白ワインの代用品6つ|ない時の代わりは料理酒・みりん・赤ワイン?
更新:2021.05.06
白ワインに代用できるものはあるのでしょうか。白ワインの用途はドリンクとしてはもちろんですが、それ以外にも料理の際に料理酒としても活躍します。しかしいつでもストックしているものでもないですよね。そこで白ワインがない時、代わりに何が使えるかをまとめました。
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INDEX
白ワインとは?
白ワインの歴史
今や世界中で飲まれている白ワインですが、いったいいつから飲まれているかご存知でしょうか。赤ワインと同じくあまりにも歴史は古く、文献から確認できるだけでも紀元前5,000年まで遡ります。この時代のエゾプト付近の遺跡から、ワイン製造に使われたと思われる道具類が発掘されたことから判明しました。
エジプトやメソポタミアで作られたワインが地中海を渡り、ヨーロッパに広がりました。良質なワインと言えばフランスを思い浮かべる方も多いと思います。これだけ古い歴史があるので、格式高いのも分かりますね。
白ワインの作り方
熟して収穫したぶどうを人間が入れるくらいの大き樽のなかで、農家の人たちが足で踏みつぶしている光景をテレビや雑誌で見たことがありますよね。ぶどうの実を踏みつぶして発酵させたあと、種や皮を取り除いて樽の中で熟成させます。
数あるワインの種類の中でも、白ワインは熟成が浅くあっさりしているのが特徴です。そのため、クセも強すぎず幅広く料理に使いやすいのですね。
白ワインの代用品6つ
白ワインの代用品の一つ目は料理酒
料理酒とは、日本酒に塩分や甘さを加えるための水あめなどを添加したものです。そのため、そのまま飲むには適さないのですが、料理に加えることで風味を増します。調味料として使えるように加工されたものなので、白ワインがない時に代用品として使えます。
また、料理酒がない時の代用品についての記事がありますので、こちらも参考にしてみてくださいね。代用品を使ったレシピはいろいろなお酒や調味料を使ってアレンジ出来ます。
白ワインの代用品の二つ目は日本酒
日本酒とはお米から作った蒸留酒です。塩分等はいっさい添加されていません。アミノ酸が多いことから煮物に使うとコクが出ると同時に具材が柔らかくなります。日本酒はお酒の香りが強いため、お酒が苦手な場合は煮たてるとアルコールが飛ぶので使いやすいですね。
白ワインの代用品の三つ目はみりん
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日常的に料理をするどこの家庭にも常備しているであろう調味料の代表格、みりんです。甘くて和食の香りづけやコクを出すのに欠かせないみりんですが、原材料はご存知でしょうか。実は焼酎から作られています。だからお酒の香りがするのですね。
そしてお米を米麹で発酵して作られています。あの甘さはお米が発酵した時に出てくる天然の甘味だったのです。アルコールを含む甘い味が、白ワインがない時の代わりの料理酒の代用品にぴったりですね。
白ワインの代用品の四つ目は赤ワイン
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白ワインがない時、代わりに何で代用できるか考えた時に真っ先に頭に浮かぶのは、同じワインである赤ワインではないでしょうか。製造過程はほとんど同じで、白ワインとの違いはぶどうの種類と発酵の熟成具合くらいです。
白ワインより濃厚で、皮の渋み等も感じやすい赤ワインですが、こちらももちろん料理酒として頻繁に使われています。レシピによって他の料理酒の代用品と使い分けると良いですね。
白ワインの代用品の五つ目はスパークリングワイン
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スパークリングワインは炭酸が入った発泡性のワインですね。これを料理に使うとシュワシュワした舌ざわりが邪魔になってしまうかもしれないと躊躇していませんか?しかし火にかけると炭酸は抜けてしまうので問題ありません。
なにかとお祝いやイベントで飲まれる印象が強いスパークリングワインですが、飲み切れなかったときに保存が出来ません。そんな時は白ワインがない時の代わりに、料理酒として使って代用すると無駄がありません。
白ワインの代用品の六つ目はブランデー
ブランデーとは、ぶどうを発酵させて蒸留したものです。作業工程から、ワインを蒸留して作ったお酒と言うと分かりやすいですね。主に白ワインから作られていているので、白ワインがない時の代わりの料理酒として代用出来ますね。
ブランデーは家にあったとしても、アルコール度数も強くなかなか減らないものです。しかし風味は生きているので、ぜひ料理にも活用してみてください。
料理酒で代用する際のポイントは?
