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ロシアの民族衣装について!男性・女性の伝統衣装は?着用シーンも

更新:2022.03.05

ロシアの民族衣装・伝統衣装を知っているでしょうか?今回はロシアの民族・伝統衣装を女性・男性別にご紹介いたします。また地方によっても違いがあるのかもご紹介いたします。さらに、ロシアの伝統的な楽器や伝統料理も併せて知っておいてはいかがでしょうか?

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ロシアってどんな国・地域・地方?

世界で面積が一番大きい国|ロシア連邦

ロシアは正式名称ロシア連邦という世界で一番面積が大きい国です。民主主義国家で、日本と同じく三権分立制を採用しています。元々は、ルーシと呼ばれた人々がロシア北西部に国を作り、そこから発展したとされています。

スウェーデンから移住したノース人やバルト人、スラヴ人、フィン人、テュルク系民族などが集まって生活していたとされています。ロシアは、州や地区で分けられており連邦地区は8つ、46の州、9つの地方、2つの連邦市、21の共和国、1つの自治州、4つの自治管区が存在しています。

民族が集まって作られた国|全地方に182の民族がいる

ロシアは多くの民族が集まってできた国です。約182の民族がいるとされています。その80%はロシア民族(東スラウ人)が多くを占めています。国土が広いため、それだけ多くの民族が住んでいます。

日本に近い東部地方にはアジア系の民族が多く住んでいます。そのため、ロシアの西部と東部では町の雰囲気も人々の暮らしも変わっているとされています。

国際連合の公用語の一つロシア語|日本でも使われているロシア語

ロシア語は、国際連合で使われる公用語の一つです。日本人からするとそれぐらいしか関わりがないように思えます。ロシア語は日本人から見ると、顔文字に多く使われるキリル文字を使われて書かれているため、模様のように思えてしまいます。

また、発話も難しくなじみがないように思えます。しかし、普段使われている日本語にもロシア語の由来となった言葉もたくさん使われています。ロシア語の簡単な挨拶や自己紹介の仕方を覚えておくと役に立つ時が来るかもしれません。是非とも参考にしてみてください。

日本で使われているロシア語

言葉 意味
イクラ 魚の卵全般
ノルマ 決められた目標
テトリス ロシア発祥のゲーム
キオスク お店
カンパ キャンペーン

ロシアの女性用の民族衣装・伝統衣装について!

ロシアの女性用民族衣装・伝統衣装|サラファン


ロシアの女性用の民族衣装・伝統衣装は「サラファン」です。サラファンは、簡単に言うとジャンバースカートの形をした洋服です。17世紀ごろまでは男女兼用の洋服(ローブ)でしたが、18世紀委に入ったあたりから完全に女性用の洋服になり、現在のジャンバースカートの形になったとされています。

装飾によって社会的地位や資金力を誇示していました。そのため、貴族や商人などはシルクやサテンの布を使い金や銀の装飾をしたとされ、農民などは地味な色で麻やウールを使っていたとされています。サラファンは着ている人に幸運をもたらすと信じられていたため、女性は綺麗な装飾を心掛けていたとします。

地域によって、刺繍のやり方や使われる装飾形なども異なります。現在でもサラファンは、使用されておりロシア人女性は1枚は持っているとされています。その一方で、ロシア人ではなく、観光客に人気となっており、観光地でよくサラファンが販売されています。ロシアに行ったときには一着求めてみてはいかがでしょうか。

ロシアの女性用民族衣装・伝統衣装|ココシニク

ロシアの民族衣装・伝統衣装の一つは「ココシニク」です。ココシニクは、帽子がなかった女性用に作られて物で、絹やビロードなど高価な記事で作られ、真珠や宝石などで刺繍された美しい頭飾りです。ココシニクはニワトリや雄鳥を意味するココシという語が由来で、雄鳥の尾に似た高いトサカのような形が特徴です。

ココシニクとされるのは、髪を包み込むようにしてかぶっているもので、冠とは区別されています。古来ロシアでは、既婚女性は頭を覆って髪の毛を隠さなければいけないとされ、ココシニクは主に既婚女性が着用していました。

かつては、特別な日の身に着用され、代々受け継がれるものでしたが、時代に合わせて着用シーンは変化していきました。現在では、現代風にアレンジしたものをファッションショーなどで見かけることができます。

ロシアの男性用の民族衣装・伝統衣装について!

