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手縫いで丈夫な雑巾の作り方は?タオルでの縫い方や幼稚園で使うサイズも

更新:2019.06.21

手縫いの雑巾(ぞうきん)の作り方・縫い方をご存知ですか?タオルの厚みがあるから手縫いは難しそうと思っている方も多いようですが、ミシンがなくても簡単に縫えます。幼稚園や小学校で使えるサイズの雑巾や、手縫いの方がよい理由などもご紹介します!

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雑巾(ぞうきん)が手縫い指定の理由は?

雑巾(ぞうきん)が手縫い指定の理由①握力が弱くても絞れるように

雑巾(ぞうきん)が手縫い指定の理由の1つ目は「握力が弱くても絞れるように」です。手縫いの雑巾は手間がかかりますし、厚みのある雑巾を手縫いするのは一苦労ですよね。出来れば市販のものやミシン縫いで済ませたいところですが、雑巾を手縫い指定をする幼稚園や小学校は意外に多いのです。

実は手縫いの雑巾は、握力の弱い子供でも絞りやすいというメリットがあります。逆に、ミシンで縫った雑巾は、縫い目が細かい分、布が固くなって絞りにくくなるのです。このように、雑巾がなぜ手縫い指定なのか理由が分かれば、子供のために頑張って手縫いできますね!

雑巾(ぞうきん)が手縫い指定の理由②サイズを調整できる

雑巾(ぞうきん)が手縫い指定の理由の2つ目は「サイズを調整できる」です。手作りすることで、子供が使いやすいサイズで雑巾を作ることが出来ます。市販されている大人用の雑巾では、幼稚園や小学校低学年の子供の手にはやはり大きすぎますよね。幼稚園や小学校は、子供達が使いやすい雑巾を指定しているというわけです。

幼稚園や小学校で、「雑巾は手縫いで」「サイズ指定」がある場合は、意味があることなんだと理解して、少々面倒くさいかもしれませんが、手縫い雑巾作り頑張りましょう!このあと、楽しく可愛い手縫いの雑巾を作る方法などもご紹介しますよ!掃除を楽しく行うコツを知りたい方は、以下の記事も併せてご覧ください。

幼稚園・小学校で使う雑巾(ぞうきん)のサイズは?

幼稚園・小学校で使う雑巾(ぞうきん)のサイズ①絞りやすいサイズ

幼稚園・小学校で使う雑巾(ぞうきん)のサイズの1つ目は「絞りやすいサイズ」です。もし、幼稚園や小学校で手縫いの雑巾というだけで、サイズの指定がなかった場合は、子供が絞りやすい大きさと厚みを考慮して、手縫い雑巾を作りましょう。おすすめのサイズは、大人用の雑巾の半分のサイズです。

そこまで小さいサイズですと、小さすぎるイメージかもしれませんが、小さな子供の手にはちょうどいいでしょう。また、子供の力、手の大きさなどによっても異なってきますので、子供と相談して試してみながらサイズを決めてもいいですね。

幼稚園・小学校で使う雑巾(ぞうきん)のサイズ②細かく指定がある場合も

幼稚園・小学校で使う雑巾(ぞうきん)のサイズの2つ目は「細かく指定がある場合も」です。例えば、縦横の長さを指定していたり、フェイスタオルを半分に裁断して折って作るといった、細かい幼稚園や小学校の指定があるパターンも。しかし、これを面倒くさいと思わないでください。

指定がないよりも、指定がある方がずっと作りやすいはずです。また。細かい指定があるということは、それにはきちんとした理由があるはずですから、その指定通りに雑巾を作ってあげてくださいね。マスクも手縫いで作れるのをご存知ですか?興味のある方は以下のリンクをご覧ください。


手縫いの雑巾(ぞうきん)の簡単な縫い方は?

