おしゃれ可愛いノートをDIYしよう!ホッチキスで簡単製本!
更新:2020.03.25
自分好みのデザインのノートが欲しいけど、なかなかピッタリ合うものが見つからない…見つかっても高い…丁度いいサイズのノートがない…そんな悩みを抱える方は、意外に多いのではないでしょうか? 実はノートを作るだけなら特別な材料がなくても、ホッチキスを使って時間をかけずに、作ることができます。また、デコ次第で自由自在に好みのデザインのノートを作ることもできます。 こちらではホッチキスを使った簡単な製本方法と、ノートの表紙デコの方法を紹介しています。
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手作りノートの概要
手作りノートとは?
ノートと言えば、買ってくるのが一般的ですが、実は作ることもできます。手作りノートとは、中のノート紙と、表紙の厚紙を使って、製本して家庭で作るノートのことです。 製本の方法は、針と糸を使う方法、ホッチキスを使う方法、ノリを使う方法など、様々にあります。
その中でも、ホッチキスを使う方法は、特別な道具を用意する必要がなく、家にあるもので比較的簡単に、短時間で作ることができます。 それぞれのノートの特徴をチェックしましょう。
針と糸を使う手作りノート
紙に穴を空け、針と糸を使って縫うように製本して、ノートを作ります。ノートのページ数は自由自在ですが、厚くなればなるほど穴を空けるのに手間取る上、製本にも時間がかかります。 針と糸を使った方法の綴じ方は、いろいろな方法があります。
ノリを使う方法
折った紙の背表紙にあたる部分にノリをつけ、表紙をつけて綴じ目を隠して製本する方法です。出来上がりまでは時間はさほどかかりませんが、ノリのはみ出しなど、失敗するとノートがうまく開けなかったりします。 また、作ってすぐはノリが乾いておらず、実際に使えるまでに時間がかかります。
ホッチキスを使う方法
表紙の紙とノート紙を重ねてホッチキスで留める製本方法です。作ってすぐに使える点や、特別な道具がほとんどいらないこと、制作時間が短いことなどがメリットとして挙げられます。
手作りノートの機能や使い方など
ノートの作り方によって、ノートの特徴は変わりますが、ホッチキスを使ったノートの一番の特徴は、見開きで使えるという機能です。 ホッチキスを使ったノートは全てのページを180度見開きで使うことができます。
特に折り目をつけなくても広げることができるので、見開きでノートを使いたい人にお勧めです。 基本的な材料で作れるノートは、シンプルな普通のノートですが、アレンジ次第で様々な機能をつけることができます。
ノートを手作りすることのメリット
手作りノートは自由にカスタマイズできるので、ポケットを付けたり、ノートのページをシール台紙を使うことでシール帳にしたりと、拡張機能が満載です。また、大きさを自由にすることができるので、小さな鞄に入れておく小さなメモ帳を作ったり、お子様向けの大き目の落書き帳を作ったりすることもできます。
このため、市販品でよく起きる「機能はいいけど大きさが微妙」「デザインが可愛いけどノートとしては機能的に使えない」といった問題を解消できます。 とにかく自分好みにカスタマイズできるというのが、手作りノートの一番のメリットです。
更に、紙をホッチキスで留めるだけなので材料さえあれば最短で5分ほどで自分だけのノートを自作できる、というのもメリットですね。
ノートを作るのに必要なもの
製本の要!ホッチキス
紙をまとめて留め、製本するための要の道具が、ホッチキスです。こちらのように、中綴じ・普通綴じ併用できるホッチキスが便利です。
中綴じホッチキスがないという場合も、こちらのように180度開くことのできるホッチキスがあれば、クッション材と併用することで、製本が可能です。厚いノートを作りたい場合には、中綴じ専用のホッチキスを用意しても良いでしょう。
【必要に応じて】クッション材
中綴じホッチキスを使わず、普通のホッチキスで留める場合に、ホッチキスの芯を受け止めるのに使用するクッション材です。下のクッション材は一例なので、芯を受け止められるものなら何でも構いません。クッション材はどれか一つだけ用意すれば大丈夫です。
消しゴム
中綴じホッチキスを使わず、普通のホッチキスで留める時に消しゴムを使う場合は、カバーは外して、ホッチキスを打つ箇所の分だけ用意します。
発泡スチロール
ノート全体の下に敷いて使います。B4程度のサイズだと、ノートがどんなサイズでも対応できて便利です。厚さはホッチキスの芯よりも厚いものを用意するので、一般的なホッチキスの芯であれば、10mmの厚さで十分です。
