感謝の意味「恐縮」の正しい使い方は?例文5選&類語10選を紹介!
更新:2019.06.21
社会人であれば、一度は「恐縮です」を使ったことがあるのではないでしょうか?恐縮には感謝や謝罪、依頼の意味がありますが、その使い方を正しく把握している人は意外に少ないのかもしれません。今回ビジネスシーンでの正しい恐縮の使い方や例文を5つ、また類語を10コ紹介していきます。
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。
恐縮には感謝以外にどんな意味がある?
感謝の意味
View this post on InstagramA post shared by 😊花篭海風😊 (@hana.eco) on
恐縮には「ありがとう」という感謝の意味があります。相手からなんらかの厚意やを受けた時や、何かしてもらった時などに使います。「ありがとう」よりずっと畏まった言い方で、ビジネスシーンでは上司や先輩によく使います。
謝罪の意味
恐縮には「すみません」という謝罪の意味があります。相手に何か迷惑をかけた場合や、自分が他人に対して失礼なことをした時に使います。これも「すみません」よりずっと畏まった言い方で、ビジネスシーンでは主に上司や先輩に使います。
依頼の意味
恐縮には依頼の意味もあります。依頼の意味で使う場合は、「恐縮ですが、」とクッション言葉として使います。忙しい相手や、来客中の上司に要件を伝えたい場合など、いろいろな場面で使うことができます。ビジネスマナーとして失礼にならない言い方です。
ビジネスシーンでの恐縮の使い方【例文5選】
わざわざお時間を割いて頂きまして恐縮です。
「今日はお忙しい中、わざわざお時間を割いて頂きまして恐縮です。心より感謝します。」この例文はビジネス会議をする時や、自分の会社を訪れてくれた人に対して有効な使い方です。メールや手紙で感謝の気持ちを伝える際にも、丁寧に伝えることができます。
お褒め頂き恐縮です。
「私のつたない文書にお目通し頂いた上、お褒め頂き恐縮です。まだまだ未熟者なので、ご指導のほどよろしくお願い致します。」この例文は相手に感謝と教授を請う際に有効な使い方です。目上の人が多い場では、社交辞令的に使われることも多いです。
ただただ恐縮するばかりです。
「本日は部長自らご案内くださり、ただただ恐縮するばかりです。また、関係者様一同に厚く御礼申し上げます。」この例文は、相手からの厚いおもてなしに対して感謝の意味を伝えながら、相手に謙虚な姿勢も見せられる使い方です。
誠に恐縮いたしました。
View this post on InstagramA post shared by @ ayumi_mom on
「本日は社長自らお越しくださり、誠に恐縮いたしました。どのように感謝の意を表せばよいのかわからず、不徳の致すところです。」この例文は感謝とともに、相手への尊敬の意味も伝えることができる使い方です。
お忙しいところ恐縮ですが、
「お忙しいところ恐縮ですが、ぜひ先日の話し合いのお返事を頂ければと存じます。」この例文は、相手への依頼をする際にやわらかなクッション言葉となり、失礼にならずに依頼をすることができる使い方です。
ビジネスシーンでの恐縮【類語10選】
恐れ入ります。
「このたびご配慮頂き、誠に恐れ入ります。」「恐れ入りますが、納品日を1週間先延ばしにして頂きますようお願い致します。」この例文は感謝でも依頼の意味でも通じる使い方です。恐縮と同じく、ビジネスシーンでよく使われる類語です。
申し訳ございません。
「ご多忙の中、誠に申し訳ございません。」「申し訳ございませんが、お問い合わせ頂いた内容に関しましては、すでに受付を終了致しました。」この例文は謝罪の意味やクッション言葉として両方の使い方ができます。ビジネスシーンでも最も使いやすい類語でしょう。
お恥ずかしい限りです。
「このような不手際があったにも関わらず、気づかずにいたとはお恥ずかしい限りです。」「勉強不足の自分がそのようなお褒めの言葉を頂くとは、お恥ずかしい限りです。」この例文は謝罪の意味や、わずかながら感謝を表す類語の使い方です。目上の人に使うと、好感を持たれやすいでしょう。
