中世ヨーロッパの服装とは?現代風のレディースファッション13選も
更新:2022.03.05
中世ヨーロッパの服装と聞いて、どのようなものを思い浮かべますか?豪華なドレスを身にまとった貴族のような物をイメージする方も多いのではないでしょうか?ここでは中世ヨーロッパの服装と、それをイメージしたレディースのファッションについて13選まとめてみました。
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INDEX
中世ヨーロッパっていつの時代?
中世ヨーロッパとは5世紀〜15世紀までのヨーロッパ
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中世ヨーロッパと聞くとどのような印象を抱きますか?ざっくり中世ヨーロッパといっても、具体的にどのような時代のどの国を表すのかはっきりわからない方も多いでしょう。
中世ヨーロッパとは5世紀〜15世紀までのヨーロッパの時代を指します。更に細かく分類すると、5世紀〜10世紀のヨーロッパは 「中世前期」、11世紀〜13世紀のヨーロッパは 「中世盛期」、14・15世紀のヨーロッパは 「中世後期」と言われています。
日本でいうと5世紀は古墳時代、15世紀は室町時代ですから、中世ヨーロッパといってもその時代に大きく差があるのがわかりますね。一般的におしゃれなドレスなどの服装を着ている時代は、14・15世紀の中世後期です。
中世ヨーロッパの服装に注目!
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よく勘違いされがちですが、マリー・アントワネットのように裾が広がった豪華なドレスが主流だったのは18世紀、つまり中世ヨーロッパよりも後の時代になります。
中世ヨーロッパではストンとしたストレートなラインのドレスが好まれており、裾が広がったドレスのシルエットになったのは、14世紀あたりと中世ヨーロッパの中でも後半にあたります。
ドレスのデザインもマリー・アントワネットの時代よりシンプルで、どちらかと言えば上品な落ち着きのあるドレスが主流だったようです。ここではそんな中世ヨーロッパの服装についてご紹介します。
中世ヨーロッパの服装(貴族編)
貴族はドレスが主流
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中世ヨーロッパの貴族は、ワンピース型のドレスを着ていました。同じ中世でも時代によってシルエットやデザインが異なり、写真のように裾が広がった華やかなドレスが登場したのは、かなり後半になってからの時代です。
いずれの時代も上半身は体にぴったりとフィットしたデザインで、スカートの裾は長く床に引きずるほどの長さです。中世ヨーロッパ時代の初めの方は、裾に広がりがなくストレートなシルエットだったのに対し、時代が後半になるにつれ裾が広がったデザインになっています。
ドレスには華美な刺繍やレースが施されており、女性は髪が長いのが基本です。ヘアスタイルも時代で差があり、時代が前の方では長い髪を一本のおさげにするのが主流、後半の時代では高く結い上げるヘアスタイルになりました。
ファッションに取り入れるなら?
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中世ヨーロッパの貴族はドレスラインをより美しく見せる為に、ウエストにコルセットを付けていました。ウエストがキュッとくびれて見える為、美しいボディーラインに仕上がりますね。
現在では医療用アイテムとして使われることも多いコルセットですが、ファッションアイテムとしても販売されています。中世ヨーロッパ風ファッションを楽しみたい時は、コルセットを使ってみてはいかがでしょうか。
中世ヨーロッパの服装(庶民編)
貴族に比べてシンプルな庶民の服装
貴族の服装がフリルやレースなどを使った豪華なものだったのに対し、中世ヨーロッパの庶民は非常にシンプルな服装をしていました。女性はカートルと呼ばれる羊毛でできたワンピースを着ており、に腕にはスリーヴというアームカバーのような物を付けています。
また、女性が髪を見せるのはふしだらという考えがあった事から、頭には頭巾のような物を被り髪の毛を隠していました。古い絵画に描かれている農婦のような服装というと、わかりやすいかもしれませんね。
また、男性はブリオーと呼ばれる羊毛でできた上着を着用していました。これが現代のブラウスの原型となっています。元々は男性用の服装だったのですね。
ファッションに取り入れるなら?
ブラウスは中世ヨーロッパの庶民が着る定番のアイテムでした。現在では女性が着るガーリーなファッションアイテムとして親しまれていますね。
シンプルなデザインのブラウスからフリルが沢山付いたデザインまで色々ありますが、ブラウスを取り入れたコーデは中世ヨーロッパ風ファッションを楽しみたい方におすすめですよ!
