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椿の花言葉は「完全な愛」!色・国・品種別で異なる?

更新:2019.06.21

世界中から愛されている花「椿」。実は、日本の椿と西洋の椿とでは、花言葉が異なります。白、ピンク、赤、それぞれの花色がもつ花言葉の特徴や、品種別の花言葉にはどんなものがあるのでしょうか。また、椿を誕生花にする月日などを集めてみました。

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椿の花言葉【色別】

【椿の花言葉】全般の花言葉は「完全な愛」

多くの品種を持つ椿。椿全般の花言葉には、美しさに関連したものが多く見られます。「完全な愛」、「理想の愛」、「理想的な愛情」、「控えめな愛」、「色あせぬ愛情」、「理想の恋」、「完璧な魅力」、「私は常にあなたを愛します」、「申し分のない魅力」、「すばらしい魅力」、「気取らない魅力」、「至上の美」、

「最高の愛らしさ」、「冷ややかな美しさ」、「誇り」、「美徳」、「謙遜の美徳」、「控えめな美点」、「つつましい心」、「控えめな優しさ」、「贅沢」「おしゃれ」など。椿は見た目の華やかさとは異なり、香りのない花と言われています。椿は、慎ましいことを美徳としてきた日本人にぴったりの花と言えそうですね。

「木」に「春」と書く「椿」は、春の訪れを告げる花として、多くの人々から愛される、日本を代表する花のひとつです。日本原産の日本種では2000種以上、世界では6000種以上の品種が存在する人気の高い花となっています。椿は、花の色や、日本・西洋によって異なる花言葉があるのも特徴のひとつです。

【椿の花言葉】赤の花言葉は「控えめなすばらしさ」

椿というと、真っ先に思い浮かぶのが真っ赤な椿。日本の赤い色の椿には、「控えめなすばらしさ」、「気取らない美しさ」、「気取らない魅力」、「見栄を張らない」、「慎み深い」、「高潔な理性」、「謙虚な美徳」などの花言葉があります。日本女性の心の美しさをそのまま表したような言葉多いのが特徴です。

一方、西洋の赤い椿の花言葉は、「あなたは私の胸の中で炎のように輝く」、「わが運命は君の掌中にある」など、情熱的な赤い色のイメージを表したような言葉となっています。赤い椿の品種としては、原産種のヤブツバキや雪椿、ゆり椿、秋の山などがあります。

【椿の花言葉】ピンクの花言葉は「控えめな美」

日本のピンクの椿の花言葉は、「控えめな美」、「控えめな愛」、「慎み深い」など、控えめで愛らしい日本古来の女性をイメージさせるような言葉が多く見られます。一方、西洋のピンクの椿の花言葉は、「恋しく思う」。日本に比べると、直接思いをそのまま伝え合うようなイメージの言葉が多く使われているのが特徴です。

可憐なピンクの椿には、乙女椿や通い鳥、カントンフェン、菊月、キンギョ椿、ゴシキヤエチリツバキなどの品種があり、どれも愛らしい花弁が優しく花開いて、人々の心を和ませてくれます。

【椿の花言葉】白の花言葉は「最高の愛らしさ」

日本の白い椿の花言葉は、「最高の愛らしさ」、「申し分のない魅力」、「理想的な愛情」、「完全なる美しさ」など、強く賢い尊敬の念をこめたものとなっています。まさに良妻賢母といった、日本女性をイメージさせるような言葉になっています。

西洋の白い椿の花言葉は、「愛らしい」、「崇拝」、「愛慕」といった、理想や完全なるものへの想いなどが伝わるような言葉となっています。凛とした高貴な佇まいを見せる白い椿の品種には、銀の月や、限り、エレガンスシャンパン、一楽、秋一番などがあります。

【椿の花言葉】黒の花言葉は「気取らない優美さ」

珍しい黒椿は、完全な黒色をしているというわけでありません。ワインレッドのような深い赤色をしているのが特徴で、日が当たると、趣のある赤色がひときわ目立つ椿です。そんな黒椿の花言葉は、「気取らない優美さ」。上品で美しい目上や年上の女性へのプレゼントとしてぴったりの言葉です。

