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スーツの後ろ姿の切れ目やスリット|サイドベンツ/センターベント

更新:2022.03.05

スーツを着た男性の後ろ姿がかっこいい、と女性にも人気です。ここではジャケットの切れ目(スリット)の種類としてセンターベントやサイドベンツの違いを紹介致します。座る時や襟の見せ型も調査しましたので、よりかっこいい「男の背中」を演出して下さいね。

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スーツの後ろ姿のスリットや切れ目の種類は?

切れ目(スリット)のない「ノーベント」のスーツ

ベントとは切れ目(スリット)のことであり、ノーベントとはそのままジャケットの後身頃に切れ目のないスーツのことです。ノーベントのスーツはクラシックなスタイルであり、動きやすさよりもフォーマル感を重視した形となります。ドレッシーですが、日本では冠婚葬祭で着用されるデザインであることが一般的です。

海外でも社交パーティのような公式の場で着用されることの多いノーベントのスーツですが、切れ目(スリット)の入っているスーツのような動きやすさ重視のスーツと違い、動きやすさよりも優雅さを意識したスタイルとなります。クラシコイタリアのスーツにも採用されることの多いデザインです。

後ろ身頃の中心に一本の切れ目(スリット)「センターベント」

後身頃の真ん中に一本の切れ目(スリット)が入っているのを「センターベント」と呼びます。センターベントは日本でもビジネススーツによく見られるデザインです。もとは乗馬の際にジャケットが引っかかったり、窮屈になるのを防ぐために考えられたデザインだと言われています。動きやすく、軽快な印象になるのが特徴です。

センターベントのスーツはその動きやすさからスポーティな印象にもなりますが、切れ目(スリット)の印象にマッチするのが細身で丈の短いジャケットデザインです。全体を動きやすく見せ、スタイルをより良く見せてくれる効果もありますよ。親しみやすいデザインですので触れる機会も多いのではないでしょうか。

両サイドに切れ目(スリット)がある「サイドベンツ」

後身頃の左右に切れ目(スリット)があるのがサイドベンツと呼ばれるデザインです。腰に差している剣の抜き差しがしやすいデザインの名残だと言われており、イギリス製のスーツにサイドベンツはよく見られます。また日本のビジネススーツにも見られるデザインで、センターベントのカジュアルさに比べて威厳を感じさせます。

その為、丈に長さがあっても似合うデザインとなります。また、基本的に切れ目(スリット)は「ベント」と呼ばれますが、サイドベンツだけは切れ目(スリット)が2本である為、複数で「ベンツ」と発音されます。関連記事では女性向けのスーツについてより深く知ることができますので、合わせてチェックしてくださいね。

スーツの後ろ姿がかっこいい理由5選!

「スーツ」は男性にとって「戦闘服」である


スーツの後ろ姿がかっこいいのは、スーツが男性にとって「戦闘服」であるからです。多くの場合、男性がスーツを着用するのは仕事をする時や大切な食事の機会ですよね。そんな時にスーツを着用することで身も心も引き締まり、表情さえたくましくする効果があります。衣服で気持ちが変わる効果というのは男女共通するのです。

男性にとって職場はある意味戦場であり、生活においてある意味「勝利」する場所となります。そこに対する意気込みが「戦闘服」であるスーツによって高められ、表情の見えない後ろ姿にまで気迫が感じられるのです。「男は背中で語る」とも言われますが、気迫ややる気というのは背中から「出てしまう」ものですよね。

スーツの着用でスタイルが良く見える

スーツを着用することでスタイルが良く見えることも、かっこいいと感じさせるポイントです。スーツは基本的に購入時に店頭でサイズを合わせます。特に昨今ではラインをシャープに見せてオシャレに魅せる着こなしが主流ですのでオーバーサイズや、ピチピチ状態ではかっこよく魅せることが出来ません。

購入時、パンツの裾の長さだけではなくジャケットのサイズ感もピッタリにしておくことでかっこいい着こなしが出来ますし、体型のキープにも繋がりますよ。またビジネスシーンでは濃い色のスーツが多く着用されます。濃い色はくっきりとしたラインを演出してくれますので、後ろ姿もシャープに魅せてくれますよ。