中世ヨーロッパの服装(子供編)
親と同じ服装を着ていた中世ヨーロッパの子供
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中世ヨーロッパの子供は親と同じような服装をしていました。親が貴族なら子供も華やかなドレスを身にまとい、親が庶民ならシンプルな羊毛のワンピースが一般的です。
貴族の子供は幼いうちから腰にコルセットを付けてしっかりとドレスを着こんだり、化粧をしたりする文化がありました。今では考えられない文化ですね。
もちろん子供服も同じように、時代と共にデザインは変化しています。中世ヨーロッパの最初の方の時代は比較的シンプルなドレスで、後半になると裾の広がった華やかなドレスに変化します。
ファッションに取り入れるなら?
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フリルとレースとリボンがいっぱいのロリータファッションは、まさに乙女の憧れのヨーロッパ風のファッションですが、実は日本が発祥です。
中世ヨーロッパの子供服をイメージしたようなデザインで、スカートをパニエで膨らませるなど、着用方法も中世ヨーロッパのドレスを彷彿とさせます。
中世ヨーロッパ風レディースファッション13選
①コルセット付きトップスでほんのり中世風
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中世ヨーロッパ風なんて現代では着られるファッションじゃない!と思う方もいるかもしれませんが、中世ヨーロッパ風のアイテムを上手に使えば、現代でもおしゃれなレディースファッションとして着用できます。
ここでは現代風に楽しめる中世ヨーロッパの服装を取り入れたレディースファッションを13選ご紹介します。まずはコルセット付のトップスを使ったコーデです。
コルセットと言えば女性のウエストを細く締め付けるアイテムで、中世ヨーロッパのドレスには欠かせないアイテムですよね。中世ヨーロッパの女性はドレスに合わせていましたが、このようにコルセット付のトップスなら、現代でもカジュアルな着こなしができます。
②ドレス風のワンピースで優雅に
ふわっとしたシフォン素材のマキシ丈ワンピースです。シンプルなドレスのようなデザインなので、ちょっとしたパーティーなどフォーマルな席にも着て行けますね。
余計な装飾は付けないシンプルな無地のワンピースですが、ふんわりと生地のボリュームがあるスカートやコルセット風に編み上げたウエスト部分などが、さり気なく中世ヨーロッパ風です。
レディースらしいしなやかなラインと上品なカラーは、大人可愛いファッションにも大活躍ですね!シンプルなラインのドレスが流行った中世ヨーロッパの服装を思わせるデザインです。
③黒のワンピースはシックで大人っぽく
こちらはシンプルな無地の黒いワンピースです。一見中世ヨーロッパ風のイメージとは違うモードなデザインですが、ウエスト部分がコルセットのような編み上げになっている為、どこか中世ヨーロッパのドレスのような印象になっています。
レディースファッションで中世ヨーロッパ風のコーデを取り入れるには、全身をがっちりとコスプレのように固めるより、どこか一か所ワンポイントとして中世ヨーロッパ風アイテムを使った方がカジュアルに仕上がります。
ワンピースですがどこかドレスのように膨らんだ袖や、長めの丈などが上品でエレガントですね。足元にブーツを合わせることで、程よくハードな着崩し方になっています。
④ブラウスとスカートにコルセットを合わせて
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白いブラウスに花柄のロングスタートなど、エレガントで女性的なイメージのアイテムを中心にしたコーデです。ウエスト部分にコルセットを合わせている為、シルエットが引き締まって見えますね。
中世ヨーロッパの女性の服装はストンとしたシンプルなラインのドレスが多かった為、このようにストンとしたラインのロングスカートを使っても、中世ヨーロッパ風のコーデに仕上がりますよ。
シンプルなアイテムを使っているように見えますが、組み合わせ次第で中世ヨーロッパ風ファッションが楽しめます。手に入れやすいアイテムなので真似できそうですね。
⑤ブラウスのフリルがポイント
ブラウスの袖やフロント部分に付いた、大ぶりのフリルがポイントです。中世ヨーロッパでは女性はドレスを着ていた為、元々ブラウスは男性用のファッションアイテムでした。
しかし現在ではブラウスは女性用のファッションアイテムです。フリル付のブラウスとスカートを組み合わせると、中世ヨーロッパの男性風要素を取り入れたレディースコーデに仕上がります。
スカートを合わせるとガーリーで可愛いコーデになりますが、パンツと合わせるとより中世ヨーロッパの男性のように、貴族のようなコーデになりますよ!
