両利きは天才?脳と利き手の関係とメリット・デメリットまとめ!
更新:2019.06.21
両利きは天才という説を聞いたことがあるでしょうか?左利きの人は右脳派というような説もあります。今回は脳と利き手の関係と、両利きのメリット・デメリットなどについてご紹介いたします。また、両利きだったと言われる歴史上の人物などもご紹介しますので、ぜひご覧くださいませ。
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INDEX
両利きのメリットは?
楽器の上達が早い
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利き手は生まれつき決まっていると言われています。左利きの人は時々見かけますが、両利きの人というのは珍しいです。みなさんは両利きの人に会ったことがあるでしょうか?
両方の手が使えることには色々なメリットがあります。ギターやピアノなどを練習したことがある人は利き手ではない方の手で弦を押さえたりキーを押すのに苦労したことがあるのでは。ピアノなどの場合は、初級の譜面では左手はあまり使わずに済むように工夫してあったりもします。両利きであればそのような苦労はありません。
疲れにくい
ふとした作業は自然と利き手で行いますよね。その結果、利き手が右の人は右肩だけ凝ったり、腕が痛くなったりということがあります。両利きであれば、ふとした瞬間にいつも同じ手を使うという事が無いので、疲れにくいと言えます。
球技で相手をびっくりさせられる
サウスポーは球技では有利だと言われています。しかし、場合によって右でも左でも使えた方がより有利です。右で投げると思っていた相手が急に左で投げたら相手は面食らうはずです。また、受けたボールを利き手に持ち直して投げるより、そのまま投げた方が相手は構えにくいです。
両利きの人は天才?利き手と脳の関係とは?
右は左脳
「左利きの人は天才肌」という話を聞いたことがあるでしょうか?利き手と脳には関係があるとされています。利き手が右の人は左脳をメインで使っていると言われています。
耳から入って来た言葉の処理を行うのは左脳です。左脳は聞いたことを理解する能力は高いのですが、記憶しておく能力は低いです。パソコンのCPUのようなものだと考えれば分かりやすいかもしれません。人の話を真剣に聞いてもきちんと思い出すことができない場合が多いのは、言語が左脳で処理する情報であるためです。
左は右脳
左が利き手の人は、右脳をメインで使うと考えられています。右脳が司っているのは映像、感覚などです。右脳にはDVDに情報を焼き付けるように、大量の情報を記録しておく力があるとされています。以前に同じ状況で危険な目にあった、などの情報を記憶する役割も持っています。
数字を扱うのは、右脳の方が得意です。図形を理解したりグラフの意味を読んだりするのも右脳の方が速く行うことができます。記憶力が良く、数字を扱うのが得意で、グラフをきちんと読める、というのは天才肌っぽい雰囲気ですよね。このため、右脳をメインで使う左利きの人には天才肌なイメージが持たれるのでしょう。
両利きは両方?
右利きの人は左脳、左利きの人が右脳ならば、両利きは両方の脳をうまく使えるということなのでしょうか。「THE WALL STREET JOURNAL」という雑誌によると、両方の手が利き手の人は、右利きの人とは違う脳の使い方をしている場合があるそうです。
本来は左脳で行う言語処理を、左右両方の脳を使って行う事もあります。自在に左右の脳を使っているとも言えますが、左脳が未発達だから両方使わなくてはならない、という状況になっているのではないか、とも考えられています。
両利きは生まれつき?両利きになるには
利き手は生まれつき
右脳と左脳の役割について説明しましたが、実はこの役割が左右入れ替わっている人もいます。身近な左利きの人を思い浮かべてみてください。右脳をフル活用している風な天才肌でしょうか?数字に強く一度見たものを完璧に覚えていますか?意外と普通の人が多いのではないでしょうか。
左利きの人は多くの場合、右脳が言語や論理を司る役割を果たしています。右脳をフル活用している、というのではなく、右利きの人と脳の機能が逆になっているから左利きになっているだけ、という場合が多いです。この場合、入れ替わっているだけなので、天才肌という訳ではありません。
頭の中でものを考える時は、図や映像ではなく言葉で考えますよね。通常、人がメインで使っているのは言語を司る脳です。これが左脳であるため、左脳が制御している右手が利き手になることが多いのです。右脳が言語を司る役割を果たしている場合は左が利き手になります。
左利きを右に矯正されたという人もいる
左利きの人は専用のハサミを用意しなくてはいけません。和包丁も専用のものが必要です。左利きには天才っぽいというよいイメージがありますし、左利きだとものすごく不便だ、という訳でもありませんが、直せるものなら治してあげよう、と考える親もいます。
本来は左が利き手だけれど、物心つく前に右に矯正されたという人もいます。そういう人は、ふとした瞬間に左手を使うことがあります。また、試しに左で字を書いてみたら普通に書けることがあります。矯正された左利きの人、というのは両利きだとも言えます。
両利きは元左利きでは?