仕事をしている「頼れる背中」をスーツで演出できる

女性から見て、スーツを着用している後ろ姿は「頼れる背中」に見えるものです。スーツを着用しているという衣服の効果が男性をかっこいい存在に演出しますので、実際に仕事を頑張っている姿を隠さず見せることで好感度アップ。職場では「スーツを着用して力仕事をしている」シーンなどが実はかっこいいと思われています。

また仕事中にジャケットを着たり脱いだりする仕草や、シャツの腕まくりをしている姿も「頼りがいがある」男性を演出します。堅苦しい印象のスーツだからこそ、くだけた印象でギャップを感じて女性の目を惹きつけるということもあります。仕草にメリハリが出るのもかっこいいと感じるポイントですね。

私服には無いシルエットが後ろ姿をかっこいいものにする

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. 2015/9/12

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スーツ姿がかっこよく見える理由のひとつが、シルエットです。私服にはないフォーマル感を演出することが出来るのです。私服センスはそれぞれですが、シルエットを極力出さないオーバーサイズの洋服や下着が見えるほどパンツを下げて穿く所謂「腰パン」などはスーツスタイルには無いものですよね。

女性から見て(または上司からみて)「だらしない」と思われるような私服を好んでいるとしても、スーツ着用の際にはシルエットがスラリと見えてかっこいいと感じられる着こなしになるものです。サイズを合わせて作るメリットが感じられますよね。ギャップを演出して下さい。関連記事でダサい私服についても紹介しています。


私服とのギャップが出るスーツならではのこだわりを感じる

「スーツならではのこだわり」を背中からかもし出す着こなしは、後ろ姿をよりかっこいいものにします。スーツ姿だからといって男性みんなの姿が同一になるというわけではないのが大切なポイントです。特にジャケットを脱いだ時こそこだわりが強く感じられます。

まずジャケットを脱いだ時に露になってしまうのがヒップラインです。更にシャツの色やベスト、シーンによってはカマーバンドやサスペンダーなど、バックスタイルだからこそ見せることが出来るこだわりが多くあるのです。ジャケットの切れ目(スリット)の印象もこのひとつ。スーツだからこそ背中でこだわりを語りましょう!

後ろ姿がかっこいいスーツの着方のポイント3選!

サイズが合うものを着用する

スーツはサイズがピッタリ合うものを着用しましょう。着こなしは8割サイズ感で決まるといっても過言ではありません。太るかもしれないからと言って大きめのサイズのスーツを作っていませんか?健康状態がベストな状態の時のスタイルに合わせてスーツを作っておけば、体系維持にも効果的なのでおすすめですよ。

特にサイズ感が合っている、合っていないというのが顕著に見えてしまうのが、後ろ姿で見える肩幅とパンツのヒップラインです。体型の変化により肩の部分がサイズに合わなくなってくると、そのボリュームにより生地が上下して袖丈にも影響します。たくましい背中に見せるためにも、健康な体型を維持してくださいね。

センターベントとサイドベンツを着こなしてイメージ通りの後ろ姿を作る

先述した切れ目(スリット)の印象を利用して、後ろ姿でなりたいイメージに近づきましょう。フレッシュでスポーティな印象の営業マンであればセンターベントが断然おすすめです。サイズの合うセンターベントのスーツは後ろから見ても動きやすそうでスマートに見せる効果があるので好印象がもたれます。

しっかりとした威厳ある姿のイメージであればサイドベンツのスーツを、崩さず綺麗に着こなすと良いでしょう。ダブルなど丈が長めでゆったりした印象のスーツにもよく使われるデザインですので、大人の余裕が感じられる印象になります。後輩を教える立場の方などによりおすすめのデザインです。

パンツのサイズ感や丈で後ろ姿を更にスマートに魅せる


パンツのサイズ感や丈でスマートさは一気に高まります。後ろ姿を見られている時、まずは人間は顔に近い部分に視線を持っていきがちなのは確かです。その為ジャケットのイメージは非常に大切になってくるのですが、女性が男性に期待していることのひとつに、「長い足」という印象があるのです。

スーツがスマートさを演出するのは前述の通りですが、パンツのサイズ感と長さは常に意識して着こなすと良いですよ。パンツの丈は靴のソールにかからない程度、正面からはワンクッション程度が良いとされています。スマートな印象となり足が長く見えることから、背も高い印象に見えるほど「着こなし」効果は期待できます。

後ろ姿がかっこいいスーツを選ぶポイント3選!

