面白い自己紹介をするには?ユニークなプレゼン・スライドの作成方法
更新:2021.08.03
就職活動に仕事先への配属。そこで必ず行うのが自己紹介ですね。人の記憶に残すためには面白いプレゼンをしなければ、と考えている人が多いのではないでしょうか。より理解してもらうためにどんなユニークが効果的なのか、自己紹介の質を上げるためのスライドの作成方法を紹介します!
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INDEX
就職活動での自己紹介とは?
重要度がとても高い
就職活動で面接に行くと必ずあるのが自己紹介で重要度がとても高いものとなっています。「ただ単に自己紹介なのに」と簡単に考えていませんか?
面接官側からすると、自己紹介はその人の個性を判断するとても重要なものなんです。今までどんな経験をしてきたのか、表現力はどうなのか…そんな人となりまでを見抜いてしまうんですよ。
どんな項目で面接官は自己紹介をチェックしているのか気になりますよね。判断基準は企業によってさまざまですが、代表的な例を挙げると以下の通りです。
自己紹介でチェックされること
- 話がまとまっているか
- 明るく話せているか
- どんな経験をしてきたか
- 個性があるか
- 志望書と内容に食い違いがないか
短い時間で行うもの
大体の面接での自己紹介は、1分で行うのが通例です。時間を指定しない場合がありますが、それでも「簡潔にまとめて」というリクエストがあるはず。1分で自分のすべてを話さないといけないなんて難しい!と思ってしまいますよね。
短くすっきり話す、というスキルは社会に出ると要求されるもの。その力があるかどうかを企業側は試しているんですよ。志望者の性格や経験値を知ると同時に、話を簡単にまとめて話せるかどうかも自己紹介の大きなポイントなんです。
自己PRとは別物なの!?
よく混同してしまうことがあるのですか、自己紹介と自己PRは別物です。自己紹介は自分の学業やその他活動を紹介するものですが、自己PRは能力やアピールポイントを伝えるもの。
自分はこんなスキルがありますよ、今までの経験からこんなことができるようになりました…という能力や意欲のアピールが自己PRなんです。面接で自己紹介とPRを間違えて答えてしまうと「この志望者は質問の意図を理解していない」と不合格にしてしまうので気をつけましょう。
面白い自己紹介にする!基本テクニック
「経験」で語る
自己紹介をするのは面接のときだけでなく、就職してからも行いますよね。正直社会人になるとうんざりするほど自己紹介の機会が待っています。そこで大切なのは「経験から知ってもらう」こと。面白くない話というのは大体具体性がありません。
自分はこんな人ですと抽象的に伝える人が非常に多いのですが、それでは面白いとは言えません。例えば旅行経験を紹介するとしましょう。「一人でアラスカへ旅に行ったことがあります」という経験談を話したとします。
それだけで十分インパクトはありますが「どうして、何のために?」と聞き手は思ってしまいますよね。「アラスカのオーロラを見るために行きました!一度見てみたかったんです。写真があるので興味があれば後でお見せしますよ」と自己紹介すれば具体的で、その先のコミュニケーションも円滑になります。
強みをひとつ見せる
自己紹介でとても大切なのは、その人の得意分野を示すことです。仕事にかかわることでもいいのですが、全く関係ないことでも大丈夫。例えばですが、生命保険会社に入社して自己紹介をしたとしましょう。
保険に関する資格や知識をアピールしてもいいですが、面白い自己紹介にするなら趣味について話すほうが好印象です。「実はロードバイクが好きで、昨日休みだったので100km走ってきました。体力には自信があります」なんてさらっと強みを伝えられると理想的でしょう。