左利きを右利きに矯正された、という人は両利きと同じような状態です。利き手ではない方の手で字を書いたり、ハサミを使ったりする訓練をして成功させたというような状態であると言えます。
しかし、これは訓練によって両利きになったという状態です。脳を両方自在に活用できるという元来の両利きではありません。左右の脳を自在に使っているような天才肌の両利きの人はそうそう居るものではないと言えます。
両利きにデメリットはある?
左右が混乱する
子供の頃に「箸を持つ方の手が右」と習いましたよね。左利きの人は、「自分はみんなとは逆だから、箸を持たない方が右」と考えて左右を覚えたと考えられます。しかし、右手も左手も同じように扱える場合、左右にはなんの違いもありません。両利きの人は右左を覚えにくいと言えます。
直感的でも論理的でもない
小さな子供は両利きです。これは左右どちらでも使えるという状況ではなく、まだ左右どちらもうまく使えないという状態です。成長していく過程で利き手が決まります。利き手は脳の発達に伴って決まってくると考えられています。
部屋を片付けるときのことを考えてみてください。何処に何をしまうか、何処で何をするか、きちんと決めておいた方がいいですよね?情報の場合も同じで、言語は言語、数字は数字と場所が決まっていた方がよいのです。成長し脳が発達していく過程でこれらが決まって行きます。
左利きを矯正されたのではなく、産まれながらの両利きという人は、左右の両方の脳が両方発達したか、あるいは左脳の発達が遅かったために利き手がなかなか決まらず、結果的にどちらの手も使えるようになったという可能性があります。
あまりデメリットはない
両利きの人の中には利き手がしっかり決まっている人とは違う脳の使い方をしている人もいます。左利きの人は右利きの人と脳の機能がそのまま逆になって居る事が多いですが、両利きの人は使い方が異なっているという場合があるようです。
両利きの人は言語を理解するのに左右両方の脳を使っている場合もあります。どちらかの脳が未発達であるためにそうせざるを得なかった、という場合もありますし、両方の機能が発達しているためにそうなっているという場合もあります。どちらの場合でも、デメリットはありません。
脳を損傷するような怪我をした場合、障害が残りにくいというメリットがあります。天才であるかどうかは横において置くとしても、両方の手が使えるというのは便利です。両利きであることにデメリットはほぼ無いと言えます。
貴方も両利きかも
どちらの手でも数字が書ける
気が付いていないだけでもしかしたら貴方も両利きかもしれません。試しに利き手ではない方の手でペンを持ち、ひらがなを書いてみましょう。「あれ?普通に書けるな」と言う人は両利きかもしれないです。
書くのは難しいけれど、左手でペンを持った状態でもその字がどんな形だったかは明確にイメージできる、という人は、右脳が人より発達しているかもしれません。左手でペンを持つと字の形まで混乱してしまう人が多いです。
両方の手で包丁を扱える
利き手ではない方の手で両刃の包丁を持ち、リンゴを剥いてみましょう。利き手がしっかり決まっている人は、逆の手では正しく包丁を持つこともできないはずです。うまく剥けなかったとしても、包丁を持ってリンゴを剥く形を難なく作ることができた人は両利きかもしれません。
どちらの手でもボールを受けて投げることができる
飛んで来たボールを利き手で受けたら、そのまま投げますよね? 利き手ではない方の手で受けた時、貴方はどうするでしょうか。そのままその手で投げる。という場合は両利きかもしれません。利き手がしっかり決まっている人は、利き手に持ち直して投げます。
利き手と性格には関連性がある?
