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回避依存症とは?原因や特徴・回避性依存症の男性との接し方も

更新:2020.07.24

回避依存症というものをご存知でしょうか。回避依存症とは他人とうまく関わりを作れない症状を指します。多くの人が自分では気づかずに回避依存症になっていると言われています。ここでは特徴や原因・克服方法を詳しくご紹介します。また、回避依存症の男性との接し方についても一緒に紹介します。

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回避依存症とは?

回避依存症とは?人との関係が上手くいかない人は可能性有り

喧嘩

回避依存症とは、人との関係が上手くいかない状態の人に考えられる依存症です。人と密接につながることからは回避し、しかし人に依存しないと生きていけないと考える人は回避依存症だと考えられます。

回避依存症とは子供の頃からの影響が大

月を見る子供

回避依存症は、子供の頃からの生育環境によって多分な影響を受ける依存症だと考えられています。親と仲が悪かったり、親との関係に問題がある人は、大人になって回避依存症の傾向が強くなります。

回避依存症の原因5選

回避依存症の原因①人格否定

悩む男性

回避依存症の原因その1は、今までの人生において人格否定をされたことがある場合です。ダメな人間だと自分を全否定されて生きてきた人は、自分に自信がない人間に育ってしまいます。結果、自分を否定されることを恐れて、他人と関わりを上手く持てない人になっていきます。また、他人を信用できない人にもなります。

最初は普通に関わることができても、つき合いが深くなってくると表面上のつき合いだけではすまなくなるため、ふと怖くなって相手から離れたり逃げたりする行動をとってしまいます。いざつき合いを深くしても、逆に相手が逃げないように支配しようと試みてしまうようになります。

回避依存症の原因②裏切られた経験

裏切り

回避依存症の原因その2は、他人から裏切られた経験がある場合です。他人から裏切られてひどい目に遭ったことがあれば、他人を信用するのが難しくなります。軽い裏切りでもそれがトラウマになっていれば、なかなか簡単に他人を信用できるようにはなりません。重たい事情が絡む裏切りであれば、なおさらです。

回避依存症の原因③過干渉で育った


親子

回避依存症の原因その3は、過干渉で育った場合です。親の過干渉で育った人は、自分の意志や感情を抑圧されて育っています。そのため自分に自信がないことが多くなります。自分で判断をしたりすることがなかったためです。そのため大人になっても自信のない人のままで、他人にバカにされる不安などを抱えています。

その自信のなさは人間関係においても色濃く反映されてしまい、程良い関係を築くことが難しくなってしまいます。他人が思ってなくても自分で色々と思い込んでしまい、距離を取ってしまい上手くいきません。

回避依存症の原因④親から愛情を受けていない

泣く女性

回避依存症の原因その4は、親から愛情を受けていないことです。親から愛情を受けて育っていないことで、自分が他人から必要とされる人間なのかという根本的な問題が解決されずに育ってしまいます。親に必要とされない、愛されない人間は、他人から愛されるわけがないと考える思考に支配されていると言えます。

そのため、人間関係において自分から堂々と関係を深めることもできずにいます。また、相手から求められても、自分のような人間が愛される価値があるのかと悩んでしまい、怖くて不安で求めてくれる相手からも離れてしまうことになります。親子関係については、関連記事にも詳しく書かれています。参考にしてみてください。

回避依存症の原因⑤自己肯定感を持っていない

自己否定する女性

回避依存症の原因その5は、自己肯定感を持っていないことです。自己肯定感がある人は、さまざまな物事や人間関係においても、自信を持って取り組んでいけます。しかし、自己肯定感がない人は、全く持って自分がすることを認めることはできません。そのため、他人と関わることを恐れる人すらいます。

回避依存症診断チェック5選|回避性依存症の特徴と合わせて

回避依存症の診断チェックと特徴①人と近づくことが怖い

逃げる男性

回避依存症の特徴とチェックその1は、人と近づくことを怖がることです。回避依存症の人は、精神的な意味でも物理的にも人に近づくことを怖がります。とは言え、最初から怖がるわけではありません。最初は上手く人とつき合っているのに、突然距離をとったり関係を絶とうとします。距離の取り方がわからない人とも言えます。

回避依存症の人は、パーソナルスペースにうるさいことも特徴です。自分の空間をゆったりと持ちたがり、自分で決めたパーソナルスペースに他人が侵入すると非常に嫌がります。このようにあらゆる意味で人との距離を保ちたがるので、人と人間関係を円滑に保つことが難しくなります。


こういった人と近づくのが怖いと感じる特徴が強い人は、回避依存症と診断される可能性が高くなります。距離が近いのが怖い、苦手と言う人は、自分の人間関係を見直した方がいいでしょう。パーソナルスペースについては関連記事にも詳しく書かれています。参考にしてみて自分と比較してみるのもいいでしょう。

回避依存症の診断チェックと特徴②束縛されるのが嫌

睨む男性

回避依存症の特徴とチェックその2は、束縛を嫌がることです。束縛は恋愛におけるものだけではなく、仕事や友人関係での管理も嫌がります。決められたルールの下で生きていくなどは、管理や束縛をされているようで激しい拒絶を感じます。自分のルールで生きていこうとすることも特徴です。

社会生活においては決められたルールを守ろうといった姿勢も見えますが、これが人間関係になると途端に自分がルールになってしまいます。回避依存症とは少し自分本位な人と近いと考えて問題なく、束縛や管理を極端に嫌な場合は回避依存症と診断されます。

