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【女子必見】滋賀の方言(近江弁)を徹底解説!かわいい方言も紹介!

更新:2019.06.21

滋賀県の方言、近江弁ってあまり知られていませんよね。同じ関西の大阪弁や京都弁の影に隠れがちですが、結構かわいい方言がいっぱいあるんですよ。今回そんな近江弁を滋賀県出身の筆者が徹底解説します。女性必見の男性受けする近江弁もご紹介しますので是非参考にしてみて下さい。

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滋賀県の方言(近江弁)の特徴

滋賀県の方言(近江弁)の特徴①近江の由来

夕日とカップル

まずは近江弁についてご紹介します。近江弁は「江州(ごうしゅう)弁」「滋賀弁」「近江ことば」とも呼ばれています。ちなみに近江とは「あわうみ(淡海)」の音が変化したもので「近江」の文字は浜名湖のある遠江(遠つ淡海)に対して近江(近つ淡海)と称したものです。

滋賀県の方言(近江弁)の特徴②地域ごとの方言の違い

電話する女性

滋賀県内は一般的に琵琶湖を挟んで以下の地方に区分されます(湖東、湖西、湖南、湖北)。京都に近い湖南は京都方言色が濃く、湖西・湖東を北上するにつれてそれが薄れ、湖北は同じ滋賀でも湖南とは方言が全く違います。簡単に言うと京都弁、大阪弁、北陸弁、名古屋弁を混ぜこぜにした感じです。

滋賀県の方言(近江弁)の特徴③地域によってアクセントが異なる

しゃべる人

近江弁の三つ目の特徴は、近江弁のアクセントは京都弁や大阪弁と大体同じという事です。それでも湖北(長浜市、米原市)は少しアクセントが違うようで、中でも集落ごと、世代ごとにもアクセントに微妙な違いがあるようです。

滋賀県の方言(近江弁)頻出順ランキング

滋賀県の方言(近江弁)頻出順第10位:ほっこりする

疲れ

滋賀県の方言頻出ランキング第10位は「ほっこりする」です。主に湖北地方で使われる言葉で「疲れる、手を焼いた、うんざり」などの意味があります。(例)ほっこりする(ほっと疲れる)、ほっこりせん(ぱっとしない)など。同じ滋賀県内でも地域によって「疲れがとれてほっとする」と全く正反対の意味にもなります。

滋賀県の方言(近江弁)頻出順第9位:せんどする

疲れる

滋賀県の方言頻出ランキング第9位は「せんどする」です。「くたびれる」の意味で「えらい」「しんどい」よりも強いニュアンスで使われます。「まるで仕事を先度(千回)するように感じるほど疲れる」ということからのようです。(例)今日は仕事が忙しくてせんどするなー、なかなか連絡がなくてせんどした 

滋賀県の方言(近江弁)頻出順第8位:せつろしい

男女

滋賀県の方言頻出ランキング第8位は「せつろしい」です。「煩わしい」という意味で京都でも使います。筆者も小さい頃に母親に「早く行こう」と何回も言うと「もう、せつろしいなー。ちょっと待って!」と言われていました。

滋賀県の方言(近江弁)頻出順第7位:しまく


雨

滋賀県の方言頻出ランキング第7位は「しまく」です。雨がひとしきりひどく降るという意味です。(例)今日はしまける(しまく)から傘持って行きやー

滋賀県の方言(近江弁)頻出順第6位:いかい

大きい

滋賀県の方言頻出ランキング第6位は「いかい」です。「いがい」とも言います。主に湖北地方で使われる言葉で「大きい」という意味です。古語の「いかし」に由来しているようです。(例)しばらく見ない間にいこぉ(いかく)なってー

滋賀県の方言(近江弁)頻出順第5位:なまずけない

怠ける

滋賀県の方言頻出ランキング第5位は「なまずけない」です。主に湖北、湖東地方で使われる言葉で、「怠けている、無精だ、だらしない」という意味です。(例)部屋を全然片付けないで、なまずけないなー

滋賀県の方言(近江弁)頻出順第4位:あっちべら

あっち

滋賀県の方言頻出ランキング第4位は「あっちべら」です。この言葉だけ聞くと、あっちの方にベラがいるの?って思いますが、水口及び近隣の地域で主に使われる、「あちら」という意味です。「むこうべら」と言う場合もあります。なお、「こちら」は「こっちべら」と言います。(例)このお皿あっちべらに持って行ってー

