥ラサ・ビンダル

トルコの女性用の民族衣装・伝統衣装六つ目は、ラサ・ビンダルです。ラサ・ビンダルとは、女性が結婚前日に、女友達だけでパーティーを開くときに着る衣装のことを言います。金の刺繍がたっぷりと施され、贅沢な仕上がりになっている衣装です。頭には飾りのついた帽子をかぶります。

トルコの女性用の民族衣装・伝統衣装⑦ビンダッル

トルコの女性用の民族衣装・伝統衣装七つ目は、ビンダッルです。結婚式の前夜祭である「クナ・ゲジェスィ」で花嫁が着る衣装です。赤いベールを頭からかぶり、赤い民族衣装に身を包み、ヘナの夜(ヘンナナイト)と呼ばれる伝統儀式をします。


本来は女友達だけが出席する儀式ですが、最近では男性も混じって行われることもあり、楽しい音楽やダンスをして、二人の門出を送り出すパーティーになっています。儀式の中では、花嫁を泣かせて涙を流させる場面もあります。これは、結婚前夜に泣いておけば、結婚生活で悲しい思いをしないと言われているからです。

そして、手のひらにヘナを塗ります。ヘナの色は、一週間くらい取れません。ヘナの儀式が済んだら、花嫁もベールを外し、楽しいダンスタイムが再開されます。踊ったり歌ったり、楽しい夜を過ごすのです。

トルコの男性用の民族衣装・伝統衣装4選!

トルコの男性用の民族衣装・伝統衣装①アンカラ地方の衣装

トルコの男性用の民族衣装・伝統衣装一つ目は、アンカラ地方の衣装です。アンカラ地方の民族衣装は、赤を基調にしたものが多いです。上着を着てベストのようなものを羽織ったり、頭には帽子をかぶったりターバンなどの布を巻いたりします。

トルコの男性用の民族衣装・伝統衣装②宮殿で王が着ていた衣装

トルコの男性用の民族衣装・伝統衣装二つ目は、宮殿で王が着ていた衣装です。こちらはカフタンになります。金の刺繍をされたカフタンを着て、頭には大きな丸い帽子をかぶるのが特徴です。

トルコの男性用の民族衣装・伝統衣装③舞踊衣装

トルコの男性用の民族衣装・伝統衣装三つ目は、舞踊衣装です。舞踊衣装は地方によってさまざまなデザインがあります。男性の舞踊衣装は、上着にベストを着てズボンを穿くスタイルの、すっきりした踊りやすいデザインのものもあります。

トルコの男性用の民族衣装・伝統衣装④イエニチェリ

トルコの男性用の民族衣装・伝統衣装四つ目は、イエニチェリです。イエニチェリとは、王を護衛する親衛隊が着る衣装です。縦長の帽子が特徴的です。イェニチェリとも言います。イェニはトルコ語で「新しい」という意味で、チェリは「兵隊」という意味になります。

トルコの民族衣装・伝統衣装を着用するシーンは?

トルコの民族衣装・伝統衣装を着用するシーン①結婚式の前夜祭


トルコの民族衣装・伝統衣装を着用するシーン一つ目は、結婚式の前夜祭です。トルコの結婚式では、ヘナの夜という伝統的な儀式をします。これは、花嫁と女友達だけが集まる結婚前パーティーのようなものです。最近では、男性が参加している場合もあります。

花嫁はビンダッルという赤い民族衣装に身を包み、女友達の方はラサ・ビンダルという民族衣装に身を包みます。花嫁の手にヘナという染料を施して、花嫁の幸せな結婚生活を祈ります。

トルコの民族衣装・伝統衣装を着用するシーン②舞踊の場

トルコの民族衣装・伝統衣装を着用するシーン二つ目は、舞踊の場です。トルコの文化センターやイベントの際に踊る時に、民族衣装を着用します。着用するのは各地方の舞踊衣装で、衣装以外にも、その地方の音楽や踊りなどを見て楽しむ事ができます。

トルコの民族衣装・伝統衣装を着用するシーン③お店

トルコの民族衣装・伝統衣装を着用するシーン三つ目は、お店です。主に観光地向けのお店で、店員が民族衣装を身に着けています。日本でも、トルコアイスやケバブを売っている人が民族衣装を着用しているところが見ることができたりします。

トルコの民族衣装・伝統衣装を着用するシーン④伝統行事やイベント

トルコの民族衣装・伝統衣装を着用するシーン四つ目は、伝統行事やイベントです。特に、トルコの伝統音楽であるメフテルという軍楽で、民族衣装が着用されます。その時に着用されるのは、イエニチェリなどになります。軍楽隊のことはメフテルハーネと呼ばれます。

トルコの民族衣装カフタンをアレンジした洋服とは?