手縫いの雑巾(ぞうきん)の簡単な縫い方①バッテン雑巾

手縫いの雑巾(ぞうきん)の簡単な縫い方・作り方の1つ目は「バッテン雑巾」です。スタンダードな縫い方で、一番早く簡単に縫えます。斜めに縫う部分が曲がってしまうことが多いですが、チャコペンなどで布に線を引いておくとキレイに縫えます。布に書くのは嫌だという方は、まち針で印をつけて縫ってみてください。

大きさは大人用と同じですが、薄手で子供でも絞りやすい仕様になっています。薄手なので手縫いも簡単ですよ。手縫いということ以外指定がなかった場合におすすめの雑巾です。家庭でも使いやすいのでぜひ作ってみて下さい。詳しい縫い方・作り方は、以下の動画をご覧ください。

バッテン雑巾の材料

  • フェイスタオル
  • 糸(できれば太口)
  • ハサミ
  • 針・まち針

バッテン雑巾の縫い方・作り方

  1. フェイスタオルを半分に折って、裁断します。
  2. タオルの端の厚みのある部分をカットします。
  3. ①と②のカットされた端を、柄のある方を中表に合わせてまち針で留め、1センチの縫い代に縫います。
  4. ③を裏返します。筒状になります。
  5. 雑巾の周辺をぐるっなみ縫いします。返し縫いを忘れないでください。
  6. 雑巾の角を対象線でつないだラインを×(バツ)になるように縫います。チャコペンなどで印をつけてもOKです。
  7. 縫い目を伸ばして玉止めをしたら、出来上がり!

手縫いの雑巾(ぞうきん)の簡単な縫い方②柄入り雑巾

手縫いの雑巾(ぞうきん)の簡単な縫い方の2つ目は「柄入り雑巾」です。雑巾の周りを縫うところまでは、先程ご紹介した「手縫いの雑巾(ぞうきん)の簡単な縫い方①バッテン雑巾」と同じです。対象線をバッテンに縫うところを、柄を入れるように縫っていきます。中に縫う柄は、あなたの好きなものOKです。

写真のように、シャボン柄や、四角い柄がおすすめになります。なるべく縫いやすいシンプルな柄をチョイスしましょう。雑巾全体に均等に縫い目がいきわたるようにデザインしてください。慣れたら少し複雑なデザインにもチャレンジしてみてくださいね!

柄入り雑巾の材料

  • フェイスタオル
  • 糸(できれば太口)
  • ハサミ
  • 針・まち針

柄入り雑巾の縫い方・作り方

  1. フェイスタオルを半分に折って、裁断します。
  2. タオルの端の厚みのある部分をカットします。
  3. ①と②のカットされた端を、柄のある方を中表に合わせてまち針で留め、1センチの縫い代に縫います。
  4. ③を裏返します。筒状になります。
  5. 雑巾の周辺をぐるっなみ縫いします。返し縫いを忘れないでください。
  6. タオルがよれないようにして、チャコペンでなるべく均等になるように柄を描きます。
  7. 柄部分をなみ縫いしたら、出来上がり!

手縫いの雑巾(ぞうきん)の簡単な縫い方③松野きぬ子さんの雑巾

手縫いの雑巾(ぞうきん)の簡単な縫い方の3つ目は「松野きぬ子さんの雑巾」です。昭和レトロな雰囲気のある、おしゃれな雑巾ですね!糸の色を変えて、真っすぐなみ縫いをしています。NHKの番組でも紹介されたことのある、簡単で、使い勝手の良い可愛い縫い方のタオル雑巾です。


縫い目が粗いですが、雑巾の手縫いはこれでOKなのです。詳しくはこの後ご紹介する「手縫いで丈夫な雑巾(ぞうきん)を作るコツ②縫い目は荒くてOK!」をご覧ください。松野きぬ子さんの雑巾については、以下のリンクをご覧ください。

松野きぬ子さんの雑巾

松野きぬ子さんの雑巾の材料

  • 手ぬぐい
  • フェイスタオル
  • 糸(好みで何色か)
  • 針・まち針

松野きぬ子さんの雑巾の縫い方・作り方

  1. タオルの端の厚みのある部分をカットします。
  2. タオルを1/4のサイズに裁断します。
  3. ②のサイズに折った手ぬぐいを間に挟み、周りをなみ縫いします。
  4. 中は、まっずグランダムになみ縫いしていきます。縦でも横でもOKです。
  5. 玉止めなども表に出る状態でOKです。好きな色で均等に縫えたら、出来上がり!

