二重人格・多重人格の特徴や症状5選!簡単な診断でチェックしよう!
更新:2020.02.05
本記事では、二重人格・多重人格の特徴や症状5選をご紹介します。「よりによって自分は違うだろう」と解っていても、一度チェックしてみたいと思う人も少なくないはず。今回は、二重人格・多重人格の特徴や原因を有名人から紐解き、診断・チェックの仕方までご紹介します!ぜひ参考にしてみてくださいね。
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INDEX
そもそも二重人格・多重人格とは
二重人格の意味
二重人格とは、人格の障害の一種です。自我の継時的統一性が失われ、2種に分裂する障害のことを指します。二重人格の人は、2種ある人格をうまくコントロールできない場合がほとんどです。
しかし、軽度の二重人格の場合は、すぐに治療で治せるそうです。しかし放置してしまった場合、悪化してさらに人格が分裂してしまう可能性もあるそうです。
多重人格の意味
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また、多重人格は2種以上に分裂してしまうことを指します。一般的には「解離性同一性障害(かいりせいどういつせいしょうがい)」と呼ばれているそうです。本人にとって堪えられない状況を無理やり堪えようとすることから別の人格が生まれ、それを繰り返していると解離性同一性障害を引き起こしてしまうそうです。
二重人格・多重人格の原因を知ろう
二重人格・多重人格の原因1:極度のストレス
二重人格・多重人格の原因はさまざまですが、主に3つに分けられるのでここでご紹介します。まず1つ目は、極度のストレスです。解離性障害を発症するほとんどの人は、幼児期から児童期にかけて虐待など強い精神的ストレスを受けているそうです。
また、日本で多いケースが、過保護でありながら支配的な家庭環境によるストレスが原因となることだそうです。「自分は親の言う通りに"いい子"でなくてはいけない」そういった極度のストレスから、別の人格を生み出してしまう可能性もあるそうです。
二重人格・多重人格の原因2:安心できる居場所がない
2つ目は、安心できる居場所がないということです。学校でいじめられ続けたり家庭内暴力などを振るわれていたりなどして、安心して滞在できる場所がない場合、その極度の緊張やストレスから別の人格を生み出しやすいそうです。
一人で抱え込むことができない量のストレスを抱えていて安心できる場所がない場合、主人格のままでいることが困難になり、他の人格を生み出してしまう可能性もあるそうです。そして「今、傷ついているのは自分じゃない」と言い聞かせ、ストレスをリリースしようとするそうです。
二重人格・多重人格の原因3:重症の外傷性精神障害(PTSD)
3つ目は、重症の外傷性精神障害(PTSD)の可能性があるということです。災害や事故など自分の命に関わる危険に犯されたこと(心的外傷)によって外傷性精神障害を発症するそうです。その症状として二重人格や多重人格になったりすることが多いそうです。
過度の虐待や、性的虐待もこの「外傷性精神障害(PTSD)」に含まれます。トラウマになってしまうような出来事から、他の人格を作り出して、そのストレスから逃げようとしているそうです。
有名人から見る二重人格・多重人格の特徴・症状【キム・ノーブル】
二重人格・多重人格の特徴・症状その1:他の人格のことを知らない
ここから二重人格・多重人格の代表的な症状や特徴を、著名人のケースからご紹介していきます。まず、イギリス出身のキム・ノーブルさん。彼女は約20の人格を持っているそうです。彼女は14歳のころから入退院を繰り返し、2005年頃から介護人の勧めで絵を描き始めます。
その絵は人格によって全くタッチが違うことから、一躍話題となりました。見てわかる通り、彼女は他の絵を描いている間(他の人格になっている間)主人格や、他の人格について全く知らないのです。「交代人格」と言われ、主人格から離れて別の人格になっていた場合、主人格に戻ってくるまでの間は「記憶喪失」であるのです。
二重人格・多重人格の特徴・症状その2:子供の人格がある
多重人格を発症する人の中には、子供の人格を持つ人も少なくないそうです。これも一つの代表的な特徴です。この絵は、キム・ノーブルさんが15歳の少女ジュディー(Judy)の人格へと変わったときに描かれた作品。キムさんの場合は15歳ですが、平均的に4 - 7歳児の交代人格が含まれているそうです。
また、多重人格者によっては、2歳児、3歳児など幼少期の子供の人格が含まれていることもあるそうです。のちほどご紹介する「24の人格を持つ男」ビリー・ミリガンもこの特徴に当てはまり、3歳児の人格を持っていたとされています。
二重人格・多重人格の特徴・症状その3:自殺願望がある
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前述した通り、主人格から他の人格へ移行し、その後主人格へ戻るまでの間は、記憶がないことが多いのです。そのため、「自分はおかしくなってしまったのではないか」と苦しみ自殺を考えるようになったり、また、薬を大量摂取して助けを求めたりすることもあるそうです。
キム・ノーブルさんも薬の過剰摂取で何度も病院に運ばれた経験があります。もとが優しい性格ということもあり、記憶喪失な自分を責めすぎてしまう傾向にあるのかもしれませんね。
有名人から見る二重人格・多重人格の特徴・症状【ビリー・ミリガン】
二重人格・多重人格の特徴・症状その4:記憶が曖昧
ここからは、日本でも人気番組で紹介されてから一躍有名となった「24の人格を持つ男」ビリー・ミリガンさんのケースから、特徴・症状をご紹介していきます。