回避依存症の診断チェックと特徴③ちょっとしたことで怒ってしまう

怒る女性

回避依存症の特徴とチェックその3は、ちょっとしたことで怒ることです。回避依存症の人は自分の思うとおりに物事が進まなかったり、人間関係が進まなければ簡単に怒ります。自分の思うがままに進んでいる時は非常に機嫌が良く、他人にも害を及ぼしません。しかし、ひとたび望む方向に進むと、人が変わったように切れます。

自分の思うとおりに周囲の人が動かなかったり考えなかったりした時、すぐに切れたりしていませんか。そういう人は回避依存症と診断されるかもしれません。

回避依存症の診断チェックと特徴④自分の心の内を見せたくない

孤独な女性

回避依存症の特徴とチェックその4は、自分の心のうちを見せたがらないことです。近づきすぎると自分の心の内を見せなければいけなくなります。そのため、近づくとすぐ離れてしまいます。そして、自分の心を見せないように極力気をつけます。自分の心を見せないことで、自分が傷つくことを避けることが特徴です。

心の内を誰にも知られたくないと強く感じる人は、回避依存症と診断される可能性があります。自分がどのように思って心の内を見せないのか、ゆっくりと考えてみてください。

回避依存症の診断チェックと特徴⑤関係が平等では納得できない

怒る女性

回避依存症の特徴とチェックその5は、人間関係が平等では納得できないことです。回避依存症の人は平等な人間関係を築くことができず、いびつな関係になってしまう傾向が強くあります。例えば主従関係であったり、支配被支配の関係であったりと、何らかの不平等が生じる関係しか作れないところが特徴的です。

他人と人間関係を作っていく際、必ず見下したり平等であれば気に食わないと感じたりしていませんか。そういう傾向が強い人は、回避依存症かもしれません。

回避依存症の克服方法5選

回避依存症の克服方法①カウンセリングを受ける

カウンセリング

回避依存症の克服方法その1は、カウンセリングを受けることです。回避依存症は病気として定義されていませんが、病的な症状をもった依存症ではあります。そのため、専門のカウンセラーにカウンセリングをしてもらって、少しずつ自分を見つけなおして克服していけるようにしてみましょう。

回避依存症の克服方法②ネガティブな考え方を変える努力をする

ほほ笑む女性

回避依存症の克服方法その2は、ネガティブな考え方を変える努力をする方法です。回避依存症の人は、何かにつけてマイナス思考に走ったりしがちです。自分はダメ人間だとかどうせ自分はできない、などと昔からの何かに囚われて中々前を向けません。

そういったネガティブな思考を一度やめてみて、前向きに変えてみませんか。そうすればさまざまな視点が広がり、自分でも不思議なほど広い視野で自分を客観的に見ることができるようになります。もう二度と自分をダメ人間などと考えなくなり、回避依存症を克服出来るようになる可能性があります。

回避依存症の克服方法③自分に少し自信を持ってみる

喜ぶ女性

回避依存症の克服方法その4は、自分に自信を少しだけもってみることです。自分に自信を持つことで、今まで考えていたことと180度異なる考え方ができるようになるでしょう。新しい考え方で取り組んだことができれば、それがまた自分の自信に繋がります。そうやって、成功体験を積み重ねていってみましょう。

回避依存症の克服方法④相手の気持ちに立って考える癖をつける

喧嘩

回避依存症の克服方法その4は、相手の気持ちに立って考える癖をつけることです。回避依存症の人は、いつでも自分基準で物事を決めてしまいます。そうではなく、もし自分が相手だったらと想像力を働かして、相手の立場に立って考えるようにしてみてください。

最初は難しいかもしれませんが、毎日頑張って相手の立場で考えるように努力すると、次第に癖になってきて相手の立場がよく見えてくるようになります。そうすれば、相手に対する回避依存な行動もやめるようになってくるはずです。

回避依存症の克服方法⑤思い込みを排除する

笑顔の女性

回避依存症の克服方法その5は、思い込みを排除する克服方法です。回避依存症の人は、自分の考えやルールに合わせて生きているので、自分基準で思い込んで相手の感情を決めつけることが多くあります。しかし、多くは考えているものと異なります。自分の思い込みを排除して、あるがままの事実を見るようにしてみてください。

回避依存症の男性への接し方はどうするべき?

男性のペースに乗らない接し方をする

無視する女性

回避依存症の男性への接し方として気をつけることは、決して回避依存症の男性のペースに乗らないように気をつけることです。回避依存の男性は心の中身はみせないくせに、無駄に口が上手かったりすると言われます。話しているうちにペースに巻き込まれる心配があります。そのため、自分のペースを守りましょう。

男性に不安を与えないようにする

考える男性

回避依存症の男性への接し方として気をつけることは、男性に不安を与えないようにすることです。回避依存症の男性には、不安を感じさせないような接し方をする必要があります。不安は回避依存症の人の症状の悪化を誘います。決して不安を与えないように、回避依存の男性とは関わりましょう。

回避依存症は克服できる!カウンセリングを受けながら治していこう

カウンセリング

回避依存症は、振り回される周囲もしんどい症状ですが、なっている自分が一番しんどいはずです。自分で何とかしようと考えても、素人で何ともできない場合もあります。きちんとカウンセリングを受けながら、回避依存症を克服できるようにしてみるのが一番です。

回避依存症が治れば、少しずつでも周囲の人間関係が簡単にかつ円滑になっていくでしょう。そうすれば、毎日が楽しくかつしんどさを伴わずに暮らしていけます。是非周囲の力を借りて治しながら、克服を目指してみてください。

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