黒椿に該当する品種としては、ブラッグバードや、ナイトライダー、黒侘助といった種類があります。珍しい黒椿ですが、実は江戸時代からその原種は日本で栽培されており、現在は、海外で品種改良されたものが多く販売されているようです。

【椿の花言葉】黄色の花言葉は「円満」

知らない人も多いのが「黄色の椿」。実は椿には赤やピンク、白や黒の他に黄色も存在しています。最初に発見されたのは中国でしたが、その後ベトナムでも同じ黄色い椿が発見され、現在の原産国は中国と、ベトナム担っています。可愛らしい黄色とオレンジのコントラストが、ふんわりと優しい気持ちにさせてくれます。

中国における「黄色」とは、金や幸せの象徴でもあります。特に珍しい黄色の椿には「円満」、といった花言葉がつけられているのも、そのせいなのかもしれません。また、「控えめな愛情」、「理想の愛」、「謙虚さ」といった複数の花言葉があるようです。

【椿の花言葉】絞りの椿は「完全な愛」

上記でご紹介した以外にも、椿には「絞り柄」と呼ばれる品種があります。さまざまな品種との交配によって、日本はもちろん、世界中で品種改良された椿があるのですね。代表的な絞り椿は、「御所錦」や、「昭和錦」などがあり、「カントウキョウニシキ」、「サガシボリ」といった、地名にちなんだ名前のものが多いようです。

赤と白、ピンクと白のように2色が絞り染めのように美しく混ざり合ったカラーが特徴です。複数の色が入っているので、花言葉はどちらにも当てはまりそうですね。もしくは、椿全般の花言葉である、「完全な愛」、「理想の愛」、「控えめな優しさ」、「気取らない魅力」などがぴったりといえるでしょう。

椿の花言葉【本数別】

【椿の花言葉】1〜10本の花言葉は「あなたが運命の人」


花の種類を問わず、花束の本数によってもそれぞれの意味がこめられています。例えば、1本なら「あなたが運命の人」、3本なら「愛している」といった意味があります。ほかにも、4本なら「一生愛し続ける」、6本なら「あなたに夢中」、8本は「思いやりに感謝」、9本は「いつも一緒にいよう」などがあります。

【椿の花言葉】11〜20本の花言葉は「最愛」

花束を11本贈るなら「最愛」、12本なら「恋人(奥さん)になって」など。プロポーズの際には、12本の花束を贈ると幸せになれるというジンクスもあるほどです。ただし、16本には「不安な愛」、17本には「絶望の愛」などというように、マイナスの言葉を意味する本数もあるので、注意しましょう。

【椿の花言葉】21〜50本の花言葉は「永遠の愛を誓う」

20本以上の花束となると、かなり大きなものになりますが、具体的な本数の意味については、40本なら「永遠の愛を誓う」、50本なら「永遠」といった意味を持つようです。プロボーズや、結婚記念日などにプレゼントしてもらったとしたら、こんなにうれしいことはありませんね。

【椿の花言葉】51〜100本の花言葉は「永遠の愛」

さらに50本以上の花束となると、なかなか目にする機会も少ないかもしれません。それでも、99本の花束には、「永遠の愛」といった意味がこめられています。本当に大切な人への愛を伝えたいときには、99本の花束を贈ってみてはどうでしょう。

【椿の花言葉】100本以上の花言葉は「結婚して下さい」

108本の花束には、「結婚してください」という意味がこめられています。一生に一度の決心ですから、思い切ってこんな花束とともにプロポーズの言葉を送ってみては?一生忘れられない思い出になること間違いなしですね。

椿の花言葉【日本と西洋別】

【椿の花言葉】日本の椿の花言葉は「控えめな美しさ」

ツバキ科ツバキ属に属するツバキは、日本のバラとも呼ばれ、日本を代表する花でもあります。日本で古くから愛されてきた「椿」。ヤブ椿や侘びすけなど日本の古来種は、江戸時代から神社や寺院、武家屋敷などにも生垣や観賞用として植栽され、多くの人々から愛でられてきました。