身の縮む思いです。
「このたびは誠にありがとうございます。私共のような門外漢があのような立派な賞を頂くとは、予想だにしなかった慶事で、まさに身の縮む思いです。」感謝の意味の言葉を述べながら使うことで、丁寧に相手にお礼を伝えることができる類語の使い方です。
畏れ多いことでございます。
「そのような褒め言葉を頂けるとは、畏れ多いことでございます。」「畏れ多いことですが、一言申し上げます。」相手に失礼になるので申し訳ないという気持ちを伝えることができる類語の使い方です。尊敬する上司や先輩に使う機会が多いでしょう。
身に余る光栄でございます。
「私ごときにそのようにご対処頂けるとは、身に余る光栄でございます。」この類語には自分の価値の倍以上もの価値のものを頂いたという意味が含まれており、多少大げさなくらいに、相手への感謝の気持ちを伝えることができます。嬉しい心持ちを表す決まり文句とは言え、言われた方は悪い気はしないでしょう。
ビジネスシーンの中でも特に、表彰された時や何かの賞をもらった時に使うことが多いでしょう。たとえ本心では「もっと高い評価がほしい」と思っていても、この類語を使うだけで十分に感謝の気持ちが伝わるでしょう。
心苦しいほどです。
「これほどまでにして親切にして頂けるなんて、心苦しいほどです。」「あなたの苦労を思うと心苦しいほどですが、いっしょに頑張れればと存じます。」相手の要望に応えることができず申し訳ない、という謝罪の気持ちを表す類語の使い方です。
もったいないことでございます。
「私ごときをいつも心にかけて頂き、誠にもったいないことでございます。」「もったいないことですが、精一杯務めさせて頂きます。」自分に似つかわしくないほどいい処遇を受けた時に、相手に感謝や謙遜の意味を伝えることができる類語の使い方です。
痛み入ります。
「このような場所までお見舞いくださり、誠に痛み入ります。」「突然の無理な申し出にもかかわらず、ご快諾頂きありがとうございます。皆様のお心遣いに痛み入ります。」かなりの目上の上司には有効な使い方ができる類語です。若干古臭い感じがあるので、年が近い目相手には「恐れ入ります」の方が使い勝手がいいでしょう。
とは言え、「痛み入ります」は目上の人に取引先の厚意に対して、心底感謝している気持ちを伝えることができるので、ぜひとも覚えておきたい表現です。仕事上で便宜を図ってもらった時には、積極的に使うようにしましょう。
僭越ながら、
「僭越ながら、私の意見を述べさせて頂きます。」「僭越ではありますが、その商品よりはこちらの商品を使う方がよろしいかと存じます。」僭越には「失礼を承知の上で、立場を超えてふさわしくないことをする」という意味があり、かなり謙虚な気持ちをこめた使い方ができる類語と言えます。
ビジネスシーンでのあいさつ、目上の人と会話を交わす時、意見を交わす時などに使えます。相手の機嫌を伺いつつ、自らを謙遜しながら自分の考えを切り出す時に有効な使い方です。
甚だ未熟ではございますが、
「甚だ未熟ではございますが、この大任を引き受けたからには、全力を尽くして頑張りたいと存じます。」「甚だ未熟ではございますが、今後ともどうぞご指導のほど宜しくお願い致します。」自分がまだ一人前ではないことを、謙遜しながら伝えることができる類語の使い方です。
他にも「若輩者ですが」「至らない点もあるかと思いますが」「浅学非才な身ですが」といった類語があります。いずれも自分の経験値の足りないことを伝えることができます。
まとめ
家族や友達にはなかなか使うことのない恐縮ですが、ビジネスシーンでは役立つこと必至。恐縮の使い方をマスターすれば、上司や先輩に一目置かれること間違いなしです。将来のキャリアアップにもつながるでしょう。しっかりマスターして、今後あなたのビジネスで活かしていきましょう。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。