【占星術】ドラゴンテイルとドラゴンヘッドとは?ホロスコープによる占い
更新:2021.05.20
インド占星術においてドラゴンテイルとドラゴンヘッドはとても重要な意味を持ちます。ホロスコープによって解き明かされるドラゴンテイルとドラゴンヘッドの意味を解説します。また占いにおけるドラゴンテイルとドラゴンヘッドの意味をご紹介します。
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INDEX
占星術にとってのドラゴンテイルとは?
実在しない「ドラゴンテイル」
星の動きを利用して占うのが占星術の基本です。実在する星や惑星を使いますが「ドラゴンテイル」と「ドラゴンヘッド」は実在しない惑星です。実在しない惑星ですが、月の動きによる計算によりドラゴンテイルとドラゴンヘッドが導き出されます。
月の軌道と太陽の軌道の交差する場所がそれぞれ「ドラゴンテイル」と「ドラゴンヘッド」と呼ばれます。この2つヘッド(頭)テイル(尾)というだけあって、正反対の位置に存在しています。そして常に逆行しながら、19年かけて天空を1周するとされています。
ホロスコープでは欠かせない
ドラゴンヘッドやドラゴンテイルは占星術のホロスコープ余は欠かせないものです。西洋占星術では、ドラゴンヘッドは「未来」ドラゴンテイルは「過去」を表しているとされています。インド占星術ではまた違った解釈がされていますが、ドラゴンテイルとドラゴンヘッドは、占星術において重要な役割を果たします。
ホロスコープでは、ドラゴンテイルを見ることでその人の人生を知ることができ、また過去に繰り返し行ってきたことを知ることができます。また、ドラゴンヘッドは、その人の今後の課題や取り組み方などを知ることができます。
ドラゴンヘッドやドラゴンテイルを知ることは、過去に繰り返してきたことを知り今後どのように取り組んでいけばよいのか知るための、大切なポイントともいえます。
ドラゴンテイルとドラゴンヘッドは何を表す?
ドラゴンテイル=過去
ホロスコープでは南に位置しているのがドラゴンテイルです。ドラゴンテイルは「過去」を表しています。過去といってもその人の人生を振り返るようなことではなく、「何度も繰り返して行っていて、今では簡単にできてしまうような」ことを指しています。
つまりあなたが慣れ親しんでいる考え方や行動のことです。ドラゴンテイルは「あなたの性質」を表しています。性質なので、過去に何度も繰り返してあなた自身に馴染んでいることです。ドラゴンテイルを知ることは、自分自身を客観的に見るためにも必要です。また、今後の課題を知る上でも大切になっています。
ドラゴンヘッド=未来
ホロスコープでは北に位置しているのがドラゴンヘッドです。ドラゴンテイルとは正反対の位置にあります。このドラゴンヘッドは、「未来」を表しています。ドラゴンヘッドは今後の課題、やらなければいけないことを表しています。それはあなた自身に与えられた役目ともいえることになるようです。
ドラゴンテイルは、前世でやり残したことや現世でしなくてはいけないことなど今後の課題がわかります。つまり自分がこの世に生まれてきた意味や価値、果たさなければいけない役割がわかるとされています。
西洋占星術におけるドラゴンテイルとは?
ドラゴンテイルは凶
西洋占星術において、ドラゴンテイルとドラゴンヘッドの解釈は様々あるようですが、ドラゴンテイルは「凶」として解釈されるのが一般的なようです。ドラゴンテイルは、「さんざんやりつくしているのに何度も繰り返して行ってしまうこと」です。
インド占星術では「テイルは前世カルマの借り」とされていて、「前世で受けた恩恵の借りを返さなければいけない」という考えがあります。この考え方から、ドラゴンテイルは、西洋占星術において罪と理解されるようになりドラゴンヘッドに対して、「凶」と考えられるようになっています。
ドラゴンヘッドは吉
ドラゴンテイルが凶であるのに対して、ドラゴンテイルは「吉」とされています。それはインド占星術において「前世のカルマの報いを受け取ることができる」とされているからです。つまりドラゴンテイルの前世のカルマから抜け出してドラゴンヘッドを目指しましょうと考えられているのです。
ドラゴンヘッドは、今後の課題を表しています。つまりこの課題をクリアできれば、前世のカルマの報いを受け取ることができるので、良いことと考えられているのです。西洋占星術において、ドラゴンテイルよりもドラゴンヘッドを大切に見る傾向があります。
インド占星術におけるドラゴンテイル
ドラゴンヘッドは「貪欲さ」
西洋占星術ではドラゴンヘッドは「吉」でドラゴンテイルは「凶」と考えられているようですが、インド占星術においては違います。インド占星術ではドラゴンヘッド、ドラゴンテイルどちらも「凶」として考えられているのが一般的です。そのためどちらも自分を知るためには大切だと考えられています。
インド神話にはドラゴンテイルとドラゴンヘッドの誕生があります。それによるとドラゴンヘッドは「竜の頭のみ」の状態です。胃袋がないので食べても食べても満足せず、次から次へと欲望が出てきます。その様子から「貪欲さ」を見ることができます。常に満たされない良くは時として苦しみを伴うことがあります。
次から次へと出てくる「貪欲」を表すドラゴンヘッドは、強いパワーを持っています。このパワーは良い意味でも悪い意味でも強いパワーです。ドラゴンヘッドは、ホロスコープの位置や星座によって良い影響を与えることがあります。その影響が成功や大きな達成感をもたらしてくれます。
ドラゴンテイルは「精神性の高さ」
