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野田琺瑯はレンジOK?弁当箱やバットにもなるホーローの賢い使い方って?

更新:2021.05.06

「野田琺瑯」のホーロー容器を愛用しているという料理好きさんは多いのではないでしょうか。保存用のバットから弁当箱、お鍋だってホーロー。でも、ホーロー容器って電子レンジには使えるの?そもそも、一体なにがそんなに良いの?シンプルな見た目で優れた機能性を持つ、ホーロー容器の魅力を探っていきます。

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弁当箱やバットにも?琺瑯(ホーロー)を知ろう

そもそもホーローってどんな性質?

料理の保存容器として有名な「ホーロー」ですが、その素材と性質はご存知でしょうか?ホーローとは、鉄などの金属材にガラスを掛け合わせた素材のことです。金属でできているためガラスよりも硬くて丈夫。そして、ガラスでできているからこそ、金属よりも錆びにくい、という特性を持っています。

現代では調理器具のひとつとしてよく利用されているホーローですが、実はその歴史は古く、紀元前の頃から同様の性質を持つ加工品が使われていたのだとか。現代ではそのシンプルなデザインと保存性の高さから、保存容器として、お弁当箱として、調理用バットとして、さまざまな用途で使われています。

「野田琺瑯」って?シンプルなデザインでお弁当箱にも最適

料理好きなら知っておきたいホーローブランド

「野田琺瑯」というワードを聞いたことはありますか?今年で創業83年を迎える野田琺瑯は、自社で琺瑯容器の製造ラインすべてをまかなえる国内で唯一のメーカーです。栃木県に工場を構え、戦時・戦後と時代を経て、代々受け継がれてきたその技術で作られた琺瑯器具たちは、多くの料理家や主婦たちを魅了してきました。

野田琺瑯が製造する琺瑯器具は、今や日本を代表する調理器具として名を馳せています。人気の保存容器「White Series」のなかには、グッドライフデザイン賞を受賞したものもあるほど。そのデザイン性の高さから、曲げわっぱ弁当と同じくらい、野田琺瑯の容器をお弁当箱として使う人も多いのです。

シンプルなデザインながら、機能は多種多様。一度使ったら手放せない、とっておきの琺瑯器具ばかりがそろっています。そこで今回は、ホーロー器具の特徴とともに、台所にぜひ用意しておきたい、野田琺瑯が贈るステキな琺瑯器具たちをご紹介していきます。

レンジ使用はできるの?ホーロー器具のメリット

直火OK・IH対応のものも

ホーロー器具のメリットとして一番にご紹介したいのは、直火で調理ができるということ。ホーロー用品にはさまざまなものがありますが、野田琺瑯では鍋やポットといったアイテムも製造しています。

直火OKな上に、冷却もOK。鍋で作ったスープをそのまま冷蔵庫で保存して、次に食べるときにそのまま直火にかけて温める…そんな使い方をしても、保存容器は痛みません。IH対応の調理器具も。野田琺瑯では、底が平で底面の直径が12センチ以上、板の厚さが規定以上のものであればIH対応としているようです。

ただし、細型のポットなど、底面が12センチ未満のものはIH非対応の場合があります。IH対応か否かはきちんと表記されていますので、ご家庭のコンロがIHの場合は必ずチェックしてから購入することをおすすめします。


グリル・オーブンもOK

オーブンやグリルの使用にも耐えられるホーロー。プラスチック製のようにオーブンで加熱したら溶けてしまった…なんて心配はありません。料理やスイーツ作りにとっても重宝しますよ。

ちなみにホーローは、電子レンジは使用不可。ご紹介した通り、ホーローは金属でできていますので、電気を跳ね返してしまい、レンジ加熱では料理まで熱が通らないのだとか。電子レンジで加熱すると、スパークが発生して爆発の原因にもなり得ますので、十分に注意してください。

食洗機も大丈夫!

ホーローは食洗機で洗うことができます。ですから、わざわざ手洗いする必要もありません。これはうれしいポイントですよね。ちなみにハイターも使用できますが、エナメルのツヤが取れてしまう可能性が高いので控える方が多いようです。また、たわしもホーローのエナメルを傷つけてしまうので使用を避けましょう。

保存容器とセットになっている蓋は、食洗機にかけると溶けて曲がってしまう場合があります。容器は食洗機で、蓋は手で洗うのがおすすめです。

保存性に優れている

保存容器としてよく使われているホーローは、当然ながら保存性にとっても優れています。ホーローで保存すると、料理や食材の風味と質が落ちにくくなるため、作り置き容器としても非常に優秀。そのため、お弁当箱としても大活躍してくれます。ただ、レンジNGのため再加熱できないのがたまにキズ。

