滑舌が悪くなった原因・理由と滑舌を良くする方法5選|滑舌改善トレーニング
更新:2020.02.05
滑舌が悪いとコミュニケーションが円滑に進まずモヤモヤしてしまうことも多いですよね?声質や滑舌で話した時の印象がとても左右されるので、恋愛やビジネスなど様々な日常生活の場面において人間関係を形成していくために非常に重要なポイントです。この記事では滑舌が悪くなる原因から改善法まで紹介していきます。
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INDEX
滑舌が悪い人の特徴
滑舌が悪い人の特徴①せっかちで早口
何かをするときに急ぎで済ませようとして早口になりやすい人は滑舌が悪くなりがちです。何かをしなくてはという切迫感から体がこわばり、緊張した状態では思った以上に舌が動かずモゴモゴと籠った声になりやすくなります。
時間短縮や作業効率を考えて行動することはビジネスでも日常生活でも大切なことですが、早口で話しても伝わらなかったら意味がありません。せめて話すだけはひと呼吸置く、早口でも聞き取りやすい発音を練習するなどの対策は必要です。
滑舌が悪い人の特徴②自分に自信がない
自分の欠点ばかり見えてしまってネガティブになりがちな人も滑舌が悪くなる原因です。人間なので落ち込むことはあれど落ち込んだ状態が通常状態になってしまうと姿勢の悪さ、覇気のない呼吸につながり結果滑舌が悪くなるのです。
滑舌が悪い人の特徴③表情が乏しい
何をやっても感情が顔に全く出ないというよりは動かせる筋肉がなくて表情が作れないタイプの人も滑舌が悪くなりやすいです。声を発する時は呼吸と声帯だけで発声しているわけではなく、表情筋も動いているのです。
特に表情筋は重要で口周りの筋肉の動きが発声や発音の良さにつながってくるのです。強い呼気があっても唇を縮めたりといった顔を動かす筋肉がなければ聞こえやすい声は出ません。そして唇や顔の筋肉を動かしていない方は顔もたるみやすく余計に無表情に見えやすくなります。
滑舌が悪い人の特徴④「えー」や「あのー」が多い
なかなか自分では気づきにくい特徴として文の最初に「えー」や「あのー」を言ってしまいがちというのもあります。無意識のうちに間を持たせようとして「えー」を言ってしまう人は滑舌が悪い人の特徴①②の早口、自信のなさから言ってしまうことが多いからです。
他人から言われないとなかなか気づけない特徴なので「もしかしたら自分も言っているかも」と思う場合は、録音をしてみるか人に聞いてみると良いでしょう。
滑舌が悪い人の特徴⑤糸切り歯周辺がデコボコ
滑舌の悪さは歯並びの悪さに起因すると考える方も多くいらっしゃいますが、歯並びの悪さが滑舌の悪さに直結するとは言い切れません。下の歯の歯並びが悪い、前歯が少し隙っ歯、出っ歯、こういった歯並びの悪さは唇の使い方などで対処可能です。
しかし糸切り歯(犬歯)周辺の歯並びは重要で、デコボコと重なっていたり糸切り歯が唇に触れてしまう場合はしゃべりにくさが顕著に現れます。口腔外科や歯科などでの相談をおすすめします。
滑舌が悪い原因・理由5選
滑舌が悪い原因・理由①緊張しがち
資料を読み上げるプレゼンや会議、大事な商談など滑らかな滑舌を求められるときは緊張する場面が多くあります。また滑舌が悪い人にはちょっとしたことで緊張しがちな人も多く見受けられます。緊張すると体がこわばって呼吸の妨げになるだけでなく、首の筋肉がこわばって気道が狭くなる、声帯に余分な圧力がかかるのです。
更に緊張することで舌の動きが鈍くなったり舌が分厚くなって気道を塞いでしまっている可能性も。滑舌改善のためには上半身をリラックスさせ力を抜く練習も必要です。
滑舌が悪い原因・理由②呼吸の仕方が不適切
発声は呼吸を基本にして成り立つもの。その基本である呼吸が浅かったり口呼吸がクセになっていると呼気の弱さや唇の筋力低下につながるので悪い滑舌の原因になります。
特にいびきがひどいと言われる方や口がポカンと開きっぱなしになってしまう方、起きたら口が開いている人は注意が必要です。深くしっかりとおなかから出た呼気は滑舌力アップの重要なポイントです。
人間は1日約2万回呼吸を行っているので、正しい呼吸を身に付けて一回一回の呼吸が良くなるだけでも随分と声質が変わってきます。呼吸をおろそかにしていては悪い滑舌の改善は見込めないと言ってもいいほど重要なのです。