⑥清楚なワンピースはお呼ばれにも
豪華で上品な柄が施されたワンピースを使ったコーデです。ワンピースのシルエット自体はシンプルですが、柄によって華やかでお姫様のドレスのように仕上がっていますね。
無地のブラウスと帽子を組み合わせることで、お呼ばれにもピッタリな清楚なレディースファッションに仕上がっています。パーティーなどでも使えそうですね。
⑦キュートなロリータ風ファッション!
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白いブラウスとスカートを組み合わせた、キュートなロリータ風ファッションです。フリルが施されたブラウスは、華やかなデザインに見えますが以外にもシンプルなシルエットです。
ウエスト部分のコルセットは中世ヨーロッパ風コーデに欠かせないアイテムですね。ファッション性もありスタイルもよく見えます。
⑧シックで落ち着きのあるロリータコーデ
ロリータ風のコーデですが、こちらはフリルやレースなどの装飾が控えめで、シンプルなラインのワンピースを使ったシックなコーデです。
やや長めの丈のワンピースは、大人っぽい印象になりますね。白いブラウスと黒のワンピースを使ったモノトーンコーデですが、リボンなどの小物使いやシルエットは可愛い印象です。
⑨まるで王子様!凛々しい中性的コーデ
ブラウスのタイやベストの組み合わせが、まるでおとぎ話に出てくる王子様のようなコーデです。中世ヨーロッパの女性はドレスを着ていましたが、男性のようなコーデが楽しめるのは現代ならではですね!
こちらも白いブラウスと黒のベスト、パンツの組み合わせの為、モノトーンでシックな印象です。ロリータ風のワンピースと王子様風のスタイルを、お友達と二人で楽しんでもいいですね。
⑩レースたっぷりのロングスカート
レースをふんだんに使った黒のロングスカートは、パーティーなどの特別な日にも着て行けるアイテムです。ふわっと裾が広がったラインも奇麗ですね。
上にはシンプルなデザインのカーディガンを組み合わせることで、程よくカジュアルになっています。ドレスを着て出かけるシーンはあまりありませんが、思い切って華やかなデザインを着てみたくなりますね。
⑪ブラウスのフリルが印象的!
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ブラウスにはふんだんのフリルが使われており、非常に豪華で華やかなデザインとなっております。姫袖と言われる広がった袖もポイントです。
写真のようにふわっと膨らんだラインのスカートを合わせても可愛くなりますが、ストレートなラインのロングスカートを組み合わせても大人っぽい服装になりますよ。
⑫憧れのウエディングドレスは中世ヨーロッパ風に
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カジュアルコーデを中心に13選ご紹介しましたが、こちらは中世ヨーロッパのドレスをイメージしたウエディングドレスです。人生で最高の記念日だからこそ、このような素敵なドレスを着てみませんか?
普段着では着られないような本格ドレスも、結婚式なら楽しめますよね。コスプレとは一味違う本格的なドレスは、刺繍など細部までこだわりがあります。
⑬中世ヨーロッパ風カラードレスも
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こちらも同じく中世ヨーロッパのドレスをイメージしたカラードレスです。シンプルですがレースが施されたデザインなどが華やかですね。
中世ヨーロッパ風のカラードレスは、お色直しで楽しんでみるのも良さそうですね。ドレスのシルエットなど、まるで本物のお姫様のようです。
中世ヨーロッパの服装を楽しんでみよう!
中世ヨーロッパの服装は今とはずいぶん違うものですが、アイテムやコーデの雰囲気など現在のファッションに活かせるものもあります。今回ご紹介した13選のように、中世ヨーロッパをイメージした服装を楽しんでみてください!
また、中世ヨーロッパ風ファッションを本格的に楽しみたい方は、ご紹介した13選にあったようにドレスを着る際に楽しむという手もあります。最近はなりきり写真が撮れるスタジオなどもあるので、より本物に近いファッションに興味がある方は、そのような場所で体験してみるのもおすすめですよ!
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