頭だけの竜である「ドラゴンヘッド」に対してドラゴンテイルは「しっぽだけの竜」です。しっぽだけということは、考えることがないので欲が生まれません。考えや欲に縛られることがないので「純粋」であったり「精神性の高さ」が象意とされています。インド占星術では、ドラゴンテイルが重要と考えられています。
ドラゴンテイルが持つ「純粋さ」や「欲のなさ」が、インド占星術では九惑星において最高レベルと考えられています。人がもともと持っている能力である超能力や直感、霊感もドラゴンテイルとして考えられているのがインド占星術です。
ホロスコープと星座とドラゴンテイルの関係
星座によってドラゴンテイルの位置が違う
ホロスコープを使う占星術は、占う方の誕生日などを使い占います。そこで大切なのは星座になってきます。ノースノードのドラゴンヘッドをサースノードのドラゴンテイルですが、星座によって星の位置が異なるので、ドラゴンヘッドとドラゴンテイルの場所も変わってきます。
また、占星術で使われる星座は、12星座占いで使われている星座と異なります。12星座で使われる星座は太陽星座といわれるものですが、ホロスコープでは月星座を使用します。自分のドラゴンヘッドとドラゴンテイルを知りたい場合は、まず月星座を知ることが大切です。
位置によって良くも悪くもなるドラゴンテイル
ホロスコープは「人生設計」といわれるほど、その人自身の特徴や人生の目的、弱点や課題がわかるとされています。ホロスコープはサイン(星座)、天体、ハウスという3つの要素から占う人を見ていきます。大切なのは「ハウス」です。ハウスとは、活動場所や活動場面といわれるものです。
ハウスは、「恋愛」や「仕事」「人間関係」などの活動場面において、どのような行動をするのか、したほうが良いかなどがわかるようになっています。ドラゴンヘッドとドラゴンテイルもどこかのハウスに位置することになります。どこのハウスに位置するかは、星座によって変わって来ます。
またドラゴンテイルがどのハウスにあるかで「母親から受けた主な影響」を知ることができます。例えば、6ハウスにドラゴンテイルがあったとします。6ハウスは「奉仕活動」を意味しています。仕事に関するハウスになるので、母親が仕事に打ち込んでいるタイプであれば、自分もそうなる(と思い込んでいる)ということです。
ホロスコープで見るドラゴンテイルの位置
ドラゴンヘッドは「ノースノード」
ホロスコープ上では天体が星座によってさまざまな位置にあります。これは個人個人の星座によって変わってきます。よく知っている太陽星座は自分の誕生日がわかれば星座もわかりますが、ホロスコープでは「生まれた時間」によって星座が変わる方もいます。
ホロスコープ上のドラゴンヘッドの位置ですが、太陽と月の交差する場所の北側です。画像では左側にドラゴンヘッドがあるので、ここが太陽と月の交差する場所の北側(ノースノード)になります。星座によって天体の位置が変わってきます。つまり太陽と月の位置も変わってくるので、ノースノードの位置も変わってきます。
そのため、星座によってドラゴンヘッドの位置が変わってくるということが起こります。また、どこのハウスに位置しているかでドラゴンヘッドの役割や意味が変わってきます。
ドラゴンテイルは「サウスノード」
ドラゴンテイルは、ドラゴンヘッドの180°反対の位置にあります。ドラゴンヘッドを月と太陽が交差する北側としているので、ドラゴンテイルは「月と太陽が交差する南側」になります。そのためドラゴンテイルはサウスノードと呼ばれることがあります。サウスといっても必ず南にあるとは限りません。
星座によってホロスコープ上の天体の位置が変わってきます。当然月や太陽の位置も変わってくるので、結果的にドラゴンテイルとドラゴンヘッドの位置が変わってきます。ドラゴンテイルもドラゴンヘッドと同様、どのハウスに位置しているかで意味が変わってきます。
ドラゴンテイルは母から受けた影響を示すものでもあるので、どのハウスに位置しているかで、自分自身がどのような性格(人物)なのか、またそう思っているのかを知ることができます。
占いと占星術は違う?
占いは一般的に12星座のこと
よく目にする占いは12星座で占っているものではないでしょうか。12星座は太陽星座とも言います。12星座は誕生日で12個に分類してるものなので、「当たる」ときもあれば、「はずれる」ときもあります。それは、ホロスコープのように詳細に星座を分類していないからです。
占星術は個人の星の動き
ホロスコープで重要視されるのは「星の動き」です。星座占いのように星座もホロスコープ上に存在していますが、星座は星がどのようなキャラクターなのか知るための手掛かりとされています。占星術では誕生日と誕生時間を元にホロスコープを見ていくので、人によってホロスコープは違ってきます。
12星座の占いでは同じ人を見つけるのは容易いですが、ホロスコープがまったく一緒という人を見つけるのは難しいです。それほどホロスコープは奥が深く繊細なものです。
占星術を上手く取り入れよう
雑誌やテレビの星座占いを見てその日の気分を左右される方もいるでしょう。良いことが書いてあれば嬉しいですし、悪いことが書いてあれば無視をするという手もあります。占星術は西洋とインドで違いはあるものの自分自身を知る上では、星座占いでは知ることができないことが知ることができます。
悩んでいることがあるときは、占星術で自分のドラゴンヘッドやドラゴンテイルを知ることで、今後の生き方の参考になるでしょう。自分自身を知るきっかけにもなるのがホロスコープであり占星術でもあります。12星座で満足できない方はホロスコープを試してみてください。
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