滑舌が悪い原因・理由③顔の筋肉を使っていない
顔の筋肉は口元や舌を動かすときに重要な役目を果たします。顔の筋肉は脚や腕などと同じく使わなければどんどん衰えていき、舌が動かしにくくなる、発音がしにくくなる、声が通りにくくなるなど悪い滑舌に繋がります。
滑舌が悪い人の特徴でも書きましたが、無表情な方や喜怒哀楽が表情に現れない方は特に注意しましょう。特にヘアメイクをする女性と違って男性は鏡を見る回数が少ないので顔の筋肉が衰えやすいのです。
滑舌が悪い原因・理由④姿勢が悪い
声は声帯と息だけを使って出すものと思いがちですが、体全体を効率的に使って発声することがよい滑舌の近道です。姿勢が悪いと骨格の歪みで呼吸が浅くなったりおなかから息が出なくなったりと声の基本である呼吸がうまくいかなくなります。
むしろ発声をするときは声帯に負担をかけないよう体をしっかり使えるようになることが重要なのです。その基礎となるのが姿勢の良さです。猫背気味の方や足を組む姿勢が多い、姿勢が悪いと注意される方は関連記事も参考にしながら意識的に胸を張って背筋を伸ばす姿勢をキープしましょう。
滑舌が悪い原因・理由⑤自分の声を嫌っている
滑舌が悪い方の中には自分の声がイヤで聞きたくないという方も多いのではないでしょうか。しかし、自分の滑舌の悪さはどこにあるのかを知っていないと改善しようがありません。
無理に自分の声を好きになろうとする必要はありませんが、自分の声を把握することはとても重要です。自分が聞こえている声と録音した声(自分以外の人に聞こえている声)は若干違っているので録音などで客観的に自分の声を聞いてみましょう。
むしろ自分の声が嫌いだからこそよくしゃべり、よく聞くということが大切です。今はスマホアプリなどで簡単に録音ができるのでそういったアイテムも活用してみましょう。
滑舌を良くする方法5選
滑舌の改善方法①アクセントを意識
何かを話すときというのはそれなりのストーリーが盛り込まれていることが多々あります。例えばビジネスシーンにおいてプレゼンを行ったり会議で発言するような時でもここが重要だというポイントや話の流れが決まっています。
その強調したいポイントでは声を強めたり話の流れに応じて感情を声に盛り込むだけでも随分と雰囲気が違ってきます。また、声の強弱を変えるポイントを意識することで自然と唇が適した動きをするようになるので滑舌に効果があります。
滑舌の改善方法②口呼吸をやめる
口呼吸は健康上でのデメリットも多く、顔の筋肉を衰えさせるので滑舌にも悪い影響が出ます。無意識に口呼吸をしている方は今すぐ鼻呼吸にシフトしましょう。鼻呼吸ならばたくさんの空気をおなかに取り込むことができて腹式呼吸が自然と行える上、口内の下の位置も正しくなるので舌の使い方も上手くなります。
腹式呼吸はキレイな空気を下腹部に取り込むイメージで行うとうまくいきます。鼻で空気をたっぷり吸い込み、鼻でゆっくり吸うときよりも時間をかけて吐く呼吸を心がけましょう。
鼻づまりなどで鼻で呼吸することが難しいという方はまずは鼻の調子をよくすることが先決です。耳鼻科にかかるか今すぐ良くしたい場合は鼻うがいで対処しましょう。鼻うがいのやり方などについては関連記事を参考にしてみてください。
滑舌の改善方法③舌と唇を鍛える
話すときに動かすメインの筋肉となる唇と舌を鍛えるのも効果的です。舌の周りにも様々な筋肉が動いていて、それらの筋肉を鍛えることで舌が回りやすくなるのです。更に舌は鍛えることでボテッと喉の気道をふさいでしまうのを防ぐ役目もあります。
また、口を大きく開く練習も大切ですが、滑舌やよりよい声を出すには口を閉じる筋肉も必要です。ホーズを水で撒く時に先をすぼめると水が勢いよく出るようになるのと同じで口をすぼめる筋肉があることで勢いある呼気を出すことが出来るので聞き取りやすい声になる手助けをしてくれます。
POINT
舌を鍛えることで得られる滑舌以外の効果
この記事では滑舌の改善方法として舌を鍛えることを提示していますが、舌を鍛えるメリットはほかにもたくさん!ほうれい線、二重あご、顔のたるみなど美容にも効果が抜群です。
滑舌の改善方法④上半身を伸ばす
肩周りや首といった上半身の筋肉が凝り固まったままだと、筋肉の硬さで自分の首を絞めているようなもの。筋肉を伸ばして上半身をリラックスさせて筋肉を緩めましょう。