表紙用の厚紙
ノートの表紙用の厚紙です。画用紙などでも何でも好きな紙で構いません。ノートは半分に折るので、作るノートの2倍のサイズを用意します。用意する枚数は1枚です。
ノート用の紙
ノートにするための紙です。紙の種類は何でも構いませんが作るノートのサイズの2倍にします。また、ペンや鉛筆などの書き味が良い紙を用意すると良いでしょう。使う枚数はノートのページ数の半分です。30ページのノートなら15枚用意してください。白いノートは飽きるという方は、色のついたコピー紙を用意しても〇。
【必要に応じて】デコ用のパーツ
表紙やノートのページを、好みに応じてデコすると楽しいです。画用紙や写真など様々にありますが、技術がなくても簡単にかわいくできる特にお勧めのデコパーツ材料の例を紹介します。
マスキングテープ
- マスキングテープは、カラフルなものや柄付きなものなど、お好みのものを用意します。
クラフトパンチ
- クラフトパンチは紙を切り取ってノートを彩るのに使います。一か所のみ切り抜くタイプや、ラインで型を抜くタイプがあります。
エンボッサー
- 紙を切り取らずに型押しして飾るエンボッサーです。カートリッジと本体のセットで使います。
刺繍糸・毛糸・ニードル
- 紙に穴を空けて刺繍するための刺繍糸と毛糸です。穴を空けるニードルと刺繍針もあると便利です。ニードルは柄がついているタイプが、穴を空けやすく手が痛くなりにくいです。
ノートを作る手順
紙を半分に折る
用意したノート紙と厚紙を一枚一枚、半分に折っていきます。ノート紙は、まとめて半分に折ってしまうと、製本した時のノート全体のゆがみの原因になるので、できるだけ一枚一枚折りましょう。
表紙とノート紙を重ねる
次にさきほど折った紙と厚紙を、一度全て開いて紙を全て重ねていきます。この時に、厚紙が山折の一番上になるようにしましょう。
ホッチキスで留める
中綴じホッチキスで、山折にした線に沿って、ホッチキスで留めます。ノートのサイズがB5以下(使用した紙がB4以下)であれば、留める場所は2か所、ノートがA4(使用した紙がA3)以上であれば、3か所留めます。
普通のホッチキスで留める場合は、まずホッチキスで留める場所の下に、消しゴムや発泡スチロールなどのクッション材を敷きます。そして、ホッチキスを180度に開き、山折の線に沿ってホッチキスで留めます。
中側のホッチキスを処理する
ノートをひっくり返して、ノートの内側のホッチキスの処理をします。中綴じホッチキスの場合は、きちんと留まっているかチェックしてください。 普通のホッチキスを使った場合は、クッション材をはずし、飛び出しているホッチキスの芯を、ホッチキスの芯外しの部分を使って折り、留めます。
ノートの端を整える
ノートを閉じて、ページの端がバラバラになっているようであれば、カッターなどで切って整えます。この時、できればカッターマットの上に、ステンレス定規などでしっかりと押さえて切ると綺麗にカットができます。
ハサミで切ろうとすると、切っている途中で紙が斜めになるなどdして、余計にノートの端が乱れてしまうことがあるため、カッターが準備できない人は、カットしない方が無難です。 ノートの端が多少歪んでいても気にならない人は、そのままでも構いません。
お好みで表紙をデコる
お好みでマスキングテープやクラフトパンチでノートをデコります。マスキングテープで雑誌の切り抜きやシールを貼っても構いません。
ノートのページをデコってもOK
ノートのページが寂しい、という人はクラフトパンチで穴を空けて飾りをつけてもいいでしょう。表紙とノート全体を一緒にクラフトパンチで切り抜いてもオシャレになります。
アイテムを作るコツや注意点
ホッチキスの留められる枚数に注意
ノートを作る際に、一番注意したいのは、ノートのページ数です。ホッチキスによって使用できる芯のサイズは異なりますが、芯のサイズとホッチキスの種類によって、留められる紙の枚数は異なります。
ホッチキスの種類によっては、同じサイズの芯でも枚数が多めに綴じられるタイプの物もありますし、逆に同じサイズでも少ない枚数しか留められないタイプの物もあるので、注意が必要です。
家にあるホッチキスが何枚留められるか分からないという方もいらっしゃるかと思いますが、一般的には安いホッチキスでは15枚程度留められる物が多いです。何枚留められるか分からない場合は、ノートのページ数は表紙も含めて25~30ページほどを目安にしてみてください。
