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オーブン粘土で作る陶芸作品の作り方と作品9選|ポリマークレイ/アクリル

更新:2019.06.21

オーブン粘土を使って、自宅で陶芸を楽しみませんか?作り方やアクリル絵の具などを使った着色の仕方をご紹介します。オーブン粘土は、ポリマークレイとも呼ばれ、低温で焼成することができ、ダイソーなどの100均でも手に入れることができますので、手軽にスタートしてみましょう。

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人気のハンドメイドアイテム「オーブン粘土」とは?

自宅のオーブンで陶芸ができるポリマークレイとも呼ばれるオーブン粘土

オーブン粘土とは、ポリマークレイとも呼ばれる、樹脂製の粘土です。焼く前は、油粘土のような素材ですが、オーブンで焼くことでプラスティックのように硬くなり、耐水性のある素材になります。

通常の陶芸のように粘土で形を作って、器などを作ることができますが、通常の陶芸のように粘土をこねる必要はなく、焼成温度も低く焼き上げることができるので、自宅でも簡単に陶芸に取りかかることができます。

オーブン粘土で作れる陶芸品

オーブン粘土は、通常の陶芸で作られるものはなんでも作ることができます。インテリア雑貨や、湯飲みやお皿などの食器やアクセサリー、ボタン、ビーズなど、様々なものを作ることができます。

また、元々のオーブン粘土に着色がされているものもありますので、着色された粘土を混ぜながら、自分の好きな色の粘土を作ることができます。

オーブン粘土を使った陶芸作品の作り方|材料と道具5選

オーブン粘土を使った陶芸作品の材料|オーブン粘土

オーブン粘土を使って作る陶芸に必要な材料は、オーブン粘土のみです。メーカーなどで様々な特性がありますので、ご自身にあった使いやすいものを探してみるとよいでしょう。

オーブン粘土は、低温で焼くことができるのと同時に、通常の陶芸の土と違い、すぐに使うことができます。また、作業中は油粘土のような質感ですので、成型がしやすい素材です。

オーブン粘土を使った陶芸作品の道具①デザインナイフ

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デザインナイフは、オーブン粘土を切ったり、模様を掘ったりするのに使います。カッターナイフなどでも代用できますが、デザインナイフの方がより細かい作業ができます。

また、かたまりのオーブン粘土を小分けにしたりもできます。へらよりもしっかりと切ることができますので、1本用意しておくと良いでしょう。

オーブン粘土を使った陶芸作品の道具②粘土へら

オーブン粘土を成型する際に使う、粘土用のへらです。表面をなめらかに整えたり、模様を掘ったりなど、様々なことに使います。デザインナイフで削った部分を整えるのにも使います。

粘土へらには、様々な種類があります。まずは1本あると良いでしょう。様々な作り方に使うことができますので、使いやすいものを探すと良いでしょう。

オーブン粘土を使った陶芸作品の道具③つまようじ


つまようじは、オーブン粘土の細かい細工に使います。特に小さいアイテムを作る場合などに、非常に重宝します。だいたいいつでもご自宅にあるものですし、使いやすい道具です。

つまようじは、特に、細かい部分の模様を描くときに使われます。また、細かい部分の着色などにも使えますので、準備しておくと良いでしょう。

オーブン粘土を使った陶芸作品の道具④成型用の型(ダイソー)

オーブン粘土では、「手びねり」で形を作ることができますが、シリコンモールドやクッキーの型などで成型することもできます。型を使うことで、同じものをいくつも作ることができたり、手びねりとは違った作品を作ることができます。

シリコンモールドやクッキー型などは、ダイソーでも購入することができます。ダイソーでは、オーブン粘土やアクリル絵の具も揃えることができるので、ダイソーへ行けばすべてを揃えて始めることができます。

オーブン粘土を使った陶芸作品の道具⑤アクリル絵の具

アクリル絵の具は、オーブン粘土の着色に使います。成型後、乾燥させてから絵付けをすることもできますし、オーブン粘土に混ぜて色を作ることもできます。

オーブン粘土で作った陶芸作品やポリマークレイへの着色は、アクリル絵の具を使うことで、きれいな仕上がりにすることができます。色も多彩に作れます。

オーブン粘土を使った陶芸作品の作り方|手順は?