「100kmも走れるの!?」と驚いて場は盛り上がりますし、「あぁ、ロードバイク得意な○○さん」という印象がついて周囲から覚えてもらえるきっかけになります。面白い自己紹介というのは他人にはない強みを含んでいるんですよ。
意外性を盛り込む
もうひとつ面白い自己紹介にするとっておきのテクニックが「意外性」です。これがあるか無いかで印象に残るかが大きく左右されますよ。就職活動でも仕事に就いてからも必要なテクニックなので覚えておきましょう。
筆者の例を挙げてみると、学生時代に渡航したジャマイカの話がよく驚かれます。人から見るとおっとりしていて大人しそうな外見なのですが、20歳の時にボランティア活動のために一人でジャマイカへ行ったというギャップが他人に受けるんです。
その話をすると「ジャマイカ行ったの!?意外すぎる!」と周囲がびっくりし、質問が山のように飛んできます。後々話題にもなりますので、意外な経験や趣味を持っていることを自己紹介に盛り込むといいですよ。
話が面白い人の共通点
「失敗」を素直に話せる
自己紹介うんぬんの前に、話すこと自体に苦手意識を持っていませんか?自己紹介の内容を練る前に人を惹きつける話し方を知りたい!という意見も多いので簡単に説明しておきましょう。
新しい人と関わっていくとき、自分の失敗談を話せるように用意しておくといいですよ。人の失敗って面白いですし、失敗の経験からその人の特徴を理解することができるため非常にいい材料なんです。
失敗を素直に打ち明けられるというのは、コミュニケーションを取る上でとても重要なこと。「初めて東京に来てICカードの使い方が分からず友人に笑われた」とか「よく階段ですねをぶつけて悶えています」といったような面白い失敗談を用意しておきましょう。とっさの自己紹介に使えますよ
一文が短い
仕事ができる人、話が面白い人に共通しているのは「一文が短い」ことです。適切に文を句点で区切り無駄な文章を省いているんですよ。これはアナウンサーやお笑い芸人の話術としても知られています。
自己紹介含め、話が分かりづらくて面白くない人はだいたい一文が長いんです。句点で区切ることができずだらだら話すと聞き手は面白くないと思ってしまうので注意しましょう。
長くても一文は40文字程度にして、都度文を完結させるようにしてください。それを意識するだけで話し方は大きく変わり、聞いている人の食いつき方も変わってきますよ!
間を上手く使う
話をするときに大切なのが、「間」です。自己紹介でも普段の会話でも間の取り方次第で話が面白いか変わってくるんですよ。間を取ってもったいぶればいい、というわけではなく相手のリアクションに合わせた間を持つようにしましょう。
間がない話というのは相手が突っ込む隙を与えず、一方的な印象を与えてしまいます。自己紹介は基本的に自分から話す一方的なコミュニケーションではあるものの、聞いている人の反応を拾い上げながら話す必要があるんです。
「えーすごい」と聞き手がつぶやいたら少し間を取ってあげる、というように間を時々入れることで話の質は大きく変わってくるんですよ。リアクションに合わせて息を入れることでコミュニケーションのやり取りは格段に質が上がります。
面白い自己紹介スライド作成のすすめ
スライドって何?
自己紹介の質のアップのため、スライドを作成している人もいます。しかし作ったことがない人はそもそも「スライドって何?」と疑問に思ってしまいますよね。
スライドとはスライドショーのことで、パソコンやスマホで作成できるものです。映像で作ってもいいですし、パワーポイントのようなスライド作成ソフトで完成させてもかまいません。
自己紹介は基本的に口頭だけですが、それに加えてスライドという目で見る情報が加わることでより伝わりやすくなるんです。もし就職活動で「スライド使用OK」とあったら積極的に取り入れてみましょう。
自己紹介の練習にスライドを作ろう!
