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安産体型の特徴10選!骨盤の広さだけじゃない難産型との違いとは?

更新:2020.06.21

安産体型の特徴とはどのような体型で、難産型とはどのような点が違うのでしょうか。女性にとって出産は特別、幸せな反面不安に思うこともたくさんありますよね。骨盤が広いと安産というイメージがありますが、それだけではないんです。そこで、安産体型、安産だった方の特徴10選をご紹介します。

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私って安産体型?安産体型の特徴を知りたい!

安産は体型だけじゃない!特徴を知ろう

妊婦さん

出産は女性にとって特別で貴重な経験ですよね。無事に赤ちゃんが産まれてくるまでは様々な不安があるものです。特に初産の場合は経験したことのない陣痛などの痛みに対する不安、難産にならないかなど心配になると思います。

安産体型だとお産が楽だと聞いたことがありませんか?安産体型とはどのような体型なのでしょうか。また、難産になりやすい方たはどのような方なのでしょうか。安産体型、安産だった方の特徴10選、難産型の特徴もあわせてご紹介します。

安産体型とは?そもそも安産、難産の違いは?

難産とは人の助けがないと赤ちゃんが産めないこと

難産

難産とは、鉗子分娩や吸引分娩など先生や助産師さんなどの手助けがなければ分娩できないという状態を言います。鉗子分娩は金属のヘラのようなもので赤ちゃんの頭をはさんで引き出す方法です。吸引分娩はシリコンや金属製のカップを赤ちゃんの頭に当て、空気を抜いた吸引力で赤ちゃんを引っ張り出します。

このように誰かの手を借りて行った出産は難産と言われます。ちなみに筆者は長男の出産は、吸引分娩でした。長男は体も大きいうえに産道に斜めに入ってしまい、なかなか出てこられず心拍が弱まってしまったため、最後は吸引分娩となり、初産で難産を経験しました。

初産で30時間以上、経産婦で15時間以上で難産

時間

赤ちゃんが産まれる前は規則的な陣痛がありますが、規則的な陣痛が始まってから、赤ちゃんが産まれて胎盤が出てくるまでの時間が長い場合も難産と言われます。一般的には初産の場合は30時間以上、経産婦は15時間以上かかると難産となります。

安産体型だけじゃない!安産だった方の特徴10選!

1.骨盤が広い

安心

まずは安産体型、安産だった方の特徴を10選ご紹介します。安産体型の方の特徴とは骨盤が広いということがあげられます。骨盤が広い=お尻が大きい女性は安産の傾向にあります。赤ちゃんは産まれてくる時には骨盤を通って出てきますので、骨盤が広ければ赤ちゃんが引っかかることなくスムーズに出てくることができます。

骨盤は広いだけでなく、歪みがないということも大切です。骨盤に歪みがなければ赤ちゃんはスムーズに産道を通ることができるので、安産になりやすくなります。

2.太り過ぎではない標準体型


標準体型

骨盤が広い=お尻が大きいことが安産体型の特徴にはなりますが、体全体が太っているのは安産体型ではありません。太りすぎはむしろ難産の原因となってしまうこともあります。安産体型は標準体型であり、痩せすぎていても太りすぎていてもいけません。妊娠中は太りすぎてしまう妊婦さんも多くいます。

後ほど詳しくご紹介しますが、太りすぎてしまうと出産のときに様々な障害が生じてしまう可能性もあります。そのため、妊婦健診では毎回体重を測定し、体重が増えすぎている場合には指導を受けることがあるのです。

3.筋力、特に腹筋がある

筋肉

骨盤が広く歪みがなければ赤ちゃんはスムーズに産道を通りぬけることができますが、赤ちゃんを押し出すための力もなければ出産をすることはできません。赤ちゃんを押し出すためには、子宮が収縮する陣痛とそれに合わせてママがいきむタイミングを合わせなければなりません。

腹筋があるといきんだ時の押し出す力が強くなるため、安産に繋がるのです。腹筋がないと押し出す力も弱いため、何度もいきまなければならないため体力も消耗しますし、結果お産に時間がかかり難産となることもあります。妊娠前に運動をしていた方などは全身に程よく筋肉が付いているため安産になりやすい傾向があります。

4.柔軟性がある

柔軟

骨盤が広いのは安産体型というのはわかるけど、身体の柔らかさが出産に関係あるの?と疑問に思われる方もいるかもしれませんが、身体の柔らかさも大切なんです。出産の時には足を開いた状態でいきまなければなりません。身体が硬いと足をつってしまい、うまくいきめないという方も。いきめなければ出産は進みません。

また、身体が柔らかいとじん帯も伸びやすいので骨盤が開きやすくなります。骨盤が開けば、赤ちゃんはスムーズに産道を通ることができますので安産につながるというわけです。