ロシアの男性用民族衣装・伝統衣装|ルバシカ

ロシアの男性用の民族衣装・伝統衣装の一つは「ルバシカ」です。ルバシカはゆったりとしたブラウスのような上着・シャツで、日本の着物のように腰でベルトを締めて着用します。このとき、裾はズボンの中にはしまいません。また、学ランのように詰襟で途中までボタンで止めるようになっているものが多いです。

襟や袖口を刺繍で飾るのが特徴的で、その刺繍で地域を知ることができるかもしれません。ルバシカは、ウクライナ地方の農民が来ていた服が原型とされています。ルバシカは、民族衣装だけではなく軍服としても活用されていました。また、ルバシカは男性だけではなく、女性も兼用となっています。

女性の場合は、上記の写真のようにサラファンの下に着るのが一般的です。現在では、男性のフィギアスケート選手が着用していたこともあり、広く知られているロシアの男性用の民族衣装だといえます。また、現代風に白色だけではなくカラーのルバシカも販売されています。ルバシカで現代風にアレンジに挑戦してみてください。

ロシアの男性用民族衣装・伝統衣装|ウシャンカ


ロシアの男性用の民族衣装・伝統衣装の一つは「ウシャンカ」です。ウシャンカは、ロシア帽という名前で親しまれています。極寒の地で頭部を守るために毛皮で作られた帽子で、耳当ても一緒についているのが特徴です。普段は、折りたたんだ状態で頭頂部に結ばれています。

耳当てを使用すると耳・顎・後頭部がすっぽりと隠れてしまいます。ウシャンカは、ウサギやマスクラットなどの毛が使われる高級品ですが、フェイクファーを使っているものもあります。男性の象徴ともいえるロシア軍の制服として採用されており、ロシアの象徴ともいえる民族衣装の一つだといえます。

ロシアの男性用民族衣装・伝統衣装|ドゥブリョンカとシュバ

ロシアの民族衣装・伝統衣装の一つは「ドゥブリョンカ」と「シュバ」です。両方とも男女兼用の毛皮のコートです。シュバは主にミンクなどの毛皮が使われていて毛足の長いコートです。シュバは、中も外も毛皮でモフモフしているのが特徴です。

ドゥブリョンカは、外側が皮の素材でできており内側が毛皮になっている、いわゆるムートンタイプのコートです。ロシアでは、ダウンなども最近需要が高くなってはいますが、やはり縫い目の間から風が入ってきて寒いことからドゥブリョンカやシュバなどの毛皮のコートが人気です。

毛皮を持っている人はお金持ちという印象もありますが、実は代々コートを愛用してリメイクして使っているという人も多いとのことです。もっと詳しくロシアの民族衣装・伝統衣装を知りたいという方は下記のサイトを参考にしてみてはいかがでしょうか?さらに詳しく記載してあります。

ロシアの民族衣装・伝統衣装を着用するシーンは?

ロシアで民族衣装を着るとき|お祭りの出演者

ロシアの民族衣装や伝統衣装を着用するときは、お祭りなどでロシア民謡を歌ったり楽器を演奏したりするなど、何かで出演するときに着用されます。ロシアの伝統を伝えたり発表したりするなどの意味合いがあると思われます。

そのほかでは、着用することはほとんどありません。一番民族衣装に近い服装をしているのが、郊外や地方に住むおばあちゃんたちが民族衣装に似た格好をしていることが多いです。ロシアの民族衣装・伝統衣装を着た地元の人を見たいときは、ロシアのお祭りに行くか、ロシア郊外に行ってみることをおすすめします。

ロシアでの民族衣装|持っている人が少ない


ロシアでの民族衣装は、今では持っている人は少なくなっています。ドゥブリョンカやシュバなど、今でも日曜的に使われるものはともかく、ルバシカやサラファンなどは持っている家庭が少なくなっています。おそらく日本人が和服を持っている数よりも少ないと考えられます。また持っていても片方しかないという場合もあります

その理由として考えられるのは上記のお祭りなどで出演する側に回らない限りは着る機会がないからだと考えられます。日本とは違い、冠婚葬祭にも民族衣装・伝統衣装を着る文化はありません。

観光地などに行くと、サラファンやルバシカなどが売っていますがそれはあくまでも外国人観光客を相手にして売っています。ロシアの人が観光地で伝統衣装を買うことはほとんどありません。

ロシアの伝統的な楽器について!

