琥珀糖の簡単な作り方は?失敗しないレシピや色付け方法も
更新:2019.06.21
琥珀糖というお菓子の作り方をご存知でしょうか?まるで宝石のような見た目と、くせになる触感で人気を集めている和菓子です。粉寒天や糸寒天を使って作るお菓子で、ジャムなどを使ってアレンジもできます。簡単なレシピを参考にチャレンジしてください。
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。
INDEX
琥珀糖とは?
琥珀糖とは砂糖菓子
琥珀糖とは砂糖菓子のことです。日本の和菓子で、砂糖をたっぷり使って結晶にしています。しかし、堅いわけではなく、外はシャリッとした食感ですが中は柔らかいのが特徴です。ミントや抹茶のようなほのかなフレーバーが付いているものもあります。
桜や柑橘系のフレーバーを使うと季節の移ろいも感じられる砂糖菓子になります。甘いのでお茶請けにもおすすめ。お客様へのおもてなしにいかがでしょうか?手土産として琥珀糖を作るのなら、渡すときのマナーもチェックしておきましょう。手作りのお菓子を持っていくということはそれなりに仲の良い相手なのかもしれません。
しかし、「親しき中にも礼儀あり」です。挨拶や渡すタイミングへの気遣いは忘れてはいけません。せっかく手土産を持っていくのなら気持ちよく受け取ってほしいものです。正しいマナーをチェックして、お互いに気持ちの良い訪問にしましょう。詳しい情報は下の関連記事から確認できます。
カラフルで宝石のようなかわいいお菓子
和菓子と聞くと高級感があり、敷居が高い印象を持つかもしれません。しかし、琥珀糖はカラフルでかわいいお菓子です。キラキラと輝くお菓子は見ているだけでも心をわくわくさせてくれます。宝石のような見た目から「きれいで食べるのがもったいない」なんて思うかもしれません。
瓶に詰めてラッピングすれば、素敵なプレゼントにもなるでしょう。琥珀糖を作るためには時間も手間もかかりますが、その間プレゼントを贈る相手のことも考えてみてください。どんな色が好きなのか、どんなフレーバーが好きなのか。そんなことを考えながら作ると、より素敵なプレゼントになりそうです。
瓶はおしゃれなインテリアとしても役立ちます。ジャムの空き瓶なども上手に使えば素敵な雰囲気を演出してくれます。キッチンで使うハーブや調味料を入れると実用性も兼ね備えたインテしあになるでしょう。詳しい情報や活用法は下の関連記事からチェックできます。リメイクに必要な道具も確認してチャレンジしましょう。
琥珀糖作りに必要な材料は?
琥珀糖作りに必要な材料|砂糖はグラニュー糖がおすすめ
琥珀糖作りに必要な材料1つ目は「砂糖」です。砂糖なら何でも良いというわけではなく、純度の高い砂糖がおすすめです。多くのご家庭で使われている砂糖は上白糖という砂糖だと思いますが、それよりも純度が高く砂糖の粒子が細かいのです。すっきりとした甘みが特徴でもあり、砂糖の種類は仕上がりの味にも影響します。
茶色が買った三温糖の場合は、カラメル化しており独特の風味があります。琥珀糖を作る時に使えないということではありませんが、着色料やジャムを使ったレシピには向きません。砂糖そのものの味を楽しむ素朴な琥珀糖に使ってみてはいかがでしょうか?
