上棟式におすすめの差し入れは?家を新築する場合の大工さんへのお礼は?
更新:2019.06.21
上棟式とは家を新築する際に行われる上棟の儀式であり、棟上げなどとも言います。そんな上棟式でおすすめの差し入れや、大工さんへのお礼の祝儀、さらには上棟式をしない場合にはどうすればいいかなどをまとめてみましたので是非参考にしてみてください!
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INDEX
そもそも上棟とは?棟上げとの違いは?
上棟とは家を新築する際に行われる儀式
上棟とは家を新築する際に行われる儀式のようなものです。古くから日本では新築の家を建てる際、「上棟式」という儀式を行ってきました。これは工事が棟上げという工程まで終了した際に行われる儀式です。つまり工事の途中で行う儀式になるんですね。
上棟式にあまり馴染みがないという方も多いかもしれません。最近では上棟式を行わないという人も多いのだそうです。上棟式を行わないだけでなく、工事中の家を一度も見に行くことがない人もたくさんいるのだそうです。共働き家庭が増えて忙しい人が多い事が関係しているのですね。
ただ、上棟式は伝統的なものでもあり、さらには自分の新築の家を毎日汗水流して施工してくれている大工さんへの感謝の気持ちを表すことができる儀式でもありますから、やった方がいいという意見は多いです。上棟式が出来なくとも大工さんへ差し入れなどはした方がいいかもしれませんね。
工事が途中まで進んだ感謝と無事な完成を祈る
そもそも上棟式を何のためにするのか分からないという方も多いかもしれませんね。上棟式には2つの意味があります。1つ目は工事が途中まで進んだことへの感謝です。上棟式は棟上げという工事の途中で行われます。
棟上げは重要な工程ですし、もうじき家が完成に向かっているという段階ですからそこまで滞りなく工事が進んだことに対して大工さん達への感謝を表します。また家を作っている大工さん達と交流を図るという側面も持ち合わせています。自分の家を立ててくれている大工さんへ感謝の気持ちは表したいですよね。
2つ目は家が無事に完成することを祈る意味です。家が完全に完成するまで事故やトラブルが無く進む事を祈る儀式でもあります。棟上げは大工さんにとっては最も重要で、神経を遣う日なのだそうです。今後の工事の成功を神様にお祈りする大事な儀式でもあります。
棟上げは上棟の別名
棟上げとは上棟の別名を指します。棟上げと上棟はどう違うのかと疑問を持たれる方も多いかもしれませんが、棟上げと上棟に大きな違いはありません。上等の別名が棟上げだと考えて頂いて大丈夫です。さらに、上棟には棟上げだけでなく建前、建舞という別名も存在します。
ただ、棟上げとは柱、梁、棟が完成した段階のことを指す意味もあります。これは家の骨組みとなる重要な部分です。家を支える骨組みという最も大切な部分が完成したことを棟上げと言い、そこまで工事が進んだ感謝と完成までの無事を祈る意味があるんですね。また、上棟式には神前様式と仏教様式が存在します。
新築の家が完成したら、次はインテリアや内装をどうしようかと考えるものですよね。以下の記事では最近話題の「インダストリアルインテリア」というインテリアについて実例を29選用いて紹介しています。クールでシンプルなイメージのあるインダストリアルインテリアでおしゃれな家にさせちゃいましょう!
上棟式をしない場合は差し入れは必要?