手縫いの雑巾(ぞうきん)の簡単な縫い方④名前入り雑巾

手縫いの雑巾(ぞうきん)の簡単な縫い方の4つ目は「名前入り雑巾」です。自分の雑巾に可愛い刺繍で名前が入っていたら、嬉しいですよね!刺繍のやり方については、以下の動画を参考にしてください。幼稚園、小学校によっては、持って行った雑巾は回収して、学校全体で使う場合もあるようです。

自分が持って行った雑巾を自分が使うとは限らないので、刺繍を入れたい場合は、名前を書いてもいいものかをきちんと確認してからにしましょう。刺繍はやってみたいけど初心者で…という方は、以下の刺繍のキットの記事もぜひご覧ください。記事に載っている刺繍の本なども、参考になりますよ。

名前入り雑巾の材料

  • 手ぬぐい(無地がおすすめ)
  • 糸(できれば太口)
  • 刺繍糸(名前用)
  • ハサミ
  • 針・まち針

名前入り雑巾の縫い方・作り方

  1. 雑巾の形を作り、雑巾の端に繰る部分に名前を刺繍します。
  2. 縫い代にかぶってしまわないように気を付けて刺繍を施しましょう。
  3. 「①バッテン雑巾」の手順で雑巾を作り、出来上がり!

手縫いの雑巾(ぞうきん)の簡単な縫い方⑤さしこ雑巾

手縫いの雑巾(ぞうきん)の簡単な縫い方の5つ目は「さしこ雑巾」です。さしこは、日本に古くから伝わる伝統的な刺繍のことです。昔は、防寒や補強の役割を果たしていました。刺し子には伝統的な柄や、現代風のデザインなどがあります。

主に、付近などに用いられますが、写真のように雑巾の縫い目として用いても可愛いのでおすすめです。さしこのコツは、なるべく糸を切らないで縫い進めることです。一筆書きの感覚ですね。以下の動画を参考にして、手縫い雑巾を作ってみてください。

QUOTE

刺し子(さしこ)とは、手芸の一分野で、布地に糸で幾何学模様等の図柄を刺繍して縫いこむこと。 引用元:ウィキペディア

さしこ雑巾の材料

  • 手ぬぐい・ふきん
  • 糸(太口)または刺繍糸
  • ハサミ
  • 針・まち針

さしこ雑巾の縫い方・作り方

  1. ふきんや手ぬぐいなど、薄手の生地で雑巾を縫います。
  2. 雑巾の形にして、周りを縫うところまで作ります。
  3. さしこの柄を、鉛筆で書き入れます。
  4. ぎりぎりまで玉止めを作らないように、一筆書きのように柄の上を縫い進めます。
  5. 均等に柄を縫えたら、出来上がり!

手縫いの雑巾(ぞうきん)の簡単な縫い方⑥縁取り雑巾

手縫いの雑巾(ぞうきん)の簡単な縫い方の6つ目は「縁取り雑巾」です。先程ご紹介した「手縫いの雑巾(ぞうきん)の簡単な縫い方①バッテン雑巾」を縫った後、雑巾の周りをバイヤステープで縁取りしたものです。バイヤステープや手芸店や100均で購入できます。生地があれば作ることも出来ますよ。

バイヤステープを作ってみたい方は、以下の動画を参考にしてください。生地を斜めに切るのがポイントです。また、バイヤステープの付け方、とくに角の折り方などコツが必要なので、こちらも以下の動画を参考にして作ってみてください。

縁取り雑巾の材料

  • フェイスタオル
  • バイヤステープ
  • ハサミ
  • 針・まち針

縁取り雑巾の縫い方・作り方

  1. 「①バッテン雑巾」の手順で雑巾を作ります。
  2. 中の対象線を縫う部分は、どんな色の糸でもOKですが、周りの糸はタオルの色に合わせましょう。
  3. 以下の動画を参考にして、バイヤステープを取り付けます。手縫いの場合は祭り縫いがおすすめです。
  4. バイヤステープで全部の端を縁取りして、まつり縫いしたら、出来上がり!

手縫いで丈夫な雑巾(ぞうきん)を作るコツは?

手縫いで丈夫な雑巾(ぞうきん)を作るコツ①絞りやすい雑巾を

手縫いで丈夫な雑巾(ぞうきん)を作るコツの1つ目は「絞りやすい雑巾を」です。まず、絞りやすい柔らかな仕上がりにするために、手縫いがおすすめです。また、あまりたくさん縫い目がありすぎると固くなるので、あまり細かく縫わない方がいいでしょう。

また、雑巾に厚みがあっても絞りにくいので、あまりごつい仕上がりにならないよう注意してください。そうすることで、子供の小さな手でも扱いやすい雑巾が出来上がります。子供がきちんと扱えるか心配な場合は、家庭用の雑巾を作ってみて、子供に試してもらうのが一番ですね。

手縫いで丈夫な雑巾(ぞうきん)を作るコツ②縫い目は荒くてOK!

