恋の病とは?
医学的に説明ができる現象
恋の病に影響する物質
- ドーパミン
- セロトニン
- ノルエピネフリン
恋の病にかかると体にも心にもさまざまな症状が現れ、他人から見ても「あの人は恋の病にかかっている」と分かるような状態になります。恋の病はきちんと医学的にも説明できることで、恋の病にかかると体の中では3種類の物質が分泌されます。それによって体や心にさまざまな変化をもたらすのです。
ドーパミン
運動機能、やる気、集中力に関わる物質でドーパミンが多量に分泌されるととにかくやる気が出て何でもできてしまうような錯覚に陥ります。過剰な分泌により体が頑張り過ぎてしまい、幻覚、幻聴を起こすことも。好きな相手を思うあまり性的欲求が高まる+やる気が高まり犯罪に繋がることも。
セロトニン
セロトニンはドーパミンとは反対の効果がある物質。セロトニンが分泌されるとドーパミンにより活発になった体や精神を落ち着かせる効果がありますが、恋の病にかかるとセロトニンの分泌量は減少してしまいます。セロトニンの分泌量が減少すると精神は不安定になり、落ち込みやすい、物事をマイナスに考えるなど鬱傾向に。
ノルエピネフリン
ノルエピネフリンは他の呼び方ではノルアドレナリンとも呼ばれています。主に血糖値や血圧、心拍数のコントロールに関わる物質でドーパミンにより高まる体を守るために緊張状態を作ります。緊張状態になると観察眼、洞察力が高まり好きな異性がより美しく見えたり恋の美しい記憶として胸に刻まれます。
恋煩い(こいわずらい)とも呼ぶ
恋をすると病気のような症状が出ることから、日本でも遠い昔からずっと恋の病が知られていました。恋の病は昔は「恋煩い」と読んでいて、今なお恋煩いという呼び方は定着しています。恋をするとまるで病気にかかったように体や心に変化が現れるのは今も昔も変わっていなかったのですね。
男の人は恋をするとどうなる?
①何でもテキパキこなすようになる
仕事でも何でも「できる気がする!」「やる気がどんどん出てくる!」という状態になり、いつもよりも作業がはかどるようになります。ハキハキとしていて、仕事の効率はアップ。
やる気が出てくるという状態はドーパミンの影響で、集中力が高まり興奮状態になっているので活発に体が動きます。いつもなら時間内に終わらない仕事がスムーズに終わる、いつもよりハキハキとして元気な印象になった男性がいたら、もしかしたらその男性は恋の病にかかっているのかもしれませんね。
また、やる気があり活発なほうが好きな相手からの印象が良くなるかもしれないという前向きな考えからテキパキとなんでもこなせるようになることもあります。好きな相手により良く自分を見せるためのアピールとして、張り切りがちになってしまうのでしょう
②身だしなみを気にするようになる
こんな行動は恋の病かも
- 毎日髭をきちんと剃るようになる
- 髪型を気にして整髪料を使い始める
- スキンケアをするようになる
- ファッションに興味をもつ
- 服やファッションアイテムを買い漁る
- 鏡を見る頻度が増える
- オシャレな美容院に行きだす
女性からオシャレだと思われたい、清潔感があると思われたいと思うようになり恋の病にかかる男性は急に身嗜みを気にするようになります。恋をすると身嗜みが気になるようになるのは女性も同じですが、普段無頓着だった男性が恋をするとこのように色々な変化が見られるようです。
やはり、ファッションや身嗜みに無頓着な男性よりもオシャレな男性のほうがモテますから服装からお肌、髪の毛など色々なところが気になるようになるのでしょうね。逆に、身嗜みを気にし過ぎるあまり女性から「ナルシストっぽい」と思われなければ良いのですが…。
③お出かけスポットを調べる
女性が好きそうなカフェなどの飲食店やデートスポットを色々調べるようになります。女性はちょっとしたランチやティータイムでも男性のように気軽に入れるところよりもちょっとオシャレなワンランク上のお店に行きたがるもの。特にデートとなれば適当な飲食店やデートスポットを選べば発展する可能性はなくなるでしょう。
女性が気に入ってくれる場所をとにかく調べ嫌われないようにするための防衛手段でもあるのかもしれません。女性の好みに合う飲食店、インスタ映えするようなデートスポットを知っておくと女性からの好感度はアップするでしょうね。
「色々な場所を知っていると格好良い」という印象も持たれるかもしれないという期待感から、デートスポットを紹介する雑誌を集めたりホームページを良く見るようになる傾向になるでしょう。
④メールの文面が以前と変わる
普段、友達とのメールでは素っ気ない感じだったりするのに好きな相手には女性に人気な女子力が高い顔文字を使ったり絵文字を使うようになることも。好きな相手だけでなく本人が気づかずにメールの文面が変化し、周りが「いつもと違うな」と感づくこともあるようです。
素っ気ない文面は何となく冷たい印象がありますし、興味がなさそうに見えるので女性的にはマイナスポイント。ただ、顔文字や絵文字の使い過ぎはチャラい、おじさんくさいという印象にもなってしまうので明らかにメールの文面が変わるのは注意したいですね。
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恋の病にかかった症状とは?