上棟式をしない場合の差し入れ:差し入れはなくとも見に行った方がいい
上棟式をしない場合の差し入れ、1つ目にご紹介するのは差し入れは無くとも工事の見学には行った方がいいという点です。新築の家を建てる際、忙しくてなかなか工事を見に行くことが出来ないという人は多いかもしれません。実際、最近では自分の家の施工現場を見ることなく終わる人も多いのだそうです。
もちろん上棟式をしないと言う方も多いのだそうですが、大工さん側としては一度は工事現場を見て欲しいという想いがあるのだそうです。棟上げは大工さんにとって最も重要な日であり、家を新築する際に大切な工程でもあります。大工さんとしては、上棟式も差し入れよりもこの棟上げを見て欲しいのだそうです。
工事現場を見学し、自分の家が着々と完成していくことを見ることによって完成した家に愛着が湧きますし、家を新築しているんだという実感を持つ事ができますよね。人生で最も大きな買い物ですから、やはり工事の現場に一度は顔を出した方がいいというのが一般的な考え方です。
上棟式をしない場合の差し入れ:伺う場面によって差し入れを変える
上棟式をしない場合の差し入れ、2つ目にご紹介するのは伺う場面によって差し入れを変えるというポイントについてです。上棟式をしない場合でも、施工中の現場には顔を出すべきだと先ほど申し上げました。その際にはやはり大工さん達に差し入れを持って行くのがマナーですよね。
大工さん達に差し入れをする場合は、あなたが工事現場に伺う時間帯や場面によって差し入れのものを変えるべきです。棟上げ作業中に渡す差し入れとしてベストなのは飲み物や軽食、お菓子などです。肉体労働の大工さん達は喉も渇きますしお腹もすきます。作業中でも飲めるペットボトル飲料や軽くつまめるものがいいでしょう。
昼食の時間帯に差し入れする場合はお弁当などが良いです。もちろん自分でお弁当を持ってきているという大工さんもいますから、おにぎりセットなど少し軽めのお弁当がいいかもしれませんね。また、昼食時でも飲み物の差し入れはベストです。夏場に伺う時は飲み物をキンキンに冷やしてあげると喜ばれますよ。
上棟式をしない場合の差し入れ:棟上げが終わった時はお礼の祝儀を
上棟式をしない場合の差し入れ、3つ目にご紹介するのは棟上げが終わった時に渡すお礼の祝儀についてです。祝儀をしないという人も多いかもしれませんがだいたい半数の方はお礼の祝儀を大工さんに渡す傾向にあるのだそうです。地域などによって違いはありますが祝儀の相場もあります。
大体は、棟梁に1万円~2万円。現場監督に1万円。他の大工さん達に5000円というのが相場です。結構な金額になりますよね。家を新築するだけでかなりの金額がかかるのにプラスしてこのお礼の御祝儀は痛いかもしれません。あまり無理せず出来る範囲で行うようにしましょう。
祝儀というと思い浮かぶのが結婚式ですよね。一番身近なご祝儀を渡す場面かと思います。以下の記事では結婚式や葬儀の御祝儀やご香典を渡す際に使われるふくさのマナーについてまとめてあります。大人として覚えておきたいマナーですからしっかりマスターするようにしましょう。
上棟式におすすめの差し入れは?
上棟式におすすめの差し入れ①軽食
上棟式におすすめの差し入れ、1つ目にご紹介するのは軽食です。上棟式を行う場合、もちろん大工さん達への差し入れは行った方がいいと言われています。その場合、休憩中などにつまむことのできる軽食は歓迎されるでしょう。手軽に食べられるおにぎりやサンドイッチなどがいいかもしれません。
また、お菓子なども休憩中に食べられますから軽食としていいかもしれません。手作りのものを差し入れしてもいいかもしれませんが、他人が作ったものを食べられないという人も多いですから市販のものを用意した方が無難かもしれませんね。
上棟式におすすめの差し入れ②飲み物
上棟式におすすめの差し入れ、2つ目にご紹介するのは飲み物です。普通に見学する場合にはペットボトルのお茶などで十分ですが、上棟式を行う場合には飲み物にも少し注意が必要です。もちろんお茶などペットボトル飲料を差し入れしてもいいのですが、上棟式の日は大工さんもお祝いムードになります。
ですからビールを差し入れに持っていったり、ビール代として別で1万円程お金を包んでもいいかもしれません。普通に施工中の現場を見学するだけでしたらあまり気を遣わなくてもいいですが、上棟式は儀式ですから、行う場合には儀式用に飲み物やお酒、お菓子などをご祝儀の他に準備しましょう。
上棟式におすすめの差し入れ③お弁当
上棟式におすすめの差し入れ、3つ目にご紹介するのはお弁当です。これは後ほど記述しますが、お弁当を渡す場合には工務店やハウスメーカーと打合せが重要です。なぜなら上棟式の日に工務店やハウスメーカーがお弁当を発注している場合もありますし、大工さん達が自分で用意している場合もあるからです。
事前に打合せをしておいてお弁当を用意する場合は、業者やお弁当屋さんに注文しましょう。手作りは遠慮されたり、他人のものを食べられないという人がいますから避けた方が無難です。様々な種類のお弁当を用意してもいいですし、皆さん同じお弁当を用意しても構いません。
今回は「上棟式」という家を新築する際に、棟上げの段階で行われる儀式についてまとめていますから、差し入れの内容も上棟式での差し入れにおすすめのものをご紹介しました。以下の記事では上棟式だけに限らず、大工さん達への差し入れとしておすすめなものをまとめてありますから合わせて読んでみると良いかもしれません。
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差し入れを渡す際のマナーは?