江戸時代に豊富な花形や、花色の椿が登場し、「蝶千鳥」や、「関東月見草」、「ト伴」、「羽衣」などがあります。日本の椿全般の花言葉は、「控えめな美しさ」、「控えめな優しさ」、「女性らしさ」、「美徳」、「誇り」、「私は常にあなたを愛します」など、日本古来のつつましい女性を思わせるようなものが多いようです。

【椿の花言葉】西洋の椿の花言葉は「敬愛」

学名をCamellia japonicaという椿は、日本原産の植物です。18世紀になってからヨーロッパへと伝わりました。19世紀には椿が大流行し、社交界の女性たちはこぞって椿を胸に飾っていました。これまでに多くの椿が、海外でも品種改良され、さまざまな花形や色の西洋椿などが開発されてきました。

八重咲きや牡丹咲き、獅子咲きなどといった、大~極大輪の豪華で大振りの花が多い西洋の椿。華やかな花を好む西洋人に合わせて作られた品種といっても良いでしょう。西洋での花言葉は、「敬愛」、「感嘆」、「完全」、「完璧」など、強く尊敬されるような女性像がイメージされるような言葉となっています。

椿の花言葉【品種別】

【椿の花言葉】侘助の花言葉は「控えめ」

昔から日本では最もよく知られている椿の一種、「侘助」。侘助は、一輪咲きの小輪の椿です。その名前の由来は諸説あり、簡素な茶の湯を表す、「詫数奇(わびすき)」から転じたという説が有力なようです。実際に侘助は、茶道の世界ではよく用いられる花であり、「茶花」としてとても人気のある花でもあります。

侘助のその控えめな花姿は、日本が重んじる「わびさび」といった言葉にぴったり。花言葉は、「控えめ」、「簡素」、「静かな趣」など、控えめでつつましさを表現する言葉となっています。大振りで派手な見た目を好む欧米人に比べ、控えめで可憐な美しさを美徳とする日本人にはぴったりの花といえるでしょう。

【椿の花言葉】乙女椿の花言葉は「控えめな美」

大振りの花形で、シャネルのカメリアモチーフを思わせるような形状の「乙女椿」。八重咲きで、丸みのある花びらと愛らしいピンク色が清楚でかわいらしい女性のようです。乙女椿の花言葉は「控えめな美」。見た目そのままのイメージが花言葉になっています。


乙女椿の開花時期は3〜5月。遅咲きの椿で、日本では、江戸時代から栽培されてきた古い歴史を持つ椿の一つです。つやつやとした葉と美しいピンクの色愛が、見る人の心を癒します。乙女椿は、日本の椿を代表する品種とも言える椿のひとつです。

【椿の花言葉】寒椿の花言葉は「謙虚」

寒椿はその名のとおり、12月から2月の一番寒い季節に咲く椿です。白やピンク、真っ赤などの色を持つ、八重咲きの椿です。公園や生垣などにも良く使われている丈夫な椿です。寒椿の花言葉は「謙譲」、「愛嬌」、「申し分のない愛らしさ」。鮮やかなのに、日陰でも控えめに咲く寒椿の特徴を表したような言葉ですね。

多くの椿は、花首から丸ごと花が落ちてしまうのですが、寒椿は花びらが一枚一枚散るという特徴を持っています。これは、寒椿が山茶花との掛け合わせによってできた品種であることが大きく影響しているようです。見た目もよく山茶花に似ており、樹高の高さによって見分けがつく程度と言われています。

寒椿には、さらに品種があり、一般的な寒椿と呼ばれているのは獅子頭という品種です。幹を覆うようにたくさんの枝が茂り、見事な花を咲かせてくれます。そのほかには、横に広がって生長し、班入りの個性的な花形を見せてくれる昭和の栄や、上に向かって枝を伸ばす(別名:立寒椿)勘次郎といった品種があります。

【椿の花言葉】白玉椿の花言葉は「理想の愛」

一輪先の小輪でたおやかな花を咲かせる白玉椿。丸いつぼみや、可憐で愛らしいその花姿は、まさに白玉を連想させるほど。その花言葉は「完全な愛らしさ」、「理想の愛」、「控えめな愛」、「謙遜」、「気取らない美しさ」など。筒咲きに咲くかわいらしい白玉椿にぴったりの言葉といえるでしょう。