また、使用するノートの紙が厚ければ厚いほど、留められる枚数も異なります。ホッチキスの留められる枚数は通常コピー紙の枚数で換算されているので、それ以上の厚みの物は、ページ数を少な目にしましょう。
用意する紙はノートの2倍サイズ
材料の項目でも記載していますが、ノートは紙を半分に折って作るので、用意する紙はノートの2倍のサイズの紙を用意します。 また、表紙を折り返してポケットを作ったり、折り返しのカバーを作ったりする場合には、更に大きいサイズの紙が必要になりますので注意してください。
表紙は厚紙の方が良い
ノートの表紙は、通常のコピー紙でももちろん作ることができます。しかし、コピー紙でノートの表紙を作ってしまうと、ノートとして硬さがなく、鞄などに入れた時に型崩れしてクシャクシャになりやすいです。 このため、ノートを作るときの表紙紙は厚紙をお勧めします。
どうしても厚紙を用意できない、という場合はコピー紙にマスキングテープを重ねて貼ったり、コピー紙を重ねて貼るなどして表紙を補強することで対応することも可能です。
クラフトパンチを綺麗に使うコツ
表紙にクラフトパンチでデコする場合は、製本する前に穴を空けるのが綺麗に使うコツです。これは、製本してからだとパンチで穴を空ける時にノート全体が邪魔をして、穴を空けづらかったり、失敗するとノートがクシャクシャになったりしてしまうからです。
また、表紙全体にラインのクラフトパンチでデコる場合には、出来上がりのノートよりも大きい厚紙を用意し、クラフトパンチで切り抜いてから、表紙のサイズに合わせてカットする必要があります。
先にクラフトパンチで線を切り抜いておかないと、表紙の紙が小さくなるからです。製本してからラインのクラフトパンチを使うと、ノート紙がはみ出した形になってしまうので注意してください。
ただし、ノート紙と表紙を一緒にラインのクラフトパンチで切り抜く場合は、製本した後に切り抜いた方が、穴が揃って綺麗に作ることができます。ノート全体をパンチで抜く場合には、作ったノートサイズよりも少し小さめになることも覚えておきましょう。
マスキングテープデコのコツ
マスキングテープは手でカットすることができますが、きちんとハサミでカットして貼り付けた方が綺麗に見えます。ラフさを出したい時には、逆に手で切るのもテクニックの一つですね。
マスキングテープデコの際、困るのがマスキングテープが皺になってしまうことですが、貼り付ける時に皺にしないためのコツは次の通りです。
マスキングテープのコツ
- ①貼りたい長さよりも少し長めにマスキングテープをカットします。
- ②貼りたいところの少し手前の場所にマスキングテープの端を乗せます。
- ③マスキングテープをピンを張りながら、まっすぐにテープを下してます。
- ④テープの指で押して貼り、余分な部分のテープをカットします。 マスキングテープは失敗しても、何度でも貼り直しができるので失敗したら落ち着いてそーっと剥がして、新しいテープで再チャレンジしてみてください。
刺繍デコをする時の注意・コツ
刺繍デコをしたい時には、できるだけ製本の前に刺繍しましょう。製本した後だと、ノートが邪魔で作業しにくい上、ノートがクシャクシャになってしまう可能性が高いです。 また、表紙を刺繍デコする場合には、できるだけ厚紙を使った方が刺繍がしやすいです。
刺繍のモチーフは、ランニングステッチの図案を参考にすると、可愛いものが作れます。また、刺し子の図案を参考にしてもオシャレですね。刺繍デコをする場合には、裏側に糸が出ることになるので、表紙がボコボコになって厚みが出てしまいます。
糸をあまり太いものにすると、表紙が閉じられず、カパカパしてしまうので、毛糸でデコをする場合にはできるだけ細い毛糸を使うといいでしょう。刺繍糸や毛糸がない場合には、リリヤーンの糸などを使っても可愛いですね。
自分好みのノートをたくさん作ろう!
デコの例は一例なので、思い出の写真を使ったり、お気に入りの雑誌の切り抜きを使うなど、お好みのカスタマイズをしてみてください。表紙の色とサイズをそろえて、同じノートのシリーズをたくさん作るのもお勧めです。
まずは家にある普通のホッチキスで作ってみて、たくさん作りたくなったら改めて専用の中綴じホッチキスを購入して作るのも手です。
また、ノートにプリンターであらかじめノートの罫線を印刷しておいてから作ったり、お気に入りのイラストを印刷しておいて、塗り絵にするのもいいでしょう。アレンジ方法は無限大なので、楽しんでノート作りに挑戦してみてくださいね。
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