ビリー・ミリガンさんは、1977年にオハイオ州の強盗強姦事件で逮捕・起訴されましたが、のちに解離性同一性障害(多重人格障害)であることを主張しました。このことがきっかけで、事件と多重人格障害の関係性についてかなり注目を浴びました。
二重人格・多重人格の特徴・症状その4は「記憶が曖昧」ということです。これは前述した通り、交代人格が主な原因とされています。彼も主人格である時間が少ない(脳内で支配している人格が主人格ではない)ことや、24とかなり多い人格を持っていることから、記憶が曖昧で世間を賑わせました。
二重人格・多重人格の特徴・症状その5:自覚がない
1977年、アメリカのオハイオ州で3件の連続暴行事件が発生し、容疑者はビリー・ミリガンさんでした。しかし、彼は「自分はやっていない」と主張したのです。のちに彼は多重人格者であることが判明したのですが、他の人格に入れ替わっている、ましてや悪さをしている、という自覚がないことがほとんどだそうです。
自分は二重人格・多重人格者?さっそくチェックしてみよう
二重人格・多重人格者かどうか診断する方法
自分が二重人格・多重人格者かどうか知りたいという方はたくさんいらっしゃると思います。ネット上にはさまざまな診断方法などがありますが、今回は簡単なチェック項目をご紹介します!全て当てはまると、二重人格・多重人格の可能性があるかもしれません。ぜひ参考にしてみてくださいね。
診断チェック項目1:記憶が曖昧なときがある
診断チェック項目1つ目は、「記憶が曖昧なときがある」です。例えば、自分が記憶が曖昧なことで他人から怒られ、腑に落ちないという経験をしたことはありませんか?全く身に覚えがない場合は少し注意が必要です。二重人格・多重人格の可能性が少なからずあるかもしれません。
この診断チェックに当てはまった場合、自分が怒られた状況などをもう一度冷静に見直してみましょう。そうすることで、自分の記憶が本当に曖昧かどうか確かめることができます。記憶を丁寧に掘り起こすことが重要になってきます。
診断チェック項目2:心を無にしなくてはいけない状況が多い
診断チェック項目2つ目は、「心を無にしなくてはいけない状況が多い」です。現在、ストレスを抱えすぎていて、しかもその状況から逃げ出すことができず窮地に立たされている方や、心を無にしなくてはと思ってしまっている方は要注意です。
この診断チェックに当てはまった場合、あなたはストレスによって別の人格を作り出そうとしている可能性があります。あなたが10代の場合は特に注意が必要です。若ければ若いほど、他の人格が作りやすいという説もあります。
診断チェック項目3:人には言えない秘密が多い
診断チェック項目3つ目は、「人には言えない秘密が多い」です。諸説によれば、もしあなたに秘密が多くて、どれも人には言えないものばかりだった場合は、別の人格がある可能性があります。
人に打ち明けることのできない秘密は少なからずあなたのストレスになっている可能性があります。そのため、その秘密自体があなたを苦しめているかもしれません。また、その秘密がばれてしまった場合、自分を責めたり、他人との仲に亀裂が入ってしまう可能性もあります。
上記のことが全てストレスとなってしまい、自分で自分を苦しめる状況を生み出しているかもしれません。秘密を一概に人に話せ、というワケではありませんが、できるだけ秘密を作らないように心がけてみるのもいいでしょう。
二重人格・多重人格をもっと知るために
二重人格・多重人格を題材にした映画1:スプリット
「二重人格・多重人格の症状についてもっと知りたい」という方のために、ここからは二重人格・多重人格を題材とした有名な映画作品をご紹介します。まずは「スプリット」です。「シックス・センス」などで知られるM・ナイト・シャマランが監督を務めたスリラー・ホラー作品です。
本作の主人公は、23もの人格を持つ多重人格者です。主人格ではない人格が女子高生3人を誘拐・監禁するストーリーになっています。23の人格を持つ男を演じたのは、「X-MEN」シリーズのジェームズ・マカヴォイです。続編が製作中とのニュースもある期待作です。
二重人格・多重人格を題材にした映画2:真実の行方
二重人格・多重人格を題材にした映画2つ目は、1996年の「真実の行方」です。大司教が自宅で殺害され、事件直後、現場から血まみれで逃亡した19歳の青年アーロンが逮捕されます。しかし、彼には殺害の記憶がなく「多重人格者」なのではという疑いが持たれます。
青年アーロン役は、当時無名だったエドワード・ノートンです。本作で一躍有名になりました。エドワード演じるアーロンを弁護する弁護士役をリチャード・ギアが好演しました。最後の最後まで読むことのできないストーリーラインにも注目です。
二重人格・多重人格を題材にした映画3:フランキー&アリス
二重人格・多重人格を題材にした映画3つ目は「フランキー&アリス」です。黒人ストリッパーでありながら人種差別主義の白人女性の人格を持つ女性が主人公。黒人ストリッパーのフランキーを演じたのは、「X-MEN」シリーズなどのハル・ベリーです。
ある男性と一夜を共にしようとしたフランキーは、態度が急変し、相手にけがを負わせてしまいます。そのことがきっかけで警察に保護されたフランキー。彼女の中に、アリスという人種差別主義の白人女性の人格が存在していることが判明します。
二重人格・多重人格の可能性があればすぐ病院へ
いかがでしたか?今回は、二重人格・多重人格の特徴や症状5選と、チェック項目3つ、そして映画作品3つをご紹介しました。本記事を読んで、「自分が意外にも当てはまっていた」「なにか心にわだかまりがある」という方は、迷わず病院へ足を運ぶことをおすすめします。
「精神病院」と聞くと、かなり大げさなイメージがありますが、少しでも今の生活を不快に思っている場合は、ぜひ気軽に足を運んでみてください。近年かなり行きやすくなっている精神病院も増えているそうです。
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