白ワインがない時の代わりの料理酒は原材料を意識する
料理酒には塩や糖分が添加されていることが、白ワインと大きく違うところです。それ単体では味が濃すぎるので、水で割ったりレモン水を加えたりと工夫すると上手くいきます。
料理酒と同じく、甘味や旨味が添加されたものがみりんですが、それぞれの特徴や使い方等をまとめた記事がありますので、こちらも参考にしてみてくださいね。
代用する代わりの料理酒をたくさん使い過ぎない
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料理酒は塩分を含むので、使い過ぎには注意が必要です。あくまで香り付けや肉を柔らかくしたりと、料理の補助的な役割を担っています。メインである味を壊さないように、少しずつ控えめに加えながら味を調えることが、バランスよく仕上がるコツです。
白ワインがない時でも代用品を使って美味しく作れるレシピ7選
代用品に料理酒を使って作るハマグリの酒蒸し
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酒蒸しとは、材料にお酒をかけて蓋をして蒸す料理の総称です。ハマグリはもちろんアサリやアワビ、真鯛や鶏肉なども酒蒸しにする料理があります。香りづけで白ワインをふりかけたりしますが、ここでは白ワインの代わりに料理酒で作るハマグリの酒蒸しレシピを紹介します。
ハマグリの酒蒸し作り方
- フライパンで刻んだニンニクを炒めてから、ハマグリを投入します。
- そこに料理酒を回しかけます。塩コショウで軽く味付けをして、蓋をして強火で煮ます。
- ハマグリの口が全部開くまで煮ます。
- 口が開いたら、バター小さじ1杯と、醤油を少々加えます。
- 最後にパセリをちらして完了です。
POINT
貝類はしっかり火を通す
ハマグリの口が開いたかどうか分かるように、透明な蓋があると良いですね。
代用品にスパークリングワインを使って作るアクアパッツア
アクアパッツアとはイタリア語で、直訳すると「水が暴れる」という意味になります。これは魚介類をたっぷりのオリーブオイルで炒めて熱を持ったところに、水や白ワインなどの料理酒を投入することでフライパン内を水が跳ねることから、この料理名が付きました。
アクアパッツアの作り方
- 深めのフライパンでニンニクとトマトをたっぷりのオリーブオイルで炒めます。
- しんなり火が通ったら真鯛をまるごと入れて塩コショウします。
- 片面に火が通ったら裏返してじっくり焼きます。
- パセリやオリーブを入れてから、白ワインがない時の代わりの代用品であるスパークリングワインを回しかけます。
- そして蓋をして蒸し焼きにし、完全に火を通します。
POINT
真鯛がなくても大丈夫
真鯛がない時は、淡泊な白身魚であれば何でも合うので試してみましょう。海の香りをさらに引き立たせたい場合はアサリを足すと良いです。
代用品に日本酒を使って作るホワイトシチュー
シチューとはフランスが起源である野菜や肉などの材料を煮込んだスープの総称です。中でもホワイトシチューは牛乳や生クリームをベースに煮込まれたものを呼びます。現在ではシチュールーを使えば簡単に作れる家庭料理の代表格ですね。
ホワイトシチューの作り方
- 最初にフライパンで、鶏モモ肉を炒めておきます。
- そして大振りに切ったじゃがいも・人参・ブロッコリー・玉ねぎを沸かした湯の入った深い鍋に投入します。
- さきほど炒めた鶏モモ肉も入れて、いつものシチューを作る通りに市販のシチュールーを使って煮ます。
- すっかり火が通って野菜が柔らかくなったころに、白ワインがない時の代わりの代用品である日本酒を回しかけます。
- 香りがたったらすぐに火を止めて出来上がりです。
POINT
仕上げにひと工夫
生クリームや牛乳を少量加えると、味が優しく滑らかになります。刻んだパセルをトッピングするとさらに美味しそうに見えますね。
代用品に赤ワインを使って作る煮込みハンバーグ
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煮込みハンバーグとはその名の通り、ハンバーグをトマトスープやケチャップなどで煮込んだ料理です。料理上級者は白ワインで香りづけをするのですが、ここでは代わりに赤ワインで代用してみます。
煮込みハンバーグの作り方
- まずハンバーグの種を作るいます。
- 牛豚合挽肉に、たまご・牛乳・パン粉を加えて練りこみます。
- 焼きハンバーグより大きめに意識してボール状に丸め、真ん中をへこませて完成です。いったんラップをして冷蔵庫にしまいます。