スーツの背中はジャケットからチラリと覗く襟にもこだわる

スーツを選ぶ際、気をつけて欲しいポイントのひとつが後ろ襟の魅せ方です。後ろ襟がジャケットから1センチほど出る着方が美しく切ることができている証拠のひとつです。サイズにも深く関係することですが、後ろ襟が出すぎていたり、反対に全く見えていない状態というのはどこかに無理が出ていて合わないスーツなのです。

購入の際に好みのデザインを見つけたら、ピッタリのサイズに合わせるまでしっかり試着をしてみましょう!ジャケット丈やベントも自分に合うものを選んで下さいね。

パンツの裾のデザインもこだわって綺麗に穿けるものを選ぶ

パンツの裾デザインにもこだわると、更にかっこいい着こなしが出来ます。デザインは大まかに2種類あり裾を折り返さない「シングル」と、裾を折り返す「ダブル」となります。スーツを着用する機会や職種によっても変わりますが一般的にシングルはフォーマルなシーンに、ダブルはカジュアルなシーンにおすすめと言われます。

その為、冠婚葬祭などに着用するスーツを仕立てるならシングルで仕立てておくに越したことはないでしょう。ビジネスシーンでの着用であれば、シングルでもダブルでも問題ない場合がほとんどですので周りに差をつけて敢えてダブルを選ぶのも素敵ですね。ダブルの裾はジャケットを脱いだ後ろ姿のワンポイントにもなりますよ。

座る後ろ姿をイメージして選ぶ

座ることもイメージしておくとスーツ選びはもっと充実します。後ろ姿を見て「かっこいい」と感じるのは立っている時だけではないのです。「ベント」が意味を持つように座る、立つというアクティブな行動で身のこなしを軽く見せるならセンターベント、サイドベンツのデザインを選ぶと良いですね。

またあまり知られていませんが、座るときにはジャケットのボタンを外してもマナー違反になりません。その為、背中をよりかっこいい状態で魅せることが出来ることも覚えておくと良いですよ。オフィスでは着席している男性も多いと思います。是非ベントの入ったスーツを着こなしてかっこいい後ろ姿を魅せて下さいね。

レディーススーツならスカートのスリットで後ろ姿がかっこいい

スカートの種類はフレアスカートとタイトスカート

レディーススーツにおけるスカートの主なデザインは、フレアスカートとタイトスカートの2種類です。フレアスカートは裾がひらひらとしているタイプで優しい雰囲気が特徴です。それに対してかっこいいイメージとなるのがウエストから膝まで体にピッタリ合う形のタイトスカートです。

リクルートスーツではフレアスカートよりも多く見られるデザインで、後ろ姿を品良く魅せる効果が期待できます。女性は理想とするイメージによってパンツスタイル、スカートスタイル2種類の中からボトムスを選ぶことができるので、バリエーションも豊富です。パンツスーツの関連記事も是非ご覧下さい。

スカートのセンターに入るスリットが女性を「かっこいい」印象にする

スーツのタイトスカートには、基本的にセンターにスリット(切れ目)が入っているといっていいでしょう。これはジャケットのベントと同じく、動きやすくする為です。体にピッタリとフィットするタイトスカートを動きやすくするスリットは機能性も抜群であり、スマートなシルエットを演出するのにも一役買っているのです。

タイトスカートに挑戦する際の注意点として、仕付け糸を外すことに気が付かず出社するというケースが多々見られます。またスリットの位置はサイドではなくセンターであることを覚えておきましょう。着用前にチェックし、スーツの後ろ姿を素敵に魅せてくださいね。

「男は背中で語る」をスーツで魅せる

センターベントとサイドベンツの違いから、スーツを着用した際にかっこいい後ろ姿を演出するこだわりまでを紹介してきました。「男は背中で語る」と言いますが、似合うスーツはそれぞれです。是非自分に似合うスーツで後ろ姿を素敵に魅せてくださいね。

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