滋賀県の方言(近江弁)頻出順第3位:えらい

しんどい

滋賀県の方言頻出順ランキング第3位は「えらい」です。滋賀県だけではなく広く関西地方でも使われています。標準語での「偉い」は尊敬の意味で使われますが、滋賀の方言では五つの意味があります。一つは標準語と同じ「偉い」ですが、他には「しんどい」「とても」「大変なこと」「常識はずれ」などの意味があります。

(例)今日は仕事がハードでえらかった(しんどかった)、勉強えらい(とても)頑張ったなー、今日は通勤中にえらい(大変な)事があってん、あの人えらい(常識はずれな)事しはってんなー

滋賀県の方言(近江弁)頻出順第2位:かなん

困る

滋賀県の方言頻出順ランキング第2位は「かなん」です。滋賀県だけはなく広く関西地方でもよく使われています。「嫌だ、困る」という意味です。(例)明日大雨やったらかなんなー、体調が悪くてかなんわ

滋賀県の方言(近江弁)頻出順第1位:〜しらった

洗濯

さぁ、いよいよ滋賀県の方言頻出順ランキング第1位です。映えある第1位は「〜らった」です。京都と同じ「〜しはった」も使いますが、滋賀県では「遊んでらった」「ゆうてらった」「かえらった」といった、らった言葉もよく使います。そんなところからオバQ言葉(バケラッタ)と言われたりもしてるそうです。

滋賀県のかわいい方言(近江弁)ランキング

滋賀県のかわいい方言(近江弁)第10位:だんない

OK

それでは、次は滋賀県のかわいい方言ランキングを紹介します。関西弁と言えば大阪や京都を思い浮かべる人がほとんどだと思いますが、滋賀県もほぼ共通の関西弁を使っています。その中でも滋賀県特有のかわいい方言もありますので、是非使ってみて下さい。

滋賀県のかわいい方言ランキング第10位は「だんない」です。大丈夫、差し障りないの意味で使われます。富山県や他の関西地方でも使うようです。大丈夫!って言うよりだんないよーの方が柔らかく感じますよね。(例)だんない、だんない、気にしんといてー

滋賀県のかわいい方言(近江弁)第9位:ちゅんちゅん

風呂

滋賀県のかわいい方言ランキング第9位は「ちゅんちゅん」です。言葉だけ聞くと小鳥のさえずりみたいですね。方言というよりは擬態語でお湯が沸いてる様子を表します。(例)お風呂ちゅんちゅんに炊いておいてなー

滋賀県のかわいい方言(近江弁)第8位:よけのまい

余計

滋賀県のかわいい方言ランキング第8位は「よけのまい」です。「よけまい」とも言います。主に湖北、湖東、甲賀地方で使われているようです。余計、余分という意味です。「余計の米」が語源とか。(例)あの話はちょっとよけのまいやったなー

滋賀県のかわいい方言(近江弁)第7位:しまえる

財布

滋賀県のかわいい方言ランキング第7位は「しまえる」です。主に湖北、湖東地方で使われているようです。なくなる、つきるの意味です。(例)灯油がしまえたし、買いに行かなあかんなー

滋賀県のかわいい方言(近江弁)第6位:ちょか

無視

滋賀県のかわいい方言ランキング第6位は「ちょか」です。「おちょか」とも言います。軽率で慌てたり、調子にのったりする事、人の意味です。軽率者の事は「ちょかすけ」と言い、「ちょかちょか」で落ち着きのない様子を表します。(例)おちょかせんときー ちょけたらあかんでー、など子供を怒る時などにも使います。

滋賀県のかわいい方言(近江弁)第5位:ねき

脚

滋賀県のかわいい方言ランキング第5位は「ねき」です。主に湖北、湖東、湖南、甲賀、他の関西地方でも使われているようです。側、脇、近くという意味です。(例)もっとねき寄って話聞いてー 是非彼氏に使ってみて下さい。

滋賀県のかわいい方言(近江弁)第4位:よこんちょ

横を見る

滋賀県のかわいい方言ランキング第4位は「よこんちょ」です。湖東、湖南東部で使われているようです。見たまま、横の方、横側という意味です。「んちょ」をつけるだけでちょっと可愛く感じますね。(例)よこんちょから、釘みたいのが出てるでー

