【年収450万】手取りから考える家賃と貯金すべき金額とは?
更新:2022.05.20
年収450万だとどんな暮らしをするべきなのか気になっていませんか?家賃や貯金の額は手取りに応じた適切な範囲で決めるのが上手に財産形成していくコツです。年収450万でやりくり上手な人は、一体どんな基準で生活を管理しているんでしょうか?お金をためられる人の習慣も解説しながら、家賃や貯金の実態に迫ります!
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年収450万の実態
全体の15%前後
まずは手始めに、日本ではどのくらいの人が年収450万で生活しているのか見てみましょう。 国税庁による「民間給与実態統計調査」を解析してみると、おおよそ全体の15%に当たることが分かりました。性別を分けて細かく見ると、男性が17%・女性が10%です。
30代前半の平均は年収450万前後
複数の民間団体による給与実態の調査結果を調べてみると、30代前半で年収450万円に達する人が多いようです。ただし、平均値であるため実際には個人差がかなりあるのが現実でしょう。
30代前半はキャリアアップして役職者となる機会が巡ってくるため、20代の平均と比べると年収が跳ね上がります。今まで培ってきた能力や資格を活かして年収アップにつながる転職をする人も多く、年収450万という収入に至るケースもあるようです。
年収450万の手取りとは
年額350万程度
年収450万円、というのはあくまで額面の話。そこから国に払う税金や保険料が引かれ、最終的に手取りという形で私たちの手に渡ります。年収450万の場合、手取りはおよそ350~380万円で、税金額がかなり引かれているのがわかりますね。
手取り年額350万というのは一人暮らしだとかなり自由がありますし、家族を持っても上手くやりくりすれば養っていける程度の収入です。貯金をしながら趣味や美容を楽しむことのできる年額だと思っていいでしょう。
月換算約30万
具体的にどんな生活をしていけるのか?と思ったら、月額いくら使えるのかチェックしてみましょう。年収450万の手取り月額はおおよそ30万円になり、家賃や貯金に振り分けるお金を自由に設定することができます。
新卒の初任給と比べておよそ10万円も多いですから、私生活に余裕ができると考えていいでしょう。ちょっと高めな家賃の部屋に住んでもいいですし、交友費や食費に予算を割いても大丈夫です。
ただし、計画的にお金を使わないと年収450万でも貯金ができないので、しっかりと家計管理をするようにしてください。「家計管理ってどうすればいいの?」と思ったら、まずは年収に応じた住宅に住んでいるかを見直してみましょう。
年収450万の適正家賃
基本は、手取りの3割程度
数多くの経済アナリストは、家計を見直すなら家賃からチェックしましょう!!と提唱しています。それほどお金の管理に影響するのが家賃なんです。高収入なのにカツカツの生活をしている、という人の家計を診断すると、見合っていない家賃を払っている実態があるんですよ。
基本的に家賃は手取り額の3割程度を上限にするといいとされています。節約したいなら2割程度でもOK。3割程度にとどめておくことで、他のことにお金を回すことができるんです。
年収450万だと、手取りから考えると適正な家賃は月9万円台。住んでいる地域によってどんなランクの部屋になるかは大きく違いますが、都心部でも不自由しない金額ですね。
選べる幅は広い
月9万円ほどあると、住む場所の選択の幅が広く、好みや生活状況に合わせて選ぶことができます。一人暮らしなら駅に近い便利な立地であったり、新築のおしゃれな賃貸に住むことができるでしょう。家賃が高い東京でも9万円あるとかなり選択肢が増えます。
家賃を節約しながら広く部屋を取りたいなら、快速電車が止まらない駅周辺をチョイスしたり、駅から少し距離のある家を選びましょう。
年収450万で月9万円ほど家賃に割けるなら中古物件を購入する手もあります。マンション購入のシュミレーターで計算してみると、以下のような結果が出ました。計算の基準も載せておくので参考にしてみてください。
【年収450万円が買えるマンション】…2,000万円前後
- 購入時の年齢:30歳
- 月返済額:9万円
- 頭金:0円
- 返済年数:30年(定年60歳を想定して)
- 金利想定:3%
年収450万の貯金額
手取りの2割が目標
貯金っていまいちどうしたらいいか分からない、そう感じる方が多いのではないでしょうか。人によって家計は違いますから基準の見つけ方に迷って結局貯金が進まない…という声がよく聞かれます。
経済アナリストによって意見は多少違うものの、大体は月収の2割程度を貯金に回すといいとされているんです。少なすぎず、多すぎないのが手取りの2割というライン。
背伸びして貯金すると生活のやりくりができなくなり、貯金口座から生活費を引き出すという意味のない貯蓄になってしまいます。年収450万円の世帯なら月6万円が貯金の最低ラインです。
貯金額は個人差がある
年収450万なら月6万円、という計算式を紹介しましたがこれはあくまで一例です。人によっては少ない場合もありますし、もっと貯金している世帯だってあります。
筆者の友人では、年収350万円で月6万の貯金をしている人がいるので、個人の目標設定によって大きく変わるのが本当のところでしょう。「どのくらい貯金がありますか?」と年収450万の人に聞くと、実際の答えは非常に開きがあります。
500万円以上あるという人がいる一方で、「貯蓄なんてほとんどない」と答える人もいるんです。貯蓄額に差が出てしまうのって、どうしてなんだろうと思いますよね。きちんと家計管理できている人は、将来の目標の立て方が上手なんですよ。
ライフプランが重要
将来の目標なんてどうやって立てればいいの!?と思ってしまうのが普通。そこで立ち止まってしまうと家計管理が難しくなってしまいます。将来って何があるか分からないからいくら貯めておけばいいのだろう、という考えに上手に転換してみましょう!!