オーブン粘土を使った陶芸作品の作り方

オーブン粘土を使った陶芸作品の作り方は3つの工程に分かれます。成型、乾燥、焼成して完成です。必要に応じて、乾燥させた後にアクリル絵の具などで着色し、さらに焼成することで、美しく仕上げることができます。

オーブン粘土は、最初に軽く混ぜておくと使いやすくなります。残しておくオーブン粘土は乾燥しないようにラップなどに包んでおきましょう。また、作業中も埃などを避けるために、透明のカップなどをかぶせておくと良いでしょう。

オーブン粘土を使った陶芸作品の作り方と手順①成型

オーブン粘土を袋から出し、必要のない分は、乾燥しないようにラップに包んだり、密閉できる袋などに入れておきます。使う分は、徐々に水を加えながら、固さを調整しておきます。そのあとは、手や伸ばし棒を使って伸ばしながら、お好きな形を作っていきます。

型を使う作り方は、クッキーなどと同じ要領で、オーブン粘土を伸ばし、型抜きします。湯飲みなどの食器の作り方は、型にする円柱などを用意して、型に合わせるように作ると良いでしょう。オーブン粘土を成型する際は、なるべく指紋が消えるように成型しておくとできあがりがきれいになります。

オーブン粘土を使った陶芸作品の作り方と手順②乾燥

成型ができたら、乾燥をさせます。風通しの良い場所に置いて、2〜7日ほど乾燥させます。乾燥の時間は、時期や作品の大きさによりますが、しっかりと全体が白っぽくなるまで乾燥させましょう。

しっかりと乾燥させない状態で、焼いてしまうと、割れたりヒビが入ったりしてしまいますので、乾燥の時間はしっかりと取りましょう。また、数日経ったら裏返す等して、全体を完全に乾燥させるようにしましょう。乾燥後に化粧土をつけることで、さらにきれいに仕上がります。


オーブン粘土を使った陶芸作品の作り方と手順③焼成(焼く)

オーブンやオーブントースターにアルミホイルやクッキングシートを敷いて、オーブン粘土を焼きます。焼いた時に湯気が出るようであれば、乾燥がたりません。焼く時の温度や時間は、オーブン粘土の表示に従い焼きます。短めに焼いてみて、様子を見て調整すると良いでしょう。

オーブン粘土を使った陶芸作品の作り方と手順④着色

着色したい場合は、焼きあがった後に、オーブンが冷めたらオーブン粘土を取り出し、アクリル絵の具などを使って着色します。湯飲みやお皿などの食器を作る際は、この段階で、コーティング剤などを塗ります。

焼成した直後のオーブン粘土は、大変熱くなっていますので、取り扱いには注意が必要です。ゆっくりと時間をかけて冷まし、作品の熱が取れてから着色の作業は行いましょう。

オーブン粘土を使った陶芸作品の作り方と手順⑤焼く(仕上げ)

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#オーブン粘土#小鉢#手びねり

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オーブンやオーブントースターにアルミホイルやクッキングシートを敷き、再び焼成します。110℃で20分ほど焼きます。焼く時の温度や時間はコーティング剤などに従います。焼き上がり、作品の温度が冷めたら完成です。

作品によっては、ニスを塗って仕上げたり、ブローチ台やアクセサリーパーツをつけるなどして完成させます。ブローチ台などは、瞬間接着剤などで取り付けることができます。

おすすめオーブン粘土5選

おすすめオーブン粘土・ポリマークレイ①ダイソーの樹脂粘土

ダイソーで購入することができるオーブン粘土です。「Polymer Clay(ポリマークレイ)」または「樹脂粘土」の名前で探す方が見つかりやすいかもしれません。手芸用品のコーナーなどに売っています。

ダイソーのオーブン粘土、ポリマークレイの作り方は、オーブンで焼成させるものと乾燥させるだけでもいいものなどの種類がありますので、探してみると良いでしょう。

おすすめオーブン粘土・ポリマークレイ②ヤコのオーブン陶土

ヤコのオーブン陶土日本で初めて180℃以下でしっかりとした陶器を作ることができる粘土として作られたオーブン陶土です。コート剤を合わせて使うことで、実際に使うことのできるお皿や湯のみなどの食器を作ることができます。

おすすめオーブン粘土・ポリマークレイ③FIMO

FIMOのオーブン粘土は、人気のオーブン粘土です。カラーも多く取り揃えられています。常温では硬化せず、120℃〜130℃で30分ほど焼くとプラスティックのような素材になります。そのため、ゆっくりと成型することができます。焼いた後も、縮小などはほとんどありません。

フィギュアやアクセサリーなどによく用いられ、光沢がある仕上がりになるのが特徴です。焼いて硬化させたあとは、軽くて強度があり、さらに耐水性もありますので、様々なものを作ることができます。


おすすめオーブン粘土・ポリマークレイ④Premo!