滋賀県のかわいい方言(近江弁)第3位:へんねし

嫉妬

滋賀県のかわいい方言ランキング第3位は「へんねし」です。妬み、嫉妬の意味です。主に湖北、湖東、甲賀地方や他の関西地方でも使われてるようです。「嫉妬」より幾分マイルド感が出ますよね。(例)下の子が出来たら上の子にへんねしが出てきた、などの小さい子供の状況に対してよく使われています。

滋賀県のかわいい方言(近江弁)第2位:ももける

裁縫

滋賀県のかわいい方言ランキング第2位は「ももける」です。ほつれる、毛玉になるという意味で使われます。岡山県や他の関西地方でも使われているようです。ももってつくだけで何故か可愛い言葉に感じますよね。(例)セーターがももけてる(毛玉になってる)よー

滋賀県のかわいい方言(近江弁)第1位:〜や(あ)る

電話

滋賀県のかわいい方言ランキング第1位は「〜や(あ)る」です。代表的な近畿方言の敬語「はる」よりもさらに軽い敬意と親しみを表しています。大人が喋っていても少し幼い感じで可愛く聞こえますね。(例)しゃある(される)、いやある(おられる)、ゆわある(言われる)など。「◯◯さんがきある(来られる)のー?」

その他紹介しきれなかった方言

くんめ/おこんめ

子供とお金

これまでに滋賀県の頻出方言ランキングとかわいい方言ランキングを紹介してきました。それだけはご紹介しきれなかった方言をこれからシェア致します。

一つ目は「くんめ/おこんめ」です。「お年玉」の意味です。語源は「米」を布に詰めてお年玉を作る事からだそうです。昔はお年玉にお米を渡してたりしたんですね。今の子供達に渡したら「えー!!」って言われそうです。

あんない

料理

二つ目は「あんない」です。「味が薄い」「美味しくない」という意味です。「味ない」から変化したと言われています。この料理美味しくないなーと言うより、あんないなーっていう方がやんわりな感じで伝えられますよね。(例)このお味噌汁、あんないわー

みざら

雪

三つ目は「みざら」です。「靴を履きかえる場所に敷く板、すのこ」の意味です。語源はすのこの下に敷く水皿を言うのですが、その上に敷くすのこも「みざら」というそうです。学校など公的な場面でも用いられています。(例)掃除するから、みざらを一旦上げてー

よさり

夜

四つ目は「よさり」です。「夜になったころ」「夜分」の意味です。主に湖西、湖南、湖東地方で使われていて、古語に由来する言葉だそうです。(例)よさりにお土産持っていくなー

めいぼ/めえぼ/めぼ

目を抑える女性

五つ目は「めいぼ/めえぼ」です。「ものもらい」の意味です。「目」+「いぼ」が語源と考えられています。滋賀県の他にも京都、三重、広島、徳島、山口県の方でも使われていようです。大阪では「めばちこ」と言われています。(例)朝起きたら、めいぼ出来てたー

さいぜん

話す女性

六つ目は「さいぜん」です。「つい先程」「今し方」の意味です。他の関西地方でも使われているみたいです。初めてこの言葉を聞いたら、最前列の若者言葉かと思いますよね。(例)さいぜん、いってきたとこやでー、さいぜんご飯食べたとこー

どぼどぼ

傘

七つ目は「どぼどぼ」です。「びしょびしょ」の意味です。ずぶ濡れな様子を表す擬態語です。筆者の祖父が傘嫌いの人でいつも濡れてどぼどぼになっていました。(例)にわか雨で服がどぼどぼやわー

滋賀県の方言(近江弁)をマスターしよう!

琵琶湖や信楽の狸が有名な滋賀県。滋賀という名前より琵琶湖の方が知名度があったり、大阪や京都に比べて地味な印象がありますが、海水浴ならぬ湖水浴や、釣り、キャンプ、スキーなどアウトドアが楽しめたり、彦根城、比叡山(京都ではなく滋賀です)など観るところや、バームクーヘンが有名なクラブハリエもありますよ!

そんな魅力いっぱいの滋賀県の方言、近江弁を使っているのは年配の方が多いのですが、若い人でも使う方言はたくさんあります。この機会にかわいい近江弁もマスターして是非使ってみて下さい。

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