POINT
グラニュー糖を琥珀糖にまぶしてもかわいい
グラニュー糖は琥珀糖そのものの材料ですが、その周りにまぶしてお化粧するのもおすすめです。グラニュー糖の細かな粒がきらきら光って、かわいらしい仕上がりになるでしょう。琥珀糖のべたつきが気になる時の対処法としても役立ちます。
琥珀糖作りに必要な材料|寒天は糸寒天のほうが透明感がある
View this post on InstagramA post shared by YukaMorily (@voldenuitarthur) on
琥珀糖作りに必要な材料2つ目は「寒天」です。寒天の中にも種類がある野はご存じでしょうか?糸寒天で作ったお菓子には透明感があり、舌触りも滑らかになります。粉寒天になると傍観店に比べ透明感が劣ってしまうのです。
そのため琥珀糖は一般的に糸寒天で作ることが多いのですが、粉寒天で作るレシピもあるので自分が作りやすいと思うものを選んでください。糸寒天は水でもどしておく必要があり、6時間~1日ほどの時間がかかります。
糸寒天で琥珀糖を作る場合は、前日に寒天を水につけておきましょう。粉寒天の場合はそのままに溶かすことができるので、思い立ったらすぐに作れるというメリットもあります。
琥珀糖作りに必要な材料|カラフルな琥珀糖を仕上げる着色料
琥珀糖作りに必要な材料3つ目は「着色料」です。琥珀糖のベースとなる寒天液を作り、バットに流しいれてから色を付けます。どこにどのような色を乗せるのかで琥珀糖の完成形が変化します。
粉末状のものや液体状のものがありますが、一気に加えると色が濃くなりすぎてしまいます。一度濃くなってしまった色を薄めることはできないので、少しずつ加えて調節しましょう。着色料のほかに、ドライフルーツを混ぜ込んで色に変化をつけることもできます。
琥珀糖の粉寒天を使った簡単な作り方は?
琥珀糖の粉寒天を使った簡単な作り方|下ごしらえ編
View this post on Instagram#計量器 #kitchen scale #顔? #顔をに見える? #DULTON #ずーっと見ていたら #笑える #暇過ぎる午後
A post shared by NOBORU KAWATA (@kwtnoball) on
材料
- 粉寒天 4g
- 砂糖 300g
- 水 200cc
- 着色料 適量
ますは琥珀糖の粉寒天を使った簡単な作り方の下ごしらえをご紹介します。まずは材料を準備しておきましょう。作業をしながら計量しても良いのですが、あらかじめ準備しておいた方が作業がスムーズに進みます。また、調理に使用する道具はきれいに洗って、清潔なものを使用してください。
煮溶かした砂糖と寒天をバットに流し入れるのですが、そのバットには薄く油を塗っておきます。キッチンペーパーを使用してまんべんなく塗りつけてください。
琥珀糖の粉寒天を使った簡単な作り方|加熱編
View this post on InstagramA post shared by 田園調布いちょう ICHOU Tokyo JPN (@ichou_tokyo) on
作り方・レシピ
- 鍋に粉寒天、砂糖を入れて混ぜる。
- 水を加えて中火にかけ、混ぜながら煮込む。
- とろりとしてきたら火から下ろす。
- 漉しながらバットに流し入れ、着色料で色を付ける。
- 粗熱が取れたら冷蔵庫に入れて1時間ほど冷やし固める。
- バットから取り出して切り分ける。
琥珀糖の粉寒天を使った簡単な作り方の材料を用意したら、材料を合わせて加熱していきます。しっかりと粉寒天を溶かしてください。熱い鍋の中に入れるので、使用するゴムべらは耐熱性のものを選びましょう。やけどに注意しながら作業を進めてください。
冷やし固めた琥珀糖の切り分け方は包丁で切り目を入れて裂いたり、ランダムに割っても良いでしょう。きれいな正方形やスティック状の琥珀糖もきれいです。切り分け方で完成する琥珀糖の表情が変わるので、いろいろな切り分け方を試してみましょう。
バットが家庭にない場合は深さのある皿やタッパーでも代用できます。しかし、バットは食材を用意したり、切り分けた野菜を置いたりできてとても便利なアイテムです。野田琺瑯のアイテムは作り置きなどにも便利なので、この機会にチェックしてみてはいかがでしょうか?詳しい情報は下の関連記事からチェックできます。
RELATED ARTICLE
COOKING > 料理 2021.05.06野田琺瑯はレンジOK?弁当箱やバットにもなるホーローの賢い使い方って?
琥珀糖の粉寒天を使った簡単な作り方|乾燥編
冷やし固めたらクッキングシートの上に並べ、風通しの良い場所に置いて乾燥させます。誇りなどが気になる場合は、食卓カバーを掛けるのがおすすめです。ある程度乾燥したら回転させてまんべんなく乾燥させましょう。
琥珀糖は5~7日程度しっかり乾燥させます。プレゼントなどで作る場合は、作る時間だけではなく乾燥にかかる時間も計算に入れて考えなければなりません。特に湿気の多い季節はクーラーや扇風機を活用して感想を手助けしてください。
琥珀糖の粉寒天を使った簡単な作り方|電子レンジ編
粉寒天を使って琥珀糖を作る場合は、電子レンジで簡単にチャレンジできます。耐熱容器に粉寒天と水を入れて1分ほど過熱し、粉寒天が溶けたら砂糖を加えてさらに1分加熱します。そこからは様子を見ながら200Wで10~15分加熱するのです。色が引くくらいにとろみがついたらあとは固めて乾燥させて完成です。
琥珀糖を作る時の注意点・失敗しないレシピは?