①食欲がなくなる
恋をすると胸がいっぱいでご飯が食べられなくなるという話は聞いたことがありませんか?恋をするととにかく好きな人のことしか考えられなくなりお腹が空いていても「お腹が空いた」という信号が発信されにくくなるので食欲が低下する場合があります。多少食べることはあっても空腹感を感じないのであまり食べなくなったり。
食欲が低下した状態が長く続くと栄養不足になり他の部分にもトラブルや病気を起こす場合があるので、注意したい恋の病の症状ですね。恋をすると痩せるとも言いますが、恋の病によって食欲が低下することが症状の原因なのかもしれません。
②ぼーっとする
恋の病にかかるとドーパミンの影響でやる気が出て何でもテキパキできるようになる場合もあれば、好きな相手のことばかりを考えたりエッチなことをいつでも妄想するようになって集中力がなくなってしまう場合もあります。寝ても覚めても好きな相手のことを考えるのが特徴です。
仕事をしている時や大事な時にも「今なにしてるんだろう」「あの時の会話は楽しかったな」など、色々なことを考えてしまいぼーっとしがちになります。普段はできていた仕事でもミスをするようになったり、終えるまでに時間がかかるようになります。
③眠れなくなる
恋の病にかかると脳内からドーパミンが多量に分泌されます。前向きな気持ちになったりやる気が出たり、ドーパミンには良い効果もありますが体や頭が興奮状態になって「休憩モード」になりにくくなってしまいます。そうなると夜になっても脳や体は活発なままで、眠気を感じにくくなってしまうのです。
眠れなくなっても体は興奮状態になっているので、あまり疲れは感じません。しかし、疲れを感じないとしても睡眠不足は健康にとって良くありません。睡眠不足が続けばある時体調を崩したり、病気にかかる可能性があります。
④情緒不安定になる
恋の病にかかると男性の心は不安定になります。好きな人が話し掛けてくれたり、ちょっと笑ってくれたりするだけで気分はうなぎ登りになるのに、少し素っ気ない態度をされたりしたらそれだけで「嫌われた」と落ち込むことも。気分の上がり下がりが激しく、女性の些細な言葉や態度でコロコロと浮き沈みするのが特徴です。
恋の病なんだなぁという位の浮き沈みなら可愛いものですが、酷いとうつ病のようになってしまうこともあるので重度の恋の病は心配になります。うつ状態になると些細なことで「もう駄目だ。生きていられない」と思うようになり、自殺を考える男性もまれにいます。
恋の病にかかる人の特徴とは?
恋愛に不慣れな人
恋愛下手な人の特徴
- 人見知り
- 恋愛経験が少ない
- 女性との接し方が分からない
- 基本的に一人が好きな人
- 漫画やアニメに夢中
- 女性と関わることが少ない
恋愛に不慣れな人は積極的に女性に関わっていくことが下手で、妄想をこじらせたりして恋の病が重症化しがちです。恋愛経験が少ないため恋愛感情が新鮮で、のめり込んでしまいやすいでしょう。好きな気持ちは大きいのにどんなアプローチをしたらいいか分からず、気持ちや妄想をこじらせる悪循環にはまりやすいのも特徴です。
惚れっぽい人
惚れっぽい男性の特徴
- 人と接するのが好き
- 恋愛経験が少ない
- 女性が大好き
- 恋愛経験が多い
- 一つのことに集中しやすい
- 奥手な人
惚れっぽい人は恋愛経験が少ないがために女性に好意を抱きやすいパターンと、恋愛経験が豊富で遊び感覚で好きになってしまうパタ―ンがあり両極端なのが特徴です。
恋の病にかかる男性を理解して恋愛を楽しもう!
恋の病にかかるとさまざまな体や心の変化があることが分かりました。ある程度症状が軽いなら「楽しそうな恋煩いだな」と微笑ましく思えますが、症状が重症化すると別の病気にかかり健康を損なうおそれもあるので、症状が重要にならないように周りも気を付けてあげたいですね。
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