3〜4月に開花し、ガーデニングにもぴったりなので、愛好家も多い椿のひとつです。白玉椿は、京都にある平岡八幡宮の白玉椿には、「願い事をすると、白玉椿が一夜で花開き、願いが成就した」という伝説が残されている、神秘的な椿です。

【椿の花言葉】ピンクボクハンの花言葉は「気取らない魅力」

朴伴と書いてボクハン。一般には、あまり聞いたことのない品種で、3〜4月頃に開花する遅咲きの椿です。ピンクボクハンの花言葉は、「慎み深い」、「気取らない魅力」など。控えめで、独特の風情を感じさせる、ボクハンそのままの言葉が使われています。

ピンクボクハンは、バラのような幾重にも重なった花弁が美しい椿です。古典的で風情あるその姿は、茶花としても用いられてきました。オリエンタルな雰囲気が魅力的と、欧米での人気も高く、洋風の庭にも植栽されているほどです。ピンク色のほか、鮮やかな紅色をしたベニホクハンや、ハクシンボクハンなどがあります。

【椿の花言葉】金花茶の花言葉は「円満」

金花茶(キンカチャ)は、中国を原産とする黄色い椿です。1965年に発見され、中国の天然記念物に指定されたため、国外への持ち出しは禁止されていました。その後、それまで椿には存在しないと思われていた「黄色い椿」が存在するとの報道がなされ、多くの人々を驚かせたのです。

現在は、日本にも導入され、多くの人々から愛されている金花茶。その鮮やかな黄色のイメージから、金花茶の花言葉は、「円満」。ゴールデンカメリアとも呼ばれ、強運をもたらす力があるともいわれています。

椿の花言葉【咲き方別】(BELCYオリジナル)

【椿の花言葉】つぼみの花言葉は「待ち遠しい」

日一日と大きくなっていく椿のつぼみ。鮮やかな色を持ち、今か今かと咲くのを待たずに入られません。開花するのが本当に「待ち遠しい」と感じてしまう椿のつぼみですね。

【椿の花言葉】三分咲きの花言葉は「未来へ向かって」

固いつぼみからゆっくりと花開こうとする椿の花。未来に向かって希望にあふれているその姿は、これから訪れるさまざまなことにもしゃんと立ち向かうかのようです。そんな三分咲きの椿には、「未来へ向かって」というイメージがとてもよく似合います。

【椿の花言葉】五分咲きの花言葉は「控えめな愛らしさ」

色鮮やかな花が少しずつ開いている五分咲きの椿。椿ならではの凛とした、美しい姿を感じさせてくれますが、まだまだあどけなさの残る印象でもあります。そんな五分咲きの椿からは、「控えめな愛らしさ」を感じずに入られません。

【椿の花言葉】七分咲きの花言葉は「凛とした魅力」

満開を迎える前の七分咲きの椿は、控えめで謙虚なのに、その美しさから目を離すことができない魅力を感じてしまいます。まさにイメージは「凛とした魅力」。謙虚でありながらも、自分自身を強く持っている女性を感じさせてくれます。


【椿の花言葉】満開の花言葉は「完璧な美しさ」

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#椿 #カメリア #花 #春

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日本の薔薇とも呼ばれるほど、その類まれなる美しさを感じる椿。満開の椿は「完璧な美しさ」以外のイメージを感じられないほどです。一輪で咲き誇るその姿はまさに完璧といわずにはいられないでしょう。

椿の花言葉【色の組み合わせ別】

【椿の花言葉】赤と白の椿の組み合わせ

鮮やかな赤と、澄んだ白色の椿の組み合わせは、「紅白椿」とも呼ばれ、大変縁起の良いものとされています。赤い椿の「謙虚な美徳」、白い椿の「完全なる美しさ」など、それぞれがもつ花言葉も、お祝いの席にふさわしいと言えるでしょう。

実際に、紅白椿の組み合わせは、お祝いの席の花飾りや、ギフトの飾り、髪飾りとしてみかけることが多くあります。ほかにも、着物や袴の柄として用いられたり、和菓子や食器のモチーフなどにも使われていたりすることも。特に、お正月の花としても人気が高く、お正月飾りに使われることも多いようです。