右脳は直感的
利き手と性格には、あまり関連性がありません。両利きであることにデメリットはありませんが、両利きは天才か、というとそうでもないことが多いです。両方の脳をフル活用しているのではなく、左利きを右利きに矯正されたか、左脳が発達するのが遅かったという場合が多いためです。
とはいえ、右脳をメインで使うから左利きだという人も存在します。右脳を人よりもうまく使えるから両利きだという人もいます。そのような人は、大量の情報を処理することができ、物事を映像で理解し、記憶力にすぐれています。また情報を言語化しないまま処理していくため、傍目には直感的に見えます。
左脳は論理的
人は通常言語を司る脳をメインで使います。物事を理解しようとするときに言葉を使うことが多いのはこのためです。右脳をメインで使う人は天才肌でかっこいいというイメージが強いですが、言語をきちんと把握し理解できると言うのも優れた能力であると言えます。
右脳は数字を正確に扱うことができ、大量の情報を映像のまま記憶することができるとされている脳ですが、社会的な規範や相手の感情などを推し量ることは苦手です。左脳は逆にそう言った事が得意な脳です。人間的な脳だと言えます。
両利きと言われる歴史上の人物とは?
レオナルド・ダヴィンチ
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モナリザで有名なレオナルドダヴィンチは両利きでした。ダヴィンチは絵画だけでなく、自然科学や機械など、さまざまな分野で才能を発揮した万能の天才と呼ばれる人です。左右の脳をフル活用しているタイプの両利きだったのかもしれません。
パラケルスス
「ホーエンハイム」という名前の方が有名かもしれません。科学の黎明期を生きた最後の錬金術師です。鋼の錬金術師という漫画にもこの人物をイメージして作られたキャラクターが出てきます。
錬金術と科学の橋渡しをした天才だと言われています。錬金術、科学、医学、魔術、天文学など多くの分野で才能を発揮したとされている人物です。実在はしたようですが功績の部分は伝説めいた部分が多い人物です。このパラケルススも両利きだったようです。
ジュリアス・シーザー
「カエサル」と呼ばれることもあります。「賽は投げられた」「来た、見た、勝った」などの名言で知られている古代ローマの軍人です。クレオパトラの夫だった人でもあります。ブルータスに殺された人物でもあります。ジュリアス・シーザーも両利きだったとされています。
アインシュタイン
現代物理学の父と呼ばれる相対性理論を発見した数学の天才、アインシュタインも両利きです。右脳は数字を扱うのが得意で、また大量の情報の処理にも秀でているとされています。アインシュタインはきっと数字や図を扱う右脳が発達していたのでしょう。
もしかしたら天才かも!両利きの人を探してみよう!
歴史上の人物の中には両利きの人が多いです。もっとも、古い時代の偉人が「両利き」になって居る事が多いのは、両利きは天才が多い、というイメージから後付けされたものもあるのかもしれません。
左利きは天才が多い、というイメージがあるわりに実際の左利きの人は案外普通の人が多いのと同じように、両利きの人だからと言ってその人は必ず天才だと言う訳ではありません。左利きを右に矯正しただけの場合もありますし、左脳の発達が遅かったから利き手ができるまでに他の人より時間があったという場合もあります。
しかし、両利きの人の中には、利き手がしっかり決まっている人とは違う脳の使い方をしている人も存在する可能性があります。左脳だけでなく、右脳もフル活用する天才だから両利きだ、という場合もあるかもしれません。身近に両利きの人がいないか探してみましょう!
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