琥珀糖を作る時の注意点は温度管理
琥珀糖の作り方では寒天や砂糖を火にかけて溶かします。冷めてれば固まるので作業がもたつくと、バットに流し込む前に固まってしまうこともあります。もう一度火にかければ溶かすこともできるので、柔らかくしてバットに流し入れることもできるでしょう。
しかし、何度も繰り返すとどんどん煮詰まってしまいます。温め直す場合は水分を少し足してください。しっとりとした食感も琥珀糖の魅力なので、水分量は調節するのもポイントなのです。逆に煮詰める時間が短いと、それもじゃりっとした食感の原因になります。
失敗して固まらないのは混ぜたものに原因がある
琥珀糖をバットに流し入れたものの、なかなか固まらないことがあります。そんな固まらないという失敗の原因は混ぜたもののせいかもしれません。琥珀糖はレシピによって着色に使用する素材が変わります。
着色料を入れすぎると固まらなくなることがあるので注意が必要です。琥珀糖はしっかり色を付けるのではなく、透けるような透明感を楽しんでください。また、寒天は酸性の強いものを入れると固まらなくなってしまいます。寒天の繊維が酸によって断ち切られてしまうので、冷やしても固まらないのです。
オレンジジュースなどを使用して色や味をつけることもできますが、固まりにくくなる可能性もあります。レモンや柑橘系のジュースを入れるときは注意が必要なのです。加える場合はジュースの量に合わせて水の量を減らしましょう。そして、ベースとなる寒天液の温度が80度以下に下がってから加えてください。
琥珀糖を作るレシピで失敗しないためには混ぜすぎない
View this post on InstagramA post shared by kana (@kana.myhome) on
糸寒天を鍋で煮溶かす際に、しっかりと沸騰させなければなりません。十分に溶け切っていない状態では固まりにくくなってしまうのです。また、砂糖を入れてからは混ぜすぎに注意が必要です。
焦げ付かないように多少混ぜることはあっても、ぐるぐると混ぜると固まらなくなってしまいます。色が濁る原因にもなるのでそっと混ぜる程度にしましょう。また、煮詰める時間が不十分だと固まりません。糸が引くくらいのとろみがつくまで煮詰めてください。
綺麗にグラデーションの色付け方は?
綺麗にグラデーションの色付け方|同系色で繊細な変化を
綺麗にグラデーションをつける場合は、同系色で繊細な変化を楽しんでみてはいかがでしょうか?ひとことで青といっても濃淡の違いによって印象が変化します。一色だけで色を付けても透明な部分とのグラデーションができて美しく仕上がるでしょう。色付け方次第で琥珀糖の印象も違ったものになるのです。
宝石のような琥珀糖のグラデーションも美しいのですが、レジンで作る鉱物のグラデーションも美しいものです。レジンで作った鉱物は琥珀糖のように食べられませんが、長い間眺めていることができます。インテリアとして飾ったり、ハンドメイドアクセサリーのパーツにすることもできるでしょう。
本物の鉱物の色に似せて作るとリアリティのある作品を作ることもできます。アイデア次第でいろいろなアイテムに変身するので、ぜひチャレンジしてみてください。UVレジンとおゆまるで鉱物レジンを作る方法や詳しい情報は下の関連記事からチェックできます。
綺麗にグラデーションの色付け方|色の組み合わせを楽しむ
View this post on InstagramA post shared by Rumiura (@rumiuratamaki) on
綺麗にグラデーションの色付け方では色の組み合わせを楽しむのもポイントです。着色料を組み合わせると色が変わります。絵具で色を混ぜ合わせた経験がある方も多いのではないでしょうか?琥珀糖を作る時にも色を混ぜて起こる変化を楽しむことができるのです。
グラデーションに自信がないという場合は、数種類の色で琥珀糖を作ってみてください。ひとつひとつは単色でも、複数の色を一緒に瓶に詰めると簡単にカラフルな印象に変わります。それぞれに違うフレーバーを混ぜると、見た目だけではなく味の変化も楽しめるのです。
色の組み合わせ