特にデスクワークが多い方などは同じ姿勢が続くので上半身が凝り固まったり猫背の姿勢になりがちです。こまめにストレッチをして筋肉を伸ばしましょう。上半身だけなら座りながらでもできますし、周囲が気になる方はトイレなど個室空間でやるのも良いでしょう。
滑舌の改善方法⑤自信を持って話す
先述した通り、自信なく話していては滑舌は悪くなるばかりです。自分自身がネガティブになることで姿勢が悪くなる、筋肉が凝り固まることが悪い滑舌に繋がります。逆にあまり噛まずに話すことができている方は常に堂々と話をしています。
話をしている最中に噛んだところでなにか悪いことが起こるわけではありません。また、今までの人生で一回も噛まずに話すことができたという方はいません。以下のトレーニングを一つずつでもいいので試してみましょう。少しずつ成果が出ることが自信にも繋がります。
簡単にできる滑舌改善トレーニング5選
滑舌改善トレーニング①基本の発声練習
どの音やどの言葉が苦手かを把握するためにも発声練習は重要です。ひとつひとつの音や言葉の発音をはっきり意識して行いましょう。録音をしながらやると自分の声を把握しやすく、滑舌の改善に効果的です。
いきなり発声練習とは言え何をしたらいいかわからない方はYouTubeの動画を参考に練習してみましょう。口の形や舌の動きなど、滑舌が滑らかな方がどう動かしているのかなど、とても参考になるポイントが多いのでオススメです。
滑舌改善トレーニング②風船で腹式呼吸の確認
発声には呼吸が重要です。滑舌を良くする方法②の項で述べた腹式呼吸が身に付いたか確認するのに簡単な方法が風船を膨らませることです。風船を膨らませるには風船のゴムの力に負けない強い呼気が必ず必要になってきます。
強い呼気を産むには下腹部にたっぷりと取り込んだ空気を一気に吐き出す力が必要です。風船を膨らませる練習をすることで肺活量アップにも繋がりますよ。
滑舌改善トレーニング③舌のエクササイズ
話す時の舌の動きは滑舌に大きく影響します。舌のトレーニングで舌を柔らかく、動かしやすくなるよう舌のトレーニングをしましょう。トレーニングとは言えちょっとしたスキマ時間にもできるものばかりなので気軽にトライできますよ。
下記のYouTube動画はボイストレーニング用の動画ですが、滑舌の悪い方にも効果的です。とても簡単で毎日続けやすいものばかりなのでぜひ参考にしてみてください。
舌のエクササイズ法
- ティッシュで舌を掴んで伸ばす
- 舌を突き出したまま10秒キープ⇒2~3秒かけて左右に動かす
- 全力であっかんべーをする
滑舌改善トレーニング④首のマッサージ
首周りの筋肉をマッサージして緊張をほぐすことで気道が確保され声の通りや舌の動きが良くなります。喉が枯れやすい、のど飴が手放せないという方にもオススメです。
やり方は簡単、拳で首の筋肉をほぐすように上下させるだけです。オフィスや会議の前などスキマ時間にできるので習慣にすると良いでしょう。
首マッサージ方法
- 1.手で拳を作る
- 2.エラの下のくぼんだ部分に指の第二関節部分を当てる
- 3.そのまま拳を下に押し下げる
滑舌改善トレーニング⑤ノートに書いて自分を褒める
最後に紹介するのは自分に自信をつける方法です。滑舌が悪いと何度も聞き返されたりして恥ずかしいと思ってしまう場面に出くわすことが多々あります。そういった不安にきちんと向き合うためにはノートに書き出す方法が手軽かつ効果的です。
例えば、「今日は舌のトレーニングがんばれた」「昨日はできなかったけど今日はできたから良し」など簡単なことで構いません。紙に書いてちゃんと自分を褒めてあげましょう。簡単なことはできて当たり前だからと思わずどんどん書いて自分を褒めましょう。
悪い滑舌を改善してコミュニケーションをもっと楽しくもっと心地よく!
滑舌が悪くなった原因・理由と滑舌を良くする方法5選いかがでしたか?滑舌は歯並びや口内の構造によっては口腔外科への相談が解決の近道となる場合もありますが、ほとんどの方はちょっとした工夫や努力で大きく改善が可能です。
滑舌が良くなることで好印象を与えることができたり、自分の伝えたい内容に説得力が増してコミュニケーションがより楽しくなります。ぜひ滑舌改善方法を参考に日常生活や人間関係をより豊かにしていきましょう。
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