トルコの民族衣装カフタンをアレンジした洋服①カフタンドレス

トルコの民族衣装カフタンをアレンジした洋服一つ目は、カフタンドレスです。最近では、カフタンを洋服風にアレンジしたものが日本でも人気になっています。エキゾチックでゆったりとした風を感じるカフタンドレスは、日本で夏に着る人も少なくありません。

カフタンドレスではなく、カフタン風ワンピースでも同じようなデザインになっています。シックなモノトーンデザインのものや、刺繍入りでカラフルなもの、ロングカフタンドレスなど、選ぶのが楽しくなるようなカフタンドレスがたくさん出ています。

トルコの民族衣装カフタンをアレンジした洋服②カフタンブラウス・シャツ

トルコの民族衣装カフタンをアレンジした洋服二つ目は、カフタンブラウス・シャツです。気軽にトップスとして着られるカフタンスタイルです。花柄の刺繍がしてあるものや、ストライプのものなど、可愛いものからシンプルなものまで色々あります。

ジーパンなどのパンツスタイルに合わせてもいいですし、スカートに合わせても可愛いです。着こなし1つで、カジュアルにもガーリーにも演出できます。

トルコの民族衣装カフタンをアレンジした洋服③カフタンポンチョ

トルコの民族衣装カフタンをアレンジした洋服三つ目は、カフタンポンチョです。カフタンといえば、そのゆったりして風通しのいいデザインから夏を想像しますが、カフタンポンチョは秋冬に活躍します。

上からすっぽりかぶった余裕のあるビッグシルエットが特徴です。ブランケットのような素材で出来ているもあり、寒い季節にぴったりです。

トルコの民族衣装カフタンをアレンジした洋服④カフタンカーディガン

View this post on Instagram

1週間が早すぎて…😵なかなか写真が撮れずに居ました😰 GWからPTA総会…実行委員会…アンケート…取材申し込み原稿などなど、学校に相談しに何度も😅しかも窓口の教頭先生変わったので、メールのやり取りも滞る😂 . そんな中、プロソーの宿題もしつつ、ニット教室とそれぞれ週1で通ってます🎶 . 畳んだままになっていたのでシワだらけですが…💧 まず、レースのカフタンカーディガン。 無地の生地と併せてブルゾンにしようかと思っていたけど、先生の勧めでカフタンに。着てみたら思ってたより着やすい😆 . その残りレースと無地でレイヤードスカートとスリットリボンブラウスのリボンなしスリットなし😆 もはやただのブラウス。このパターンの袖ぐり広めで私向き👍 . 最後は、狙ってた生地がまだ残っていたら買うと決めてた花柄😍 縦に花柄が並んでるので、そのラインを残せるワンピースにしようと前後Vネックワンピースに。 デザインは好きなんだけど、何だかただの花柄よね😅 シンプルなAラインワンピが良かったかも。 この柄が左右対称ではなく微妙にずれていたので、半身1枚ずつ裁断して柄合わせ。袖もパターンそのままだと花柄袖になるので、ブルー中心で袖幅広げました😆 袖口にゴム入れるか、リブつけるか…🤔 着てみて考えます🎶 . 最後に懲りずにホームベーカリー😍 ダンナが去年から米麹ともち米で甘酒作りに何故かハマってる。 お米が糖質と言うことが良くわかる程甘い💦💦 その自家製甘酒を加えた食パン。 米粒残らずキレイに焼けました💕 ほのかに甘酒の香り。そのままで美味しく食べました〜😍 全くダイエットは進まないはずですね…😩 . #カフタンカーディガン#レースカーディガン#花柄レース#レイヤードスカート#前後Vネックワンピース#ニットソーイング#ハンドメイド大人服#自家製甘酒#ホームベーカリー#食パンオンリー#PTA広報#プロップスのその後出席者8名で微妙〜😌

A post shared by akko** (@akko.catchball) on

トルコの民族衣装カフタンをアレンジした洋服四つ目は、カフタンカーディガンです。カフタンカーディガンは、丈が長く、さっと羽織るだけでおしゃれな演出ができます。

デザインはエスニックなものや、シンプルなものなど、色々あります。着こなしによっては、何通りもの着方ができるので便利です。少し肌寒い春先や秋の始めなどには大活躍する上着の一つです。

カフタンカーディガンに似たロングカーディガンの着こなしをこちらの記事で紹介しています。秋に着れるロングカーディガンの着こなし方法を知って、カフタンカーディガンの参考にしてみませんか?ぜひ一度読んでみてください。

トルコの民族衣装・伝統衣装を楽しもう!

トルコの民族衣装は、実にさまざまなものがありましたね。トルコの民族衣装・伝統衣装といえばカフタンですが、カフタンも地方によってデザインが違っていました。また、花嫁が前夜祭で着る衣装や、軍楽隊が着る衣装、舞踊衣装など、細かくシーン別に分かれていたのが印象的でしたね。

トルコの民族衣装であるカフタンは、現代風にアレンジされているので、日本でも気軽に着用することができます。トルコの民族衣装が可愛いと思ったら、ぜひアレンジされたカフタン風の洋服を着てみてくださいね。

実際にトルコに行って観光したり、民族衣装を購入したいという方に、こちらの記事がおすすめです。トルコの物価や通貨について、詳しく紹介しています。日本と比較した安いものや高いもの、両替についてなども紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

●商品やサービスを紹介いたします記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。