上棟(棟上げ)での差し入れのマナー:工務店などに事前確認を
上棟(棟上げ)での差し入れのマナー、1つ目にご紹介するのは工務店などでの事前確認です。上棟式で差し入れをする場合、マナーとして重要なのが工務店やハウスメーカーとの事前確認です。先ほどご紹介したようにお弁当などの差し入れはブッキングしないように事前相談が必要です。
しかしそれだけでなく、上棟式を行うとなった場合は当日の差し入れをどうするべきか工務店やハウスメーカーに相談した方がいいです。遠慮されて「お茶だけで結構です」などと言われる可能性もありますからその場合にはもう少し突っ込んで質問した方がいいかもしれませんね。また、御祝儀に関しても同じです。
お礼の御祝儀はいくら包んだ方がいいのか、いつ渡すべきなのかなどは工務店やハウスメーカーに確認した方がいいです。ご祝儀の類を一切断っている会社もありますからそれは事前に確認する方がいいです。また、同じ地域や同じ工務店で家を新築した知り合いがいるならその人に聞くのも一つの手ですよね。
上棟(棟上げ)での差し入れのマナー:時間に気を遣って
上棟(棟上げ)での差し入れのマナー、2つ目にご紹介するのは時間に気を遣うという点です。上棟式を行う時間によって差し入れの種類を考えた方がいいと思われます。例えば昼食の時間帯ならばお弁当や軽食など。お昼時間を逃しているならばお茶やお菓子など時間に気を遣う必要があります。
また、お酒などを現物で差し入れするには上棟式の時間が大工さんの施工終了時間に近い方がいいです。施工途中にお酒の差し入れをしてもすぐに飲む事ができないですよね。その場合にはお酒の現物を渡すのではなくビール代として別でお金を1万円ほど包んだり、ビール券を用意するといいです。
もちろんその際にもご祝儀として礼儀に則った包み方をするべきです。また、御祝儀は上棟式の当日に渡すのが普通です。ですからかならず上棟式当日の作業後にお礼の御祝儀をお渡しできるように準備しておきましょう。またその際現場監督さんに一括してお渡しするのがスムーズでおすすめです。
上棟(棟上げ)での差し入れのマナー:あまり気を遣わせないように
上棟(棟上げ)での差し入れのマナー、3つ目にご紹介するのはあまり気を遣わせないようにという点です。上棟式は施工主と大工さんの交流を図る大事な日です。もちろん施工主は差し入れやご祝儀を準備したりなど大変かと思いますが、差し入れの内容などは大工さん達に気を遣わせないようにする必要があります。
あまり過度に差し入れをしたり、御祝儀の金額を相場よりも多くしてしまうのは大工さん達に恐縮させてしまいますから、相場で行うのが無難でしょう。また地域によっては金額や差し入れの内容が違ったり伝統があったりしますから慣れない土地で上棟式をする場合は事前に様々なリサーチをしておくようにしましょう。
家を新築するだけでなくリフォームする人も多いかと思います。以下の記事では洗面台のリフォームについてまとめてあります。リフォームする際のデメリットや気になるお金のことまでまとめられていますから、リフォームしたいとお考えの方は是非チェックしてみてくださいね。
上棟式で無事な家の完成を祈りましょう
いかがでしたか?上棟式にあまり馴染みが無い方も多いかもしれませんが、上棟式は作業してくださる大工さんへの感謝と、今後の工事の無事な完成を祈る儀式です。上棟式を行い、新築の家が無事に完成するように祈りましょう!
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