スライドを作成するのをおすすめするのは、自己紹介の練習になるということも背景にあります。特に就職活動で日々自己紹介をすることがあるのなら、スライドを作成して情報を整理しておくといいですよ。
最近はスマホでもスライドショーを作れるようになったので、ぜひトライしてみましょう!名前から学業の経歴、学校外の活動など基本的な情報から個性のアピールまで一通り入れてみてください。
そしてスライドの再生時間を大体1分になるように設定し、そのスライドショーを見ながら自己紹介を話す練習をしましょう。そうすると1分で自己紹介するテンポが簡単につかめ、話の順序を整理する練習にもなりますよ。
面白い自己紹介にしたいなら…改善実例
語彙力を高める
まず、自己紹介に必要なのは語彙力。簡単な言葉で話す技術は必要ですが、幼稚な単語は確実に印象を悪くしてしまいます。自己紹介から次につなげて人脈を広げるためにも、普段から語彙力を高める努力をするようにしましょう。
話が面白いお笑い芸人のユニークさを参考にしてもいいですし、読書を積極的にして普段からたくさんの言葉に触れる努力でもOK。プレゼン形式の自己紹介では特に語彙力が必要になりますので、日々意識するようにしてください。
例えば、海外ボランティア経験を通して個性を伝えたいとします。大抵の人が使う「国の違いにびっくりした」という表現ではなかなか伝わりません。語彙力を駆使した伝え方の実例を以下に挙げますので参考にしてみてください。
例)アフリカへのボランティア経験を話すなら
- 水道インフラが日本とはまるで違いました。国が違うということは、こうなんだと実感する瞬間でしたね。お湯が出ないシャワーを毎日浴びたのですが、皆さん想像できますか?
- どこまでも平原が続いていて、大陸のスケールが桁違いでした。田舎で育ってきたので壮大な自然になじみはあったのですが、比べ物にならないほどでしたよ。
- ボランティアをしてみると、その国の「幸せ」や「成功」の形を勉強できます。日本だけで過ごしていると分からないことが学べて、意外な収穫を得ることができました。
キーワードで話す
自己紹介でも普段の会話でも、コミュニケーションに面白さを感じさせるコツは「キーワード」の使い方にあります。ある程度キーワードを絞って自己紹介することによって、まとまりがあり簡潔になる上ユニークさも増すんですよ。
例えば、あなたが多趣味だったとしましょう。すべての趣味をひとつひとつ話すだけではユニークさが微塵もありません。しかし「多趣味」というキーワードを使いこなせば面白いプレゼンができるようになりますよ。下に例を出してみましょう。
「多趣味」がキーワードなら…
- 「私は人からよく多趣味だと言われるんです。マラソンに英会話、楽器演奏…多趣味すぎるからどれかに集中したら?と友人に指摘されることが最近ありました。興味があると何事にも取り組めるんですが、その分器用貧乏になってしまうので失敗もよくあるんです。大目に見てください」
このようにキーワードを広げ、どんな趣味を持っているかだけでなく失敗談や自分の性格を表すことができるんですよ。締めくくりはユニークに、失敗を交えて話すことで面白い自己紹介にすることができます。
「面白い=聞きやすい!」聞き手を引き込む自己紹介のコツ
句読点の打ち方を改善する
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日本語ってとても難しくて、句読点の打ち方次第で話の印象が変わってしまうので意識が必要です。普段から読書を習慣にしている人は、意識しなくても自然と句読点が正しく打てます。
しかし、普段あまり文章に触れないと上手く伝える間の取り方ができないので注意しましょう。これは感覚の問題ですので、本を読んだりプレゼンが上手な人の話を聞くなどして努力を重ねないと習得できません。
面白い自己紹介は、正しい間や句読点があってこそ引き立ちます。だらだら話してしまうと面白い・面白くない以前に内容自体が頭に入ってこないので気をつけましょう。
下を向いて話さない
自己紹介をするとき、それは初対面の人と会う瞬間ですよね。お互い警戒心があって緊張してしまい、顔を見て話すのってとても難しいものです。
よくあるのが緊張のあまり目線を下に落としてしまうこと。無意識のうちにやってしまうので注意しましょう。目線が下に向いていると、いくら話が面白いとしても聞き手は「私に向かって話してる気がしない」と興味を失ってしまう原因になってしまいます。
下を見て話すのは絶対にNG。自己紹介というプレゼンはしっかり周囲の顔を見て、「私は皆さんに向かって話しています!」アピールをするようにしましょう。基本中の基本ですが、意外とできていない人が多いので見直してみてください。
英語で自己紹介プレゼンする基本文章
名乗るのは"Iam"が正解
よく英語の教科書なんかには"My name is…"で自己紹介をするように書かれていますが、一般的に名乗るときの表現といえば"I am…"で始めるのが正解です。
友人同士の気さくな自己紹介なら下の名前だけでOKですし、ビジネスシーンなら名字だけでも大丈夫。かしこまった場面ならフルネームを紹介するようにしてください。
もし友人同士のようなライトな自己紹介だった場合、名乗った後"Call me ○○"(○○と呼んでください)とニックネームを伝えるとさらにコミュニケーションがスムーズになりますよ。
出身について語る「from」「born」「brought」について
自己紹介をするとき、どこで生まれたかや幼少期をどこで過ごしたかの話題になることがあります。英語で出身について語るときは、3つの単語を使い分けるようにしましょう。
出身について語る単語の使い方
- 「from」出身地…例)I'm from Tokyo.
