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樹脂粘土のフィギュアの作り方は?着色方法や人形・動物・道具の使い方も

更新:2019.06.21

売り物のイメージが多いフィギュアですが、作り方さえ覚えれば自分でも作れるのをご存知ですか?オリジナルフィギュアを作れば、世界に一つだけのデザインが楽しめます。 樹脂粘土と言うものを使えば、誰でもフィギュア作りを楽しむことができます。 ここでは樹脂粘土を使ったフィギュア制作についてまとめました。

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樹脂粘土を使えばアマチュアでもフィギュアが作れる!

フィギュアと言うとプロが作った売り物と言うイメージが強いですよね。専用の道具や型など、素人では手が出せないような道具や技術が必要な気がするので、自分では作れないと思う方も多いでしょう。

しかし、樹脂粘土と言うものを使えば、アマチュアでも簡単にフィギュアが作れるのをご存知ですか?ここではそんな樹脂粘土を使ったフィギュアの作り方を紹介します。

一般的な粘土とは違い、木工用ボンドの成分、酢酸ビニルエマルジョンがベースの成分になっている粘土を指します。樹脂とは酢酸ビニル樹脂エマルジョンを意味し、酢酸ビニル樹脂エマルジョンで出来た粘土と考えるといいでしょう。

好きな形に造形した後、自然乾燥するだけで硬化します。木工ボンドを使用すると樹脂粘土同士を接着できます。プラスチックのような質感に仕上がるのが特徴で、その質感や耐久性から、フィギュアやアクセサリーパーツ、スイーツデコなどに使われます。

樹脂粘土は100均でも買える!

このような特徴を持つ樹脂粘土ですが、専門的なお店に行ってそれなりの値段を出さないと買えないんじゃ…?と思う方も多いかと思います。

しかし、この樹脂粘土、なんと最近では100均で買えてしまうのです!どこにでもあるお店で、しかも100円で買えてしまうのですから、初めて樹脂粘土で作りたい方でも安心ですよね。もちろん使い心地や性能に関しても問題なく、樹脂粘土初心者さんには100均の樹脂粘土をおすすめします。

樹脂粘土でフィギュアを作ろう!

まずデザイン画を描いてみよう

樹脂粘土でフィギュア制作を始める前に、まずはどのようなデザインのフィギュアを作りたいか、実際にデザイン画を描いてみましょう。

ポイントは、正面からだけでなく横、後ろ、裏側から見たデザインなど、様々な角度からのデザインを作る事です。フィギュアは立体構造なので、色々な角度から見た全体像を意識して描くといいでしょう。また、フィギュアのサイズもどれくらいか決めておくといいでしょう。

しかし、いきなりフィギュアの図面を書けと言われてもかなり難易度が高い作業になります。例として下記のサイトをご紹介しますので、そちらを参考にして、作ってみたいフィギュアのデザイン画・図面を描いていきましょう。


フィギュア図面集

フィギュア制作に必要な道具を揃えよう。

実際にフィギュアを作る為の道具を揃えましょう。当然ですが、樹脂粘土だけあれば作れるという訳ではありません。必要なものを下記に挙げていきますので、見ていきましょう。

まず必要なのがフィギュアの土台に使う芯です。大きなフィギュアや細いパーツのフィギュアを作る場合、樹脂粘土のみだと壊れやすくなってしまいます。そこで、芯として針金、爪楊枝、ティッシュなどを使うと強度が高まり、壊れにくいフィギュアとなるのです。

中に芯を作ると丈夫になりますし、使う樹脂粘土の量も少なくて済みます。全体的な土台はティッシュを丸めて、細いパーツは針金や爪楊枝を使って、頑丈な土台を作るといいでしょう。

また、粘土用のヘラがあると細かい部分の造型が楽になります。綺麗な形に整えたり、粘土を滑らかにそぎ落としたりするにはヘラがあった方がいいでしょう。このような道具も100均などで揃うので、樹脂粘土を買う際に同じ売り場で一通り揃えるといいでしょう。

樹脂粘土が固まった後にサンドペーパーで磨くと、表面が滑らかになり綺麗な仕上がりとなります。デコボコした仕上がりより滑らかな方がグッとクオリティが高くなるので、サンドペーパーで磨いて仕上げるようにしましょう。

そして、フィギュア制作に忘れてはいけないのがアクリル絵の具です。アクリル絵の具は水彩絵の具と違って落ちることがない為、フィギュアの着色に向いています。水彩絵の具だと綺麗に塗れない為、必ずアクリル絵の具を使いましょう。着色をすれば、一気にクオリティが高くなり完成した時の喜びも大きくなります!