何があるかはもちろん分かりませんので、なんとなくの「夢」を持って貯金額を考えるといいですよ。1,000万円貯めて自宅購入の資金にしたい、世界一周したいから300万貯めたい…そんな希望でいいんです。
結婚したら子供が何人欲しいから、最低限○○万は貯めておこう。そんなざっくりしたライフプランを練っても大丈夫。結婚のためにはどのくらい資金が必要なんだろう…と感じたら下の記事をチェックしてみてください。
ストレスなく貯める!!やりくり上手の生活方法
意外とネックな「食費」攻略法
年収450万を考えて適正家賃に住んでいても貯金がうまくできない、目標額に届かない。そう悩む方は非常に多いと聞きます。何にそんなにお金をかけているんだろう…と疑問に感じたら、食費を見直してみましょう。
一日一日で見ると大した出費ではありませんが、積み重なると膨れ上がるのが食費の特徴です。一日の出費が多くないと、お金を使っている「実感」がなく、ずるずる流れていってしまいます。
「上手に貯金するために、食費を節約した」という実例もありますので実践しましょう。おすすめなのは、食費専用のお財布を作ること。月○万と決めてお財布に入れ、そこから買うことで管理がしやすくなります。お財布の持ち歩きが面倒ならデビットカードを利用して管理してみましょう。
貯金は天引きで
皆さん、貯金ってどんな方法で毎月管理していますか?1ヶ月の終わりに余った分を貯金口座に入れている…という習慣は「貯まらない人」が行ってしまうものなんです。上手に貯金ができている人というのは、必ず天引きシステムで財産管理をしています。
給与が入ったら真っ先に貯金額を専用口座に移し、引き落とせない状態にしてしまうんです!!これはほとんどの経済アナリストがおすすめしている方法なんですよ。強制的に引かれることで、残ったお金でやりくりしないといけないという危機感を持ってお金を使うことができます。
ここで大切なのが「お金の使い方に対する危機感」であり、この感覚を養うようにすると今後年収に変動があっても安定した生活を送ることができるようになるんです。リスク管理ができるようになると、自然と家計管理も上手になり、いざというとき困らなくなります。
交際費の節約方法
家賃も光熱費も節約して、自宅にいるときは自炊している。でも交友関係が広く交際費が毎月かかっている…と悩む人の声がよく聞かれます。交友できる人がたくさんいるのはとても素晴らしいことですが、それで家計が狂ってしまっては元も子もありません!!
付き合いが悪いと思われたくない、と考えてしまいますが、自分の財産とのバランスを考えるほうが大切です。飲み会や遊びにいく頻度を落としたり、仲の良い人なら自宅で食事をしたりと工夫をしてみましょう。年収が450万あると交友にお金を自由に使えますが、それだけに調整が大変です。
もしあなたが付き合いの頻度を落として「付き合いが悪いから嫌だ」と思うような友人は、残念ながら表面上の付き合いです。本当に理解してくれる人は、相手の事情を汲み取ってくれるもの。むしろ「時間を作ってくれてありがとう」といつも言ってくれるのが本物の仲間です。
コスパのいい趣味を持つ
節約に節約を重ね、貯金にいそしむ…それは大切ですがちょっと窮屈ではありませんか?生活の安定を求めるがあまり、貯金自体が目的になってしまうとストレスが溜まってしまいます。適度に趣味にお金をかけ、遊んで気持ちを発散させる時間も作りましょう。
ただし、高額な出費が必要になる趣味にしてしまっては家計が狂う原因になってしまいます。月額一定の金額で通える趣味の教室や、運動ジムに行くなどしてストレスを発散させてください。
もし何かスキルをつけたい、というのであれば英会話や通信教育を趣味にしてしまうのもアリですよ。楽しい上に自分のためになる能力がつきますので、大人として最高の投資方法です!!
個人向けの補助金を探す
実はあまり知られていないのですが、国や自治体から個人向けに補助金や給付金で受給できるものが存在します。もし、見逃している場合はとてももったいないので、いますぐチェックしましょう。
個人向けの補助金や助成金、給付金を探す方は年間3万件を超える補助金、助成金、給付金など中小企業への支援情報を掲載している「
スマート補助金
」で検索してみてください。
リンク先:
https://www.smart-hojokin.jp/
まとめ
年収450万の生活や貯金についての実態はいかがでしたか?上手く家計管理していくのは難しいように思えてしまいますが、経済アナリストがおすすめする家賃や貯金の設定の仕方は結構簡単です。
お金のたまる人の習慣を真似すれば、ストレスなく貯金しながら生きていけます。ストレスを抱え込んでお金に触れてしまうと、だんだん目標が見えなくなって辛くなってしまうので注意しましょう。適切な家賃設定や貯金額の立て方を身につけ、不安や心配のない毎日を送ってください!!
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