手縫いで丈夫な雑巾(ぞうきん)を作るコツの2つ目は「縫い目は荒くてOK!」です。細かくきれいに、丁寧に縫うのは、逆に雑巾にとってはよくありません。生地が固くなり、絞りにくくなるからです。縫い目は1センチくらいの大きなもので大丈夫です。また、あまり真っすぐに縫うことを意識しなくてもOKです。

雑巾にとって大切なのはキレイに縫うことではなく、生地がよれないように均等に縫うことです。写真(下)のように渦巻き状に縫い進めていくと、玉止めも少なくて済みますし、均等に縫えるのでぜひお試しください。

手縫いで丈夫な雑巾(ぞうきん)を作るコツ③楽しく掃除できる工夫を!

手縫いで丈夫な雑巾(ぞうきん)を作るコツの3つ目は「楽しく掃除できる工夫を!」です幼稚園や小学校で、細かい指定がある場合はそちらに沿ったものを作らなくてはなりませんが、細かい指定がないのであれば、写真のように、子供が喜ぶ柄を刺繍してあげることで、掃除の時間に楽しく雑巾がけできます。

また、可愛く仕上げることで子供が丁寧に洗ったり大切に扱ったりと、雑巾を長持ちさせるコツにもつながります。先程ご紹介した雑巾の縫い方・作り方を参考にして、おしゃれで可愛い子供のテンションが上がるような雑巾作りにチャレンジしてみてください!

タオル以外の材料で作る手縫いの雑巾(ぞうきん)の作り方は?

タオル以外の材料で作る手縫いの雑巾(ぞうきん)の作り方①ぼろ布

タオル以外の材料で作る手縫いの雑巾(ぞうきん)の作り方の1つ目は「ぼろ布リサイクル雑巾」です。使わなくなった洋服などのぼろ布で雑巾を縫います。ぼろ布は、洋服の形のまま雑巾にしてもOKですが、ボタンなどの細かい細工や拭きにくい形が、掃除の邪魔になってしまいます。

また、置いておくにも場所をとってしまいますよね。ですので、ぼろ布は裁断して雑巾の形にして置いておきましょう。こうすることでいつでもサッと、不便なく雑巾として使用できます。写真のように、柄が可愛い物でしたら、それだけでも掃除が楽しく行えそうですよね!

タオル以外の材料で作る手縫いの雑巾(ぞうきん)の作り方②手ぬぐい

タオル以外の材料で作る手縫いの雑巾(ぞうきん)の作り方の2つ目は「手ぬぐい雑巾」です。薄手の雑巾に仕上がるので、扱いやすいのが特徴です。また、手ぬぐいは柄が可愛いので掃除を楽しく行えそうですね。手ぬぐいは100均でも購入できます。

我が家は、学校用は指定のフェイスタオルで作っていますが、家庭用の雑巾は、この手ぬぐい雑巾を使用しています。外に干していても可愛いのでぜひ、可愛い柄の手ぬぐいで雑巾を作ってみてください。手ぬぐいを使った様々なアレンジにもチャレンジしてみたいという方は、以下の記事も併せてご覧ください。

タオル以外の材料で作る手縫いの雑巾(ぞうきん)の作り方③ハンカチ

タオル以外の材料で作る手縫いの雑巾(ぞうきん)の作り方の3つ目は「ハンカチ雑巾」です。使い古して捨てる予定のハンカチは、雑巾にしましょう。ハンカチでしたら、2~4枚を併せて縫うだけで、子供の扱いやすい雑巾となります。端に厚みのあるタオルハンカチの場合、端の厚みはカットして使用しましょう。

中でもおすすめなのは、「ガーゼハンカチ」です。柔らかく扱いやすいのでぜひ作ってみてください。サイズが小ぶりなので、雑巾としてではなく台拭きなどにしてもいいしょう。ガーゼハンカチは汚れもとてもよく落ちますよ!

子供が扱いやすい手縫い雑巾を作ろう!

いかがでしたでしょうか。雑巾を手縫いで用意するようにという幼稚園や小学校が多いのは、子供のことを考えてくれてのことだったのですね。また、指定の作り方がない場合には、こちらでご紹介した雑巾の縫い方を参考にして、子供の手に合った雑巾を作ってくださいね!

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