5.身長が高い

妊婦

身長と骨盤の広さは必ずしも比例しているわけではないため、身長が高いのが安産体型とは言い切れませんが、傾向としては身長が高い=骨盤が広く安産、身長が低い=骨盤が狭く難産になります。

6.適度な運動をしていた

運動

安産体型の特徴として腹筋があるということを先ほどご紹介しました。妊娠前に適度な運動をしていた方は程よく筋肉がついているため安産の傾向があります。適度な運動というのがポイントです。というのも激しい運動をしていた方は骨盤底筋が発達しているため逆に難産になってしまうこともあるためです。

7.冷え症ではない

冷やさない

安産だった方の特徴としては冷え症ではないことも挙げられます。妊婦さんにとって冷えは様々な影響があるものです。妊娠初期であれば、つわりがひどくなったり、お腹が張りやすくなり切迫早産の可能性が高まります。血流が悪くなることで腰痛や便秘にもなりやすくなります。

出産前は子宮の血流が悪くなるため早産や難産になる可能性も高まります。また、冷えは筋肉を硬くしますので、陣痛が弱くなってしまいお産がスムーズに進まなくなってしまうことも。冷えは妊娠初期から産後まで様々な影響を与えますので冷え症ではないということが安産につながるわけです。

8.気分転換が上手

気分転換

妊娠中はホルモンバランスの乱れなどもあり、妊娠前に比べるとストレスを感じやすくなります。ストレスは血管を収縮させる作用があり血圧も上がりやすくなります。ストレスがたまりひどい時には妊娠高血圧症候群のリスクを高めてしまうこともあります。さらに胃痛や腹痛などの症状やうつになってしまうことも。

妊娠高血圧症候群は難産どころか母体や赤ちゃんの命にも関わります。気分転換が上手でストレスを溜め込まずうまく発散できる方は安産になりやすい傾向にあります。

9.出産に適した年齢

出産に適した年齢の女性

最近では初産の年齢も30歳を超えていて、高齢出産の割合も増えています。一般的には15歳以下、35歳以上で難産になる可能性が高くなると言われています。出産適齢期と言われる35歳までの出産であれば、安産になりやすいでしょう。

もちろん、難産になる理由は高齢出産だけではありませんので、35歳までに出産すれば安産というわけではありません。しかし、最近では妊活をされる方も増えていてある程度計画的に赤ちゃんを授かることもできます。安産をと思われる方は、35歳という年齢も意識してみて下さい。

10.赤ちゃんの頭や体が小さい

赤ちゃん

赤ちゃんの大きさはコントロールできるものではありませんが、赤ちゃんの頭や体が小さいのも安産の方の特徴です。赤ちゃんの頭や体が小さければ、産道を通るにも空間に余裕があります。大きな赤ちゃんは頭や肩などが引っかかり、最後うまく出られないということもあります。

赤ちゃんがうまく出てこられない場合は、その場の判断で鉗子分娩や吸引分娩になることもありますので、難産となります。また、明らかに頭などが大きい場合には、帝王切開になることもあります。

骨盤の広さが違うの?難産型の特徴

太りすぎている

太りすぎ

難産型の特徴としてはまず太りすぎているということが挙げられます。骨盤が広い、お尻が大きい=太っているということではありません。太りすぎてしまうと身体だけではなく産道にも脂肪がついてしまいます。普通の産道でも狭いのに、そこにさらに脂肪がついてしまうため産道はかなり狭くなってしまいます。

産道が狭ければ赤ちゃんは通りづらくなりますので、難産になる可能性が高まってしまうのです。さらに、太りすぎは妊娠高血圧症候群も引き起こす可能性もありますので、太りすぎには注意しなkればなりません。


痩せすぎている

痩せすぎ

難産型の特徴は太りすぎとご紹介しましたが、逆に痩せすぎていても難産になる可能性が高くなります。痩せている方は骨盤も狭い傾向にありますので、赤ちゃんがスムーズに出てくることができません。また、痩せている方は貧血になりやすいという特徴もあります。

妊娠していない方でも貧血の時にはフラフラして力が出ませんよね。分娩の時に体力が低下すればそれだけお産にも時間がかかりますし、お産の時に大量の出血をしてしまうこともあります。妊娠している時にはつわりや身体の不調で食欲がないということもあるかもしれませんが、体重の減りすぎにも注意しなければなりません。

高齢出産

高齢の女性

一般的には35歳を過ぎた出産は高齢出産と呼ばれます。高齢出産は、様々なリスクを伴うことになります。多く知られているのがダウン症児が産まれる可能性が高まるということだと思いますが、流産や早産、妊娠高血圧症候群になる可能性も高まります。妊娠高血圧症候群は赤ちゃんの命にも関わりますので、注意が必要です。

高齢出産はこういったリスクも高まりますが、難産になる可能性も高まります。産道や周囲の血管は年齢を重ねるとともに硬くなるため、赤ちゃんが産道を通りにくくなり、お産に時間がかかります。子宮の収縮も弱まりますので微弱陣痛となり、お産が長くなることも。