- 青+黄色=緑
- 赤+黄色=橙
- 赤+青=紫
ジャムを使った琥珀糖のレシピ3選
ジャムを使った琥珀糖のレシピ①ジャムを敷いて作る琥珀糖
ジャムを使った琥珀糖の作り方・レシピ1つ目は「ジャムを敷いて作る琥珀糖」です。下準備をしたバットにジャムを伸ばしておき、その上から溶かした材料を流しいれつだけの簡単な作り方です。ジャムは均等に伸ばさなくてもOK。そのムラがグラデーションのようになるでしょう。
材料
- 糸寒天 4g
- 砂糖 320g
- 水 200cc
- ジャム 適量
作り方
- 糸寒天は水でもどしておく。
- 糸寒天と水を鍋に入れて火にかける。
- 糸寒天が溶けたら砂糖を加え、糸が引くくらいのとろみが付くまで加熱する。
- ジャムを敷いたバットに流しいれる。
- 粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やし固める。
- 切り分けてクッキングシートに並べる。
- しっかり乾燥させる。
ジャムを使った琥珀糖のレシピ②リンゴジャムを混ぜ込んだ琥珀糖
ジャムを使った琥珀糖の作り方・レシピ2つ目は「リンゴジャムを混ぜ込んだ琥珀糖」です。全体的に混ぜ込むことでムラなくジャムの味を感じられる琥珀糖に仕上がります。ジャムの塊が大きいと固まりにくくなることもあるので、リンゴをすりおろしたようなジャムがおすすめです。
ジャムが入ることで少し乾燥するまでに時間がかかります。ペタついたような仕上がりになることもありますが、その場合は周りにグラニュー糖をまぶしてください。ペタついているからと言ってあまり乾燥させすぎると固くなって触感・舌触りが悪くなってしまいます。
材料
- 糸寒天 5g
- 砂糖 300g
- 水 200cc
- リンゴジャム 適量
作り方・レシピ
- リンゴジャムのが荒いようならフードプロセッサーなどで滑らかにする。
- 糸寒天は水でもどしておく。
- 糸寒天と水を鍋に入れて火にかける。
- 糸寒天が溶けたら砂糖を加え、糸が引くくらいのとろみが付くまで加熱する。
- 滑らかにしたリンゴジャムを混ぜる。
- バットに流し入れ、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やし固める。
- 切り分けてクッキングシートに並べる。
- しっかり乾燥させる。
ジャムを使った琥珀糖のレシピ③オレンジピールを使った琥珀糖
ジャムを使った琥珀糖の作り方・レシピ3つ目でご紹介するのは「オレンジピールを使った琥珀糖」です。オレンジピールの他にゆずピールなどを混ぜるだけで簡単に香りの良い琥珀糖ができるでしょう。エッセンスとは違う自然の香りを楽しんでください。ランダムに歯ごたえも生まれるので、食べていて楽しい琥珀糖です。
材料
- 糸寒天 5g
- 砂糖 300g
- 水 200cc
- オレンジピール 適量
作り方・レシピ
- 糸寒天を水につけて戻しておく。
- オレンジピールみじん切りにする。
- 糸寒天と水を鍋に入れて火にかける。
- 糸寒天が溶けたら砂糖を加え、糸が引くくらいのとろみが付くまで加熱する。
- 鍋を火から下ろしてオレンジピールを加える。
- バットに流し入れ、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やし固める。
- 切り分けてクッキングシートに並べる。
- しっかり乾燥させる。
琥珀糖作りにチャレンジしてみよう
美しい琥珀糖を見て作るのが難しそうという印象を持つ方も少なくないでしょう。しかし、作り方自体はとても簡単です。いくつかの注意点に気をつけながらチャレンジしてみてください。
琥珀糖は使う材料によって仕上がりも変化します。フレーバーを変えれば自分好みの琥珀糖を作ることもできるのです。グラデーションで着色すると、二度と同じ色の琥珀糖を作ることはできません。そんな偶然の素敵な色を楽しめるのも魅力なのです。作り方・レシピを参考にしながら琥珀糖を作ってみましょう。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。