樹脂粘土を使ったフィギュアの作り方

まずは芯を作りましょう


DIY

まずはフィギュアの土台となる芯を作りましょう。芯の作り方はティッシュを丸めてセロテープで留める、針金や爪楊枝を組み合わせて作る、などの方法があります。

なるべく細かく、仕上がりのイメージになるよう丁寧に芯を作りましょう。この時点で仕上がりのイメージと違うと、かなり仕上がりの出来に影響が出ます。なるべくデザイン画に近い形、サイズ、細かい部分の造型などを考えて作りましょう。芯ができたら樹脂粘土を周りに付けて、形を整えていきます。

樹脂粘土で形を作っていきましょう

芯ができたら周りに樹脂粘土を付けて形を作っていきます。なるべくデコボコになったり粘土同士のつなぎ目が目だったりしないように、丁寧に作っていきましょう。

パーツが細かくなる場合は、別々に作った方が作りやすいです。例えばまず体だけを作り、次に洋服を作り、アクセサリーを作る…。と言う風に、パーツごとに分けて作るとやりやすくなります。また、多少表面がデコボコしたりザラザラしたりした場合は、乾燥後にサンドペーパーをかければ改善されるので心配いりません。

形が出来上がったら自然乾燥させましょう

形が出来上がったら新聞紙などの上に乗せて、自然乾燥させます。樹脂粘土は乾燥に時間がかかります。メーカーによっても差がありますが、大体3~4日程度かかると考えた方がいいでしょう。しかし、どうしても早く乾燥させたい場合は、ドライヤーを使って乾かすという方法もあります。

ただし注意しなければならないのが、ドライヤーの温風は絶対に使ってはいけないという事です。樹脂粘土は高温が加わると発火する恐れがあります。温風は危険なので、必ず冷風を使いましょう。扇風機でも可能です。

また、どうしても床に密着する裏側は風通しが悪くなるため乾燥が遅くなります。金網などの上に乗せて風通しをよくするのも、乾燥を早める為のポイントです。早く乾燥させて完成させたい気持ちはありますが、ここで急ぐとせっかくのフィギュアが台無しになってしまうので、焦らずしっかりと乾燥させましょう!

乾燥したフィギュアに着色しましょう


フィギュアがしっかりと乾燥したのを確認したら、着色作業に入ります。まずはサンドペーパーを使い、表面を滑らかにしましょう。この工程があると、仕上がりがグッと奇麗になります!細部までサンドペーパーをかけて、デコボコのない滑らかな表面に仕上げましょう。

この時、削れた粘土のカスで粉っぽくなる場合があるので、筆などで粉をはらうと綺麗になります。アクリル絵の具で着色する際は、重ね塗りをするとムラなく仕上がります。

まずは第一段階で色を塗り、その上から二回、三回と重ね塗りをしましょう。一度にあまり厚塗りしないことがポイントです。また、絵の具同士が混ざってにじまないように、一つの色を塗ったらしっかり乾燥させてから次に移るといいでしょう。

POINT

着色には二つのやり方があります!

着色には樹脂粘土に直接アクリル絵の具を混ぜて使う方法もあります。この場合、樹脂粘土で造型する前にアクリル絵の具を混ぜるので、仕上げにアクリル絵の具を塗る必要はありません。

しかし、この方法だと粘土をこねたり形を作ったりする際に、手に絵の具が付いてしまうデメリットが…。どちらのやり方がいいかは、先に考えておきましょう。また、初めから色の付いた樹脂粘土も売られています。これを使えば着色する必要がないので、より簡単に作れますね!

絵の具が乾燥したら完成!

絵の具がしっかりと乾燥したのを確認したら、完成です!樹脂粘土を使う事で世界に一つだけのオリジナルフィギュアが作れます。自分で作ったフィギュアなら、愛おしさもひとしおですね♡

樹脂粘土で作るフィギュアを応用すれば、色々なものが作れる♪

キーホルダーのパーツも手作り!

樹脂粘土で作ったパーツに市販のキーホルダーパーツを取り付ければ、オリジナルのキーホルダーが作れます。キーホルダーパーツも100均で買えるので、手軽に作れますよ♡

キーホルダーにする場合、フィギュアより小さいサイズで、壊れにくいパーツのものをおすすめします。あまり細かいパーツの多い繊細な作りだと、使っているうちに壊れる恐れがあります。

ヘアゴムをつければオリジナルのヘアアクセに!

樹脂粘土で作ったパーツをヘアゴムに取り付けるだけで、オリジナルのヘアアクセが完成します。こちらもあまり細かいデザインだと壊れる恐れがあるので、なるべくシンプルなデザインがいいでしょう。色や模様なども好きなデザインにできるので、市販のものとは一味違うヘアアクセでアピールできますね♪

美味しそうなフェイクフードも♡

思わず美味しそう!と声が出てしまいそうなフェイクフードも、樹脂粘土で作れます。ミニチュアの可愛らしいスイーツなど、手作りのフェイクフードを楽しんでみてはいかがですか?このパーツにマグネットやストラップなどを取り付ければ、応用して様々な雑貨やアクセサリーに使えます。

樹脂粘土でなんちゃって植物!

こちらは樹脂粘土で作られた多肉植物。質感や色など、本物そっくりですね。樹脂粘土で作られたものなら本物の植物のように世話をする必要がありません。お部屋のアクセントにもなる、ちょっとした置物としても使えますね。

本格的なドールハウスもできちゃう!

樹脂粘土で作ったもの一つ一つをドールハウス内に並べれば、こんな本格的なドールハウスだって出来ちゃいます!ここまで行くにはかなりの時間と技術がかかりますが、樹脂粘土にはまった人なら憧れですよね♡

おわりに

いかがでしたか?樹脂粘土は100均でも買えることから、アマチュアでも手を出しやすいものとしておすすめできます。初めてフィギュアを作るという方も、是非樹脂粘土を使ってオリジナルのフィギュアを作ってみてくださいね。

ハンドメイドならではの自由な造形は、一度作ったら病み付きになるかも!フィギュア以外にもアクセサリーなど色々な作品を、樹脂粘土で作ってみましょう!

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