また、出産はとにかく体力勝負ですが、年齢を重ねると体力もなくなりますので、これが微弱陣痛の原因となることもあります。体力がなくなればうまくいきむこともできないため、お産に時間がかかり難産となります。

逆子

赤ちゃん

難産型の特徴には赤ちゃんが原因となることもあります。お腹の中の赤ちゃんが逆子の場合は難産になる可能性が高くなります。普通赤ちゃんは子宮口の方に頭が向いていますが逆子の場合はお尻、足が子宮口の方に向いているため、産道をスムーズに通りぬけることができません。

逆子で自然分娩をすると、足やお尻などの体が先に出てきて産道には頭が残った状態になってしまいます。そうなると赤ちゃんの脳に酸素が届かないため、脳性まひ、重症の場合は仮死状態で産まれてくるといったこともあります。分娩寸前まで逆子という場合には、帝王切開になることもあります。

安産の特徴を知り、やっておくべきこと!

バランスの良い食事を心がける

食事

安産体型の特徴10選、難産型の特徴などをご紹介してきました。特徴10選を知ったうえで、妊娠中にできることをご紹介していきます。まずはバランスの良い食事を心がけましょう。妊娠初期でつわりなどがひどく食事ができないという時には無理して食べることはありません。体調が落ち着いたら食生活にも気を付けましょう。

安産には太りすぎには注意しなければなりませんので、体重管理も必要です。妊娠中は思うように運動などをすることができませんので、食生活を見直すことが必要です。ただ太ってしまったと食事を抜くと糖尿病などになってしまう可能性もありますので、1日3食しっかり食べることも大切です。

できるだけ外食は控え、低カロリーの和食を中心とした食事がおすすめです。体を温めてくれる食材などもうまく取り入れると良いでしょう。間食はできるだけ控え、どうしても食べたいという時にはゼリーやのりなどカロリーの低いものにするなど工夫してみましょう。

身体を冷やさないよう心がける

体を温める

先ほどご紹介しましたが、冷えは早産や難産になるリスクを高めます。お産をスムーズにするには身体を冷やさないことはとても大切です。冬場は靴下を履いたり、腹巻をしたり防寒をすると思いますが、夏は暑いと油断してしまいがちです。部屋がエアコンで冷えていたりすると身体が冷えてしまいます。夏でも注意しましょうね。

体重管理

体重計

毎回の健診で体重測定し、増えすぎているようであれば病院で指導を受けるということもありますが、体重管理をしっかりしましょう。元々の体型により推奨されている増加体重があります。この体重を目安にして体重管理をするようにしましょう。

推奨されている増加体重

  • BMI18.5未満(痩せ気味)→9~12㎏
  • BMI18~24(標準体型)→7~12㎏
  • BMI25以上(太り気味)→5~7㎏

適度な運動

マタニティヨガ

体重管理のためにも、ストレスを発散するためにも無理しない程度に身体を動かすようにしましょう。お腹が大きくてもできる骨盤矯正ストレッチや安産体操、マタニティヨガやスクワットなど妊婦の方でもできる運動もあります。

運動が苦手という方は、ウォーキングなどでも構いません。ある程度歩けば体力もアップします。ぜひ、身体を動かしリフレッシュしましょう。

リラックスしてマタニティライフを楽しむ

リラックス

妊娠中はとにかくリラックスしてマタニティライフを楽しみましょう。色々なことを考えすぎて不安になってしまうとストレスも溜まりやすくなってしまいます。ストレスを溜めるのはママにとっても、赤ちゃんにとっても良いことがありません。

妊娠は人生でそう何度も頻繁に経験するものではありませんので、その貴重な時間を楽しみましょう。大きくなるお腹を写真におさめたり、マタニティアートなどをして記念に残しておくのも良いでしょう。赤ちゃんと一緒にゆったり散歩を楽しんだりするのもおすすめです。

まとめ

赤ちゃん

いかがでしたか?安産体型や安産だった方の特徴、難産型の特徴をご紹介しました。安産には骨盤の広さなどが大切ですが、太りすぎはもちろん痩せすぎも難産になりやすい傾向にあります。バランスの良い食事を心がけながら、体重管理をしっかりしましょう。標準体型こそ安産体型だと言えます。

また、安産体型の特徴としては筋肉があることも挙げられます。さらに、出産は体力勝負ですので、安産体操やスクワットなどで筋力や体力をアップすることもおすすめです。骨盤矯正のストレッチもやっておくと良いでしょう。

安産体型と体型だけを気にするのではなく、ストレスを貯めない、身体を冷やさないということも大切です。身体を温めたり、リラックスして過ごすことも心がけましょう。そうすることで、安産に近づくことができますよ!

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