- 次に煮込むためのスープを作ります。
- 玉ねぎとニンニクを飴色になるまで炒めます。飴色になったら、ブロッコリーやパプリカ等お好みの野菜を一緒に炒めます。
- 火が通ったらトマトユースを1缶いれて塩コショウをして煮ます。
- さきほど冷蔵庫にしまったハンバーグを焼きます。裏表だいたい焼いたら、スープの鍋に移します。
- あとは蓋をしてハンバーグに味が染み込むまで弱火でことこと煮れば出来上がりです。
POINT
野菜は大きめにカット
ごろごろと大きく存在感のある根菜類を使うと、出来上がった時にまるでレストランの煮込みハンバーグのように視覚的に映えるものになります。さらに、パセリを散らしたり生クリームを垂らすと見た目も豪華に美味しそうに仕上がります。
代用品にみりんを使って作るボンゴレビアンコ
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ボンゴレとはイタリア語で、二枚貝を材料に作ったパスタの事です。ビアンコは白、ロッソは赤という意味があるので、ボンゴレビアンコは白ワインベースで作ったソースのパスタ、ボンゴレロッソは赤ワインやトマトソースで作ったパスタの事を指します。
このようにビアンコもロッソも香りづけで料理酒を加えることがあります。ここでは白ワインの代わりにみりんでつくるボンゴレビアンコのレシピを紹介します。
ボンゴレビアンコの作り方
- まずニンニクと乾燥唐辛子をたっぷりのオリーブオイルで炒めます。
- 香りが立ったら、塩抜きしたアサリを投入します。
- そしてみりんと水を1:1でアサリが半分つかるほど入れ、蓋をして蒸し焼きにします。
- アサリの口が全部開いたら、茹で上がったパスタを入れて絡めます。
POINT
みりんの特徴を知る
みりんはそれ単体では甘さが強いので、水で割ります。少しレモン水を加えると味が整いますので試してみてくださいね。
代用品にブランデーを使って作るエビのアヒージョ
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アヒージョとはスペイン語でニンニクを意味します。料理酒の香りもするたっぷり熱々のオリーブオイルに浸かったエビやマッシュルームをパンに乗せて食べるおつまみですね。本場のものは仕上げにシェリー酒という白ワインの一種を使います。ここでは白ワインがない時の代わりに、ブランデーで代用したレシピを紹介します。
エビのアヒージョ
- オリーブオイルをしいたフライパンで、ニンニクと鷹の爪を炒めます。
- 香り立ったらエビを投入します。
- エビにも火が通ったら白ワインの代わりにブランデーを振りまきます。
POINT
家にある食器でOK
スペインバル等で提供されるようなアヒージョ専用の小さな鍋は、家庭にはなかなかないですね。その場合は陶器のココット皿等で代用します。
代用品に赤ワインを使って作るピクルス
ピクルスとは野菜の酢漬けのことです。ローリエや白ワインで洋風な味付けが特徴ですね。冷蔵庫に作り置きしておくと副菜としていつでも出せて便利です。白ワインがない時は赤ワインでも代用できるので試してみてくださいね。
ピクルスの作り方
- ガラスの瓶に水:酢を2:1入れます。
- 塩コショウに砂糖も小さじ一杯程度いれて混ぜ合わせます。
- ここへ大さじ一杯程度の赤ワインを入れます。
- 次にローリエやニンニクをいれて、お好みのカット野菜を漬け込みます。
POINT
野菜は同じくらいの大きさにカット
パプリカやキュウリ、大根などは同じくらいの大きさにカットしましょう。形が揃うと見た目も綺麗です。あとは瓶に材料を入れていくだけなので、とっても簡単です。
白ワインがない時の代用品で生まれる新しい味
白ワインがない時、代わりに常備しているものや、たまたま家にあった料理酒で代用出来ることが分かりました。みりんはいつでもある調味料なので問題ないですが、赤ワインやスパークリングワインはコルクを開けてしまうと早々に飲み切らなくてはならないですよね。そこで毎日の料理に使ってみるのも良いアイデアです。
また、しばらく手をつけていないブランデーも香りづけに試してみると、思いもがけない風味を出すことがあります。知られている通りのレシピからちょっとはずれて、いろいろ試すと新しい発見があるでしょう。ぜひアレンジ料理を楽しんでくださいね。
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