【椿の花言葉】赤とピンクの椿の組み合わせ

赤の椿がもつ「気取らない魅力」や「控えめなすばらしさ」。そして、ピンクの椿がもつ「慎み深い」、「控えめな愛」の花言葉を組み合わせることで、より、その謙虚なすばらしい美しさが引き立つというもの。「気取らない魅力を愛らしく思う」などのメッセージをこめて、大切に思う人へプレゼントしてみるものおすすめです。

【椿の花言葉】白とピンクの椿の組み合わせ

「最高の愛らしさ」、「理想的な愛情」といった花言葉を持つ白い椿。「慎み深い」、「恋しく思う」などの花言葉を持つピンクの椿と組み合わせることで、「つつしみ深いあなたは、最高の愛らしさ。あなたを恋しく思う」といったメッセージを伝えることができそうです。離れている恋人や奥さんに贈ってみてはいかがでしょう。

椿の花言葉【組み合わせ別】

【椿の花言葉】椿とダリアの組み合わせ

ダリアには、幾重にもかさなるは華やかでひときわ目を引くような存在感があります。そんなダリアが持つ全体の花言葉は「感謝」や、「華麗」など。「完全なる愛」、「気取らない魅力」などの花言葉を持つ椿との相性は抜群。大切な人へ感謝の気持ちを込めて贈りたい組み合わせの花といえるでしょう。

椿同様ダリアもまた、品種改良によって様々な品種が存在する花です。色も赤やピンク、白や黄色など、カラフルな色味が特徴です。赤のダリアの花言葉は「栄華」白色は「感謝」、「豊かな愛情」、黄色は「優美」、「栄華」など。それぞれが持つ花言葉を理解して、椿との組み合わせを上手に選びたいものですね。

【椿の花言葉】椿と梅の組み合わせ

椿とほぼ同じ時期に春を告げる花として有名なのが「梅」。梅の原産国である中国では古くから薬として珍重されてきました。奈良時代に日本にも薬用として導入された梅ですが、赤や白の可憐な花をつける梅の木に魅入られ、観賞用として人気が高まってきたのです。現在では、100種類以上もの品種があると言われています。

梅の花言葉は「不屈の精神」、「高潔」。紅梅は「優美」、白梅は「気品」といった意味を持ちます。「控えめな美しさ」、「謙虚な美徳」などの意味を持つ椿との相性も申し分ありません。お正月の花飾りや、しめ縄飾りとしても組み合わせられる花同士なので、お祝い事や大切な人への贈り物しても最適です。

【椿の花言葉】椿とミモザの組み合わせ

花束やリースなど、彩りを添えてくれる可憐な黄色い花、ミモザ。ミモザは、椿と同じ時期に開花する粒状の可愛らしい花です。ヨーロッパではとても人気があり、毎年3月8日に開催される「国際女性デー」は、別名「ミモザの日」とも呼ばれており、男性が女性にミモザをプレゼントするという習慣もあるようです。

ミモザにはオレンジと黄色の種類があります。それぞれの色によっての花言葉は異なりますが、ミモザ全般の花言葉は「優雅」、「友情」。可愛らしい小さな粒状のミモザは、清らかな椿の花言葉に添えてプレゼントするには最適と言えるでちなみに、オレンジのミモザの花言葉は「エレガント」。黄色のミモザは「秘密の恋」です。

【椿の花言葉】椿とビオラの組み合わせ

スミレ科の多年草であるビオラは、春咲きと遅咲きがあり、10〜5月と長い期間楽しむことができます。色とりどりのビオラは、赤や白、ピンクといった椿をいっそう可愛らしく引き立ててくれる小さな可憐な花です。花持ちが良いので、花束はもちろん、鉢植えとしても人気のある花のひとつです。

椿の花言葉【誕生花】

【椿の花言葉】誕生花とは?