- 「born」出生地…例)I was born in Hokkaido.
- 「brought」育った土地…例)I was brought up in Iwate.
簡単な自己紹介なら出身地のみを話すことが通例ですが、引越しなどで育った土地が違うのならプラスしてどこで育ったのか伝えるといいでしょう。
趣味について伝える英文
だいたい趣味について英語で伝えよう、と思ったら"I like…"というように「~が好きです」と考えるかもしれません。普通はこう文章を考えますよね。
それでも問題ないのですが、より分かりやすく伝えるなら"My hobby is to play the guiter"の方が聞き手に具体的に伝わるでしょう。~が好きです、というより~が趣味です!とはっきり伝えられるので、こちらの方がおすすめですよ。
面白い自己紹介を極める!おすすめ&ユニークな書籍集
【水王舎】自己紹介が9割出会いの「30秒」で、なぜ人生が変わるのか?著:立川光昭
こちらはビジネスはもちろん、プライベートにも応用できる自己紹介術が具体的に載っているメソッド本です。自己紹介の大切さだけでなく、準備の仕方や短所を長所に変える紹介の方法まで網羅されていますよ。
著者の立川氏は広告業界で有名な経営者であり、人の記憶に残る言葉の使い方やプローモーションセンスを持つカリスマです。成功者が行っている自己紹介の極意をこの本で学んでみてください!
【リンダパブリッシャーズの本】すごい自己紹介著:横山裕之
なんともインパクトのあるネーミングですが、内容が充実していて分かりやすいと評判です。自己紹介に関する固定観念を揉みほぐし、個性的でまとまった自己紹介をしたいならこの本を読んでみてください。
その他大勢の自己紹介と大きく差をつけることに成功し、人脈を広げることができたという声も上がっています。特に就職活動をするならば他者との差別化が必要ですので、とても参考になりますよ。
【祥伝社】日本人の9割は正しい自己紹介を知らない著:山中俊之
もしグローバルスタンダードな考え方を知りたい!と思うならこちらの本を手にとってみましょう。海外ビジネスに関わる機会があったり、世界基準のコミュニケーション方法が知りたいと潜在的に思う方にぴったりな内容となっています。
自己紹介ですぐに使える英語例文が載っているなど、実践的&具体的で読書嫌いでもスラスラ読める一冊です。ビジネスシーンでなく、外国人とプライベートで接する機会がある方にもおすすめですよ。
まとめ
就職活動、入社など新しい出会いがある時期は自己紹介をよくしますね。限られた時間内で自分のことを伝えるのって難しいのですが、自己紹介はその後の人脈や人間関係の形成に深く関わってくるスキルです。
たかが自己紹介、と思っているともったいないですよ!人との関わりをもっと素敵にするような自己紹介ができるようになると、人生が大きく変わることだってあるんです。
面白い自己紹介をして、興味を持ってもらえる話方を実践してみましょう。思いがけないチャンスが目の前にやってくるかもしれません。
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