ロシアの伝統楽器|バラライカ

ロシアの伝統的な楽器の一つは「バラライカ」です。バラライカはギターと同じく弦楽器ですがその特徴として、ギターとは違い共鳴胴の部分が三角錐の形をしています。上記の写真でもわかる通り、結構大きいのも特徴です。

バラライカには種類があり音が高いものからピッコロ、プリマ、セクンダ、アルト、バス、コントラバスというように分かれています。独奏などにも用いられますが、合奏やオーケストラなどで使われることが多いのはプリマです。

ロシアの伝統楽器|ドムラ

ロシアの伝統的な楽器の一つは「ドムラ」です。ドムラはバラライカよりも古くからあるとされています。共鳴部分は円形の形をしていてバラライカと同じく弦楽器に当たります。ピック(義爪)を使って演奏します。

ロシアの伝統楽器|グスリ

ロシアの伝統的な楽器の一つは「グスリ」です。グスリは翼の形をしたものに弦を張った撥弦楽器です。日本で言うと琴に似ています。琴とは違い弦は平行には張られておらず、翼の形に添って張られています。そのため放射状になっています。

ロシアの伝統料理について!

ロシアの伝統料理|ボルシチ

ロシアの伝統料理の一つは「ボルシチ」です。元々はウクライナ発祥のスープでしたが近世以後東欧諸国に普及し、自国の料理としているところもあります。ボルシチはビートや玉ねぎ、にんじん牛肉などの材料を炒めてスープで煮込む料理です。

スープの材料は決まっているわけではなく地方や家庭によって様々です。いわば日本で言う味噌汁的な存在です。特徴的な赤色は、ビーツによって色が染み出たものです。

ロシアの伝統料理|ピロシキ

ロシアの伝統料理の一つは「ピロシキ」です。ピロシキはアメリカンフットボールのボールのような形をしており、グザイにはひき肉や魚肉などが入れられた焼かれた総菜パンです。

日本では、揚げられている印象が大きいですが、サハリン州を除くロシアでは焼かれているものが一般的です。総菜パンとして食べられているものの他にも、間食やおやつとして中にジャムや果物を詰められた菓子パン風のピロシキもあります。

ロシアの伝統料理|ブリヌィ

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中身。

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ロシアの伝統料理の一つは「ブリヌィ」です。ブリヌィは、薄いクレープ生地やパンケーキに似たロシア料理です。ブリヌィの食べ方としては、バターやレーズンなどを生地に振りかけて焼いてそのまま食べる食べ方があります。

他にもプレーンな生地の上にベーコンやジャム・キャビアなどを載せて折りたたんだり撒いたりして食べる食べ方や、ブリヌィをクレープケーキのように間に具材を挟んでオーブンで焼きパイのようにして焼く食べ方などがあります。

ロシアの伝統料理|ビーフストロガノフ

ロシアの伝統料理の一つは「ビーフストロガノフ」です。ビーフストロガノフがどのようにして誕生したのかは諸説ありますが、少なくとも16世紀末にはすでにロシアで食べられていたとされています。

牛肉の細切りと玉ねぎキノコをバターで炒め、スープで煮込みます。仕上げとしてたっぷりとサワークリームを入れます。本場のロシアでは、ごはんではなくマッシュルームと共に食べるのが元々の食べ方だとされています。

このほかにもロシア料理はたくさんあります。下記のサイトを参考にしてロシアの有名な食べ物を知ってください。家庭で簡単にできるものもありますので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?

ロシアの民族衣装・伝統衣装やロシアの伝統料理を知ろう!

いかがでしたでしょうか。男性・女性別の民族衣装・伝統衣装をご紹介いたしました。地方の違いは刺繍などの違いでしか表すことができませんが、ロシアには色鮮やかな衣装があります。他にも、バラライカなどの伝統的な楽器やボルシチなどの伝統料理があります。興味が持ったならばロシアに行って本場を味わってみてください

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