生まれた月日にちなんだ花のことを誕生花といいます。誕生花は365日それぞれに決められており、1日に複数の花が割り当てられていることがほとんどです。誕生花そのものの概念や由来は不明ですが、女性としては誕生日に自分の誕生花をプレゼントされるのは、嬉しいと感じるのではないでしょうか。

冬の花の代表でもある椿は、その開花時期に合わせた11〜1月の誕生日に多いようです。白、赤それぞれの椿が誕生花とされています。

【椿の花言葉】1月1日は白の椿

椿が誕生花になっているのは、年間で5日間。それぞれに色が限定されており、1月1日の誕生花は「白の椿」です。元旦にふさわしく赤と白の椿を組み合わせた色合いが人気で、プレゼントやお正月の花飾りとしてもおすすめです。白椿の「完全なる美しさ」、赤い椿の「謙虚な美徳」の花言葉も贈り物にはぴったりですね。

【椿の花言葉】1月2日は赤の椿

上品な和の雰囲気を演出してくれる赤色の椿。「謙虚な美徳」という花言葉のように、控えめで心の美しい大切な人へ贈りたい椿です。お正月の華やかさをいっそう盛り上げてくれることでしょう。

【椿の花言葉】1月25日は白の椿

冬から春にかけて咲く椿の花は、早咲きと遅咲きがあります。花束にして贈られることも多く、白色の椿の「完璧な美しさ」の花言葉のように、美しく尊敬できる女性へ贈りたいものです。1月は、椿が咲かない時期となるため、なかなか手に入れにくいという点もありますが、時期をずらして白い椿を贈ってみてはいかがでしょう。

【椿の花言葉】2月3日は赤の椿

2月に開花する遅咲きの椿。小輪で一重咲きの椿なら、大きな花束にして贈るのもおすすめ。「謙虚な美徳」という、女性にぴったりの花言葉があり、見た目も華やかなので、贈り物には最適です。

【椿の花言葉】11月11日は白の椿

早咲きの椿は11月から開花します。11月11日の誕生花は白い椿。凛としたたたずまいを見せる白色の椿は、「申し分のない魅力」などの花言葉があります。この日が誕生日の女性には、白い椿を花束にしてプレゼントするのがおすすめです。

椿の花言葉と豆知識

椿には裏の花言葉がある

実は、椿には裏の花言葉があるといわれているのはご存知ですか?これは、フランス小説の「椿姫」のストーリーが由来となっています。主人公の高級娼婦マルグリットは、いつも椿を身に着けていたため、「椿姫」と呼ばれていました。

彼女は、真実の愛に目覚めるも、娼婦であったことが原因で、恋人と別れ、やがて悲劇的な末路をたどってしまいます。有名な歌曲やオペラとしても公開されてきた「椿姫」。こうした悲しいストーリーが由来してか、椿の裏の花言葉は「犯罪を犯す女」という恐ろしい花言葉があるのです。

椿を贈るときに気をつけておきたいこと

素敵な花言葉を持ち、見た目も華やかな椿。しかし、椿は「縁起が悪い」花として忌み嫌われてきたというエピソードもあります。その理由は、椿の花が落ちるとき。花が丸ごとポトリと落ちてしまうその姿が、昔の斬首を連想させることから、幕末の武士にとっては「非常に縁起が悪い花」であったわけです。

現代でも、落馬をイメージさせるため、競走馬などの名前としては避けられていたり、死をイメージさせる花として「お見舞いには向かない花」とされています。誕生日やイベントのプレゼントには最適ですが、病院やお見舞いとしての椿は控えたほうがよさそうですね。

シャネルに愛された椿

世界的に有名なファッションデザイナー「ココ・シャネル」。かつてシャネルが愛し合った男性からはじめてプレゼントされた花が椿なのだとか。シャネルが住んでいたアパートには、椿が描かれた絵画が今もなお、描かれているそうです。

シャネルのシリーズのひとつに「カメリアコレクション」があります。その名のとおり、椿をモチーフにしたもので、シャネルがいかに椿を愛していたのかがわかりますね。凛とした控えめな美しさは、シャネルが目指したファッションと共通するものを感じとれます。

椿の花言葉で気持ちを伝えよう!

見た目の美しさとともに、たくさんの花言葉をもつ椿。一方で縁起が悪いなどといわれてきたこともありますが、それも昔のこと。お祝いの席や自宅での観賞用として楽しみたいものですよね。椿のみでもよし、ほかの花との組み合わせもよし。美しい花言葉とともに、大切な人へのプレゼントとして、ぜひおすすめしたい花です。

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