また、作った料理だけではなく、生野菜の保存容器としても便利です。料理しやすいようにカットした野菜たちをホーロー容器に入れておけば、新鮮さをキープしたまま2、3日保存できます。これは、ホーローの材質である鉄やアルミニウムが、冷たい温度を逃さずキープしてくれるため。

特にレタスなどの葉物野菜は、カットして水気を切ってからホーロー容器に保存しておけば、プラスチック製の保存容器よりもずっと鮮度を保てます。弁当箱として持ち歩いたり、生野菜を保存したり、お弁当の作り置きを詰めたり。ひとつの保存容器でさまざまな使い方ができますね。

においが付きにくい

ホーローが保存容器として選ばれる理由のひとつとして、「においが付きにくい」ということがあげられます。ハーブを使ったマリネなど、香りの強いものをプラスチック製の容器で保存したら、いくら洗ってもにおいが取れなくて困ってしまった…という経験のある方もいるのではないでしょうか。

しかし、ホーローはにおいのつきにくい材質で出来ていることに加え、容器の表面がコーティングされているため、どんな料理を保存しても洗えばきれいににおいが取れるんです。また、塩分や酸に強いため、ぬか漬けなどを入れておくこともできます。このように、保存する料理を選ばないのも、ホーローの魅力ですね。


デザインがシンプル

野田琺瑯では、ホワイトカラーのシンプルなホーロー容器を多くそろえており、そんなデザインがおしゃれに敏感な女性たちに大人気です。毎日使うものですから、できる限りシンプルで機能性の優れているものの方が良いのは、言うまでもありませんよね。

保存容器はもちろん、お鍋やポットなどの調理器具もすべてシンプル。野田琺瑯のホーローには、どんな料理も引き立ててくれる独特の魅力が詰まっているのです。

弁当箱にも!とにかく優秀な野田琺瑯の保存容器

どんな種類があるの?

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代表となる保存容器は、ラウンド型、スクエア型、高さのある筒型や、持ち手付き、ぬか漬け用の大きめの容器までサイズや形を幅広く用意しています。特にスクエア型はS〜LLまでサイズがそろっており、保存する料理や食材も選ばないので使い勝手抜群。野田琺瑯初心者さんは、ぜひ最初に手に取ってみてください。

また、スクエア型は浅型と深型があります。深型は料理の保存にぴったり。浅型は料理や食材の保存はもちろん、バットとしても使うことができます。下ごしらえをした魚や味付けをしたお肉を並べておいたり、片栗粉を敷いて唐揚げの衣をつけたり。バットがあれば、調理もぐっと楽になりますよね。

ラウンド型はお弁当箱としても使えると人気があります。こちらもサイズがそろっていますので、自分用、子ども用、旦那さん用と家族全員分のお弁当箱としてまかなえます。保存性の高いホーローだからこそできる使い方ですよね。

持ち手付き容器なら用途の幅も広がる

持ち手付きの容器はとにかく便利!大きな持ち手は掴みやすく、ジャムなどはそのまま直火にかけて作り、持ち手を持ってそのまま冷蔵庫で保存することができます。もちろん調味料入れとしても大活躍。砂糖や塩、小麦粉、コーヒー豆、味噌だってちょうど1kg入る大きさ。

風味を長持ちさせるホーローですが、さらにその縦長の形が空気に触れる表面積を最小限に抑えることで酸化を防いでくれます。調味料を入れてマスキングテープなどで品名を書いておくだけで可愛らしい。シンプルなデザインだからこそ、どんなキッチンスタイルにも馴染んでくれます。

3種類展開の蓋は用途に応じて使い分けて


蓋はプラスチックのシール蓋、琺瑯蓋、密閉蓋の3種類展開。シール蓋は中身が見えますので、冷蔵庫で保存する際にぴったり。値段もお手頃ですので、まずはシール蓋から挑戦するといいでしょう。

琺瑯蓋は中身こそ見えませんが、容器と一緒に長く愛用できます。琺瑯製ですから食洗機で洗っても問題ありません。また、直火で料理を温めるときに琺瑯蓋を使えば、熱が容器の中で循環し、素早く加熱することができます。

密閉蓋は汁物の保存に最適で、湿気に弱い食材をしっかり保存してくれます。中央のつまみを上げると蓋が開き、押して下げると閉じる仕組み。女性デザイナー・柴田文江さんとコラボして誕生した、ホーローの魅力を最大限に生かした洗練されたデザインと使い心地をかなえています。お弁当箱の蓋としても最適ですね。

保存容器・弁当箱だけじゃない!野田琺瑯の魅力を引き出す「鍋」

直火OKの特徴を最大限に生かした調理器具

キャセロール、ミルクパン、ソースパン。蒸気調理鍋、さらにはかまど鍋まで。お鍋ひとつをとっても、直火で調理ができるホーローならではのラインナップです。

かまど鍋は白米であれば1〜4合、玄米は2合まで炊けるサイズ。お米1粒1粒に熱がしっかり通るよう、対流を意識した造りになっているのだとか。炊きムラも防ぎ、均一に火の通ったおいしいごはんが炊きあがります。

3シリーズそれぞれの特徴は?