Premo!(プレモ!)は、硬さと弾力がある使いやすいオーブン粘土です。焼成後の耐久度もありますので、細いものや薄いものも作ることができます。細かい細工のものを作れますので、上級者の方にも好まれるオーブン粘土です。

焼成しても、サイズにほとんど変化はなく、色もほとんど変わりませんので、出来上がりをそのままイメージして作ることができます。Premo!は、様々なカラーがありますので、混ぜて色を作り、作品を作ることができます。

おすすめオーブン粘土・ポリマークレイ⑤CERNIT

CERNIT(サーニット)は、人形やドールの制作に好まれるオーブン粘土です。焼成し、硬化した後の透明度が特徴です。硬化前は、柔らかく伸びが良いので、作業しやすいオーブン粘土です。

CERNIT(サーニット)は、もともと柔らかめのオーブン粘土で、さらに、手で作業を行うと、体温で柔らかくなります。硬めで扱いたい場合は、開封後、若干時間の経ったものなどと混ぜると、硬さを調整することができます。

オーブン粘土の作品例9選

オーブン粘土の作品例①インカローズ風オーブン粘土のビーズ

オーブン粘土で作ったビーズです。天然石であるインカローズ風に色付けしてあります。色を変えることで、ラピスラズリ風やターコイズ風、ラリマー風など、様々なビーズを作ることができます。

出来上がったビーズは、アクセサリーやインテリア雑貨作りなどに使うことができますので、様々な色合いや形のものを作っても良いでしょう。

オーブン粘土の作品例②オーブン粘土の植木鉢

オーブン粘土で作った植木鉢です。独特の風合いがナチュラルな印象で可愛く、ダイソーなどでも買える多肉植物などを飾ると良いかもしれません。

器の形にさらに、お花の形の飾りをつけたり、猫の顔をつけたりすることで、より一層個性的な作品にすることができます。また、カラーを変えたり、コーティングを変えることで、違った風合いに仕上げることができます。

オーブン粘土の作品例③ダイソー樹脂粘土の花束

オーブン粘土を使ったブローチです。円形に成型したオーブン粘土に、別のカラーのオーブン粘土や着色したオーブン粘土の花などを飾って作ります。

色付きのオーブン粘土を混ぜたり、アクリル絵の具などを混ぜてしっかりと着色をし、花びらを作っていきます。混ぜ加減を変えることで、花びらの色を様々に表現することができます。

オーブン粘土の作品例④マカロン風オーブン粘土

可愛く人気のオーブン粘土・ポリマークレイで作られたフェイクスイーツのスイーツデコのマカロンです。ダイソーなどでも売られているマカロン型を使うことで、作ることができます。

同じマカロン型を使って、石鹸をハンドメイドすることもできます。オーブン粘土と同様に手作りの石鹸も楽しんでみてはいかがでしょうか。

オーブン粘土の作品例⑤オーブン粘土のランプシェード

オーブン粘土で作った花のランプシェードです。作り方は、花びらと葉っぱの形をオーブン粘土で作り、ランプシェードの形に組み立てています。

型となる円柱にガーゼなどを巻きつけ、花びらと葉っぱのパーツを組み合わせて取り付けていきます。隙間を開けることで、間から光の漏れるランプシェードを作ることができます。しっかりと乾燥させて、焼くことで、隙間を開けても丈夫な作品を作ることができます。

オーブン粘土の作品例⑥着色が可愛いオーブン粘土の箸置き

オーブン粘土で作った可愛い箸置きです。型を使って成型したのち、少しカーブをつけ、乾燥、焼成し、着色します。同じ形でも違う模様を描いたりすることで、別のものを作ることができます。

オーブン粘土の作品例⑦ダイソー樹脂粘土のフェイクスイーツ

まるで本物のようなリアルなフェイクスイーツです。ダイソーの樹脂粘土で作られています。本物のスイーツが入っていたトレイなどを使うと、より本物のような仕上がりにすることができます。

本物のようなスイーツを作るスイーツデコは、100均で材料を揃えることのできることで人気のハンドクラフトです。こちらの記事も参考に、オーブン粘土以外の素材も使ってみてはいかがでしょうか

オーブン粘土の作品例⑧オシャレに着色オーブン粘土の食器

オーブン粘土・ポリマークレイで作ったオシャレなお皿です。作り方は、形を切り抜き、さらに細かい模様をオーブン粘土でつけています。さらに、焼成後に黒と金で着色します。

通常のお皿としても使えますし、アクセサリー置きなどにも使えそうなオシャレなお皿は、カラーや模様を変えることで、多くのバリエーションを作ることができます。

オーブン粘土の作品例⑨オーブン粘土のバラのペンダントトップ

オーブン粘土・ポリマークレイを型を使って成型し、乾燥と焼成後にアクリル絵の具で着色したペンダントトップです。型を使って成型することで、同じものをいくつも作ることができ、後で色をつけることで、バリエーションを増やすこともできます。

オーブン粘土を使って手軽に楽しく陶芸を楽しみましょう

オーブン粘土は、子供の頃に楽しんだ油粘土のような質感で作ることができ、さらに焼くことでしっかりとした作品を仕上げることができます。作り方も、ポイントを押さえれば難しいことはなく、自由に作ることができます。

材料や道具も、100均でも揃えることができ、手軽に始められ、自由自在に楽しむことができます。作ったものは、実用できるところも魅力です。手軽に始められるオーブン粘土・ポリマークレイの陶芸で、自分好みのアイテムをどんどん作っていきましょう。

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