LUKE、NOMAKU、POCHIKAの3つの鍋には、それぞれ特徴があります。LUKEは、玉ねぎをイメージしたという丸みを帯びたキュートな形が特徴的です。キャセロールは21センチと、25センチの深型、浅型を用意。シンプルなホワイトカラーが、食材そのものの鮮やかさを引き立ててくれます。

NOMAKUは鍋のふちが切りっぱなしになっているなど、美しさを追究したデザインが魅力的。キャセロール、ミルクパン、ソースパンすべて持ち手の持ちやすさまで考えて丁寧に作られています。シックなブラックカラーも、蓋を開けると中はきれいなホワイト。汚れも取りやすいですね。

POCHIKAはロシア語で「つぼみ」という意味を持つそう。その由来の通り、蓋や持ち手の丸さや柔らかなブラウンの色合いが愛らしいデザインです。使い勝手の良い3アイテムだけでなく、蒸気調理鍋やかまど鍋も見逃せません

まだまだある!野田琺瑯の注目したい調理器具たち

直火が使えるという特性を生かした調理器具は、鍋だけではありません。野田琺瑯から登場しているやかん、ポットは全部で7種類。それぞれカラー展開も豊富で、常にコンロに置いておきたくなるようなデザインばかりがそろっています

やかん・ポット

直火が使えるという特性を生かした調理器具は、鍋だけではありません。野田琺瑯から登場しているやかん、ポットは全部で7種類。それぞれカラー展開も豊富で、常にコンロに置いておきたくなるようなデザインばかりがそろっています

POCHIKAシリーズは鍋だけでなくやかんにも登場。鍋とそろえて使うのもステキですね。一般的なやかんの形から、コーヒーポット、ドリップ用の細口タイプまで種類もさまざま。あなたのキッチンにぴったり合うとっておきが見つかるはずです。

ケトルなら「月兎印」から登場しているスリムタイプにも注目を。洗練された上品な形が特徴のスリムポットは、登場した1980年から愛され続けているロングセラー商品。自宅でドリップコーヒーを楽しむのにぴったりな0.7Lサイズから、コーヒーの名店が使う1.2Lサイズなど、カラー、サイズともにさまざまです。

LisaLarson×野田琺瑯

北欧の陶芸家、Lisa Larson(リサ・ラーソン)と野田琺瑯がコラボした、ラウンド型の保存容器。デザインがかわいらしく、お弁当箱として使う方が多いようです。

リサ・ラーソンが手がけるしましまネコのMIKEY(マイキー)が外側にデザインされていて、とっても可愛らしいですね。野田琺瑯のシンプルさとマイキーのラフなタッチが相性ぴったりです。

リサ・ラーソンとのコラボアイテムとして、お弁当箱にぴったりなラウンド型以外に、ポットがあります。あわせてチェックしておきたいですね。

野田琺瑯でかなえる作り置き・お弁当生活

作り置きにホーロー容器は最適!

保存性に優れた野田琺瑯のホーロー容器。野田琺瑯の保存容器が弁当箱として使えるように、料理の風味も質も損なわず、できたての美味しさをそのままキープしてくれるホーローは、今話題の「作り置き」でも大活躍すること間違いなしです。

オーブン、グリルもOKですので、グラタンやローストチキンは作ってから移し替える必要もありません。ホーローで作って、そのまま冷蔵庫で保存できるので、洗い物も少なくて済みます。お弁当のおかずに、毎日の食卓に…。作り置き生活を始めてみたいと考えている方は、ぜひ野田琺瑯の容器で挑戦してみてください。

まとめ

いかがでしたか?日本を代表するホーローの老舗メーカー野田琺瑯には、シンプルなデザインと使いやすさを追究した、唯一無二のホーローアイテムがそろっています。今回ご紹介したアイテムのほかにも、野田琺瑯ではボウルやピッチャー、バターケースといった調理器具から、洗面器などの日用品まで取り扱っています。

ホーロー容器初心者さんは、まずは定番の保存容器から手に取ってみてください。お弁当箱として、バットとして…、多彩な用途で私たちの日常を支えてくれます。そしてホーローの魅力を知ったら、弁当、バット以外にも用途を広げ、ぜひお鍋やほかの調理器具、日用品などにも野田琺瑯のアイテムを取り入れてみてくださいね。

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